概要
当記事では、セトルラーム連邦航空宇宙軍の兵器を紹介する。
主な運用兵器
主力運用艦
装備が嵩張る等の理由からセトルラームの主力艦は砲塔を廃止しており、一部を除いて多くの船体のスリム化を図った。
最新クラスのものでは状況に応じて任意の弾頭を生成することも可能。エネルギーが保つ限り、弾薬不足の問題を克服している。
その他にもビームの軌道をコントロールしたり、攻撃実体そのものを任意の座標にワープさせるシステムも兼ね備えた。
重戦闘母艦
統合各方面にて運用される特型艦の一種。共立公暦1000年時点で4隻配備されている。
フルイド・バブルレーザーを始めとする最新のテクノロジーを用いており、対異能.長期戦闘を想定した。
主力の艦載機を独自に配備し、運用。大量生産をも可能とすることから、産業母艦の一つとして分類される。
第4世代ロフィーナ級都市型巡航戦艦:艦種略号.SCABB-3。全長10km,全幅1450m。H.S.985年就役
始祖聖母の名を冠する最新鋭艦。共立公暦1000年時点で3隻配備されている。
反応装甲と液化装甲の二重仕込みで、
フェノメノン・リプレーサーを2基搭載。
国際基準では航空母艦に分類されているが、攻撃力、防御力、機動力と申し分なく、主力に相応しい汎用性を備えた。
その性質上、惑星強襲も担うことから大量の地上軍を輸送し、強襲。実行支配する能力を持つ。
建造にあたっては相当なコストを要するため、大量生産はされていない。
第4世代コルナ―ヤ級都市型航空母艦:艦種略号.SCACV-2。全長10km,全幅1450m。H.S.965年就役
始祖聖女の名を冠する最新鋭艦。共立公暦1000年時点で2隻配備されている。
反応装甲と液化装甲の二重仕込みで、
フェノメノン・リプレーサーを2基搭載。
ロフィーナ級と比べて、こちらはより完璧な空母として建造されており、搭載・製造できる艦載機の数が桁違いである。
その分、戦闘艦としての攻撃力は劣ることから、有事の際には他の主力艦を随行させる戦略を取った。
建造にあたっては相当なコストを要するため、大量生産はされていない。
第3世代ヴァーレンクヴィスト級都市型航空母艦:艦種略号.SCACV-3。全長10km,全幅1650m。H.S.865年就役
第3世代ラノーザ級から派生した後継艦の一つ。更なる大型化に伴って隔絶的な探査性能の進化を遂げており、多数の艦載機を製造できる能力を付与された。
ホテル並みの内装を誇る快適な居住環境と、食料生産機構も兼ね備えている。
それなりの戦闘力を持つが、これ単体では同規模の戦闘艦には及ばず、一定の護衛艦を必要とした。同型艦を
ユミル・イドゥアム連合帝国に輸出している。
ヴァンス・フリートン級(帝国名称:ユミル・イドラム3世級超重戦艦:艦種略号.SCABB-1。全長10km。H.S.860年就役
共立公暦60年から建造が始まり、長い時をかけて完成した。
連合帝国の大型戦艦。
元々の艦名は現トローネ皇帝の呼び方から取られており、ユミル・イドラム3世級として配備された。セトルラーム連邦においては艦名をヴァンス・フリートン級に変更して運用される。
国民の評判は上々であるが、一部で「自己顕示欲の塊」などと評した批判もあり司令官は困っているらしい。
オリジナルの原型を留めつつ、大規模な刷新を重ねてきた経緯があり、ロフィーナ級には及ばずながらも純粋な戦闘母艦としての性能を高めた。
巡航戦艦
第4世代アルバス級巡航戦艦:艦種略号.SBCBB-25。全長3500m,全幅175m。H.S.975年就役
ブレード型の異名を持つ、対戦巡航艦。第3世代フリュクレップス級をベースに攻撃性能の改良を施しており、現在25隻配備されている。
