集うは御子の旗の下 プレイログ:第5話オープニング

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プレイヤーキャラクター一覧






  文字色説明

  GM  PC発言、描写など PL発言・雑談など
  クーロン PC発言 PL発言・描写など 配下:メイラン PC発言 描写など
  沙華 PC発言 PL発言・描写など 配下:零姫 PC発言 描写など
  キャメラ PC発言 PL発言・描写など
  ロバート PC発言 PL発言・描写など
  カナタ PC発言 PL発言・描写など

  見学  ノルン





  セッションG-5-I-3 2019/06/08




  [雑談] 今日は第5話オープニングです 基本的にはGMのシーンばかりですが、
  [雑談] ちょっとRPをお願いしているところもあることはあります
  [雑談] タイミングはその時になったら指示しますのでよろしくお願いします
  [雑談] 時間が余ったらインターミッション式の自由RPの時間も取るかもしれません
  [雑談] もちろん終わったあとでdiscord上でやっても構いません

  [雑談] サイダー飲む 無色透明カナタ風味
  [雑談] かぎりなく透明に近いカナタ
  [雑談] キャラクターのイメージした飲み物ってありません? 奏多はサイダー
  [雑談] クーロンはオレンジジュースを毎度呑んでる
  [雑談] ミックスジュース……? 何が甘いんだかよくわからないけどとりあえず甘い感じ
  [雑談] キャメラは……コラボカフェだとココアあたりを当てはめられる
  [雑談] 見た目と味のギャップがココアという結論に至らせている?
  [雑談] 御子旗コラボカフェだと「キャメラがいつも飲んでるココア」みたいなドリンクメニューが出る
  [雑談] (ここまで迂遠にしないと思い浮かばなかった)
  [雑談] キャメラ自身のイメージは……にんげんののみものじゃない








デクス:「やあ、久しぶり。元気してる?」
レギーナ:「だいたいね。見つからずに来れた?」
デクス:「うん。レギーナは?」
レギーナ:「こっちも大丈夫。この辺の畑は全然警戒されてないみたいだし」
デクス:「これが“お土産”。家に帰ってから開けてね」
レギーナ:「了解」

  [雑談] スパイやってる~~
  [雑談] 警戒されてない……ほんとかなぁ

デクス:「そっちのほうは最近どう? 何か変わったことはあった?」
レギーナ:「パスタリア解放運動のほうは特に……いや、そうでもないな。
  最近、“連盟”のほうに流れる人が何人か出てるんだよね」

デクス:「なんだっけ、それ」
レギーナ:「“二民族連盟党”。昔でいう教皇と大鐘堂庁の部分を共和国の体制に置き換えるって主張してるところ。
  今年できたばかりの政党なんだけど、けっこう支持が広がってるんだよね。
  来年の選挙、ひょっとしたらひょっとするかもしれない」


  [雑談] 新語出てきた
  [雑談] 第四勢力

デクス:「あー、『共和国と御子室の融合』ってやつか」
レギーナ:「あれ、知ってるの?」
デクス:「その連盟の言い分なんだけど、エナにもけっこう浸透してる気がする。
  世間話でもたまに聞くようになったし。ほら、向こうの番組はエナでも見ようと思えば見られるから」

レギーナ:「考えてみれば、ヴァサンタ教皇が暗殺されてからもう十年になるんだよね……
  これだけ長いこと教皇がいなくても世の中が回っているなら別にいいんじゃないか、
  ってなってきてもおかしくないか」

デクス:「一つ思ったけど、もしかして連盟も共和国の工作とかじゃ?」
レギーナ:「いやー、どうもそれは違う感じなんだよね。解放運動でもメンバーや支援者が流出してるから
  幹部がずっと不機嫌で、連盟の本部に盗聴器を仕掛けるとか言ってるし。
  それから、こないだもうちの親が連盟を批難するコメントを出してた」


  [雑談] 内部分裂 おいしいです

デクス:「あ、ごめん」
レギーナ:「親のこと? 別にいいよ。相変わらずあの調子であの態度だからむかつくけど、
  それはそれとして敵情の分析は必要でしょ」

デクス:「そっか。……ところで、御子様からの手紙、読んでる?
  返事が来ないから心配してるって伝えてほしいと言われたんだけど」

レギーナ:「読んでるよ。この前のはカナタと試合したって書いてあった。いまいちどういう状況かよく分からないけど。
  同封されてる写真もちゃんと見てるよ、ずっと前に御子様と二人で撮ったのとか懐かしかったし。
  だけど……なんていうか、返信はまだ書けない」

デクス:「どうして?」
レギーナ:「んー、それは――」

  [雑談] なんかキナくさいなあ







  BGM:Theme of WLO
    from タクティクスオウガ(クエスト, 1995)
    Composed by 崎元仁




アレクセイ:「――ということだそうです」
イリューシャ:「……そう」

がっくりと肩を落とすイリューシャ。他の面々も表情は晴れない。

3434年もすでに後半に入っている。
あれから戦線を少し押し上げることに成功し、レーレの水卸に迫ったものの、
半ば要塞化された同地で寡兵ながら効率的に防御する共和国軍に対して苦戦を強いられている。
陽動でラクシャクを攻撃してもつり出されず、さりとて主力でラクシャクに向かえば背後を取られ、
決め手が見いだせないまま時間だけが経過してゆく。

財政問題も未だ解決は遠い。演習の一般公開や先日のむらくも桟橋での勝利で支持を回復したかに見えたが、
“連盟”の登場がそれを帳消しにしてしまった。



イリューシャ:「それにしても……いよいよ大鐘堂も最後の時が近づいているのかもしれない」
ジャド:「イリューシャ様、そのようなことは」
オーラフ:「苦境にあるのは確かですが、まだ終わったわけではありません。きっと打つ手が」
イリューシャ:「ああ、別にまだ諦めたわけではなくて。ただの感想よ。
  ……御子室は残り、精神的支柱としての御子の機能は維持される。
  行政機関としての教皇は途絶えて久しく、大鐘堂は頼りないので、行政機能については他から迎えるべき。
  大鐘堂と共和国が合体してしまえばいずれにせよ戦乱は終わる。
  エナでも連盟支持者が出ている理由、そんなところかしらね」


  [雑談] 連盟の背後になにが在るかなんだよな
  [雑談] こっちの味方ではない、かといって完全に共和国の味方でもない
  [雑談] 終盤の第三勢力はすぐ死ぬかラスボスかのどっちかだぞ
  [雑談] 分裂に見せかけて油断を誘うーにしても今である意味はあんまりないのかな
  [雑談] そこまで大きくなる政党が無意味に出現するとも思えない
  [雑談] 戦乱が長くなれば「平和を求める派閥」はどうしたって出てくる それが今だっただけじゃないかなー程度に見てる
  [雑談] 仕込みがあってもそれはそれでおいしい!

