「実に見事な実力をお持ちです。とても……人間とは思えない程に。」
エンヘラ・リード・ガビー
イラスト |
メインデータ |
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名前 |
エンヘラ・リード・ガビー |
種族 |
人間種 |
分類 |
現地人(可能性の海) |
異名 |
最高神官長補佐役 |
役職 |
最高神官長補佐役 |
住居 |
スレイン法国 |
サブデータ |
性別 |
男 |
所属 |
スレイン法国 |
登場 |
オバマス |
声優 |
坂泰斗 |
概要
エンヘラ・リード・ガビーとは、第二回三国会談でスレイン法国代表の一人として現れた最高神官長補佐役で、スレイン法国に四人いる神人の内の一人である。
常に微笑を絶やさず、穏やかだが、どこか底を見通せない隙のなさを保つ態度や言動をしていて、年功序列を敷く法国において、若くして最高神官長補佐役を務め、高い統率力を持っている。
フールーダの「魔力系魔法詠唱者の魔法力を探知する生まれながらの異能」では何も見えないとのこと。そもそも魔力系ではないか、何かで隠蔽していたかは不明。
役割
エ・ランテルで活動する法国駐在部隊への命令権の他、神官長に代わりに漆黒聖典を含む法国部隊の統率を任されている。
ニグンが行方不明になって以降は変わりに工・ランテル駐留部隊長となった。
統率力は高く本国の神官長からも、精鋭を効率的に運用する巧みな手腕を求められる作戦であっても「エンヘラならば問題はない」と信頼を寄せられていた。事実、上述の作戦では漆黒聖典隊員から的確な作戦方針を褒められ、ジルクニフの作戦を裏から支援して貸しを作らせている。
第十五章でも少ない情報から直ぐに危険を察知し、異変に混乱するエ・ランテルを他所に法国部隊の即時撤退に踏み切っている。
【最高神官長補佐役】エンヘラのマイページボイスでは何を見たのか、ナザリックのものを見て法国に伝わる秘宝に近いか、それ以上のものかと考察している。法国の秘宝についての知識も所持しているようだ。
同じ神人であるためか
番外席次のお目付け役を任されているようで、番外席次が失踪した時はエ・ランテルまで連れ戻しに来ていた。
強さ
神人の例に違わず強い。
作中では
フールーダの《三重攻性魔術》を片手で止め、魔導国の研究所に単独捜査を試み、会敵した
ソーイと戦闘を行う姿勢を見せている。
このことから逸脱者の第六位階を容易く受け止める力を持ち、
ソーイを打倒できる自信があった事が伺える。
罅の内側で遭遇した際は
主人公を「
ヤルダバオト?を退けた程の力がある」と認識しながらも自分から戦いを始めた。事実、この戦闘を経て
ソーイは戦闘メイドでは勝算の薄い脅威であると報告してる。
モモンガ?としては自身や階層守護者以上である危険性にも留意しておくべきだと警戒しているようだ。
また「
九曜」を所以とする「
神権」による能力向上が可能。
第十八章では
セバス?と交戦。
セバス?側は真の姿こそ見せていないが、
シャルティア?や
コキュートス?程ではないとはいえ、かなりの力を取り戻している状態。動きは
ゾフィが目で追えぬ速度ほどだったが、エンへラの放つ「法国の切り札たる御仁の肉体だろうと砕き得る威力の力」を十数発は直撃しても倒れぬ粘りを見せるも『簡単に』『あしらう』という表現が使われるほどの力で
セバス?を圧倒した。その力は
主人公たちに「至高の御方にすら届き得る程の力」と言わしめるほど。
全力時のエンへラを分析したモモンガは「完全耐性のある属性もないが、その代わりどの属性にも満遍なくある程度の耐性を持っていて、体力も魔力も膨大。
九曜の世界喰いには遠く及ばないが、それでも十分に厄介なレイドボス級」との評価を下している。
性格
人間は人間の手によって守られるべきと、法国人らしい価値観を持つ。一方でズーラーノーンを援助して新種のアンデッドの簒奪を企み「六大神に誓って」した約束を容易く反故し、そんな言葉は何の保証にもなりはしないと嘯く、六大神を厚く信仰する法国人らしからぬ言動も目立つ。
実際「かくあれ」と望まれるまま法国の人間として神官長らと目的を一にしているだけで、彼の信仰する偉大なる本物の神は「
九曜」と呼ぶ存在らしく、六大神を『せいぜいが八欲王や十三英雄の一部と同等程度の輩』と見下した発言をしている。また自身が「
九曜」によって創造されたのだと語っている(厳密にはやや不正確な表現らしいが)
主人公を同じ神によって創造された同胞と呼び、更には
盟友となって欲しいと迫る彼の真意は『穏やかだが、どこか底を見通せない隙のなさを保つ態度や言動』に包まれている。
真意
罅をきっかけに「発生」した彼は、スレイン法国で生まれ育ち、最高神官長補佐役という役職に就くまでの具体的な記憶があった。
そんな中、ふと罅の奥に見えた何かにつられるように罅の中に入ってしまい、自分が何者か自覚した彼は六大神すら凌駕する、人類を導き救うであろう真なる神「
九曜」により創造された神の御使いであるという歓喜と、そして孤独を経験する。
なまじ二十数年間、法国で生まれ育ち法国の人々と手を取り合い、切磋琢磨し、神人として人類救済のため邁進してきた記憶を持っていたせいか、もはや法国の人々には憐れみや慈悲の心こそ抱けても、同胞としての絆や仲間意識を持つ事は不可能。そう自重する中で偶然見つけた「真の同胞」が
主人公だった。
エンへラの目的は二つ。
一つ目が「神にかくあれと生みだされた、我が在り方を全うすること」スレイン法国最高神官長補佐役として法国と共に人類を導き、救済することであり、
十八章で大規模な罅の瘴気を発生させたのは、汚染とその解除による人類の進化を目的とした行動。
二つ目が「孤独を埋めること」
主人公に脅してまで
盟友になりたいと誘った理由は言葉通りの意味。彼が
主人公に多くの情報を開示したり、
神権を使わせようと迫ったのも、自分と同じ孤独を与えると同時に
モモンガ?に
主人公を切り捨てさせることで忠誠心を削り、
九曜への信仰に目覚めるためであった。
最終的に同胞と呼んでいた
主人公は九曜への信仰に目覚めず、「六大神という見知らぬ神への、救いという対価を求めた信仰であり、より偉大な存在に信仰をすげ替えねば自尊心を保てず孤独に耐えられなかった」と切り捨てられ、更には孤独を共有できる同胞と思っていた相手に「図に乗るなよ
下等生物風情」が貶されて死亡。身体を混沌石のように変えて砕け散らした。
能力
可能性の海から産まれた一部の者が使用できる「
九曜」を所以とする神域の権能。
主人公が持つものと同種だが、レベルの違いか出力ではエンへラが勝っている。罅に関する能力が多い。詳細は
神権を参照。
その他
未編集
他の
マイページ会話と同様に
主人公とエンヘラの交流が描写される。『そうはならなかった』という話なのかもしれない。
キャラクター
関連項目
自由コメント欄
最終更新:2025年05月24日 02:51