ダウラギリ
標高(ブログより) BC:4700m C1:5800m C2:6700m C3:7238m
闇夜の中、C3からC2にフィックスロープを頼りに下山するが途中で滑落する。
自己申告では100m滑落してタルチョに引っかかって止まる。
そこでシェルパが都合よく現れ、救助(?)される。
副隊長の児玉氏のレポート
もう日没時間だが、栗城くんはまだ7600m付近にいるという。
力を使いきり、フラフラの状態で暗闇の中を下山するということが、
どういうことを意味するのか。不安が不安を呼ぶ。
「神様・・・」
C3に到着してから、栗城くんからC2に下山すると報告があった。
なんで?
良く聞くと、軽量化のためC3にはシュラフもガスも上げていなかったという。
これからのことを考えると、確かに温かい飲み物と食べ物を採り、
温かいシュラフで休むことが必要不可欠だ。
でも大丈夫かよ? もう限界はとっくに超えているはずだ。
それから待つこと2時間。時刻は23時を回ったところだった。
シェルパから緊迫した声で無線が入った。
「栗城が滑落した」
僕は多分青ざめていたと思う。BCは完全に凍りついた。
「・・・でも大丈夫。途中で運良くタルチョ(お祈りの旗)に引っかかって、停まった!」
良かった。本当に良かった。
なんて運がいい男なんだろうか。神様がこの男をまだ死なすわけにいかないと手を差し伸べているような。
そう思えてならなかった
栗城ブログ
真っ暗のルートの中にヘッドランプ明かりだけで
氷の傾斜に一本の細いロープを探していく。
この細いロープが下山を見失わないための生きる道だ。
キャンプ2までそう遠くはないと思い、
もう足ではなくストックが足代わりになろうとした瞬間。
アイゼンが滑り、転がるように前に倒れた。
早く起きなくてはと思い、両手で体を起こそうとすると
手が滑って起きられない。
気が付くと自分の体が、この暗闇の中、
徐々にスピードを上げて落ちていくのがわかった。
どちらが上でどちらが下なのかわからなくなっていた。
ただ、ヘッドランプで回りを見渡すと黄色や赤の
小さなが旗が体に巻きついているのが分かった。
僕は生きている。
しばらくたった後にだれかが僕を呼んでいた。
栗城隊シェルパのギャルツンだった。
彼は標高5800mのキャンプ1にいる
山岳カメラマンのサポートのはずが、
上に上がってきていたのだ。
それはベースキャンプが栗城の目が見えなくなったことを気遣い
シェルパを上に向かわせていたのだ。
249 名前:底名無し沼さん[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 18:19:36.25
こんなので止まる滑落って、単によろめいただけじゃないのかw?
斜度もほとんどないように見えるし
251 名前:底名無し沼さん[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 18:38:34.36
シリセードに良さげな斜度やね。滑るの楽しそう
256 名前:底名無し沼さん[sage] 投稿日:2011/06/18(土) 19:13:33.17
タルチョの後ろに見えるのはダウラの南東稜かな
それよりも低い高度だね
踏み跡見る限りでは雪も柔らかそうだから、100m滑落するにはソリがいりそう
277 名前:底名無し沼さん[] 投稿日:2011/06/18(土) 22:45:34.30
アックスで止まらないのにタルチョで止まったってか?www
20度くらいの傾斜ならまだしも、100m滑落したらちと危ない
そんなこといってると、玄人には相手にされないわな
ところが、この話が後では400mに増幅する
秀岳荘のネットショップ店長のブログで栗城本人から聞いたという話では
なんと栗城さんはダウラギリで命を落としかけたそうです!!!
下山途中、足を滑らせ400メートルほど滑落をしたのですがなんと別チームが張っていた
ロープの柵1メートルほどのものにひっかかり止まったそうです。
それが無かったら果てしなく滑落したそうです。
と、滑落した距離、止まったのもタルチョから他隊の残置ロープと変わっている。
最終更新:2012年03月04日 20:44