アレクセイ:「共和国側においても、二民族連盟党は現政権と対立しているとは聞いていますが」
イリューシャ:「それもどうかしらね。パスタリア解放運動という例もあることだし」
オーラフ:「新しい政策の観測気球という可能性も考えられます」

  [雑談] いい感じにハンロンの剃刀が機能しておる……これが戦争か……

うーむ、と唸ってアレクセイは腕を組む。イリューシャはやや行儀悪く頬杖を突き、そのまま言葉を続ける。


イリューシャ:「本当に皆がそれを望むなら――例えそれが冷静な判断ではなく
  狂気の沙汰であったとしても、私は別に構わない。
  結果として退位を求められようが、あるいは向こうの権力者と政略結婚することになろうが」

アレクセイ:「御子様!」
ジャド:「そんな、早まっては……」
イリューシャ:「ただ、そうするにはまだ早い。取れる手段はまだある。そうでしょ?
  でないと、せっかくここまで一緒に戦ってきた大鐘堂の皆に面目が立たない」

ジャド:「そうですよ、イリューシャ様」

姿勢を正し、イリューシャはさらに話を切り出す。


イリューシャ:「オーラフ、財政はあと半年ちょっとで行き詰まるということだったわよね?」
オーラフ:「はい。なんとかやりくりすれば、一年まで延ばすことも不可能ではないとは思いますが」
イリューシャ:「いえ、半年がタイミングとしてちょうどいい。
  もし半年経っても打開できなければ、その時は連盟の主張に賛同するというコメントを私から出す。
  そして、その直後の共和国の選挙で二民族連盟党を勝たせる。御子が賛成だと言うなら情勢は変わるでしょ」

アレクセイ:「ですが、必ずしもうまくいくとは……」
イリューシャ:「その時はその時よ。どちらにせよ、私には、それ以上いい軟着陸の方策が思いつかないから」



イリューシャ:「……まずは、目の前の話に戻りましょう。アリョーシャ、提案があると言っていたわね」
アレクセイ:「はい。その件なのですが、実は……」
イリューシャ:「何? 珍しくもったいぶるじゃない」
アレクセイ:「今月末に計画されていたラクシャク進攻について、ひと月ほど追加の猶予を頂きたいのです」
イリューシャ:「ちょっと待って。今、あと半年しかないという話をしたところじゃない。
  なのにひと月遅らせるって、どういうことよ?」


思わず口調がやや詰問調になるイリューシャ。
アレクセイは座ったままやや身を乗り出し、声を潜めて答える。


  BGM:蠢きの予感
    from アルトネリコ(パンプレスト/ガスト, 2006)
    Composed by 中河健


アレクセイ:「……おそらく、いや、ほぼ間違いなく、大鐘堂軍内に内通者がおります」

  [雑談] せやろな
  [雑談] ですよね
  [雑談] 内通者は普通に考慮する
  [雑談] いないほうがおかしいやろ
  [雑談] こっちがやってることだもの あっちもやるでしょ
  [雑談] 情報は戦争に於いて一番大事 その点では明らかに共和国側が勝ってる

オーラフ:「内通……裏切り?」
イリューシャ:「ど、どういうことよ?」

御子はつい先ほどと同じ言葉を全く違う調子で言う。他の二人も動揺した様子だ。


アレクセイ:「ここ数か月の共和国との戦い、敵はこちらの動きに対して
  最小限の戦力で最大の効果を挙げるような対応をし、それはほとんどの場合で実際に成功しています。
  ところが、先日のむらくも桟橋の戦いのように、共和国から攻撃してきたときは非常に脆い。
  また、こちらの作戦がうまくいくことも時々あります」

オーラフ:「つまり、大鐘堂軍の作戦行動の内容が敵に漏洩している、ということですか?」
アレクセイ:「別の可能性も考えられますが……今までの戦いを分析すると、
  特定のグループが作戦行動に参加している時に、共和国軍は最適な対応をしてくる傾向が見られます」

イリューシャ:「その特定のグループに敵と通じている者がいるかもしれないってことね。……誰がそうなの?」
アレクセイ:「まだ断定には至っておりません。ただ、ある程度絞り込まれてはきています。
  少なくとも、去年のラクシャクの戦いより後に加わった兵卒なのは間違いないかと存じます。
  人数はおそらく一人……複数の可能性もまだ否定はできませんが」

イリューシャ:「それで、完全に特定するために時間が欲しい、と」

  [雑談] あーよかった 昔からの仲間に刺されるやつじゃなくて
  [雑談] あれおかしいな、何か心臓が苦しくなってきたぞ……?
  [雑談] ……でもこれメイランちゃんあたりは疑われるよね? カムパネルラも
  [雑談] それはそれでおいしい
  [雑談] メグは……???ないじゃろ
  [雑談] メグはこっちで作られたもの メーさんは……一応怪しまれるかも
  [雑談] PL側の子たちで疑われるのはメイラン、カムパネルラさん、零姫さん、ラスニールさんかな?
  [雑談] メテオライト女史は判定に困る
  [雑談] 疑われるでしょうねえ
  [雑談] イリューシャさまは澪の民のこと知ってるから、メイランとレーキは澪の民だって言えば大丈夫か
  [雑談] ネルラはくっっっっっっっっっっっっそ怪しいんですよね
  [雑談] いちおう 被疑者のリストは後で出ます

