けいおん!澪×律スレ @ ウィキ内検索 / 「ずっといっしょに…」で検索した結果

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  • ずっといっしょに…
    久々に澪がウチにお泊まりした翌朝。 いつもより早く私は目が覚めた。 「うぅ~…今何時だぁ?」 カーテンの外はまだ薄暗くて。 時計を見るとまだ5時を過ぎたばかり。 「う~ん…まだこんな時間かぁ…」 軽く伸びをして、寝ぼけた頭を少し働かせる。 今日は休みでやることは特に無くて。 オマケに家族は旅行に行ってて誰もいなくて。 つまりは予定も何も決まってない真っ白な一日。 「折角だからもう一寝入りしようかな…」 そんな事を思いながら。 隣で寝てる澪に目をやる。 …うん? 無防備な顔して、さぞかし気持ち良さそうに寝てるのかと思ってたけど。 その顔はどこか不安気で。 何だか小さな子供みたいな表情だ。 あらら…澪ってば、そんな顔しちゃって。 一体、どんな夢を見てるんだろ? そんな事を考えてると、パジャマの裾...
  • 澪×律 別荘地 37
    ...まったのだが、 ずっといっしょに… 久々に澪がウチにお泊まりした翌朝。 カレーのちラヴァーズ 「ただいま!」 トップページ
  • SS149
    ○月△日 木よう日 はれ はずかしながら、かぞえていました。 さくぶんがよめなくてこうえんでないていた私に、話しかけてくれたりっちゃん。 そのひづけをおぼえていました。ちょうどきょねんの今日、日記にもかきました。 今日はその日から、一年でした。 だから私はりっちゃんにきいてみました。 「今日は何の日か覚えてる?」って。 するとりっちゃんは―― ■ 「ねえりっちゃん」 「なあに澪ちゃん!」 あの日と同じだった。あの日のような夕焼け。 私はブランコに腰かけていて、何を思うことなく小さく揺らす。 りっちゃんはというと、私の目線の先。サッカーボールでリフティングをしていた。 器用に爪先でボールを蹴り上げ、着々と回数を伸ばしていくりっちゃん。 長めの横髪を震わせながら、テンポよくそれを繰り返す。 私は...
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    ... ずっといっしょに… カレーのちラヴァーズ 澪×律 別荘地 38 SS248 SS249 澪×律 別荘地 39 雨の川 短編集1 短編1 短編2 短編3 ...
  • 二人はいっしょ
    律「唯と梓イチャイチャできていいなぁ~」 唯「い、いやー///」 梓「イチャイチャって、そんな///」 律「でも唯、澪とイチャイチャはどういう事かなー?」ドドドド 唯「うっ!?」 梓「・・・唯せんぱーい…」ゴゴゴゴ 紬(修羅場興奮するわ) 帰り道 律「いやーあのあと唯、大変だったなーw」 澪「オマエのせいだろ!!」ゴチン 律「いてー!!・・・まぁでも、梓が放課後デートに唯誘ってたし、大丈夫だろ。」 澪「ただの痴話喧嘩だしな。」 律「なぁ、澪は唯と一緒に写真ってドキドキした?」 澪「うぇ!?な、なにいって・・・」 律「どうなの?」 澪「・・・律?」 律「わたし嫌なやつだね。唯に嫉妬してる…」 澪「・・・そりゃあんな格好で写るんだから緊張はするけど、・・・律が思って...
  • メリクリ
    今日は、クリスマス・イヴ。 街は浮かれ気分で、正にクリスマス一色。 我が放課後ティータイムも例外無く、クリスマス一色。 私がいつもの調子で 「よーし!今日はクリスマスの前夜祭だー!」 と声を上げると 「ケーキだね!りっちゃん!!」 唯がふんす!と立ち上がり 「クリスマスケーキ、手配しておいたの~♪」 と、ムギがいつものニコニコ顔で大きめのケーキを持ち出してきた。 「急に呼び出されたと思ったら、こういうコトだったんですか…」 受験真っ只中の梓が、相変わらずの呆れ顔を浮かべ 「まぁ…折角だから。息抜きだと思って、な?」 澪がなだめた。 唯の実家を会場に「クリスマスの前夜祭」は、なんだかんだで盛り上がった。 憂ちゃんにも手伝ってもらった…っていうか、唯が前夜祭の事を伝えた途端はりきったらしく。 料理はそれはそれは豪勢なモノだった。 ちゃっかり話を聞きつけたさわち...
  • シャボン
    大学生活もだいぶ慣れてきた。 慣れない新生活に最初はスケジュールを組むのも一苦労だったが、やっと休日を取れるくらいまでになった。 私と澪は、終日オフの日。一緒に、ふたりきりで、過ごしていた。 天気は、雨だった。 「雨…だね」 「あぁ…」 私は返事をして、ソファに深く沈んだ。 「折角の、休みなのにな…」 澪は残念そうに呟いた。 「澪」 「ん?」 ちゅっ 私は振り向いた澪にキスをした。 「なんだよ…」 「キス」 澪は頬を赤くした。 「…律」 「何?」 「おなか、空かないか?」 「…うん」 そういえば、中途半端に昼前に起きて。 何も食べないまま、午後になっていた。 「パスタでも、作ろっか?」 「うん」 澪の言葉に私が頷くと、澪はキッチンへ消えて行った。 そう...
