おいかぜパーティ

【技名】おいかぜ
【タイプ】ひこう
【分類】へんか
【PP】30
【効果】味方の素早さが2倍になる。
【補足】

詳細な効果

  • 相手の「きりばらい」で解除されない。
  • 「ジャイロボール」や「エレキボール」のダメージ計算に干渉する。
  • ダブルバトルの場合、発動直後から他の味方の行動順に影響を及ぼす。

効果は発動ターンを含め4ターン、優先度は±0。

長所

  • 天候パと比べて、ポケモンのタイプに偏りが生まれにくい。
  • 60族~95族の、中途半端な素早さのポケモンを活かしやすくなる。
  • もちろん、元々素早さの高いポケモンを混ぜても構わない。
  • 素早さに振るはずだった努力値を、他のステータスに割くこともできる。

短所

  • 「でんじは」による麻痺や「ねばねばネット」で痛手を負う。
  • 素早さをむやみに削ると、すいすい等の天候特性持ちやこだわりスカーフ持ちに届かなくなってしまう。
  • トリルパやヤーティなど全体的に遅いパーティが相手の場合は追い風が腐ってしまう。
  • 特に追い風を逆手に取られてしまうトリルパには滅法弱い。

パーティ構成例


  • 追い風発動要員(1~2匹)
追い風を発動し逆転させた素早さで猛攻を仕掛けるか、急いで退場する。
退場に使う技は「だいばくはつ」や「とんぼがえり」などでも構わないが、
だっしゅつボタンを発動させたり、こちらが瀕死になるターンで使うなどすれば、無駄なく後続に託せる。
その他にも「ちょうはつ」などトリックルーム発動への妨害手段もあるとより心強い。

  • 追い風下アタッカー(2~3匹)
とにかく攻撃あるのみ。素早さがいまいちでも火力があれば追い風パで活躍できる。
当然火力補強や命中の安定化などを目的として、ダイマックスを切って戦ってもよい。
「ダイジェット」を使ってあれば、追い風が切れた後でも多くの相手に先手を取れる。

  • 高速アタッカー(1~2匹)
追い風だけに素早さを依存していると、切れたときに素早い相手から逆襲されかねない。
仮に止んだ後でも、素早いポケモンがいれば最終局面で失速しない。

  • 耐久崩し(0~2匹)
耐久に特化したポケモンは、「やられる前にやれ」スタイルの追い風パの天敵。
そのため、一匹でも一撃必殺技や「ちょうはつ」を覚えているポケモンがいると頼もしい。
もっとも、高火力のポケモンでごり押しが効く場合はこの限りではないが。

おいかぜ発動要員

素早さ実数値(最速) 素早さ実数値(準速) 素早さ実数値(無振) 使えそうな技 備考
バタフリー 134 122 90 とんぼがえり、バトンタッチ、ねむりごな など
ネイティオ 161 147 115 とんぼがえり、バトンタッチ、ふういん など
マンタイン 134 122 90 ワイドガード
ペリッパー 128 117 85 とんぼがえり、ワイドガード、なげつける など
フワライド 145 132 100 おきみやげ、バトンタッチ、みちづれ など
ケンホロウ 159 145 113 とんぼがえり、ちょうはつ など
エルフーン 184 168 136 おきみやげ、とんぼがえり、ちょうはつ など 特性:いたずらごころ
シンボラー 163 149 117 リフレクター、ひかりのかべ、ふういん など
ウォーグル 145 132 100 とんぼがえり、いわなだれ など
バルジーナ 145 132 100 とんぼがえり、ちょうはつ など
ファイアロー 195 178 146 とんぼがえり、ちょうはつ、ファストガード など 特性:はやてのつばさ
オンバーン 192 175 143 とんぼがえり
アーマーガア 130 119 87 とんぼがえり、ちょうはつ など
モスノウ 128 117 85 とんぼがえり、ワイドガード など

追い風下アタッカーの例

追い風アタッカーに求められるのは素早さより火力。
素早さが中途半端でも攻撃力や技範囲に優れたポケモンを採用したい。
発動要因がだっしゅつボタンの効果で交代した場合は、
すぐにかえんだまが発動するので、こんじょう持ちのポケモンでもターンをロスせずに済む。

