ロリババア
ロリババアは、物語創作におけるキャラクターの一種で、見た目は幼い少女(ロリ)でありながら、実年齢が非常に高く、精神的には成熟した大人(ババア)であるという特徴を持っています。
セリフの語尾に「〜のじゃ」とつく場合は「
のじゃロリ」と呼ばれることもあります。
ロリババアの特徴
- 外見と内面のギャップ
- ロリババアの最大の特徴は、幼い外見と成熟した内面のギャップです
- 外見は少女そのものですが、実際には長い年月を生きており、その経験や知識がキャラクターに深みを与えます
- 語尾や口調
- ロリババアのキャラクターは、しばしば古風な口調や語尾を使うことがあります
- 「~じゃ」や「~のじゃ」といったおばあさん語が使われることが多く、これによって年齢相応の知識や威厳を感じさせます
- また、「妾(わらわ)」や「儂(わし)」といった一人称を用いることもあります
- 精神的成熟
- 見た目は幼くても、長い人生経験を持つため、精神的には非常に成熟しています
- これは彼らが知識豊富で賢明な判断を下す能力を持っていることを示します
- このことから未熟な主人公を導くメンターの役割を果たすことがあります
- 設定と背景
- ロリババアキャラクターは、不老不死や魔法によって若い姿を保っている設定が多いです
- これにより、彼らがなぜそのような外見をしているのかという背景が物語に深みを与えます
- 人気の理由
- ロリババアは、その外見と内面のギャップから生じるギャップ萌えが大きな魅力です
- また、インパクトのあるキャラクターとして読者や視聴者の記憶に残りやすいという利点があります
「
のじゃロリ」と「ロリババア」は、どちらも外見が幼いキャラクターに関連する属性ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
特徴 |
のじゃロリ |
ロリババア |
外見 |
幼い少女 |
幼い少女 |
話し方 |
古風な「~じゃ」「わし」など |
必ずしも古風ではない |
実年齢 |
高くても低くてもよい |
非常に高い |
内面的成熟度 |
幼さや無邪気さが目立つ |
知識・経験豊富で老練 |
魅力のポイント |
外見と古風な話し方のギャップ |
外見と内面(老成)のギャップ |
- 「のじゃロリ」は外見が幼く、古風な口調を使うキャラクター全般を指します。実年齢や内面的成熟度は問われません
- 「ロリババア」は、外見は幼いものの実年齢が非常に高く、内面的に成熟しているキャラクターです。話し方は必ずしも古風である必要はありません
両者は共通点も多いため混同されやすいですが、「口調」に重点を置くか、「実年齢と内面」に重点を置くかで区別されます
作品例
『化物語』の忍野忍
忍野忍(おしのしのぶ)は『化物語』シリーズに登場するキャラクターで、ロリババアとしての特徴を持っています。
- 外見と年齢のギャップ
- 忍野忍は見た目が8歳程度の幼い少女ですが、実際には約600歳の吸血鬼です
- この外見と年齢のギャップが、ロリババアとしての典型的な要素となっています
- 老人口調
- 外見に反して、忍は古風で老成した口調を使います
- 例えば、「~じゃ」や「儂(わし)」といった言葉を用いることで、彼女の年齢と知識の深さを感じさせます
- 吸血鬼としての力
- 忍は元々「キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード」という名の強力な吸血鬼でしたが、力を失い「人間もどき」となっています
- それでも、阿良々木暦から血を吸うことで一部の力を取り戻すことが可能です
- ギャップ萌え
- 忍は可愛らしい外見に反して、非常に強力で冷酷な一面も持ち合わせています
- このギャップが彼女の魅力となり、多くのファンから支持されています
- 複雑な感情
- 忍は阿良々木暦に対して複雑な感情を抱いており、彼との関係性が物語の重要な要素となっています
- 彼女は暦を「お前様」と呼び、特別な絆を持っています
ビスケット=クルーガー(ビスケ)『HUNTER×HUNTER』
ビスケット=クルーガー(ビスケ)の「ロリババア」としての特徴を以下にまとめます。
- 見た目と実年齢のギャップ
- 見た目は12歳前後の可愛らしい少女ですが、実際の年齢は57歳です
- このギャップが「ロリババア」としての最大の特徴です
- 念能力による変化
- 彼女は念能力を使って若く見せており、本来の姿は筋骨隆々とした大人の女性です
- 性格と行動
- 普段は可憐な少女を演じて猫をかぶっていますが、本来は短気でがめつく、外見も言動も偽りだらけです
- 口癖
- 地が出ると語尾に「~だわさ」をつける口癖があります
- メンターとしての念能力の指導
- ビスケは、ゴンとキルアに念能力を個人特有の力に変える「発」を会得させるための指導を行いました
- 彼女の指導により、二人は念能力の基礎から応用までを習得し、それぞれの必殺技を開花させました
- 男性への興味
- イケメンには目がなく、男性が被写体のエロ本を愛読するなど、独特な趣味を持っています
- 戦闘能力
- 高い戦闘能力を持ち、巨体に戻って戦う際は通常相手を一撃で倒すことができるほど強力です
『3×3EYES』の三只眼
『3×3EYES』に登場する三只眼(パールバティー四世)は、ロリババアとしての特徴を持つキャラクターです。以下にその特徴をまとめます。
- 外見と年齢のギャップ
- 三只眼は外見が幼い少女のようである一方、実際には数百年を生きている不老不死の妖怪です
- この外見と年齢のギャップが、ロリババアとしての典型的な特徴を形成しています
- 古風な言葉遣い
- 一人称に「儂」を使い、語尾に「~じゃ」「~であろう」などを付ける古風な言葉遣いをします
- これにより、年齢相応の威厳や知識を感じさせます
- プライドが高い、傲慢
- 三只眼は尊大な性格で、プライドが高いです
- 特に序盤では、八雲を「奴隷」と呼び、彼を見下す態度を取ります
- この高慢さが彼女のキャラクター性を強調しています
- 強力な霊力と戦闘能力
- 三只眼は強力な霊力と様々な秘術を使いこなすことができ、敵対者に対して冷酷に振る舞うこともあります
- 彼女の力は物語の中で重要な役割を果たします
- ツンデレ的要素
- 物語が進むにつれて、三只眼は八雲に対して次第に好意を抱くようになり、「早すぎたツンデレ」とも言われるキャラクター性を見せます
- 最初は厳しい態度を取っていたものの、徐々に彼への信頼や愛情を示すようになります
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最終更新:2025年01月20日 23:39