  • 短編141
    投稿日:2010/09/25(土) 00 47 51 りつのかんさつにっき 2ねん1くみ あきやまみお 8がつ1にち はれ じゆうけんきゅうのために、となりのクラスのりつをかんさつすることにしました。 りつはしゅくだいもせずにあそんでばっかりいます。 8がつ2にち はれ りつをプールにつれていきました。 おどろくほどきふくのないからだで、およぐのにてきしているなぁと思いました。 8がつ7にち くもり りつがあさあそびにきて、いっしょにゲームをしました。 わたしはゲームがにがてだけど、りつはわたしが4かいに1かいはかてるようてかげんをしてくれました。 「ぐうぜんだ、ぐうぜん!つぎはまけないぞ」と言うけれど、わたしにはわかっています。 いがいとかのじょはやさしいのです。 8がつ21にち たいふう りつがわたしのおうちにあそびにきているとき、たいふうがきました...
  • 短編189
    勉強教えてくれって泣きついてきておいて結局これか 受験勉強でどうしてもわからないとこがあるからと律が泣きついてきたので 渋々教えてやることにした。 現在23時30分。その張本人は私のベッドで熟睡中。これっておかしいよな? 「こら起きろバカ律」 律の肩をゆすって起こそうと試みる。 「んみゅ…みおー?」 「みおーじゃない。起きてもう少し勉強しろ」 「んーみおすきー」 「なっ何言ってるんだ!寝ぼけてるのか?」 聞くまでもないな。ようやく上体を起こしたもののまだ半開きの目をこする 律の姿を見たら誰もが寝ぼけてると思うだろう。誰にも見せる気はないけど。 「えへへーみおーぎゅー」 「ちょ!こら!律!」 律が私に思いっきり抱きついてくる。いつになく甘えん坊だな。 「もーしょうがないな」 抱き返して背中をさすってやるととっても気持ちよさそうにする律。 「みおだいすき」 ...
  • 一切合財
    夏が、終わる。 夏休みが、終わる。 大学生活三回目の夏休み。 ‥まぁ、大学生ともなると夏休み、なんて気分でも無いんだけど。 HTTのライヴ活動は相変わらず活発で、楽しい。 就職活動…は、どうなることやら。 律と付き合ってから、何年が過ぎただろう。 高校の時に、告られて。 恋人同士にはなったけど、幼馴染みだし、親友だし。 肩書きが増えて、くっついてる時間が増えたって位で。 友情が愛情に変わったって位で。 一緒に居る事は、何も変わらなかった。 付き合い始めは 「二十歳過ぎたら、それなりに稼いで、庭付きの一軒家でも住もっか?」 とか 「海が見える高台にでも建てたいねー」 とか、夢見てたけど。今現在、大学生活満喫中。 一軒家とかは、まだ遠い話‥かも。 夏休みに入る前、私と律は相談していた。 「最後の一週間は、二人っきりで過ごそう」って。...
  • 短編148
    投稿日:2010/10/07(木) 16 17 37 りつ「みおちゃん今日とまっていきなよー」 みお「いいの?」 りつ「うん!」 みお「じゃあ一回おうちに帰ってくるね」 りつ「ぜんそくりょく!だよ!」 みお「うん!…えへへ」 ――――― [夜] みお「うぅ…ぐすっ…ママぁ…」 りつ「…ん…んぅ?」 みお「さびしいよぉ…ぐすっ…」 りつ「………」モゾモゾ りつ「とりゃ!」ギュッ みお「ふぇ!?り、りっちゃん…ぐすっ」 りつ「みおちゃんいっしょにお話しよー?みんなにはひみつのお話とかさー」 みお「りっちゃん…うん。ぐすっ…えへへ…」 りつ「じゃあなに話そっかー」 みお「んーとね…」 ―――――――――― ―――――― ――― ― グスッ…ヒック… 律「ん…んぅ…」 ――夢、か...
  • ミルキー・ミルキー・ウェイ
    低気圧が、天の川を隠して 真っ青な空と湿気を残して過ぎ去って。 晩御飯に冷やし中華食べて。 レコーディングまでまだ休みあるしーってダラダラ、ゴロゴロする律。 私は、連れ出した。 「律ー」 「んー?」 「ドライブ、いこ?」 「んー…」 律は少し悩んで 「‥そう‥、だな」 ゆっくり、身体を起こした。 「休みだからって、ゴロゴロしてるのも良くないぞ?」 私は律の手を掴んで立ち上がらせた。 「まー、なぁ」 律は、ダラダラと着替え始めた。 すんごくやる気ない声。 ‥でも、どんな態度でも私の誘いを断らない律を、私は大好きだった。 私はマンションの駐車場からクルマを発車させ、夜の街を走った。 助手席には、片肘付いてウィンドウの外を眺める律。 「‥澪ー」 「‥ん?」 「コンビニ、寄りたい」 「わかった」 ...
  • 澪×律 2 まとめ3
    澪×律 2 まとめ2|澪×律 2|澪×律 3 まとめ1   以下は、http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1255611422/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 2 691 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/02(月) 20 36 52 ロミオ=律、ジュリエット=澪 じゃないところが、さすが原作者かき先生 わかってるう まあどっちも良いんだけどね。   693 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/02(月) 21 07 45 ロ澪とジュ律エットだしな   694 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/02(月) 21 16 34 ジュリエットの尻にしかれるロミオになるのかもしれん   695 :名無しさん@お腹いっぱい。  2009/11/02(月) 21 29 44 律「おーほほ...
  • 澪×律 別荘地 21 まとめ1
    澪×律 別荘地 20 まとめ3|澪×律 別荘地 21|澪×律 別荘地 21 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1292889051/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 21 1 :軽音部員♪  2010/12/21(火) 08 50 51   けいおん!の律と澪がラブラブするスレ   2 :軽音部員♪  2010/12/21(火) 13 50 40   律「21といえば・・・なにかな」 澪「うーん、21世紀かな」 律「よしじゃあ21世紀最高のカップルになろう!!」 澪(夫婦がいいな・・・) いちおつ!   4 :軽音部員♪  2010/12/21(火) 15 37 34   1おつ 21日に21スレが立つとはなあ〜 なんか縁起がいいな。 「毎月21日は律の日!」とか言って、ポストにラブレ...
