イルマリネン子爵家
「解説」
元々、建設・土建業を生業としていた家であった為、現在のスナフ王国がある土地に逃れてきた際には、少ない資材をやり繰りして集落の増築を手がけた。
聖華暦○○○年にスナフ王国の地下で旧世紀の地下鉄道跡が発見されると、代々建設・土建技術と知識を継承して来たイルマリネン家は地下鉄道跡の調査に乗り出す。
調査の結果、発見された地下鉄道は一部崩落しているものの、自由都市アマルーナ方面へと伸びている事が判明する。
この地下鉄道を整備・復旧すればスナフ王国と同盟との往来が格段にスムーズになり、それはスナフ王国、ひいてはイルマリネン家にとっても十分すぎる利益を齎す事が予想された。
この地下鉄道を整備・復旧すればスナフ王国と同盟との往来が格段にスムーズになり、それはスナフ王国、ひいてはイルマリネン家にとっても十分すぎる利益を齎す事が予想された。
ならばこれを利用しない手は無いと考えたイルマリネン家はスナフ王国を通して同盟政府に地下鉄道の重要性を訴えた、それはもう必死なほどに。
スナフ王国挙げての交渉(イルマリネン家が音頭を取ったのだが)を行なった結果、地下鉄道復旧工事は同盟政府主導のもとに行われる事となり、イルマリネン家もスナフ側の代表として復旧工事に参加、無事に一枚噛む事が出来たのである。
地下鉄道が無事に開通した後は復旧工事に参加した強みを活かし、スナフ王国側の責任者として地下鉄道の管理運営する権利を勝ち取ったのだった。