戦闘特技(打撃強化系)

追加される戦闘特技

《手加減攻撃》

  • 宣言が必要な戦闘特技
  • 前提:ファイター/ライトファイター/グラップラー技能レベル2(自動習得)
  • 近接攻撃で相手のHPを1未満にしません。また、クリティカルヒットが発生しません。
    《手加減攻撃》では、相手のHPを0にして気絶させる事はできないという点に注意して下さい。
    《手加減攻撃》でHPが1になった敵が必ず降伏するとは限りません。

《全力攻撃III》

  • 宣言が必要な戦闘特技
  • 前提:《全力攻撃II》、ファイター/ライトファイター/グラップラー技能レベル13以上
  • 近接攻撃・射撃攻撃のダメージに20点(武器が2Hであれば、40点)を追加します。
    次の手番まで、回避力に-2のペナルティを受けます。
    使用できる武器は、「近接武器、投擲、ボウ」です。

《必殺攻撃II》

  • 宣言が必要な戦闘特技
  • 前提:《必殺攻撃》、ファイター/ライトファイター/グラップラー技能レベル9以上
  • 近接攻撃、射撃攻撃のクリティカル値を-2します。8未満にはなりません。
    次の手番まで、回避力に-2のペナルティを受けます。
    使用できる武器は、「刃のついた近接武器、投擲、ボウ、クロスボウ」です。
    刃の付いていない武器では使用できません。

《必殺攻撃III》

  • 宣言が必要な戦闘特技
  • 前提:《必殺攻撃II》、ファイター/ライトファイター/グラップラー技能レベル13以上
  • 近接攻撃、射撃攻撃のクリティカル値を-3します。7未満にはなりません。
    次の手番まで、回避力に-2のペナルティを受けます。
    《必殺攻撃III》を行う時は、他の全ての「クリティカル値は最低8まで」の制限を撤廃します。
    使用できる武器は、「刃のついた近接武器、投擲、ボウ、クロスボウ」です。
    刃の付いていない武器では使用できません。

《魔力撃解放》

  • 常に効果のある戦闘特技
  • 前提:《魔力撃》、冒険者レベル5以上
  • 《魔力撃》のダメージ制限を撤廃します。
    • 魔力撃の変更点については後述の「効果が変更される戦闘特技」を参照。
    • 《魔力撃》のダメージが7以上になっているモンスターは、必ず《魔力撃解放》を習得しているものとします。GMはモンスターデータを変更する必要はありません。

《超魔力撃》

  • 常に効果のある戦闘特技
  • 前提:《魔力撃》《魔力撃解放》《魔力撃強化》、冒険者レベル13以上
  • 《魔力撃》の射程が[魔力]×3メートル、形状:貫通になります。使用者は、範囲内のキャラクターのうち、任意のキャラクターを対象から除外できます。

《二刀流強化》

  • 常に効果のある戦闘特技
  • 前提:《両手攻撃》《双撃》《二刀流》、ファイター/ライトファイター/グラップラー技能レベル9以上
  • 《両手攻撃》の際に、命中力判定に敏捷度ボーナスを加えます。
    • グラップラーが使用した時、《追加攻撃》による攻撃には命中力の加算はありません。

《薙ぎ払いII》

  • 宣言が必要な戦闘特技
  • 前提:《薙ぎ払い》、ファイター/ライトファイター技能レベル9以上
  • カテゴリ〈ソード〉〈アックス〉〈メイス〉〈ウォーハンマー〉で「用法:2H」の武器を使用しているとき、近接攻撃が届く範囲の複数のキャラクターに近接攻撃ができます。
    • 対象の数は不問で、近接攻撃が届く距離なら自由に対象を選べます。
    • 《薙ぎ払いII》を宣言した攻撃では、命中判定に-2、ダメージに+4します。

《薙ぎ払いIII》

  • 宣言が必要な戦闘特技
  • 前提:《薙ぎ払い》、ファイター/ライトファイター技能レベル13以上
  • カテゴリ〈ソード〉〈アックス〉〈メイス〉〈ウォーハンマー〉で「用法:2H」の武器を使用しているとき、近接攻撃が届く範囲の複数のキャラクターに近接攻撃ができます。
    • 対象の数は不問で、近接攻撃が届く距離なら自由に対象を選べます。
    • 《薙ぎ払いIII》を宣言した攻撃では、命中判定に-2、ダメージに+12します。