  • だいきらい
    三月の、終わり。 明日は、四月一日。エイプリルフール。 嘘ついても大丈夫って、日だけど… …‥律はいつも、嘘ついてばっかり。 小さい頃から、嘘ついて私をからかって 大きくなっても……変わらない。 中学の時は、一緒に桜高受験して、合格発表の日。 貼り出された受験番号前にして、「落ちた………」って。 見え見えの嘘だったんだけど‥‥私を泣かせたり。 高校に至っては、事ある毎に嘘ついて。私を怒らせた。 大事な部活の書類提出忘れたり くっだらない嘘ついたり その他諸々‥‥どうでもいいような事ばっかり、嘘ついて誤魔化そうとした。 その度に、私に怒られてばっかりだった。 一緒の大学に入っても、勿論律は変わらない。 たまーに、少しは大人になったかなーって、思わせたりするけど 結局‥‥私をからかって、くっだらない嘘ついて、私から拳骨を貰う。 そ...
  • 短編190
    唯達に私と律が仲良くなるきっかけとなった出来事を話した日。 部活が終わったあといつものように私と律は私の部屋へとやってきた。 すると律はなぜだか今日は座らずに壁によりかかっている。鞄くらい置けばいいのに。 どうしたんだろうと思っていると律が口を開いた。 「でも澪ってばあんないいかたすることないよなー」 なんて言い出した。 「あんないいかたってなんのことだ?」 「やっぱり私に助けてもらうんじゃなかったとかさ」 なんだその話か。ほんとは私の本心なんかわかってるクセに。それでもそんなこと いってくる律がかわいくてちょっといじめてやりたくなってしまった。 「事実だろ」 「えっ?」 「男言葉教えられたり、たくさん嫌がらせされたり」 「……」 「たくさんちょっかいかけられて、試験前とかだけ都合よく泣きついてこられたり」 「………」 あれ?律が静かになっちゃった。ふ...
  • 13日の金曜日
    今日は、大学生活最初の13日の金曜日。 まぁ、気にしない人にとっちゃ只の13日。只の金曜日。 けど、私にとっては色々と特別な日。 澪が、何かと大人しくなる日なのである。 先月、澪が頼み事をして来た。 「律…来月の13日なんだけど…」 「何?」 「バイト、休めないかな?」 「え?」 「週末で忙しいとか、わかるんだけど…おねがいっ!」 私は大学入学と同時に居酒屋の厨房でバイトを始めた。 確かに週末休むのは気が引けたが、一応希望シフトも集めてるし… 「うん、分かった。一応、シフト開けてもらえるように頼んでみる」 澪が低姿勢で頼んできてるんだし、 「ありがとう!」 そんな笑顔でお礼言われるって分かってるし、断れない。 「一緒に、過ごしたいんだろ?」 「うん!」 可愛い笑顔だ。普段、大学やHTTの面々にも見せない、子供っぽい笑顔。 晴れて私...
  • SS71
    投稿日:2010/03/16(火) 03 43 06 今日の予定、澪の家でDVDをみる。 勿論まだ澪には確認とってない。 とりあえず今日は暇だって言ってたし、大丈夫だろ。 さてっと……DVDもったし、澪んち突撃! 「みーお!DVDみよーぜ!」 「嫌だ!……どうせまた、怖いやつなんだろ?」 流石に慣れているだけあって、唐突に現れたことには何も言ってこない。 ま、ホラー物には何時まで経っても慣れてくれないけどな。 「んにゃ、なんと今回は恋愛ものだ」 「え。……り、律?」 毎回毎回ホラー物っていうのも、流石にな。 そう考えた優しい優しいりっちゃんは、なんと。 澪の大っ好きな、超絶甘甘で目眩を起こしそうな恋愛ものを選んであげたわけだ。 「なに」 「熱でも、あるのか?」 澪は本気で心配そうな眼差しで、そう言った。 ほほう、...
  • 澪×律 別荘地 8 まとめ1
    澪×律 7 まとめ1|澪×律 別荘地 8|澪×律 別荘地 8 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1270984743/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 8 1 :軽音部員♪  2010/04/11(日) 20 19 03  けいおん!!の幼馴染なリズム隊を見守るスレ   12 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 01 27 46 次回はそれほど絡みはないかな まぁ一緒に画面に映るだけでニヤニヤするから別にいいんだが   18 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 03 47 10 ほら、次回予告にもバッチリだから安心しろ   19 :軽音部員♪  2010/04/12(月) 12 11 48 ガタンッ 澪「律!最近お前冷たくないか?!キスも控え目だし!うちにきても泊まらな...
  • SS112
    投稿日:2010/09/26(日) 16 28 21  香りのいい紅茶を楽しみながら、特に何をするということもなく、 私たちはいつもの放課後を過ごしていた。  仮にも軽音部という看板を掲げている以上、差し迫った目標が無くとも練習するのが 当然なのだけれど、お茶の合間に気が向いたら練習という毎日に、 いつの間にか身体が慣れてしまっている。特に今日は、普段から率先して練習に励む梓が、 クラスの用事か何かで、まだ部室に顔を見せていない。つまり、だらけた雰囲気に 歯止めを掛ける人間がいないのだ。故に、常にフリーダムな律や唯はもちろん、 それを諫める役目などとっくに放棄したムギと私までもが、楽器にさわりもせず、 各自思い思いに時間を費やしている、というわけだ。  律は持ってきた雑誌を読むのに夢中らしい。唯はといえば、鏡や手帳やその他の小物を、 出したり片付けたり並...
