カディス (Cádiz) はスペイン南部アンダルシア地方カディス県の県庁所在地。
 フランス語ではカディクス (Cadix) で、古代ローマ時代にはガデス (Gades) といった。
歴史
 その歴史は前11世紀にフェニキア人が建設した商港から始まるとされ、カディスの名はフェニキア語の「城壁、囲い」に由来するという。前501年にカルタゴ、前201年からは
ローマの支配を受けた。
 一時期衰退を経験するが、
イスラームの進出によって再び繁栄し、レコンキスタによってキリスト教徒が奪取すると、その重要な拠点として機能した。
 その後、大航海時代以降は、特権を付与されたアメリカ大陸との貿易で繁栄した。
 スペインのアメリカ大陸植民地の相次ぐ独立などの影響もあって衰退したが、19世紀にはいわゆるカディス憲法制定の地となるなど、歴史的に重要な役割を演じた。
 いまなお商港として機能しており、スペイン海軍の基地もある。
ノストラダムス関連
 『予言集』での直接的言及は1箇所で、ラテン語名の Gades が使われている。
地図
 
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最終更新:2016年05月26日 23:14