第3世代フリュクレップス級巡航戦艦:艦種略号.SAIBB-15。全長960m,全幅75m。H.S.835年就役
ブレード型の異名を持つ、対戦巡航艦。基本、主砲を斉射しながら突撃し、白兵戦に持ち込む戦法を想定した。
連合帝国構成国の民主ユピセヴィオ公国に1隻輸出し、ブラギ級護衛戦艦として運用された。同型艦を
ユミル・イドゥアム連合帝国に輸出している。
機動航空母艦
新世代安全保障盟約型グレムリード級機動航空母艦(統一名称:安全保障盟約型戦闘機母艦):艦種略号.SAHCV-15。全長800m,全幅85m。H.S.950年就役
同盟内統一規格の空母。提携各国の技術を凝らしており、対空戦闘や認識戦など様々な作戦連携に対応している。
共立公暦1000年、連邦国内においては15隻配備されているが、建造に莫大なコストを要するため一部艦隊での運用に留まった。
アラグ級星域戦闘母艦(帝国名称:アラグ代艦級宙域巡洋戦艦):艦種略号.SBGBB-50。全長7km。H.S.500年就役
連合帝国から輸入し、改装を重ねた。現時点で50隻の運用に留まる。
共立公暦400年.アラグ級宙域装甲巡洋艦の建造中止を受け、代艦として計画された量産型巡洋戦艦。今日の共立連邦では正規空母の一つとして数えられる。
運用コストが低く速度を重視し、曲面を描いた細長い船体が特徴だが、上位の『航空母艦』と比較して攻撃力、防御力等がやや低い。
量子ミサイルハッチを増設したことによる負担軽減の目的で、第二艦橋を前方に設置した。速度重視な艦隊での火力支援や輸送艦隊の護衛が主な任務で、使用可能な司令設備を複数備えている。
巡航駆逐艦
第4世代アルヴェンスト級巡航駆逐艦:艦種略号.SBADD-10。全長1000m,全幅205m。H.S.952年就役
第3世代ルドラス級の後継にあたる。従来の液化装甲に加えて反応装甲を追加。現在10隻運用中で、
フェノメノン・リプレーサーを搭載した。
また、フルイド・バブルレーザーによる大火力の斉射を可能とし、機動力以外の全てが向上している。
共立公暦970年。民主ユピセヴィオ公国と5隻のリース契約を取り交わし、リース対象の駆逐艦5隻の建造費の半額はユピセヴィオ中央議会が負担することとなった。
なお、この契約は、セトルラー厶政府が認める限り、最低でも50年間のリースを絶対として、それ以降の運用に関しては追加契約を検討することに合意した。
新世代安全保障盟約型ヅェルカ級機動護衛駆逐艦(統一名称:安全保障盟約型駆逐艦):艦種略号.SEEDD-50。全長550m,全幅70m。H.S.950年就役
同盟内統一規格の駆逐艦。提携各国の技術を凝らしており、対空戦闘や認識戦など様々な作戦連携に対応している。
その機動性能を生かし、30隻相当を
星域偵察軍に充てているが、残る20隻を航空宇宙軍に回し護衛艦としての性能を高めた。
第3世代トルケラ級電子駆逐艦:艦種略号.SAHDD-50。全長765m,全幅55m。H.S.870年就役
各種電子戦に特化したシールド艦の一種で、現在50隻運用中。本艦は前線における中継装置としての役割を担う。
フェノメノン・リプレーサーの一種であるクオリア・プロテクション・システムを搭載。これにより、近隣の味方艦隊を包み込む能力を有した。
任務の性質上、護衛艦を随行させることが前提となるため、単艦での戦闘は想定していない。
第3世代ルドラス級巡航駆逐艦:艦種略号.SAFDD-383。全長650m,全幅55m。H.S.855年就役
初代筆頭公爵の名を関する最新鋭艦。共立公暦1000年時点で383隻配備されている。船体には液化装甲を用いており、少々のダメージであれば吸収可能。その上、