  • 澪×律 2
    トップページ 澪×律 2 SS一覧 澪×律 2 まとめ1 澪×律 2 まとめ2 澪×律 2 まとめ3 題 1行目 二人はいっしょ 律「唯と梓イチャイチャできていいなぁ~」 SS2 私が目を覚ますと、抱きしめていたはずの律が毛布に変わっていた トップページ
  • 大人
    私と澪は二十歳になった。 二十歳、成人。大人。大人としての自覚。 大人とは言っても未だに私は学生。伝え聞く同級生の中には既に社会人として人生を歩んでいるヒトもいるらしい。 学生と就職した人間とでは意識が違う、とか本人次第、とか色々な話を聞いた。人生いろいろってやつか。 私は大学生。高校時代からちょっと広がった世界のキャンパスライフを恋人と過ごしている。 頭脳をフル回転させる講義やらレポートやら…高校時代からの放課後ティータイムとしてのバンド活動、得意の料理の腕を生かせるかなぁと思って始め、だいぶ板に付いてきた居酒屋の厨房のバイト… 喜怒哀楽悲喜こもごも、色々入り混じりながらも、やっぱり人生って楽しいなーなんて思っている。 二十歳になってから少し過ぎた秋頃、十月のあたり。バイト先の居酒屋の休憩室にて。バイト先の先輩との談笑中の事だった。 休憩中、先輩はよく煙草をふかし...
  • 冬の日
    昨日、澪に告白した。 ‥‥けど、フラれた。 フラれた‥‥、かな? よくわかんないけど、付き合う事は叶わなかった。 でも、澪も私のコトを好きでいた事は分かった。 お互い好きなら、付き合えるんじゃん?って思ってたけど… …現実は、そうでもないらしい。 まぁ、私と澪は女同士だし。ソコが一番のネックなんだろうな。 いつから好きだったとかは、覚えてない。 小さい頃からずっと一緒で、いつの間にか好きになってた。 いわゆるLikeの好きじゃなくて、Loveってヤツ。 自分でも、薄々感付いてはいた。 最初は自分でも「何考えてんだあたし‥」って思った。 けど、スキンシップ取ってからかう度に胸の高鳴りを感じたり 澪が書いた歌詞読んで「あたしのコトか…?」って変に意識したり… その度に自分らしからぬ「胸のドキドキ」を抑えられなかった。 …好き、...
  • 短編179
    投稿日:2010/11/25(木) 23 38 20 今日は少し澪の様子がおかしい 律「澪~、どうかした?」 澪「え?」 どこか間の抜けた返事 澪「どうかしたの?」 律「いやさ、なんか今日の澪はなんかいつもと違うような気がしてさ」 澪「? そう見えるか?」 律「うん、なんか変」 澪「…」 急に黙ってしまう澪 律「ど、どうしたんだよ急に黙って…」 不安そうに訪ねてみる 澪「実はな律…私…」 律「…」 澪「律に仕える身みたいなんだ」 そう真顔で言われた 律「…はい?」 澪「だから律に仕える身なんだって」 律「澪…」 律「熱でもあるんじゃないか?」 そう疑わざるを得ないよね 澪「熱なんかないよ、ほら」 澪の額に手をやると確かに熱はない 律「何かの冗談なのか?」 ...
  • ロマンス
    私と澪は、私の部屋でダラダラしていた。 明日は日曜日だしーどっかいこっかー、なんて話しつつ。 「律さー」 「なに?」 「明日、行きたい所、無いの?」 「別に、無い、かなー」 私はゴローン、と仰向けになりながら答えた。 「ふーん・・」 澪は、頬杖を突いた。 「・・あのさ、律」 「何?」 「いつもさ、律がリードしてくれてんじゃん、デートの時」 「そ、そうか?」 言われてみると…そんな気がしなくも無い。 「こっちとしては嬉しいし、楽しいんだけど、さ」 澪は身を乗り出して来た。 「たまには、律がホントに行きたい所とか。行ってみたいと思うんだけど」 「ん~…」 私は眉をハの字にして少し考え込み 「イギリス、かな・・」 とりあえず頭に浮かんだ所を答えてみた。 「そういうんじゃなくてさ…」 澪は、はぁ・・と呆れた。呆れるだろう、とは思ったけど。 「どーせ本場...
  • SS86
    投稿日:2010/05/27(木) 19 07 45 「荷物、持とうか?」 「え? いいよ別に。これ結構重いし」 「……じゃあ、半分持つ」  律の手から、カバンの取っ手の片方を強引に奪い取った。  ずっしりと重たい旅行鞄。律の一ヶ月分の生活の重みがここに詰まっている。 「しっかし、たった一ヶ月の短期留学だってのに唯も大げさだよな」  そう言って苦笑いをすると、律はちらりと私の方を見て続ける。 「さすがに空港で会うやいなや泣き出すとは思わなかったよ」 「律がいない間、唯かなり寂しがってたからな」 「そうなの?」 「そうだよ。律を空港まで迎えに行こうって言い出したのも唯なんだぞ」 「そっかあ……今度お礼言っておかないとな」  そんなやりとりをしながら、律の家までの道を歩く。  唯は今すぐにでも「りっちゃんお帰りなさい会」を開きたかったらしいけれど、 ...