効果が変更される戦闘特技

戦闘特技 説明
ページ
変更点
《両手攻撃》 1-223 《両手利き》から名称を変更します。
宣言が必要な戦闘特技とします。
《双撃》 1-219 「2撃目は、1撃目の後に対象を選ぶ事ができます」という文章を削除。
1撃目の対象、2撃目の対象の両方を、1撃目の攻撃判定を行う前に宣言しておかなければなりません。
《両手攻撃》を習得したら、自動的に習得します。
《二刀流》 1-221 (特に変更点はありません)
《全力攻撃》 1-225 近接攻撃だけでなく、投擲、ボウを用いた射撃攻撃にも使用できるとします。
使用できる武器が「近接武器、投擲、ボウ」になります。1Hの武器にも使用できます。
2H武器であれば、追加されるダメージが+8になります。
前提条件が「ファイター技能かライトファイター技能1レベル以上」になります。
使用できる技能が「ファイター技能かライトファイター技能かグラップラー技能」になります。
《全力攻撃II》 2-125 近接攻撃だけでなく、投擲、ボウを用いた射撃攻撃にも使用できるとします。
使用できる武器が「近接武器、投擲、ボウ」になります。1Hの武器にも使用できます。
2H武器であれば、追加されるダメージが+24になります。
前提条件が「ファイター技能かライトファイター技能かグラップラー技能9レベル以上」になります。
使用できる技能が「ファイター技能かライトファイター技能かグラップラー技能」になります。
《必殺攻撃》 1-226 近接攻撃だけでなく、投擲、ボウ、クロスボウを用いた射撃攻撃にも使用できるとします。
使用できる武器が「刃のついた近接武器、投擲、ボウ、クロスボウ」になります。
《牽制攻撃》 1-224 (特に変更点はありません)
《牽制攻撃II》 1-225 (特に変更点はありません)
《牽制攻撃III》 2-125 前提条件が「ファイター技能かライトファイターかグラップラー技能9レベル以上」になります。
使用できる技能が「ファイター技能かライトファイターかグラップラー技能」になります。
《挑発攻撃》 1-225 (特に変更点はありません)
《魔力撃》 1-227 近接攻撃だけでなく、投擲、ボウ、クロスボウを用いた射撃攻撃にも使用できるとします。
使用できる武器が「近接武器、投擲、ボウ、クロスボウ」になります。
攻撃が「魔法の武器」として扱われ、「通常武器無効」の敵にもダメージを与える事ができます。
追加されるダメージの上限が6点までになります。
この上限を緩和するためには、追加される戦闘特技《魔力撃解放》が必要です。
《魔力撃強化》 3-144 《魔力撃解放》は前提ではありませんが、
《魔力撃解放》を習得していなければ、やはり追加されるダメージの上限は6点までです。
《薙ぎ払い》 3-146 前提条件が「ファイター技能かライトファイター技能1レベル以上」になります。
使用できる技能が「ファイター技能かライトファイター技能」になります。
対象が「同じ乱戦エリア」でなくとも、近接攻撃が届く範囲であれば対象にできます。
《テイルスイング》 2-125 対象が「同じ乱戦エリア」でなくとも、近接攻撃が届く範囲であれば対象にできます。

