- アナトール・ル・ペルチエはラテン語とフランス語を組み合わせた造語で summa- entrée (至高の入り口、最後の侵略)と解釈した。
- エドガー・レオニは古フランス語の somentir (しくじる、逃げる)だと文脈に合わないとして、ギリシア語の symmetros (似通っている)に由来する語ではないかとした。symmetros とする読み方はピーター・ラメジャラーも踏襲した。英訳の時に like (~のように) を使ったリチャード・シーバースも同じような立場であろうと考えられる。
- ジャン=ポール・クレベールはラテン語の summintrare (密かに入る)とした。
ただし、1568年版『予言集』の一部の伝本からするならば、son entrée (その入り口、彼の入市) の誤植の可能性がある。隣接する字の取り違えは古版本によく見られるものであり、n と m の違いはそうおかしなものではない。
最終更新:2012年09月14日 22:26