  • SS171
    澪「当ててのよ!」 休み時間! 澪「…と、言う訳で律とのスキンシップが取りたいんだけど…」 紬「確かに、澪ちゃんから甘えに行くの少ないものね。」 澪「そうなんだ…気付いたら律の事を叩いてばっかりだし…」 澪「こんなんじゃ、その内嫌われちゃうかも…」ウルウル 紬「(うーん、そんな澪ちゃんにずっとついて来てるんだから問題ないと思うけど…)」 紬「(律澪見たいから黙っておきましょう!)」 澪「ムギぃ~…」 紬「そうね、今のままじゃ駄目ね!」 澪「う~…やっぱり嫌われちゃうんだ…」ウルウル 紬「(いけない、煽り過ぎた…)大丈夫よ、私に考えがあるの~」 澪「…どんなの?」 紬「ずばり!『足を挫いちゃって歩けな~い、誰か背負ってくれないかな…作戦!』よ!」 澪「…ムギ、ネーm」 紬「...
  • 20-200
    律が初めて私の家に泊ったのは、私が9歳、律が10歳の時だったんだ。 その晩、律ったらとにかくはしゃいじゃってさ。 「遅くまで起きて二人でいっぱいお話しよう!」って持ちかけたりもしてきたけど、マ……いや、お母さんが許してくれるはずもなくて、結局9時にはベッドに入ることになったんだ。 当時の私はまだお母さんが隣にいないと不安で寝つけなかったんだけど、その時は律が手を握ってくれてさ。 その手が暖かくって、凄く安心して眠りにつけたのを覚えてる。 だけど夜中過ぎ頃かな、私は目を覚ましちゃったんだ。怖い夢を見ちゃってさ。 そう、とっても怖い夢だった。両親に親戚、学校の友達、そして律。 そういった私の大切な人たちが、皆私をおいて何処か遠くへ行ってしまって、ひとりぼっちになっちゃう夢。 あれは怖かったなあ、本当に。秋の肌寒い頃だったのに、私ったら汗びっしょりでさ。 「あれは...
  • 幸せポイント
     さすがに付き合いも十数年になれば、澪がそれを本気で言っていることは分かった。  彼女のお尻にホクロが三つあることまで知っている私だ、内心は手に取るように分かる。 「“幸せ過ぎて怖い”、……ね」  私は何となしにそう呟いた。  部屋の電気は消されており、視界は真っ黒に塗りつぶされている。体感では、今は深夜の二時くらいか。閉じられたカーテンからは、月明かりも差し込んで来ない。  なのに、私の腕の中で眠る澪だけは、不思議とよく見えた。粉雪みたいに艶やかな白い肌は、まるでそれ自体が光り輝いているみたいだ。 「ん……りつ……」  澪がかすかに寝息を漏らし、無意識のうちにか、体をさらに私の胸へとすり寄せてくる。  一糸まとわぬ澪の肌は、冷えてしまったのか少し冷たい。  風邪を引いてはいけないと思い、私はタオルケットを澪の胸元まで引き寄せる。それから、私も澪の背中に手を回して、...
  • 短編215
    私はキリギリッちゃん。 いずれは美少女ドラマーとして音楽界に君臨する予定だ。 んであそこでせっせと食べ物を運んでいるのが蟻澪。 私の幼馴染で親友であと…うんあとは秘密だ。 ちなみに蟻澪はベーシストでいずれは一緒にバンドを組 んで武道館でライブをする約束だ。 「蟻澪ー、そんなことしてないであわせようぜ~」 せっせと食べ物を集める蟻澪に声をかける。でも、 「そんなことばっかしてないでキリギリツもちゃんと働け」 あっけなく断られた。いまからそんなに根つめなくてもい いと思うんだけど。 「後で困るのはキリギリツなんだからな。大体キリギリツは」 「でもどうせ蟻澪が助けてくれるんでしょ?」 「今回はキリギリツがどうなっても助けないからな」 そんなこといっちゃんて~優しい蟻澪しゃんは私を見捨てたり しないのはわかってるんだぜ。 「なんだよその顔は」 おっと表情に出...
  • 澪×律 別荘地 15 まとめ1
    澪×律 別荘地 14 まとめ2|澪×律 別荘地 15|澪×律 別荘地 15 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1283187566/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 15 1 :軽音部員♪  2010/08/31(火) 01 59 26   けいおん!!のりつみおを楽しく語るスレ   7 :軽音部員♪  2010/08/31(火) 03 57 35   1おーつ その1 唯「あれ、澪ちゃん犬飼ってたの?」 澪「親戚の人に1日だけ頼まれたんだよ」 紬「名前はなんていうの?」 澪「リリっていうんだ」 唯「へぇ〜かわいいね〜。りっちゃんもこっちにきて触って見なよ〜」 『わん!』 唯「え?」 唯「りっちゃん?」 『わん!』 紬「りっちゃーん」 『わんわん!』 梓「律先輩」 『』 梓「あ、流石にそれは...
  • 短編194
    「やっやめろよー」 「なんだよ秋山ー。女のくせに男言葉なんかつかってよー」 「そーだそーだ。いっつも本ばっかよんでくらいくせにー」 うぅぅ…また男の子にからまれちゃった…りっちゃんに教わった通りに 男言葉使ってみたけど全ぜんぜんきかないよ~ 「ほらなんとかいってみろよー」 いたっ! 「やっやめろ!髪ひっぱるな~」 「なんだと~!」 いたい!いたい! 「ぐすっ…もう…やめてよ~うぅぅ」 男の子二人でよってたかってひどいよぅ 「なんだよ、もう言葉がもどってるぞ~」 「うえぇ~ん。やめてやめてよ~」 「みおちゃん!」 りっちゃんだ…うぅぅ~りっちゃぁ~ん 「ぐすっ…りっちゃん…たすけて…」 「おまえらみおちゃんをいじめるなー」 「なんだよ田井中!やるのか」 「みおちゃんをいじめるやつはゆるさないぞ」 りっちゃんが男の子二人にむかっていく。やっぱりすごいなり...