オーラフ:「疑わしい者をすぐに拘束するのでは駄目なのですか?」
アレクセイ:「現状ではまだ絞り込みが足りません。また、下手に動くと軍全体が動揺するでしょう。
  何より、内通があることを逆利用した作戦を立てて実行したい。一発勝負ではございますが」

イリューシャ:「そういうこと」
アレクセイ:「でありますので、どうかひと月の猶予を」
イリューシャ:「分かった。ここまできたのだもの、覚悟は決める」







  BGM:独り想うこと
    from イリスのアトリエ グランファンタズム(ガスト, 2006)
    Composed by 中河健




その日の夜、雲一つない澄んだ空の夜だった。月はまだ地平線に近い位置にあり、
そびえる塔と高く浮かぶインフェル・ピラだけがわずかに満天の星の光を遮っていた。


イリューシャ:(……ついに、言ってしまった)

イリューシャはエナ宮殿のテラスにいた。立ったまま塔の向こうの空を見上げている。


イリューシャ:(ああいうふうには言ったけど、残された時間は少ない。
  もし次の計画に失敗すれば、半年持つかどうかさえ分からない。
  それでも大鐘堂の皆を守るには、もう私の命を差し出すしかない)


塔の影を目印に視線を左下にずらしていく。
ほぼ水平に近い位置に、むらくも桟橋の地形に半ば遮られた灯火の一群が見える。ラクシャクだ。


イリューシャ:(もしあの場所に彼女がいたら、どう反応したでしょうね。
  反対した? 『私が交渉する』とか言った? それとも……)


目を閉じて彼女の面影を浮かべる。
別の道を歩むことになってから間もなく二年。姿形は写真で思い出すこともできるけれども、
あの快活な声の調子は、少しずつ記憶の果ての薄闇に融けていってしまう。


イリューシャ:(『思いがたくさんありすぎて手紙だとどう書いても伝えられなさそうだから』って。
  それなら会いに来ればいいのに。強情なんだから。
  今度の戦いが始まるときには、いやでも呼び戻すけどね)


  [雑談] ほーーーーーー
  [雑談] 感情が 大きい
  [雑談] この二人の関係性が好きすぎて消滅する
  [雑談] わかる

イリューシャ:(ねえ、レギーナ、あの頃に比べて私は強くなったのかな?
  またここで会うとき、あなたは私を見て『変わったね』と言うかな? それとも、言わない?
  ……もしやっぱり不甲斐ない御子だったら、その時はごめんね)


目を開けると、ちょうど星が一つ流れた。言葉にならない想いを、イリューシャは捧げた。


  [雑談] 星はな……願いを聞き届けない……
  [雑談] 願いは俺らが叶えるんだよ 御子様の願いを聞き届けるんだよ俺たちが







それからひと月。次のラクシャク進攻の計画が、兵たちに通知された。

レーレの水卸の敵は少数の兵で足止めしつつ、陸と空の両面からラクシャクに肉薄。
エナに留まる部隊もあるとはいえ、投入する人員・兵器とも過去最大級の作戦になる。
ラクシャク奪還を期した編成だが、同時に、大敗を喫した場合にはもはや打つ手がなくなることも意味する。
誰もが理解した。これは最終決戦であるのだろうと。


人々の思いが今日もメタ・ファルスを揺らす。運命の日が近づく――





chapter.5
A.D.3434, Rakshek Shin-Kai Airport

nImUleh dn Aujes_kajya, targue...
この身、狂気に染まろうとも




  [雑談] とてもおいしいです(エモの波に飲まれながら)
  [雑談] 勝たなきゃ
  [雑談] がんばらないと







  BGM:コトノハ
    from マナケミア2(ガスト, 2008)
    Composed by 阿知波大輔



決戦の日の六日前。クーロンのもとに一通の手紙がもたらされた。


ウツロ:『おい、開けよ』 くちばしで窓をコンコン
クーロン:「お、お疲れ。……親父の方はなしか」

ウツロの足に括りつけられた手紙の差出人は、ザラ・ホーファー。
メタ・ファルス共和国内務省副大臣にしてクーロンの兄のファーロン、の秘書だ。

クーロンがパスタリアを訪れたあの時から、ふた月に一度程度の頻度で定期的に連絡を取り合っていた。
とはいえこれまでは特に大きな変化はなかったのだが、今回のものは様子が違うようだ。


クーロン:「さて、兄貴は何してんのかな……」 手紙を開きます



┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
| クーロン・カムイノミ様

| 冠省 クーロン様におかれましてはますますご活躍のことと存じます。
| さて、この度ファーロンは新しくカナカナ突堤で運用が始まった基地の責任者に任命されました。
| 基本的には今までと変わらずパスタリアでの業務になりますが、月に十日ほどは赴任することに
| なる見込みになっております。
| 最初は明日より二週間の逗留が予定されています。カナカナ突堤は辺鄙な場所ではございますが、
| もしご機会があれば、お越しになって様子をご覧になることもできることと存じます。
| 以上、取り急ぎお知らせまででした。時節柄どうぞご自愛くださいませ。 草々

|                                   ザラ・ホーファー
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




  [雑談] ほう……
  [雑談] カナカナ突堤の基地
  [雑談] 辺鄙って 人の出身地をなあ
  [雑談] 突堤って隠されてるんじゃなかったっけ
  [雑談] です カナカナ突堤は数十年前から隠蔽されている 集落自体は地下にある
  [雑談] ファーロンさん、まずいことになってますね

クーロン:「……は?」
ウツロ:『どうした?』
クーロン:「どうしたじゃねぇよ! え、これ」 手紙を何度も読み返します。そうして内容を飲み込んで
  「突堤に基地が出来てて、明日そこに兄貴が行く――」
ウツロ:『クーロン、それは本当か』
クーロン:「いや、分かんねぇよ。てか、突堤に基地って……ウツロ、お前飛んでたろ。何か見てないのか?」
ウツロ:『待て。……確認しなければ分からぬな。書面を運ぶ時は急ぐ。気付かなかったのやもしれん』
クーロン:「なんだよ、使えねぇな。で、明日にはもう向こう……?」
ウツロ:『使えないとは何だ。我がいなければこれを知ることもできなかっただろう』
クーロン:「あぁそうだなっ」 言い放ってもう一度書面をじっくりと眺めます

