No | 特徴 | 概要 | 作品例 | 説明 |
---|---|---|---|---|
1 | 契約やルールの曖昧さや 抜け穴を利用する |
クィブル的キャラクターは、物語内で提示される 契約や&bルールの曖昧さや矛盾を見抜き、 それを利用して自分に有利な状況を作り出します。 彼らはルールを破るのではなく、その範囲内で 最大限の成果を引き出すことに長けています |
キュゥべえ 『魔法少女まどか☆マギカ』 |
魔法少女になる契約で「どんな願いでも叶う」 という魅力的な条件を提示しながら、 代償(魔女化)については説明せず、 契約内容の曖昧さを利用して 目的(エネルギー回収)を達成します |
ポーシャ 『ヴェニスの商人』 |
契約文言「1ポンドの肉」を厳密に解釈し、 「血を流してはならない」 という条件で相手の要求を封じます | |||
2 | 話術や状況操作によって 相手を自発的に行動させる |
クィブル的キャラクターは、直接的な強制ではなく、 話術や心理戦によっ て 相手が自発的に行動するよう仕向けます。 彼らは相手の感情や欲望、恐怖心などを巧みに利用し、 自分が望む結果へと誘導します |
モノクマ 『ダンガンロンパ』 |
殺人を強要することなく、 「動機」を与えることで生徒たちが 自発的に殺人に踏み切るよう 心理的プレッシャーをかけます |
マキマ 『チェンソーマン』 |
デンジの純朴な願望(家族や愛情)を利用し、 彼が自発的に行動するよう仕向けながら 完全にコントロールします | |||
3 | 感情や倫理観に左右されず、 合理性だけで行動する冷徹さ |
クィブル的キャラクターは感情や倫理観ではなく、 合理性と効率性だけで行動します。 彼らは目的達成のためには 犠牲も厭わない冷徹な判断力を持っています。 この冷徹さが物語上で 対立構造や緊張感を生む要因となります |
夜神月 『DEATH NOTE』 |
理想とする新世界を実現するためには どんな犠牲も厭わず、 自分に協力していた人間すら 切り捨てる冷徹さを見せます |
ルルーシュ 『コードギアス』 |
妹ナナリーの幸せという目的のためならば、 多くの犠牲や欺瞞も受け入れます | |||
4 | 自ら定めたルール内で 最大限に目的達成へ 向けて行動する |
クィブル的キャラクターは、 自分自身にも厳しい規律やルールを課し、 その中で最大限に目的達成へ向かいます。 彼らは一貫した信念や目標を持ちながらも、 その達成方法について柔軟かつ巧妙です |
ルルーシュ 『コードギアス』 |
「撃っていいのは撃たれる覚悟がある者だけだ」 という信念に基づき、 自分自身にも厳しい規律と覚悟を課しています |
モノクマ 『ダンガンロンパ』 |
自分が設定した校則には厳格であり、 それによって生徒たちが モノクマの行動が「公正」であると 錯覚するよう仕向けています | |||
5 | 相手との心理戦や 駆け引きによって 有利な状況へ誘導する |
相手との心理戦や駆け引きを通じて、 自分が有利になる状況へと誘導します。 彼らは相手の思考パターンや行動予測を読み取り、 それらを逆手に取ることが得意です |
ヒソカ 『ハンターハンター』 |
念能力「バンジーガム」を駆使して ゲーム内ルールや戦闘状況の隙間を突き、 相手との心理戦で優位性を確保します |
クロロ=ルシルフル 『ハンターハンター』 |
念能力「盗賊の極意」で相手から能力を奪い、 その制約条件すら戦術として活用します | |||
6 | 極限状態でも 冷静さと知略で対応し、 不利な状況から逆転する |
クィブル的キャラクターは 極限状態でも冷静さを失わず、 知略によって不利な状況から逆転します。 彼らは即座に最適解を見つけ出し、 それによって危機から脱出します |
カイジ 『賭博黙示録カイジ』 |
ギャンブルで提示された条件やルール内で 曖昧さ・抜け穴を突き、 不利な状況から逆転劇を演じます |
夜神月 『DEATH NOTE』 |
デスノート所有権放棄による記憶喪失 というリスクテイクすら計画に組み込み、 疑惑から逃れることに成功しました | |||
7 | 自己犠牲やリスクテイクによって 相手から信頼や油断を引き出す |
自己犠牲やリスクテイクも厭わず、 それによって相手から 信頼や油断を引き出すことがあります。 この行動は時として彼ら自身への 大きなリスクとなりますが、 それすら計画に組み込むことがあります |
ルルーシュ 『コードギアス』 |
「ゼロレクイエム」では自分自身が悪役となり、 その命と引き換えに世界平和という結果を導き出しました |
夜神月 『DEATH NOTE』 |
記憶喪失というリスクテイク によってLから完全な信頼を得ました |