メルキセデク

解説
メルキセデク計画の一環で開発されたLCE。
外見は18、19歳ほどの少女。猫目と桃色のショートカットの髪が特徴。
冷静、クールという言葉がよく似合う性格だが、たまにジョークを言ってみせるなどの一面もある。
元々はただの統率型アンドロイドとして開発された彼女であったが、LEVの演算システムとしてのLCEの開発案が持ち上がった際に、アンドロイドをベースにその雛形である試作個体を製作する事となった。それに彼女が用いられ、脳髄の機能拡張、および演算機能の効率化などを施されたのだ(その際にアンドロイドであった頃の記憶は消されたようだ)。
メルキセデク計画が発足すると、その開発者らは開発中の戦略機動兵器の火器管制を担当する高性能な演算ユニットを欲し、軍上層部にLCEを要求。しかし、軍部の疎まれ者が集まった彼らにまともなLCEが送られるわけもなく、ちょうど実験が終了して解体処分かアンドロイドへの転用かを検討されていた彼女に白羽の矢が立つ。
こうしてまたも記憶を消された彼女はメルキセデク計画が行われているケイブセクター05へと送り込まれ、更なる機能拡張と統率型アンドロイド特有の貧弱な身体能力の強化を行われ、彼らの求める『究極のLCE』として実験に明け暮れた。
旧大戦終末期。彼女に目をつけた上層部はこれを分解して再検証、LCE大量生産の研究材料に使用しようとしたのだが、輸送中に新人類軍の攻撃に遭遇。彼らによって確保されたことまでは記録されているが、その後の行方は全くもって不明である。
聖華歴830年代の彼女について
その後は彼らと共に行動を共にし、機動兵器メルキセデクの確保又は破壊を目標とした彼らの旅路において、彼女の持つ鋼魔獣の操作能力や演算能力を活かした機兵での戦闘などで彼らのサポートをするようになる。