Armonique terre という形で
詩百篇第4巻95番に登場するが、Armonique というフランス語は存在しない。
 
 さて、以下は当「大事典」としての勝手な読みだが、仮に原文を最大限尊重すると、Harmonique との発音の一致にも注意されてしかるべきではないだろうか。
 ノストラダムスは Ister と 
Hister などのように、h のある綴りとない綴りを混用することがある。
 harmonique は「調和の」といった一般的な形容詞だが、固有名詞的に捉えるなら、調和の女神ハルモニア(Harmonia)の形容詞化と見ることも出来る。
 ハルモニアは
マルスと
ウェヌスの娘で、ギリシャ神話ではテーバイ建国の父カドモスに嫁いだとされている。このことを考えれば、「ハルモニアの土地」はテーバイを指すことになるのではないだろうか。
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コメントらん
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-  「調和の大地」は戦争で統一した南北ベトナムを意味する。  -- とある信奉者  (2019-08-15 10:27:38)
最終更新:2019年08月15日 10:27