酸素を使えば登れる

自身2度目の挑戦となる2010年のエベレストを終えた後、「無酸素」にこだわる理由をツイッターで問われた栗城は、酸素さえ使えば登れるといった趣旨のツイートをした。

酸素を使えば登る*1とわかっているからです。登頂という結果は得やすいですが、もう冒険ではなく、自分の枠や壁を越えることもできないし、成長も少ないからです。なによりもワクワクしないからです。RT @MUNE1004 隊長が「無酸素」に強くこだわるのはなぜですか?酸素ボンベを使って「単独登頂」するだけでもとても立派なことだと思いますが
2010年10月17日の本人のTwitterより(ソース: http://www.twitlonger.com/show/6h470f

一般的なエベレスト登頂において酸素ボンベを使い始めるのはサウスコル(標高約7,900m)からとされている*2。今回栗城は標高約7700m地点で撤退。酸素を使う高度まで至っていないのである。

なお、栗城は1度目のエベレスト挑戦で辛うじてサウスコルとほぼ同じ高度まで到達しているが、以降、2018年の挑戦で亡くなるまでそれを超えることができなかった。

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最終更新:2022年10月08日 12:09

*1 原文ママ

*2 シェルパの潤沢なサポートを受けられる公募隊登山では、シェルパが十分な量の酸素ボンベを荷揚げしてくれることもあり、それより低い標高から酸素ボンベを使う場合もある。