「私はいよいよ、かの偉大なギルドの方々に接触をしてこようと思いますの。」
アグレシエル
イラスト |
メインデータ |
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名前 |
アグレシエル |
種族 |
不明 エネミーとしては天使種 |
分類 |
可能性の海 |
異名 |
闘技場の賞金稼ぎ |
役職 |
傭兵騎士団の長 |
住居 |
混沌獣の脅威の少ない世界 帝国の宿屋 |
サブデータ |
年齢 |
? |
性別 |
女 |
趣味 |
? |
創造主 |
九曜? プレイヤー? |
登場 |
オバマス |
声優 |
五十嵐裕美 |
概要
アグレシエルとは、ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』に憧れを抱く傭兵騎士団の長である。
可能性の海に由来する出自をしている。
傭兵騎士団として、罅の向こう側にある混沌獣の脅威の少ない世界を拠点に、
可能性の海(彼女達の言葉では
胎内回廊)を庭代わりとして世界のあちこちを冒険した経験を持つ。ある世界ではワーカーを、ある世界では別の身分をと、罅を通じて平行世界を渡って活動している様子。
この世界では帝国の闘技場にて路銀を稼ぐ闘士として活動中。新人闘士ながらアダマンタイト級冒険者「銀糸鳥」との親善試合をこなした。曰く腹を空かせた様子でオスクを訪ねてきた彼女達を見た首狩り兎が「やばそう」と断言しなかったのが珍しく、興味から闘士に採用されたらしい。
ギルド『アインズ・ウール・ゴウン』は読み諳んじてきた文献に記載された「創造主が敬愛するギルド」として、憧憬を長年抱き続けていたとのこと。魔導国側に正体を明かしたのは哀しい邂逅を避けたいという思いからだと語っている。なお、判断材料は
罅の中で活動していた
主人公達を見て『伝説の異形種ギルドの方々かも知れない』と思っただけの確証のない直感だそうで、ギルドに言及する直前で『万が一外れていたらとても悲しいな』などと思ったらしく、少し話までに間があった。
目的
魔導国と接触した目的は、自らの世界に迫る困難を回避するため。人間を傀儡化し繁栄へ導く手法について、魔導国の助力や助言を得るために自分たちの世界へ来て欲しいとのことだった。
彼女らの世界には「
混沌獣」という共通の敵が少ないため人間同士の争いが絶えない。そのため、戦争が引き金となり「
可能性の海」由来の
大災害が発生し、最終的に世界が自滅へと向かう危険性がある。この悲劇を回避するため、魔導国の知恵と技術を求めたとも語っている。
また、衝動的にも思える今回の接触理由の一つとしては、
混沌適応装備という希少な発明品を知り、いずれ魔導国が自分たちの世界へ侵攻する可能性を危惧したのではとも考えられていて、暗躍する
エンヘラの脅威が消えた事で「一方的な旧知である可能性の」我々と友好関係を早急に結びたかったのだろうと、魔導国側は推測している様子。
性格
歯に衣を着せない性分。交渉事には慣れた様子なのも合間って、表裏がなさそうであるが返って怪しい。
魔導国との会合時には妹である
ビリオフィアからも「かなり胡散臭い」と言われていた。本人は対話を重んじ、笑顔を第一にと心がけているようだが、笑顔の怖さから見た目でも誤解されやすい様子。
諜報活動として目立つべきではないとする
ビリオフィアとは反対に、大勢と積極的に対話し、情報を得る機会を多く持つべきだという考えを持つ。実際、魔導国側との交渉で証拠を用意するなど、他者との「対話」に相応の場数を踏んでいそうな事が伺える。「精神作用を無効化する相手であっても精神支配をかける事ができる世界級アイテム」の存在を明かされても、対話を楽しみたいからそんなアイテムは欲しくない。とまで話していて「情報の重要さを知っているからこそ、信頼できる相手とは共有して協力し合おうと思いやってきている」という話そのままに受け取れば正道を好むのだろう。
魔導国による罅内部で救助活動についても、見て見ぬふりをするのも忍びなく、救助活動に加わろうかと思ったらしいのだが、
ビリオフィアから
エンヘラの仲間と勘違いされる可能性もあるなどの理由で止められていた。
戦略、戦術上有益な事だとしても、被災地の様子を物見遊山で見てまわるのは趣味が悪い。沢山の世界を旅してると感覚が麻痺して、どんな非道も陰惨な状況もただの現象の一つに思えてしまう。「駄目だったか」「失敗だね」「じゃあ次へ行こう」とそんな反吐の出る傍観者のようにはなりたくない。そう
ビリオフィアと共に語り、人々を護る騎士である私を望まれた筈だから、たとえ
罅の中で生まれた身だとしてもその意志は全うしたいと、非常にカルマの高そうな善性を感じられる台詞を語っている。
創造主