  • SS125
    投稿日:2010/11/02(火) 16 20 20 マフラーを編んでみようかな。 そう思ったのは秋に入ってすぐのことだった。 今年は暑くて長い夏から急に寒くなったからか、その寒さが例年以上に身に染みる。 だからマフラーを出そう、そう思ったんだけども毎年同じものっていうのもなんだか味気ない。 それならいっそ自分で…という訳だ。 とはいっても編み物の経験なんてほとんどない。 仕方ないから私は休日に初心者向けの本と少し多めの毛糸を買ってきた。 これで寒い秋もこごえる冬も大丈夫!…かな。 さぁ、早速今日から始めよう。 ―――――― ―――― 「今年は寒いなー」 うっすらとした白い吐息混じりに律は言った。 寒い、なんて言ってはいるが元気印は相変わらず。 「あぁ…」 当の私はというと、寒さと寝不足とでなかなか律のよ...
  • 短編53
    何の気なしに眺めていたテレビから聞こえてきた『今夜はふたご座流星群がピークを迎えるでしょう』の言葉。 思い立ったが吉日、やらずに後悔よりやって後悔。 早速携帯電話を手に取り、澪に電話をかける。 『んー、どうした?』 さすが幼馴染み、素っ気ない応対だ。こっちも手短に用件を伝える。 「今宵、星のかけらを探しに行こう」 『えと、福耳の曲だっけ、それ?』 「そうじゃなかったかな? はっきりとは覚えてないけど」 『で、何の用なんだ? 用が無いなら切るぞ』 「だから言ってんじゃん。今宵星のかけらを探しに行こうって」 『……あー、なるほど。そういうことか。そういやテレビでもやってたな』 ようやく理解したようだ。長いつきあいなんだから、阿吽の呼吸で伝わるかなと思ったんだけど。 「そういうこと。今日は流れ星がピークを迎えるって言ってたから、一緒に見ようかと思ったんだけど」 『...
  • SS177
    澪が熱を出した。 いつもの待ち合わせ場所にこないのでメールを出しても返事無し。 電話してみても出ないので心配になって澪の家にきてみたら顔を 赤くしてうんうんうめきながらベッドで苦しそうにしている 澪を発見した。額に手を当ててみると凄く熱い。 私は水とタオルを用意して濡れタオルを澪の額にのせてやる。 「……りつ?」 「目が覚めたか。大丈夫か澪?」 大丈夫なワケないんだけど。少し落ち着いた澪から事情を聞いて みた。なんでも両親は1週間ほど旅行でいない。せっかくのたまの 旅行だから邪魔したくなくて両親には熱を出したことはいってない という。そして、私も口止めされてしまった。 「でも澪、熱あるみたいだし病院行った方がいいぞ。」 「どうやっていくんだよ…」 そうだ。澪はとてもじゃないが歩けるような状態ではない。かとい って私は車を出せるわけでもない。……無力だな…...
  • 澪×律 別荘地 17 まとめ3
    澪×律 別荘地 17 まとめ2|澪×律 別荘地 17|澪×律 別荘地 18 まとめ1   708 :軽音部員♪  2010/10/26(火) 13 59 56   カセットにはレコーダーが動いてることに気付かず部室で始めてしまう二人の音声が入っているとかなんとか   710 :軽音部員♪  2010/10/26(火) 16 43 31   唯「テープもう一回聞こうよ!」 律「いいねえ!んとー、これだなっ」ガチャッカチッ 『ちょ、人来ちゃうよ』 『大丈夫だって。最後の放課後、大事に使おうぜ』ちゅっ 『っ、りつぅ・・・』 『んっ、ふっ、澪・・・可愛いっ・・・』 唯「」 ムギ「」 梓「」 律「」 澪「」 『だ、だめっ!んぁっ』 ガチャッ ジーーー 唯「テープ終わってるね・・・」 梓「はい・・・」 ムギ(最後まで聞きたかったかも・・・) 澪「うっ、もうお嫁にいけないっ」 律「ま、まあまあ。...
  • SS136
    投稿日:2010/11/17(火) 01 35 31 「……澪?」 せっかくの祭りだってのに澪が機嫌なおしてくれなくて、悔しくなって ちょっと俯いたら澪を見失ってしまった。 「なんだよ…」 あんなに怒ることないじゃないか。埋め合わせに一生懸命射的でぬいぐるみ 取ってあげて、何度も呼びかけて…大体、あの時だって私の誘いを断ったの は澪じゃないか。でも… 「あーあ、澪のやつ一人になって大丈夫なのかよ」 私が悪いんでもいいから一緒にもっとお祭り楽しみたかったな 「一人で先に帰っちゃおうかな。澪は今頃一人で震えてるかな」 でも… そんなことできるわけない。 「それとも澪は美人さんだからナン…」 あれ?そこまで考えて違和感。 いつもならナンパされて震える澪を想像するのになんでか今日に限って ナンパにのって男と並んで歩く澪が頭に浮かぶ 「…ははっ。な...
  • SS13
    澪視点 律の部屋。部屋の主は布団を頭からすっぽりかぶって丸まってる。 「律」 「・・・」 さっきからずっとこう。 何度話しかけても、返事すらしない。 「律ってば」 「なんだよ」 「なんだよ、じゃないよ。どうしたのさ」 「なんもない。・・ほっといてよ。」 どうしたらいいか、わからない、わからないけど。 律の近くに居ないといけない気がした。 だから。 「律、ちょっと奥いって」 「なんで」 「いいから」 「やだ」 …実力行使しか、ないな。 「邪魔するぞ」 「え、おい。澪っ」 「何」 「やだっていったぞ」 「うん」 「・・・」 強引に、丸まった物体の横に寝転がる。 …あれ、なんだろ。 なんか、横になったら、急に眠くなって・・・。 もういいや、寝ちゃお。 「りつ」 「なに」 「...
