Irale は
予兆詩第14番(旧15番)に登場する固有名詞だが、意味については諸説あった。
- アナトール・ル・ペルチエは、イタリア・リグーリア地方のイリア(Iria)という町としていた。
- エドガー・レオニは、古フランス語で怒りを意味する iral の女性形と捉え「怒れる女性」と訳した上で、未特定の地名である可能性も示していた。
- ジョン・ホーグは、イスラエル(Israel)の可能性を示していた。
しかし、現在では原文比較の結果、これは単なるイタリア(Itale)の誤植に過ぎないことが明らかになっている(→
予兆詩第14番の異文の節)。
最終更新:2009年09月21日 18:31