壺中夜天
[解説]
旧世紀の古い時代に造られたと云われている50cmほどの白陶磁器のようなの壺のアーティファクト。
どんな製法で造られたかは不明であるが、この壺は壊れない。
壊れないというよりも、壊しても瞬く間に元通りになってしまう、なんとも不思議なものである。
どんな製法で造られたかは不明であるが、この壺は壊れない。
壊れないというよりも、壊しても瞬く間に元通りになってしまう、なんとも不思議なものである。
中は漆黒の如き真っ暗で、覗き込むと奥にキラキラと輝く夜空の星が瞬いている。
その美しさにもっとよく観ようと思わず壺の中に顔を突っ込んでしまいたくなるのだが、それは全くお勧めできない、というよりも絶対に止めた方が良い。
何故ならば、この壺に顔を突っ込んでしまったら、魂を抜かれて壺に封じ込められてしまうからだ。
壺の奥底、深い闇の中で瞬く星々は、そうして封じられた魂の輝き、哀れな犠牲者達なのである。
壺の奥底、深い闇の中で瞬く星々は、そうして封じられた魂の輝き、哀れな犠牲者達なのである。
誰が、なんのためにこんなモノを造ったのかは、最早知る由も無いけれど、どんな事でも不用意に覗くような真似はしない事である。
実態
聖華の時代となった今でも、この壺は三国のどこかに存在しており、新たな犠牲者が生まれているかもしれない。