フェノメノン・リプレーサーと称される最新のシールドシステムも搭載した。自動修復機能が備わっているため、このサイズの駆逐艦としては最高の防御性能を誇った。建造にあたっては、それなりのコストを要すること。攻撃力に難を抱えているのが難しいところである。特筆すべき要素として物理的な砲門を搭載せず、船体側面の複合パネルから光を放ち屈折させる攻撃法を採用した。船体上部のドームに偏移魚雷発射管を装着。これにより、クールダウンまでの継戦能力を一定に保つ仕様となっている。同型艦を
ユミル・イドゥアム皇帝直轄領に15隻、また、民主ユピセヴィオ公国に3隻輸出した。
ネルポラ級電子巡航艦:艦種略号.SBBCA-3。全長2,800m,全幅850m。H.S.850年就役
シナリス連合との共同開発を経て運用される。多目的戦闘艦。
電子戦に強く、多機能であることの弊害から戦略的迷走の危険性を孕んでおり、指揮官の起用に難を抱えた。
第2世代テオベール級護衛駆逐艦:艦種略号.SAIDD-25。全長983m.全幅110m。H.S.850年就役
第1世代テオベール級(帝国名:テォヴェル級)の後継にあたる。
ユミル・イドゥアム連合帝国の設計図をもとに連邦側の新技術を取り入れ、配備された。主な攻撃手段としては、艦側面にある多連装量子ミサイルハッチで、1マスあたり30基を搭載する。それら全てに反光作用のある液状コーティングを施し、耐久性能を高めた。加えて、艦上部に第1世代フルイド・バブルレーザー砲門を搭載。この時代の輸入艦としては規格外の改造が施されており、もはや帝国本土が想定する量産型とは似ても似つかない仕様となった。
フォレリア級巡航駆逐艦(帝国名称:フォレリヤ級宙域装甲巡洋艦):艦種略号.SAIDD-100。全長983m.全幅110m。H.S.850年就役
共立公暦830年。
ユミル・イドゥアム連合帝国宇宙軍の設計図を元に、同850年から順次配備している。
側面砲塔以外の主武装を全て最新のフルイド・バブルレーザー系統に置き換えていることと、重力レーンを搭載していることを除けば概ね帝国宙軍の仕様に近い運用法を採用した。
主力運用航空機
統合運用の効率化により、汎用性を増した。現代空軍の主力。その多くが大型艦相手の集団戦に対応している。
戦闘爆撃機
長期作戦に対応する最新のマルチロール戦闘機。慣性・重力制御システムの向上によりフォルムを一新した。
最新の次元シールドに加えて可変性の
フェノメノン・リプレーサーを搭載し、防御力の大幅な向上を遂げている。
対宇宙戦闘仕様の汎用人型兵器。単独ワープを可能とし、現在1000機配備されている。
第3世代量子戦闘爆撃機エリッツ・トラソルティーア:機体名.T-3。全長15m。H.S.850年就役
対空、爆撃、その他の長期作戦に対応したマルチロール戦闘機。
従来の次元シールドの改良から大幅な防御力の向上を遂げて久しく、自動修復機能も備わった。
また、AIによる自動コントロールに加えて、人による操作も可能。光学的な変色に留まらず、異空間バブルを纏うなどステルス性能も向上している。
同型機を
ユミル・イドゥアム連合帝国に輸出。以降の生産に関しては、ライセンス契約を取り交わした。
汎用性と生産体制の両立を目的として設計された。廉価版のマルチロール戦闘機。その拡張機能の高さから、現代でも一定数の運用を認めている。
セトルラーム、ラヴァンジェ、ピースギアの三国提携を経て開発された。対暴走クラック特化仕様の戦闘機。異能戦闘に秀でており、後のシリーズ化に繋がった。
シナリス連合との共同研究を経て開発された。
