クレタ改級ドック艦
[解説]
聖華暦581年、カーライル王朝・聖王国にて就役した、史上二番目とも三番目とも言われるドック艦。ただしこれに前後して、アルカディア帝国でも自由都市同盟に於いてもドック艦が登場しているため、どれが史上二番目なのかは正確には不明である。
このクレタ改級ドック艦は、時代遅れとなったクレタ級履帯式陸上戦艦二隻の船体を間を離して並べ、それを『コ』の字型の鉄橋で連結し、その『コ』の字型鉄橋の上に艦橋を置いた形をしている。言わば双胴艦と言うべきであろう。他の艦艇を整備する際は、この二つの艦体の間に整備対象の艦艇を挟み込む形で収容し、両艦体からクレーンを伸ばして徹底的にあっと言う間に整備完了させてしまう。
このクレタ改級ドック艦は、時代遅れとなったクレタ級履帯式陸上戦艦二隻の船体を間を離して並べ、それを『コ』の字型の鉄橋で連結し、その『コ』の字型鉄橋の上に艦橋を置いた形をしている。言わば双胴艦と言うべきであろう。他の艦艇を整備する際は、この二つの艦体の間に整備対象の艦艇を挟み込む形で収容し、両艦体からクレーンを伸ばして徹底的にあっと言う間に整備完了させてしまう。
二隻の陸上戦艦の艦体を用いているため、その艦内の容量は極めて莫大であり、整備資材や整備器材の数は他の同種艦艇を圧倒している。しかしながら機動力、移動性能は著しく低下しており、どうあがいても艦隊に随伴行動を取る事はできない。よって戦線後方どころか、最後方のはずれの位置に停泊するのが常であり、そこで前線から故障艦艇が戻って来るのを待つのが基本である。