クーロン:「ザラさんに話を……いや、突堤に行っててもおかしくない。今からウツロを飛ばしても間に合わないか?
  親父は……流石に気付いてるだろ。何かしらしてるはず……」 
ぶつぶつ
ウツロ:『我は座して待つのが得策と見る。ちなみに、我は火中の栗を拾う趣味はないぞ?』
クーロン:「流石に敵の基地に飛んでけなんて言わないさ。でも、メイランと沙華姉ちゃんには話しとかないと」
ウツロ:『星藍の娘か、それは止める道理はないな』
クーロン:「なら善は急げだ。全員呼んできてくれるか?」
ウツロ:『肩がちと厳しい。メイランはすぐ捕まるだろうが、星藍の娘は探すまではしないぞ?』
クーロン:「じゃあ手紙書く。終わるまで待ってろ」 それだけ言うと猛烈な速度で手紙を書き始める

書かれた手紙の内容は至極簡素だった。

クーロン:「『突堤の件で話がある。これを見たら明日の正午に俺の部屋に来る事 クーロン』だ。じゃ、頼んだぞ」

ウツロに言い聞かせつつ左足に走り書きの手紙ををくくりつけ、二度、三度撫でてやると、
ウツロは開いた窓から飛び立っていった。








沙華:「レーキ、来てくれたわね」
零姫:「はい、お嬢様。して、火急の用とは何があったんでごぜーましょーか?」
沙華:「これを見て頂戴」

彼女が見せたのは、クーロンから受け取った手紙だった。
突堤の件についてと言われれば、澪の民である沙華も零姫も他人事ではなくなる。

現在、星藍家当主は直系長子であり、転生の流派を持って生まれた沙華が預かっている形となっているのだ。
外に出てしまっている上に、まだいわゆる長老も多くいるが、彼女が当主であることに変わりはない。
転生の流派を頂くと自負する星藍家にとって、外見上の年齢が高くとも「プラルラである」ことの方が発言権を持っていた。
もちろん、それは護を探し出して記憶を取り戻した、成年の者に限るが。


零姫:「『突堤の件で』……? 一体何があったんでしょーか……とりあえず、私もついていってだいじょーぶですよね?」
沙華:「もちろん問題ないわよ、あなただって澪の民、カナカナの住民じゃない」
零姫:「じゃ、ついてきますわね」

レーキが優雅にスカートのすそをつまんで一礼した。

  [雑談] 零姫さんの台詞の音引きになるところすき
  [雑談] ハァーーースゥゥゥゥゥ
  [雑談] まけないでクロ二郎
  [雑談] ががががんばる







  BGM:薄明かり
    from アルトネリコ2(パンプレスト/ガスト, 2007)
    Composed by 阿知波大輔



後日、沙華が零姫を連れてクーロンの部屋を訪ねると、そこにはメイランもいた。場の空気は張りつめている。

クーロン:「沙華姉ちゃん、わざわざ呼び出して悪いな。早速だけど、これ」 そう言ってザラの手紙を渡す
沙華:「……何よ、これ。あそこに政治的な価値なんてないだろうに……」
クーロン:「俺も色々思うところはある。でも、まずはそれを共有しときたかったんだ。
  ……どうしてこんなことになったんだよ」 
吐き捨てるように
メイラン:「クーロン、そういうのは後でってさっき話したでしょ?」
クーロン:「あ、あぁ、そうだったな。でだ。……どうする?」
零姫:「お嬢様、ここは戻るべきです。クリスタルも心配ですし、
  代々の星藍当主が書いてきた歴史書を捨て置くわけにいきません」

沙華:「代々のって言っても、パパ……リタのお父さんが始めたのがきっかけだから量なんてそこまで……
  まぁ、本もクリスタルも捨て置けないのは事実だけど」

クーロン:「だよな、じゃあ……」

メイラン:「待って。私は反対、ここにいた方がいい」
クーロン:「……は? これ見てそれを言うかよ?」
零姫:「なんでですか! こんな状態に!」
メイラン:「作戦があるから移動に制限がかかってるじゃない。その時点で出来ることは限られてる」
零姫:「け、けど私だけなら……っ」 首にかけた鏡を握ります

  [雑談] この時点で6日前 当然秘密厳守、兵士のエナ市外への外出は制限が掛かっています
  [雑談] 6日前の後日だからもっと近いか 正確には
  [雑談] ここでーでちゃうとーもれなくスパイ しかも敵の基地に直で向かう激やば度
  [雑談] たぶん御子様のとこに駆け込むのがまだましな選択肢な気がせんでもない
  [雑談] 師匠に報告だ
  [雑談] それについては事前にここを準備してもらってるときにちょっと話したんですよね
  [雑談] (このシーンは事前に状況を裏で相談して作ってもらってきています)

メイラン:「突堤まで一回で飛べてすぐ戻れるならそれでいいけど、そうじゃないなら軌道車なりを使って行くのと同じよ」
零姫:「う、それは……」
沙華:「何回かに分けて来たって言ってたわね、レーキ」
メイラン:「召集があるまで待機。だから召集に応じることのできない手段は使えない」

クーロン:「いや、モノには優先事項ってのがあるだろ? 俺らにとって突堤と任務と、どっちが大事なんだ?」
零姫:「任務より突堤よりお嬢様と当家の品々ですわ」
沙華:「ごめん、ちょっとこいつはほっといて」
メイラン一度零姫を見やってから 「そう言われると突堤としか言えないけど……
  ここで軍規を守らないで抜け出したら、私たちの印象が悪くなる。そしたら突堤への印象も悪くなると思わない?」