※牽制攻撃、挑発攻撃には「近接攻撃」という記述はなく、もともと射撃攻撃にも可能であったとします。つまり、ガンにも使えるわけです。


まとめ

レベル 戦闘特技 効果 ペナルティ 技能 武器 射撃
1
無償
《両手攻撃》
《双撃》
左右の手で一度ずつ攻撃
別々の敵を攻撃できる
命中-2 戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ、ガン
5 《二刀流》 《両手攻撃》の命中-2が消える 戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ、ガン
9 《二刀流強化》 《両手攻撃》の命中+[敏捷度ボーナス] 戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ、ガン
1 《全力攻撃》 ダメージ+4(2H武器+8) 回避力-2 戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ
9 《全力攻撃II》 ダメージ+12(2H武器+24) 回避力-2 戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ
13 《全力攻撃III》 ダメージ+20(2H武器+40) 回避力-2 戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ
1 《必殺攻撃》 クリティカル値-1 下限8 回避力-2 戦、軽、拳 刃の付いた武器 投擲、ボウ、クロスボウ
9 《必殺攻撃II》 クリティカル値-2 下限8 回避力-2 戦、軽、拳 刃の付いた武器 投擲、ボウ、クロスボウ
13 《必殺攻撃III》 クリティカル値-3 下限7 回避力-2 戦、軽、拳 刃の付いた武器 投擲、ボウ、クロスボウ
1 《魔力撃》 魔法の武器
ダメージ+[魔力] (6点まで)
回避力-1
生命抵抗力-1
精神抵抗力-1
戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ
5 《魔力撃解放》 魔法の武器
ダメージ+[魔力]
回避力-1
生命抵抗力-1
精神抵抗力-1
戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ
9 《魔力撃強化》 魔法の武器
命中+[知力ボーナス]
ダメージ+[魔力]
回避力-2
生命抵抗力-2
精神抵抗力-2
戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ
13 《超魔力撃》 魔法の武器
命中+[知力ボーナス]
ダメージ+[魔力]
射程[魔力]x3m 形状:貫通
回避力-2
生命抵抗力-2
精神抵抗力-2
戦、軽、拳 全て 投擲、ボウ、クロスボウ
1 《牽制攻撃》 命中+1 クリティカル値+1 戦、軽、拳 全て 全て
1 《牽制攻撃II》 命中+2 クリティカル値+2 戦、軽、拳 全て 全て
9 《牽制攻撃III》 命中+3 クリティカル値+3 戦、軽、拳 全て 全て
1 《挑発攻撃》 相手の気を引く ダメージ-2 戦、軽、拳 全て 全て
2 《手加減攻撃》 HPを1未満にしない
クリティカルしない
なし 戦、軽、拳 全て ×
5 《薙ぎ払い》 5体までに攻撃 命中力-2 戦、軽 2Hのソード、アックス、メイス、ウォーハンマー ×
9 《薙ぎ払いII》 届く対象全てに攻撃
ダメージ+4
命中力-2 戦、軽 2Hのソード、アックス、メイス、ウォーハンマー ×
13 《薙ぎ払いIII》 届く対象全てに攻撃
ダメージ+12
命中力-2 戦、軽 2Hのソード、アックス、メイス、ウォーハンマー ×
5 《旋風脚》 5体までに攻撃 命中力-2 キック ×
3 《テイルスイング》 5体までに攻撃 なし 戦、軽、拳 尻尾 ×

考察

《両手攻撃》が宣言特技になったため、《両手攻撃》+《魔力撃》は使えなくなりました。グラップラーの《追加攻撃》と組み合わせての二回までが限界です。
また《バトルマスター》が消えたため、《薙ぎ払い》+《魔力撃》や、《全力攻撃》+《全力攻撃II》、《魔力撃》+《全力攻撃II》も使えなくなりました。

その代わりに《全力攻撃III》や《必殺攻撃III》、《超魔力撃》といった13レベル以上限定の特技が現れています。
これらの戦闘特技は少なくとも3枠を使うため、11レベルまででいったん特技を取り終えたキャラクターが突然目指そうとしても習得できないようになっています。
13~15レベルで習得できるように、キャラクターの成長を考えていかなければいけません。

《必殺攻撃》は刃の付いた武器限定になったため、メイスやフレイルで使う事はできません。

公式ルールではグラップラーで複数回の《魔力撃》を使うのが有効でしたが、《全力攻撃II》《全力攻撃III》をグラップラーが使えるようになっています。
グラップラー技能+魔法使い系技能と同じ経験点で、スペシャリストルールを使えば習得できる戦闘特技の数が増やせます。
豊富になった武器(格闘)防具(非金属鎧・グラップラー用)を装備するために武器習熟・防具習熟を取るもよし、《頑強》でHPを増やすもよし、
《投げ強化II》や《牙折り》や《旋風脚》などで攻撃手段を増やすもよし。
もはや《魔力撃》グラップラーは唯一最強の選択肢ではなく、それに匹敵する新たなキャラクターを作成できるのです。


最終更新:2015年04月07日 22:42