偵察及び初期対応の多目的に秀でる他、700年代当時としては規格外の「第四世代ルーゼリック・ワープ航法」に適合。
新世代統合エリス・ドライブを搭載し、通常戦闘における機動力の底上げを実現した。
反面、通常飛行で12時間という稼働時間の短さがネックとなっており、専ら星域防衛の運用に留まる。
機動重爆撃機
第3世代中型機動有翼機(武装ヘリ)・レルガース:機体名.L-3。全長28m。H.S.865年就役
従来の可変翼に射角制御機構を取り付けた。対地特化仕様の中型武装ヘリ。
従来の重力シールドの改良から大幅な防御力の向上を遂げて久しく、自動修復機能も備わった。
また、AIによる自動コントロールに加えて、人による操作も可能。
光学的な変色に留まらず、異空間バブルを纏うなどステルス性能も向上している。
自律型哨戒機
第4世代早期観測哨戒機ラートルペン:機体名.LT-4。全長1~10m。H.S.950年就役
国内外における早期警戒を目的として配備された。自律戦闘を可能とする攻撃型哨戒機。
国境管理の複雑化を受け、航空宇宙軍は大小様々なタイプの哨戒機を投入し、本隊が到着するまでの主戦力として用いている。
基本的に集団での撹乱戦法を取ることから、あらゆる空域に大量の数が配備された。
年に一度の火力演習において集団アートを描いており、訪れた市民の間で人気を博している。
旧代運用艦
現代戦闘において不利を認める。主力の支援運用としては依然として有効であり、現在も多くの艦船が健在とされた。
旧代実験艦
アラグ級ステルス実証研究艦:艦種略号.SBGES-50。全長7km。H.S.500年就役
共立公暦715年、帝国宙軍と連邦航空宇宙軍が共同で行なった「205号プロジェクト」に使用された軍艦。
元はエンジン故障により待機艦となっていた帝国宙軍のアラグ代艦級9番艦ガレだったがプロジェクトに所属すると攻撃装備はそのまま新世代バブルレーン迷彩機構を追加搭載され巨大艦によるステルス実験を行う。撮影された写真も画像のようにボヤけた姿として写る。このプロジェクト成果は機動潜航艦の建造に生かされている。
旧代重戦闘母艦
カーチャ・ノルデンシェド級星域戦闘母艦(帝国名称:カーチャ・ノルデンシェド級宙域重戦艦):艦種略号.SBHBB-2。全長8km。H.S.500年就役
連合帝国から輸入された。中型戦艦。現在は2隻の運用に留まる。共立公暦440年.帝国本土における軍事更新計画の一環として配備された。
艦級は
旧暦時代に活躍した連合帝国の指揮官カーチャ・ノルデンシェド騎士団長から取られている。
連邦空軍においては一定の刷新が続けられ、700年代相当の水準まで改装された。外観自体はそれ以前の艦船と比べて大きな変化は無い。
それぞれ横から眺めた場合と、上から眺めた場合とで撮影されている。
第2世代ラノーザ級都市型航空母艦:艦種略号.SBECV-3。全長5.2km,全幅517.3m。H.S.257年就役
長期索敵に特化した特型母艦の一種。速力をそのままに、大幅な防御性能の向上を遂げている。1隻を除いて全て退役した。
旧代巡航駆逐艦
フロッタン級巡航駆逐艦(帝国名称:フロッタン級宙域装甲巡洋艦):艦種略号.SAHCA-40。全長800m,全幅135m。H.S.735年就役