クーロン:「そ、それは……」
零姫:「否定できねーですわね……」
沙華:「ただの村ではないし、なんとかやってけるとは思うけど……漏洩が心配ね」
メイラン:「沙華さんの言う通りよ。何かあったら更に地下に潜ることになってるでしょ? だからすぐには見つからない」
クーロン:「そんなルールあったな、そういや。でも、ここで指くわえて待ってろっていうのか?」
メイラン:「そうだけど?」
沙華:「……様子くらい、わかればいいんだけど」
クーロン:「様子……あっ、そうだ! ウツロなら任務とか関係ないし、飛ばしても平気だろ?」
メイラン:「そういえばウツロがいたか。じゃあ、それはクーロンに任せるね。でも、私たちはここで待機」
零姫:「……まぁ、仕方ねーですわ」
沙華:「何かわかったら教えてね」
クーロン:「――はいそうですかっては言えねぇよ。大体なんだよ、そうやって……俺に言い聞かせるみたいに言いやがって」
メイラン:「そうしないと何するか分からないでしょ?」
クーロン:「お前は自分の帰るとこがどうなってもいいのかよ!」 声を荒げる

  [雑談] ここすき
  [雑談] ここすきわかる
  [雑談] 村が焼けるか焼けないかの瀬戸際
  [雑談] 主人公級の格見せてくれるよねえ

メイラン:「……そんなこと、思うわけない。行けない理由がないなら、すぐにでも行きたい。
  でもそうじゃない。出来ないからしないの。沙華さんだってきっとそうよ。だから落ち着いて」

クーロン:「……」 手を震わせてます
沙華:「私だけなら帰ってたけど、一人じゃないしね。一人なら……ほら、死んでも帰ってくるし」
零姫:「いー加減その思考を改めやがれでやがりますわお嬢様」

  [雑談] そしてこの反応w

メイラン:「やっぱり。……あと、私たちだけで帰っても、出来ることはきっと少ない。だから、信じましょ、今は」
クーロン:「……ちくしょうっ」 机を叩きます

沙華:「……あんなところに基地なんて立てて、どうするのかしらね」
零姫:「狙いがわかんねーですわ、表向きは何にもないところのはずでやがりますし……」
メイラン:「基地を起点に街を造ったり? 住むところが増えるのは歓迎でしょうし」
沙華:「そうなると、人のいない空き地の方が都合がいいものね……」
メイラン:「リムの上に価値のない土地なんてないってことかも」
沙華:「狭いものねぇ……ここ……」

  [雑談] 一応エナを後ろからつける位置ではある
  [雑談] そういうことです 逆回りでのエナ侵攻が見える位置
  [雑談] しかもエナから見て塔の向こうなので気づかれにくい







後日、突堤を確認しに行ったウツロからの連絡はシンプルなものだった。

ウツロ:『皆いないな。深くに潜っているのだろう』

状況は想定していた通りで、よい報せにはならなかった。



  [雑談] ようやく言える 裏でこの手紙を渡された瞬間の動揺わかるぅ?↑↑↑
  [雑談] w
  [雑談] そしてそれを見たこっちの動揺もネ!
  [雑談] 大変でしたね……
  [雑談] リアルマガジンよほんま
  [雑談] これから焼ける村の香りはかぐわしい
  [雑談] さあカナカナ突堤はどうなっているんでしょうねー お楽しみに
  [雑談] グリルしないで……
  [雑談] 内部でバーベキューして煙もくもくさせてたりして







  BGM:雑踏の中の少年
    from アルトネリコ2(バンプレスト/ガスト, 2007)
    Composed by 中河健




朝には晴れていた空は、昼には白い雲で覆われるようになり、その雲も次第に低く垂れこめてきた。
冷たい風が吹き付けて建てつけの悪い窓がガタガタと振動する音の中、出歩く人々は足早に通り過ぎていく。

ラクシャクに攻め入るまであと三日に迫った。計画に関しては一般市民には一切知らされていないが、
それでも日に日に高まる兵士たちの緊張の度合いは、近いうちに何かが起こることを皆に予感させていた。

エナの市壁上のスペースは、一部が公園として市民に開放されている。
とはいえ、吹きさらしのこの場所をこの天気で利用しようという住民はほとんどいない。
そんな中で、フードを深く固定するように被ったやや怪しい風体の男が一人、
背もたれのないベンチに腰掛けて浮かない顔で市街地を眺めている。

巡回してきた二人連れの警備の兵が、その男に声を掛けた。



ヤン:「もしもし、ちょっとすみません」
デクス:「はい?」
ヤン:「あ、なんだ、デクスさんか。ちょっと見かけが怪しかったから」
デクス:「ああそういう。お仕事お疲れ様です」

  [雑談] あやしいお兄さん
  [雑談] よかった デクスくんだった
  [雑談] 大活躍やんデクスくん これにはデクスファンもニッコリ
  [雑談] 石板をつっかえにして前のめりで座りながら街を眺めるフードを深くかぶった男 怪しすぎるな!

ブランシュ:「何をしてたんですか?」
デクス:「ちょっと、町を見ていただけ」
ブランシュ:「町を?」
デクス:「……えーと」

周囲に他に誰もいないことを確認してから、デクスは話を続ける。


デクス:「僕も明日にはラクシャクに行くから」
ヤン:「ラクシャクに?」
デクス:「明々後日だったよね? ラクシャクに攻め込むのは。
  だから、その前にレギーナを迎えに行ってほしいと頼まれてるんだ」

ヤン:「それで知ってたのか。まあ、自分は……ラクシャクには行かないんだけどね」
デクス:「後詰め?」
ヤン:「そんなところ」
デクス:「それで、……もしかしたらエナももう見納めになるのかな、ってちょっと思っちゃって」
ブランシュ:「大丈夫ですよ。きっと戻ってこられます」
デクス:「今までも何度か行ってるから大丈夫だとは思うんだけど、
  最近のエナのピリピリした雰囲気があって、なんか不安で」


  [雑談] 落ち合った場所で敵に囲まれそう
  [雑談] つらい
  [雑談] 大丈夫だといいね
  [雑談] 大丈夫でしょ(フラグ)

ブランシュ:「やっぱり、なんか張り詰めた空気みたいなのが感じられますよね……」
デクス:「事前に行って帰ってくるだけの僕でさえこう思うくらいなんだから、
  軍のみんなはもっとプレッシャーかかってるんだろうなあとか思う。よく平気だよね」

