名誉点の活用方法の追加ルールです。
名誉点とは
名誉点とは、冒険者レベル(英雄レベル)、キャラクターに与えられた経験点の総数(強さ)、
キャラクターが実際にどのような冒険を体験し(経歴)、その冒険の中でどのような振る舞いをしてきたか(人格)とは一切関連性の無い独立した数値です。
(キャラクターが冒険の報酬として得た金額が、レベルや経験点とは全く独立した数字であるのと同じように)
名誉点とは、「守りの剣を維持するために必要な剣のかけらをどれだけ提供したか」であり、
ここから、冒険者は国王や市民から「守りの剣の守備範囲外に旅立ち、命をかけて守りの剣の結界維持に尽力してくれる人たち」として信頼されており、
その社会貢献度を数値化したものが名誉点であると言えます。
いかに強くても、神に近くても、大冒険を行ってきていても、守りの剣の結界維持という社会貢献をどれだけ行ってきたのか、とは関係無いのです。
これが、冒険者レベルや総経験点と、名誉点が独立した数字である理由です。
つまり、名誉点はキャラクターの有名度や社会的認知度ではありません。
武勇や魔術や特殊技術によって有名な者、今や神にも近い存在となったとして有名な者、凄まじい力を持つ魔剣を手に入れたことで有名になった者、
冒険の依頼を受けるうちに国王や貴族と面識を得たことで有名になっていった者、
などの様々な理由のひとつに「守りの剣の結界維持に大いに尽力し、社会貢献を果たした者」があるというだけです。
たとえ名誉点が0でも、
ファイター技能10レベルの人物であれば有名であるでしょう。
(これは、ルールブック2-40ページの記述を自分なりにまとめ直したもので、おおむね内容は同じはずです)
そして、一定の社会貢献を果たした人物に対しては、国家・社会の側からも便宜を図られ、
単に現金を積むだけでは得られない、特別な感謝の意味を込められた[[アイテム]]が提供されます。
これが名誉アイテムです。
所持名誉点の活用方法
名誉アイテム
個人専用装備
装飾品のうち、足に装備する装飾品で靴状のアイテムに「移動力+2」の効果を与える事ができます。
必要な名誉点は50点です。
アンクレット等のわずかな例外を除き、足装備の装飾品はほとんど全て靴関係でしょう。
特殊装備
名誉騎獣
地位
地位を得るために必要なものは名誉点だけで、現金は必要ないとします。
(ルールブック2-68ページの表を参照)
公営共同住宅の使用許可
先述の通り、名誉点とは「命をかけて剣のかけらを補充し、守りの剣の結界を維持する事で町の住民の生命財産を守っている」という
社会的貢献の度合いを示す数字です。名誉点を得た=社会的貢献を果たした冒険者は、国家・社会から準国家公務員のような立場で捉えられることになり、
ある程度の水準の生活保証を得る事ができます。
国家が「冒険者用公営共同住宅」を設置しており、冒険者は所持名誉点を減少させる事で、生活費を払わずにそこで暮らす事ができます。
待遇は
冒険用アイテム・消耗品-宿泊費に記載されている、「一週間・食事付き」のコース価格を「名誉点1点=20ガメル」で換算したものです。
たとえば、所持名誉点10点を消費することで、スタンダードルームに一週間食事付きで住まわせてもらう事ができます。
この共同住宅に冒険者が住むことによって、国家は「これまで守りの剣の結界維持に尽力してきたという実績ある冒険者が居住している場所が特定でき、
共同住宅の管理者によって冒険者の出撃・帰還状況を把握できる」という統治上のメリットがあります。
これは国営の冒険者の宿として、国の警備隊や貴族たち、あるいは国王からの依頼が冒険者たちに為される場所になります。
これは「レベルが高くても、経験点が多くても、名誉点とは関係がない」という設定とも合致しています。
いくら強くても、守りの剣の結界維持という社会的貢献を行っていない人物は、公営共同住宅で暮らせないのです。
もちろん、共同住宅で暮らしている限り(合計名誉点は減りませんが)所持名誉点は減っていくため、
共同住宅で暮らし続けるためには冒険に出なければならないのです。
この公営共同住宅システムの延長線上に「自宅」や「爵位」といった、さらなる上位の生活環境改善方法があるという位置づけです。
禁止される所持名誉点の活用方法
「売却(ルールブック2-39ページ)」
「借金の踏み倒し(ルールブック2-70ページ)」
「NPCとコネクションを持つ(ルールブック3-79ページ)」は、禁止されます。
最終更新:2015年03月31日 14:55