黒い表紙の本を遺したアグレシエル達の創造主。アインズ・ウール・ゴウンを『俺らと同じ異形種のみのギルド』と言っている。アグレシエルの甲冑をデザインした者を「エラの創造主様」と称していて、複数いると思われる。
しかし、自覚としてはユグドラシルプレイヤーによって創造される「はず」だった存在であり、ユグドラシルでは叶わず、
罅の力で生まれたルール外の、文字通り異形の者である自分達を対する皮肉を込めての愛称が「お母様」だとしている。よって「
九曜」を「創造主」だと言うのが語弊があると否定した。
謎
アルベドによると直接生えているようで、飾りではなさそう。
エネミーとしての分類は天使種であることから人ではないのかもしれない。
『人間至上を謳う法国の人間はどこへいっても相容れない存在でしてよ?』とのことで、
エンヘラについても、一応は同胞でありながら
主人公とは異なり、気分を害するだけだから滅してくれて清々しているとまで話している。
ニグンとは何があったのか憎悪を向けていて、ゲスい、キモいとも称している。法国から「天使を真似た悪魔」とか呼ばれたり、前の世界では法国相手にやんちゃをして酷い目にあった事もあった様子。
他の世界でも帝国を中心に活動していたようだが、カルネ村と関りがあるらしい。モモンガたちの世界の廃墟となったカルネ村を見た際は、双方昏い相貌を浮かべてショックを受けた様子だった。
混沌獣について『そう呼んでらしたのね』ということは別の呼び方があるのだろうか
この世界に傭兵騎士団が存在しないことに驚いていたようだが、そもそも彼女が長を務める「傭兵騎士団」とは。ある世界で「正規の騎士団の下部組織として傭兵騎士団を率いた」と語っているあたり、彼女の世界には帝国騎士の下部組織があったのだろうか。
アグレシエルには
ビリオフィア以外にも姉妹がいる。その一人が言うには「私たちは少なくとも、自覚だけは姉妹」とのこと。曰く「まだまだ皆やんちゃで協調性がない」。「生まれた世界はそれぞれ違った」とのこと。
2024年10月01日「オバマス ディレクターレター vol.23」(
リンク)によると第二部の
キービジュアルの内容については、第二部の展開につながるヒントが散りばめられているらしい。
強さ
第二部・プロローグ『彼方よりの巡礼者』で
ビリオフィアと共に、アダマンタイト級冒険者「銀糸鳥」のフレイヴァルツ、ファン両名と戦闘。お互いに本気ではなかったが、銀糸鳥側に負けるつもりはなかったにも関わらず「気迫を漲らせた独特の戦闘スタイル」で二人を相手に優勢を演じた。
首狩り兎からの評価は「やばそう」だが、後に
シズニィと
レギィを、もしかしたらアグレシエル以上だとして評価している。
どの程度かは分からないが、見た目の若さからは信じられないくらい相当戦い慣れしてると評している。
アルベドによると、戦闘時には脚の甲冑を殴打武器のように使っていたらしい。
エネミーとしては通常攻撃、スキル共に蹴りを入れてくる。スキルはバフ技の《騎士の気勢/ナイトスピリット》と、攻撃スキルの《騎士の一撃/ナイトスラッシュ》。
能力
九曜を所以とする神域の権能。「気配」による同類の知覚が可能であることから、使用できると思われている。
帝国で潜伏していた影の悪魔(シャドウデーモン)に気付いて話しかけてきたらしい。
アイテム
願いを叶える鉱物、食滓(レムナント)で創造された甲冑。アグレシエルの妹が「黒い表紙の本」に記載されたデザインの元となる図版をもとに創造した。『この甲冑は、今の私にとっては足そのもの』らしい。とはいえ
ビリオフィアの爪とは異なり脱げる模様。戦闘時には殴打武器のように使っている。レバーを握って親指の位置にあるボタンを押せば足首のロックが外れ、爪先が開きつつ勢いよく飛び出し、踵と併せて三本爪の鳥の足のような状態になる。ボタンを押しながら手首を捻る事で握ったり開いたりするアームモードとしての用途で使用できる。ボタンを押さなければ足首の回転と連動する。閉じる・開く操作をリミッター以上に操作するとドリルモードやカッターモードとして運用可能。念じて操作はできないが、正しい操作でコントロールできるものが性にあっているとのこと。
ユグドラシルを識る存在であるという証拠として、彼女たちが魔導国に渡した金貨。ゲーム内イラストでは、女性の横顔が彫られた「ヴァルキュリアの失墜」以降の新硬貨が使われている。
その他
『きしし』という笑い方と『ですわ』口調は過去に
召喚現象で召喚された、「デート・ア・ライブ」の時崎狂三と非常に似ている。
死神、
眼三など彼女のデータを使った「
可能性の海」由来の存在は多い。一見関連がありそうにも見えるが、メタ的にも流石にないだろう。
関連項目
自由コメント欄
最終更新:2025年05月24日 12:59