ブランシュ:「平気なのは見かけだけだと思います」
デクス:「……やっぱり?」
ブランシュ:「私だって、しばらく仕事を休んでいた時がありましたから。
  夜眠れない。寝ても悪い夢を見る。いつまでも疲れが取れない。
  頭が全然働かなくなって、いま何をすればいいのか分からなくなるような時があって……
  ダイブしてもらってかなり良くなりましたけど、それでも二か月くらいは動けませんでした」

ヤン:「レーヴァテイルじゃなければダイブはできないからなあ……
  なんとかなる人もいるけど、結局治らないまま辞める人もけっこういる」

ブランシュ:「私も、良くなるのがもう少し遅かったら、続けていなかったと思います」

はあ、とため息交じりの返事をするデクス。見渡す街並みは今でも一見平穏ではあるが、
手入れが行き届きにくくなったためか、数年前に比べればみすぼらしくなった。
人の心も同じように、回復が追いつかなくなり少しずつ荒んできているのかもしれない、そう彼は思う。


  [雑談] ブランシュさん……
  [雑談] 一般的な惨状を知ることが出来たとともにレーヴァテイルの利便性がわかる一節
  [雑談] PTSDいっぱい出るでしょうねえ 平気でいられるPC勢は全員メン強

ヤン:「ここ最近は睨み合いだけで大きな戦いになることは……こないだのむらくも桟橋の時くらいで、
  あとはしばらくなかったから落ち着いていたけど、今度の戦いはまた精神的にもきつくなるんじゃないかな」

ブランシュ:「多分ね」



デクス:「でも、それじゃ、なんで今も続けているの? ブランシュもそんな辛かったなら、辞めちゃってもよかったのに。
  ……というか、どうして大鐘堂に入ろうと思ったの?」


ブランシュはヤンのほうを一度見てから、視線を空に向ける。雲はいよいよ厚みを増してきている。


ブランシュ:「私の場合は……辞めどきを見失っちゃったからかな。
  本当は、人数が確保できるまで、せいぜい一年くらいだけやるつもりだったんです」

ヤン:「あれ、そうだったんだ?
  第一期生の俺より早くから軍にいたから、何か強い動機があって志願していたんだと思ってたけど」

ブランシュ:「最初はレーヴァテイル兵になるつもりなんかなくて、大鐘堂には食料の調達で協力していただけなんです。
  食堂をやっているから、食品を注文する量が多くても別に怪しまれたりしないでしょう?
  そうやって買ってきた食材を持っていったり、あと売り切れなかったメニューを差し入れしたりしていました」

ヤン:「へえ」
ブランシュ:「そういう付き合いがある中で、兵員の数が足りないという話を聞いて、それで」
デクス:「ということは、付き合いで兵士になったんだ」
ブランシュ:「戦うのは苦手だけど警備の手伝いとかくらいならできるかな、って思って。
  そうしたら結局戦いにも出たし、回復魔法を覚えたらいよいよ役割ができちゃって……」

デクス:「それで、やめるにやめられなくなっちゃった」
ブランシュ:「そうですね。……力及ばず目の前で息を引き取る人もいて、その度にもう嫌になりますが、
  それでも一人でも助かる人がいるのならば、と」

ヤン:「みんなありがたいと思ってるさ。怪我したり死んだりしたいと思う人はそうはいない」

頷く一同。今度はブランシュがヤンに話を振る。


ブランシュ:「ヤンはどうなの? どうして今の仕事を続けているか」
ヤン:「エレミア人に恨みがあるとかどうこうじゃないところは俺も同じだな。
  農家の次男坊で、兄貴が遠くないうちに結婚して家業を継ぐから仕事を見つけて家を出なきゃいけない、
  けど俺に何ができるかなあ……ってときに募集を受けたのがきっかけだから。
  いちおう弓も使えるし、これなら俺にもできるかもしれない、って」

デクス:「自分にできることがあるから、か」

  [雑談] ここになって志望動機判明するとは
  [雑談] 二人はほんとに元一般人って感じだなぁ

ヤン:「実際に戦場に出てみれば、そりゃ痛い思いもするし、一歩間違えれば死んでたかもしれないこともある。
  今度の戦いが終わったらもう辞める、と決めたこともあった。けれど、結局なんだかんだで続けてるなあ」

デクス:「なんだかんだ、って」
ヤン:「まあ、部下がいると、いろいろと。
  まだほとんど新人で戦いに不慣れな部下をほっといていいのかとかつい考えちゃって」

ブランシュ:「やっぱりそうなりますよね……」
ヤン:「ただ、最近はまた『あまり戦闘に出たくない』って思うかなあ」
ブランシュ:「彼女さんと同居するようになったから?」
ヤン:「あー、うん、それ。さすがにブランシュにはすぐ分かるか」
デクス:「同居!?」
ヤン:「まあ、そういうこと。わりと結婚前提で」
デクス:「『俺、この戦争が終わったら結婚するんだ』ってやつ?」
ブランシュ:「わざわざ声真似までしなくても」
ヤン:「そういうこと言われるからあまり外では言ってないんだけど……」

  [雑談] おぉ
  [雑談] フラグぇ……
  [雑談] フラグ立ててる
  [雑談] わかんないよヤンさんコーラサワーかもしれないじゃん

なにか質問をしたそうにしているデクスを横目に、
ばつが悪そうに頭を掻きながら、ヤンは話の流れをブランシュに戻す。


ヤン:「ブランシュはそのへんどうなの? レオさんのこと」
ブランシュ:「レオは私の意見を尊重してくれるから」
ヤン:「じゃなくて、相手を残して死んでしまったりするかもしれないことに、抵抗というか恐怖みたいなのはあるのかなって」
デクス:「……」
ブランシュ:「もちろんありますよ。ただ、私の場合は最前線で戦うことは多くないし、
  もし私の回復が届かなければパートナーを置いて死んでしまう人もいるかもしれないと思うと、ちょっと」