  • ヘラクロス:こんじょうによって出る凄まじい火力が持ち味。
    「ダイジェット」のベースとなる「つばめがえし」を覚えるのも優秀。
  • シザリガー:てきおうりょく補正のかかった一致技の火力には目を見張るものがある。
    イメージに反して特殊型も可能。「ハサミギロチン」もあるので火傷での機能停止はしにくい。
  • ワルビアル:特性にじしんかじょうを持ち、一度相手を倒せれば無双も可能。
    一方で「つじぎり」を覚えたケンホロウにいかりのつぼを突いてもらうコンボも有名。
  • ドリュウズ:攻撃種族値は135、特性かたやぶりなのでミミッキュやふゆう持ちに強い。
    どうにもならない相手にも「つのドリル」で一か八かの勝負に出られる。
  • ガラルヒヒダルマ:特性ごりむちゅうで氷物理とは思えない火力が出る。
    こだわりスカーフでの補強が定番の素早さは追い風でカバーできるので、こだわりハチマキで突破力を高めるのもいい。
  • ヒヒダルマ:原種もリージョンには負けていない。というか技威力の都合でこっちの方が一致火力は高い。
    「フレアドライブ」の反動もダイマックスすれば無視できるが、ちからずくが乗らなくなる点には注意。
  • ブースター:65という中途半端な素早さを追い風で補うことができる。
    なおこんじょう込みの「フレアドライブ」の破壊力は、わずかにヒヒダルマを超える。
  • ゴリランダー:グラスメイカーのおかげで、最大火力は草タイプ随一。
    追い風が切れてもフィールドさえ残っていれば「グラススライダー」で先制できる。
  • タチフサグマ:ガラルマッスグマの進化系にして特性こんじょうを持つポケモンの一匹。
    このポケモンは悪複合なのでゴーストタイプを呼ばず、そこに一致「からげんき」を突き刺せるのが特徴。
  • ネギガナイト:特性きもったまにつき、ゴーストタイプでは止まらない格闘タイプ。
    なお先制技の「フェイント」もきもったま適用範囲。「ダイジェット」も備える。
  • ウオノラゴン:素早さ種族値は75と中途半端だが、専用技「エラがみ」が非常に強力。
    なんと先制さえすれば威力2倍となるのである。がんじょうあご補正込みの火力は圧巻の一言。
  • パッチラゴン:はりきりあっての火力なので命中が不安だがダイマックスで誤魔化せる。
    「ダイジェット」も使用可能。ダイマックス抜きにしても「エラがみ」と同効果の「でんげきくちばし」もある。
  • アップリュー:こちらも特性はりきりを持つドラゴンタイプのポケモン。
    「ふいうち」があれば、「ダイジェット」を積みきれないまま追い風が終わっても一仕事できる。
  • ウーラオス(一撃):ふかしのこぶしで「まもる」による時間稼ぎを許さない。
    専用技「あんこくきょうだ」も確定急所で威力80と悪タイプの技にしては破格の性能。
  • ウーラオス(連撃):一撃の型と同様、こちらもふかしのこぶしを持つ。
    専用技「すいりゅうれんだ」は確定急所で合計威力75、当然きあいのタスキも貫通する。
  • ペリッパー:自ら「おいかぜ」を巻き起こしたり、登場するだけで天候を塗り替えられたりと芸達者なポケモン。
    そのままアタッカーに転じることも可能。雨であれば水技の威力が1.5倍、さらに「ぼうふう」も必中になる。
  • ポリゴンZ:特攻が135と高く、ノーマルタイプらしく技範囲も広い。
    てきおうりょく補正のかかった「トライアタック」を主砲に添えられるのも利点。
  • シャンデラ:特攻145という暴力的な数値を持つ。技範囲もなかなか。
    しかもすりぬけを持つため、身代わりや光の壁、オーロラベールにも強く出られる。
  • イエッサン:サイコメイカーでフィールドを展開し、「ふいうち」や「ねこだまし」を防げる。
    そのフィールド下で繰り出される「ワイドフォース」もかなりの威力。ダブルでは相手全体攻撃へと変化。

素早さ調整

能力値 対象 必要な種族値(無補正)
95 最速エースバーン抜き 35(43)
107 最速ドラパルト抜き 46(55)
116 最速スカーフドリュウズ抜き 54(64)
121 最速スカーフヒヒダルマ抜き 58(69)
150 最速すいすいキングドラ抜き 86(99)

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最終更新:2020年08月05日 17:09