  • オヤユビ
    「律が…悪いんだからなっ…!」 私は、何か自分に不都合があると、こう呟いてきた。 律に向かって、呟いてきた。 律が悪い。 私が怖がりのままなのも 私が恥ずかしがり屋なのも 私が律の事を愛しているのも 私が、律を欲してしまうのも。 全部、律が悪い。 勿論、人のせいにする事は良くない、と。 単なる逃げだ、と。 分かっている。判っている。 でも、律が悪い。 今夜も、律を欲した。 少し悪戯しようと思って。 お姫様抱っこして ベッドに雪崩込んで 思いっ切り唇奪ったら 「おとなになったね」 なんて言われて なんか、ムカついた。 律だって、可愛い顔が少し綺麗になって 身体も、小さい胸が寧ろ魅力的になって ち...
  • 短編198
    「みおー」 「おい律くっつくな。もっと離れて歩け」 いつもの朝の登校時澪がこんなことをいう。私は当然不満だ。 「えーなんでだよー」 「梓にあんなこといわれて恥ずかしくないのか」 梓にいわれたことって…あれか 「2人きりだといつもそんな感じなんですね」 昨日部室で澪に膝枕をしてるのを軽音部のみんなに見られてその時に 梓にいわれたんだ。 「いーじゃん別に」 「よくない!」 澪はかたくなに拒んでさっさと歩いていってしまう。なんだよもう。 ようやく退屈な授業が終わって休み時間。私はいつものように澪の席に むかう。 「みっおー」 「休み時間の度に私の席にくるな」 「えーなんでだよー」 「理由は朝も言っただろ。いいから自分の席に戻れ」 なんだよもう。いいよいいよ。りっちゃんさっさと戻っちゃうもんねー。 「あっ」 昼休みもお弁当食べる...
  • 澪×律 別荘地 12 まとめ1
    澪×律 別荘地 11 まとめ2|澪×律 別荘地 12|澪×律 別荘地 12 まとめ2   以下は、http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/7708/1278765965/から引用   【けいおん!】澪×律スレ 12 1 :軽音部員♪  2010/07/10(土) 21 46 05 けいおん!!の律澪婦妻を見守るスレ   20 :軽音部員♪  2010/07/11(日) 19 35 17 紬と二人で遊びに行って以来、律と紬の距離は一層近くなっていた。SS96   22 :軽音部員♪  2010/07/11(日) 19 50 13 ◆ 待ち合わせ場所の駅に行くともう既に紬は白い清楚なワンピースを着て待っていた。SS96   23 :軽音部員♪  2010/07/11(日) 20 09 28 公園での遊びに飽きてきたのはもう昼時だった。...
  • SS20
    梓と澪は仲が良い。 話も合うみたいで梓は澪に懐いてるし、澪もそんな梓を可愛がってる。 最近は特に二人の距離が近くなったような感じ。 別にいいんだけどさ。 私がそれにわざわざ口を出す必要はないし、口出しするような関係でもない。 それに人見知りする澪に心を許せる相手が出来たことを、幼なじみの私は喜ぶべきじゃないのか。 「澪先輩、この曲聞いたことあります?」 「ああ、あるよ。サビの盛り上がりがいいんだよなー」 「ですよね!特にここのギターとか――」 ああ、そこは私の場所だったのに。 そんなことを考えてる自分が気持ち悪い。 梓に嫉妬してるのかな?してるとしたら、何に対して? …これ以上考えちゃダメだ。 この先にある答えを言葉にしてしまったら、幼なじみという関係が壊れてしまう。 多分、今の関係が最良なんだ。 「どうした?律。ボーっとして」 「そんなことない...
  • 短編217
    8月21日。 今日は田井中律が生まれた日。 そして田井中律がこの世界からいなくなった日。 出会って間もない頃、私は田井中律が苦手だった。 しょっちゅう私にちょっかいをかけてきた律。恥ずかしがりで目立つ のが苦手な私は正直そのちょっかいに困ることの方が多かった。 あ、でも髪を褒めてくれたのだけはちょっと嬉しかったかな。 ある日全校生徒の前で作文を読むことになったとき一生懸命に私 をサポートしてくれた律。この出来事がきっかけで律って優しい子 なんだってわかって一気に仲良くなった。 思えば律はそれから私にたくさんの意地悪をしてくれたものの反面 一所懸命私を守って、支えてくれていたと思う。 高校生になり軽音部に私を引きずり込んだ田井中律。 私は文芸部に入るつもりだったんだけどな。でも、私とバンドを組む という約束を一途に守ってくれたんだよな...
  • もっと
    投稿日:2010/07/02(金) 04 23 40 もう、一ヶ月は前になるのかな。 澪のファンクラブ会員を集め、我ら軽音楽部主催で開いたお茶会。 当時にしてみれば、私は何も考えず面白そうだったから食いついた 実際に楽しかったし、私の高校生活の思い出の中でも印象に残るものだった。 ただ、そのお茶会の効果は絶大だった。澪がファンと触れることで、ファンのほうも力を抜き・・・ ちょくちょく軽音部への差し入れに澪のファンがやってくる それがまた、週1~2のペースでやってきて 最初は戸惑い気味だった澪も、そこに慣れを感じてきている状態で 一部のファンとは話題も合うらしく、そのまま話し込んでることもしばしば・・・ 私にとって・・・それは複雑だった。 澪が多くの人たちとの交流を持てる、それはこの上ない喜び ただ、澪が私以外にも、あの、何かに夢中になったときに見...