ヤン:「献身的だなあ」
ブランシュ:「でも、遺書は用意しておいたほうがいいと思いますよ? “先輩”からのアドバイスとして」
ヤン:「あー……」
デクス:「遺書かあ」
ヤン:「あれ、デクスさんも?」
デクス:「実は僕、許嫁がいるんだ」

  [雑談] !?
  [雑談] なんだと
  [雑談] 結構最初の方から明かされてた設定
  [雑談] えっ
  [雑談] そうだったっけ……
  [雑談] デクスくんのプロヒィールが出た時点で許嫁の記述はあった
  [雑談] まじか つかみどころがなさ過ぎて全然思い至りもしなかった
  [雑談] この3人の共通点:全員パートナーかそれに近い立場の人がいる

ヤン:「えっ……ええー!?」
ブランシュ:「そんなに驚かなくても」
ヤン:「だって、まだそういう歳だと思ってなくて」
デクス:「人間じゃないからね。血統を維持するために必要なことでもあるし」

  [雑談] 血統の維持……(四百年後のメタファルスを眺めながら)

言いながらデクスは手近な石を一つ宙に浮かせて見せた。二人の目が石を追って右に左に動く。


ヤン:「……デクスさんが大鐘堂に協力するのは、この能力があるから?」
デクス:「今はその理由が大きいかもしれないけど、始めはそうじゃなかった。
  最初にオーラフさんが来たときの依頼は、『兵員が詩魔法を覚えるためのダイブを
  安くできるようにしてほしい』だったんだ。こっちもシエールの最新式のダイブマシンを入れたばかりだったから、
  稼働率を上げるにはちょうどいいかな、って思って」

ブランシュ:「あの大鐘堂割引って、そういう」

  [雑談] 大鍾堂割
  [雑談] キャメラもお世話になったと思う
  [雑談] あの奇妙なダイブも大鐘堂割適用されたのかなあ 女装カナタさん
  [雑談] ww

デクス:「うん。で、そのうちなし崩し的に運びのほうでも協力するようになった感じ」
ヤン:「そりゃ便利だからなあ。他にできる人がいないし」
デクス:「まあね。お礼ってことで御子様に食事に呼ばれたこともあったくらいだから」
ブランシュ:「ええっ!?」
ヤン:「マジで!?」
デクス:「うん。御子様とレギーナと三人で」
ヤン:「うらやましい。俺ももっと活躍すれば……」
ブランシュ:「彼女さんに褒めてもらえばいいんじゃない?」
ヤン:「はい、やっぱりそうなりますよね……」

あはは、と笑うデクス。彼の顔からはいつの間にか憂いの色は消えているようだ。


デクス:「ま、みんながみんな強い動機があって大鐘堂に入ったわけじゃないってことは、よく分かったよ」
ヤン:「そりゃあね。この仕事、使命感とかだけじゃ務まらないところもあるし」
ブランシュ:「しょいこみ過ぎると潰れてしまうというのは、もう身に沁みて分かりましたから」
デクス:「とりあえず僕のほうは、レギーナを連れ戻せばもう危険な任務はないはずだし。
  みんなより一足先にラクシャクを見物してくる」

ヤン:「ああ」

  [雑談] 死亡フラグの気配がする

デクス:「仕事の邪魔しちゃったみたいで悪いね。それじゃ僕は帰るよ」
ヤン:「分かった。じゃあな」
ブランシュ:「無理はしないでね」
デクス:「二人もね。って、今回は出ないんだっけ」
ブランシュ:「だから、気を付けてね」
デクス:「うん」

デクスはベンチの下に置いていた石板に乗り、市壁の端から飛び降りるように去っていった。
彼を追いかけるように一陣の風が吹く。そろそろ雨が降ってきそうな気配だ。

塔のほうに向きなおり、ヤンは小さく呟く。


ヤン:「……遺書、いちおう用意しておくか。今回ばかりは生きて帰れないかもしれない」
ブランシュ:「え?」
ヤン:「いや、なんでもない。聞かなかったことにしてくれ」



  [雑談] 死亡フラグ祭り終了
  [雑談] こんだけ立てたら逆に折れる
  [雑談] ちょっと長かったけどギリギリ日常シーンのようななにかでした
  [雑談] こういう何でもない会話が死をおいしくする 生きてることに越したことはないけどね!
  [雑談] 日常があってこそ生と死は輝くから 生と死があってこそ日常が尊くなるように







次の日。前夜から降り出した雨は昼過ぎには上がり、
午後のエナ各所では最終確認や準備の作業が雨天による遅れを取り戻そうと急ぎ足で行われていた。
現在は主に物資の集積場として使われているエナの地下空間でも、
今日は荷物の運び出しなどに従事する者の姿をそこそこ見かける。


  BGM:月に棲む魔
    from アルトネリコ2(パンプレスト/ガスト, 2007)
    Composed by 中河健




地下を行き交うまばらな人の流れとは明らかに別の方向に進む人影が一つ。
薄暗い通路の中、彼が立てる足音や鎧の触れる音だけが響く。

やがて彼は空き部屋の扉の前で立ち止まった。目的地に着いたようだ。周囲を一度確認してから中に入る。
やはり今も空き部屋で、室内に物はなにも置かれていない。
ただ、彼をここに呼んだ者だけが待っていた。



アレクセイ:「わざわざこんな所に呼びだして済まない」

  [雑談] ではロバートさんどうぞ
  [雑談] ロバさんかあ
  [雑談] 業を背負う第二号はロバさんかあ
  [雑談] こっちは事前に作ってはいないので流れでやります

ロバート:「俺は元々流れだし慣れてるから問題ない。
  将軍直々に、しかも外野無しときたら……重大案件だと思うが俺でいいのか?」

アレクセイ:「その腕を信頼しての話だ。時間が限られているゆえ、用件を手短に話そう。
  明後日の作戦について、もうブリーフィング等で指示は受けていると思うが、
  それとは別の特別な任務を与える。性質上、直属の上官以外には知らせていないことだ」

