山本弘(やまもとひろし、1956年 - 2024年3月29日)は、日本のSF作家。洛陽工業高等学校電子科卒業。
主な作品には、『神は沈黙せず』(『SFが読みたい!』早川書房にて2003年第3位)、『アイの物語』(同前、2006年第2位)のほか、2010年にテレビドラマ化された『MM9』(同前、2008年第2位)がある。
『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞・日本長編部門(2011年)を受賞し、「多々良島ふたたび」で第47回星雲賞・日本短編部門(2016年)を受賞した。
【画像】『MM9』文庫版
【画像】『去年はいい年になるだろう』
ほか、SF に関する著作としては『トンデモ本?違う、SFだ』(正・続)などがある。
と学会の会長を長年務め、様々なトンデモ本の収集・紹介などを行ってきた(2014年4月に会長辞任、と学会からも引退)。
と学会名義の共著として『トンデモ本の世界』、『トンデモ本の逆襲』や『と学会年鑑』シリーズなどがある。
また、超常現象などに対する懐疑的なスタンスでの著作として『超能力番組を10倍楽しむ本』、『謎解き超常現象』(
ASIOS名義での共著)などがある。
【画像】共著 『検証 大震災の予言・陰謀論 “震災文化人たち”の情報は正しいか』
ほかにエッセイ『宇宙はくりまんじゅうで滅びるか?』、環境問題に関する著作『“環境問題のウソ”のウソ』を出版したほか、『魔境のシャナナ』(週刊コミックバンチ連載、全4巻)では漫画原作者として活動するなど、活動分野は幅広い。
2024年3月29日に誤嚥性肺炎により68歳で逝去。
ノストラダムス関連
また『ニセ科学を10倍楽しむ本』(2010年)では、
2012年滅亡説に関連し、1999年の
ノストラダムスブームについての手際の良い要約がある(下に掲げたカバーイラストでも右上に
ノストラダムスが描かれている)。
【画像】『ニセ科学を10倍楽しむ本』
外部リンク
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最終更新:2024年04月04日 21:48