ユミル・イドゥアム連合帝国とライセンス契約を結び、量産に至った。航空宇宙軍の主力として現在40隻配備されている。船体側面に実装された砲塔は上下左右自由に移動し、旋回できる仕様。さらに砲塔の格納ハッチを開いて真横に撃つことも可能となった。船体の前方と後方に実装される巨大砲塔を主力とし、突撃の要とする。全速力で後退する場合も後部からの斉射を可能とした。基本は実体弾による射撃を想定しているが、正面の大型主砲に関しては独自規格の次元量子砲に換装。魚雷発射管に量子雷光弾を装填している。船体の上下部に設置される、7棟の構造物の中には複数のミサイルハッチが実装されており、必要に応じて一気に畳み掛ける戦法も想定された。ミサイルハッチを覆っている装甲は左右に開く仕様である。正面から見ると角張っていて物理シールドとして利用可能。構造上の都合から滑走路での着陸は想定されておらず、特殊な機構によって係留するか、海に沈める等の保管方法を採用した。この戦闘艦への出入りは、船体上部と下部の自動ドアを用いる。通常は輸送艇による発着を想定しているが、重力レーンを用いて引き上げたり、伸縮性のエスカレーターから上り下りすることも可能とされた。
リュドミール・リューカ級護衛駆逐艦(帝国名称:リュドミール・リューカ級宙域ミサイル巡洋艦):艦種略号.SAGCA-10。全長780m。H.S.715年就役
イドゥアム帝国において共立公暦700年から建造。通常は船体前部にある主砲と中央部にある小型ミサイルによる攻撃を行う。
通常は船体後部にD700ホーミング弾頭を搭載出来るが、セトルラームにおいては量子雷光弾を搭載し、
令咏術.雷スクリプトによる精密攻撃を可能とした。
現在は同731年製の同型艦を10隻を運用している。
●D700ホーミング弾頭
電磁推力による射出、ホーミング機能による追尾、反物質爆弾による破壊を目的に開発されたミサイル。
帝国領内において警備任務中のミサイル巡洋艦に搭載されており、強度の威力を持つため、共立機構と共同管理している。
セトルラーム政府はイドゥアム帝国と水面下で設計図の取り引きを行い、量子雷光弾の開発に役立てた。
バラノット級護衛駆逐艦(帝国名称:リア級特務装甲巡洋艦):SAICA-5。全長910m。H.S.655年就役
共立公暦502年に
連合帝国から輸入し、連邦独自の強化改装を経て配備された。この頃、第2世代相当の巡航艦を主力としていた連邦航空宇宙軍の不足を補うために進められた計画である。費用対効果の面で優れたカスタマイズ性を誇る当艦は、次世代体制への移行に至るまでの繋ぎとして追加配備された。同735年時点では112隻が存在。より強力なフロッタン級(その他の艦船)と置き換えられる形で徐々に数を減らした。第4世代を迎えて久しい今日では5隻の運用に留まるものの、
闘争競技における総合軍事演習を始め、その他イベントにおいて未だ多くの利用価値が残るという。650年代当時の性能としては規格外のテクノロジーを用いており、船体側面の複合パネルから光を発生させた上でのフォトン・バブルレーザー砲撃を可能とした。その他、上質な客室を完備し、複数の発着スペースを持つことから一部民間企業でも運用される。重力レーンを用いたサルベージも可能で、災害出動時に多くの市民を救った。
第1世代テオベール級護衛駆逐艦(帝国名称:テォヴェル級宙域装甲巡洋艦):艦種略号.SAIBB-60。全長980m。H.S.500年就役
連合帝国から輸入された。
共立公暦440年、帝国の軍事更新計画で建造された量産型装甲巡洋艦。内部機構を最新の物に変更して設計された。
ただし、外観はそれ以前の艦船と比べて大きな変化は無い。
ティニヴァール級護衛駆逐艦(帝国名称:ティニヴァール級宙域防護巡洋艦):艦種略号.SAHCA-80。全長800m。H.S.500年就役
連合帝国から輸入された。
共立公暦440年、軍事更新計画で建造された量産型防護巡洋艦。内部機構を最新の物に変更して設計された。
ただし、外観はそれ以前の艦船と比べて大きな変化は無い。