  • SS127
    投稿日:2010/11/03(水) 18 25 50 「私はヒモりっちゃんだ!」 今の生活が始まってから律はよくこんなことを言う。 同棲を始めた頃は共働きだったんだけど私の仕事が軌道に乗って二人で 生活する分には十分なお給料がもらえるようになったことと二人でいる 時間をできるだけ増やしたいということで仕事は私、家事は律ということ で律に家庭に入ってもらった…なんかこの言い方は照れるな。 ……実は家事全般は完全に律の方が得意というのもある…屈辱だ… 律は変に照れ屋なとこがあるから主婦じゃなくてヒモだなんていう。 「それじゃ律いってきます」 「いってらっしゃ~い。ほら、早く行った行った。私はヒモだから今日も 家でのんびりだ」 ん?なんか律の様子が変だな。ヒモなんて軽口はいつものことだけど。 まあいいか。仕事に遅れる訳にはいかない。私のヒモさんのために頑張...
  • 5-618
    「よっし、皆。部長からの、お年玉だぞ!」 皆で唯の家に集まって、楽しくお茶会。 そんな中、突然律が叫んだ。 「お年玉って・・律、お前・・」 「お金じゃないから大丈夫!」 「じゃあなんなんですか?」 「それは、見てのお楽しみ!」 そう言いながら4つの袋を見せてくる。 「まずは澪からな、1つ引け~」 ・・・御籤の前例があるだけに、ちょっと不安なんだけど。 この場合、右から2番目は危険だよな・・でも、それすら読まれてるかも・・。 「ほれほれ、早くしろって」 「あぁもう分かったよ、これ」 そう言いながら引いたのは右から2番目。 ・・・結局、また同じ場所を引いてしまった。 「まだ開けるなよ。ほいじゃ、次~」 皆揃って開けることに意味があるのかな? 律がちょっと含み笑いをしているようで、凄く嫌な予感。 「よ...
  • 短編101
    投稿日:2010/05/31(月) 22 43 05 「律、そろそろ寝るぞー」 「んー待って澪しゃーん」 もう、何やってるんだよ。 先に布団入っとくからなーなんて思ってる内に あいつも寝る準備ができたようだ。 今日は律の家に私がお泊り。 律の部屋にはベッドがあるが 私がお泊りする時は床に布団を敷いて寝る。 もちろん二人で。 さあ、寝ようという時になって 私はあることに気が付いた。 「律、それどうしたんだ?」 「ああ、いーだろーこれ。抱き枕!なんか押し入れの奥の方で見つけたんだ!」 抱き枕…だと? おい、ちょっと待て。 私というものがありながら枕に浮気か?律! 「…へえ、いい物見つけたな」 「へっへーん!羨ましいかー?みおー」 「…羨ましいよ、律に抱きしめられる抱き枕が」 「え...
  • SS230
    「私、明日から旅行でいないから」 と、いつものように私の部屋にきてお菓子を食べながら律は言う。 「…なんだって?」 「三泊四日の旅してきます」 「…なんで?」 「社内旅行」 「…どこいくの」 「新幹線で、海にちょちょいと…」 「…誰といくの」 「社内旅行だってば」 「…男の人もいる?」 「そりゃ…なんなら上司もいるぞ」 「…」 さらっと男の人がいるかどうか聞くあたり、私も信用してないなと思う。 いや女の人でも油断はできないけど。 「え…?な、何かご不満が?」 「…聞いてない」 「あぁ…ゴメン、言うの忘れてた」 「…」 「ほ、ほら、最近忙しかったから…」 「四日間て、長くないか」 「まぁ長期休暇だし、そういうもんじゃない?」 「私のとこは旅行なんてないぞ」 「知らんがな」 「…じゃあ、四日も律いないの?」 「うん」 ...
  • Two of us3
     お風呂に入った。律は幽霊だから、制服のままお風呂に入ってきた。  あまりにも違和感のある光景だった。私は裸で律は制服姿。別に一緒にお風呂に入るだけならわけない。  だけど、私だけが脱いでいるという状況が恥ずかしかった。  でも、傍にいるためには仕方ないことかもしれなかった。私は一人で浴槽に浸かり、律はプラスチックの椅子に腰かける。  しかし、ブレザーの律はどういう感覚なのだろう。幽霊というのはよくわからない。  お風呂の中は湯気が立っていて暖かいが、正直制服のままで入ったら蒸れて暑いはず。だけど、律は顔色一つ変えていなかったのだ。 「律は、暑くないのか?」  浴槽に入って、縁に頬杖を突きながら問うてみた。律はちょっと唸ってから答える。 「うん。暑くはないな。なんか変な感じ。私はあんまり幽霊になった感じじゃなくて、なんか普段通り体があるようにしか感じないんだよな」 「でも...
  • SS74
    投稿日:2010/03/29(月) 23 37 49 私は澪より、6cm身長が低い。 小さい頃は同じくらいだったのに、いつの間にか差をつけられた。 こうして向かい合っていると、その差がはっきりと出る。 「律。わざわざつま先立ちしなくても、私が屈むぞ?」 「いや、澪はそのままで」 確かにつま先立ちってのも、それはそれで格好がつかないけど。 でも、そうじゃないと私からキスをしようとしても澪が屈む形になる。 そしたら、やっぱり澪からキスしているように見えるわけで。 いや、誰も見ちゃいないんだからどう見えるかなんてどうでもいいんだけど。 それでもやっぱり、気になるものは気になるんだからしょうがない。 「うわ、っとっと」 「お、おい。大丈夫か?」 バランスを崩して倒れそうになるのを、澪に支えられる。 今この状況。 私、倒れかけて澪に抱きつ...
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