ラクシュイエ級護衛駆逐艦(帝国名称:ラクシュイエ級宙域駆逐艦):艦種略号.SAFDD-100。全長600m。H.S.500年就役
連合帝国から輸入された。他の旧代艦と同様に、現代の連邦空軍では護衛艦の一種として纏められる。
旧代輸送艦
ユヴィディヴァス級星域重輸送艦(帝国名称:ユヴィディヴァス級宙域高速輸送艦):艦種略号.SBACS-10。全長1km。H.S.500年就役
連合帝国から輸入された。手頃な軍用貨物船として有用であることから、現在も5隻の運用が続いている。
今日の連邦空軍においては同一惑星圏内での運用に留まっており、外宇宙に向けて飛び立つことは滅多にない。
239型レシェドルト級輸送艦(帝国名称:239級宙域仮装巡洋艦):艦種略号.SAECA-50。全長550m。H.S.400年就役
連合帝国から輸入された。量産型の仮装巡洋艦。
セトルラームにおいては、連邦交易ネットワークが運用するノスフロー型貨客船に偽装して使われていたが、同600年を目処に順次退役。
今日では1隻のみの運用となって久しく、イドゥニア星内における大陸間の輸送用途に限られている。
旧代哨戒艇
500型哨戒艇(帝国名称:1号哨戒艇):艦種略号.SABPB-400。全長200m。H.S.500年就役
連合帝国から輸入された。武装哨戒艇。
旧式化して久しい今日では、1隻のみ、訓練艦としての運用に留まる。それ以外は共立公暦700年以降、より小型かつ精度も高い最新型の増産に伴って退役した。
旧代コンテナ
同盟軍規格コンテナ
同盟内統一規格の軍用コンテナ。全長100m。装甲が貼られており、小型艦船の攻撃にも耐えられる構造となった。
設計はルーリアス重工だが、安保同盟各国の国有企業へ設計図を譲渡し同盟国間の円滑な取り引きに役立っている。
セトルラームにおいては、各方面への移送にあたって当コンテナが使用されており、内容も武器から支援物資まで広く網羅した。
保存記念艦
保存記念艦とは、過去に退役した軍用艦のうち、祭事または商業目的での運用を認められた旧式艦船全てを指す。
ユミル・イドラム2世級航空戦闘母艦:艦種略号.SADCV-1。全長455m,全幅65m。H.S.255年就役
ルドラス級の量産型に更なる改良を施した。帝国仕様艦。砲塔を追加し、攻撃重視の仕様となっている。共立公暦600年を境に数を減らし、同700年時点で完全に最新の小型艦へと置き換えられた。
第2世代ルドラス級航空戦闘母艦:艦種略号.SADCV-3。全長455m,全幅65m。H.S.155年就役
実証艦である初期ルドラス級を改造し、量産化した。機動性能が向上し、艦載機の発着スペースに若干の改良を加えている。
最終的に333隻を保有し、長らくセトルラーム空軍の主力を担ったが、共立公暦522年、
クラック対処協定を機に削減のペースを早め、次世代艦へと刷新された。
同600年時点で退役した残りの3隻はルドラトリスの宇宙港にて係留。最低限の保存処理を施され、観光拠点の一つとして機能するようになった。
新世代ルドラス級航空戦闘母艦:艦種略号.SADCV-1。全長455m,全幅65m。H.S.0年就役
改暦セレモニーを記念する初の主力艦。主砲の適正化を図り、船体フィルムを一新している。
最大50隻体制での運用を実現した。共立公暦155年から第2世代ルドラス級へと置き換えられ、同250年をもって完全に退役した。
その後はルドラトリスの宇宙港に係留されて久しく、多くの観光客で賑わう憩いの拠点となった。
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最終更新:2025年07月30日 01:54