ロバート:「特別、それも機密性の高いモノね……わかった、やろう。
  どうせ力量から見て無茶な話じゃないんだろう? 大抵の事に対しての心構えは出来てる」


  [雑談] スパイの処分か……
  [雑談] そこらへんしっかりしてる相手なら詳細を聞かずに受けることは確定するよ

アレクセイ:「話が早くて助かる」 一瞬だけ相好を崩して
  「大鐘堂軍の兵の中に、共和国と通じている者がいる。
  その者は、こちらの作戦行動の内容を何らかの手段で敵に流しているようだ。
  ここ一年ほどの間に加わった者であろう。候補は数名にまで絞ったが、特定にまでは至らなかった。
  その候補のうちの三名を、ロバートと共に行動する部隊に配置している。詳細はこちらにある」


アレクセイは封書を取り出し、戻ってから開けて、覚えたら焼却処分しろと付け加えてロバートに渡した。


ロバート:「あー、まぁ戦における常套手段だわな……情報の価値は計り知れない」

  [雑談] ほーんほんほんそういう感じで開示するのか
  [雑談] 覚えるのはマカセロー(フレーバーに使われた適応する力)
  [雑談] 3名って多くない?
  [雑談] そうでもない 盾役故戦場を広く見る場所だし何よりタフで死なない
  [雑談] PC総勢12名の中で一番適任とも言えるかもよ
  [雑談] そうかもしれない
  [雑談] いや、もし全員そうだったらロバさん大ピンチじゃんって 盾っつったって飯に混ぜ物されちゃー
  [雑談] 基本的にこっち側しか知らない情報で奇襲を仕掛けるわけだから
  [雑談] はなからそこら辺のリスクは考慮してないかもね

アレクセイ:「任務の内容は二つだ。
  まず、戦闘行動中、対象に不審な様子がないか監視すること。あればその時点で上官に通報せよ。
  挙動に問題が見受けられない場合は何もしなくてもよい。三名全員が潔白ということもありえる」

ロバート:「そこは問題ない。どうしようもない状況でもなく、あくまで疑いの段階でどうこうってほど短気じゃないしな」
アレクセイ:「よし。ではもう一つ、緊急の場合――
  すなわち内通者が友軍や市民に危害を与える行為に走った場合、
  最優先でそれらを守ること。この時は通報は二の次、行動の阻止も可能な範囲でよいが……
  やむを得ない場合は独断で対象を殺傷しても構わん」

ロバート:「それに関しては満足行く答えが出せるかは微妙だな……
  俺は可能性や自分の能力に賭ける事は基本的にしない質だ、最終的な被害を減らせるなら人質は見捨てる事もある」

アレクセイ:「いや、それでいい。慎重に判断できるのは何よりの適性だ」

  [雑談] 有罪の人を見逃すリスクがあっても無実の人を殺すのは避けたい、ということ
  [雑談] ん~甘くないかぁ? エモ視点で見ればそれもまたよきだけど……
  [雑談] アレクセイさんはそういうとこある(これは彼氏ヅラタイプのドルオタ)
  [雑談] 流石に無実の人が大量に巻き込まれることはロバさんも絶対したくない

ロバート:「ならひとまずは安心だ。最優先でそれらを守る、これはあくまで全体であって個にならないって事でいいんだな?」
アレクセイ:「そうだな。……そういう判断を迫られる事態にならないことを願いたいところではあるが」
ロバート:「最悪の想定は半ば癖なんだ。
  まぁ、味方に、守るべき相手に倒れられてほしくないってのは盾持ち共通の願いだよ。そこらへんは任せろ」

アレクセイ:「ありがたい。頼む」

  [雑談] こっちからの話はこれでだいたい終わりです あとはロバートさんの一人のシーンを入れるかどうか
  [雑談] 情報は戻って渡された書類を確認するときに開示します
  [雑談] なお、任務の内容を他のPCに対して話すことは不可です
  [雑談] ラスニールさんだけ例外 RPの都合があるならラスニールさんには事前に話して構いません
  [雑談] もちろん、当日実際にイベントが発生した時に周囲の人に協力してもらうことは可能です
  [雑談] 無邪気にぴょんぴょんしてればいいんだなおーけー
  [雑談] アフターケアは任せろーバリバリ
  [雑談] じじいには多分伝えないなぁ
  [雑談] じじい呼ばわり



アレクセイ:「……他に、今のうちに聞いておきたいことはあるか?」
ロバート:「裏切者がいたとして、その者に親しき人がいた場合……
  いや、態々後味悪くなる事を聞く必要も無いわな。特に確認すべきことは思いつかねぇ」

アレクセイ:「それならよい。では頼んだ。くれぐれも、慎重に行動してくれ
  ……監視しているのが相手にばれて、結果として内通者が動かず特定に失敗すれば、それはそれで後に響くからな」

ロバート:「失敗したら失うばかり……大丈夫だ、宵越しの金と秘密は持ってることを悟られた時点で食い物にされるんでね」
アレクセイ:「なるほどな。その経験で培われたものに期待するとしよう」

そう言って、アレクセイは部屋を出ていった。








自室に戻ったロバートは扉を閉めた後、少ない荷物をひっくり返し、
寝床や机、壁やドア等を徹底的に確認しつつ三時間ほどして満足したのか封書をあける。


ロバート:「さて……?」

  [雑談] 三時間w
  [雑談] 小さな穴とかマイク埋め込まれたりとかを経過して探すなら時間かかる
  [雑談] 天地無用をひっくり返す作業ですねわかります
  [雑談] 裏切者ダービーだー
  [雑談] どきどき



三名のプロフィールについては以下の通り
『いずれも“作り物の身体”ではないことは確認済み
プロフィールの大半は本人の自己申告によるものなので注意せよ』との付箋あり


ポーレット・ラマー
レーヴァテイル 18歳 エナ出身
もと家事手伝い 一年半くらい前から大鐘堂でボランティアで雑務をしていたが、
半年余り前にレーヴァテイル兵になることを決め、試験を受けて入隊した
家族はエナにいて知り合いも多い(家族が実際にいることは確認済み)
プロフィール上の不審点は少ないが、戦闘参加時に敵にこちらの行動を読まれる率が異常に高い

モーリス・デュラン
人間/男性 25歳 ラクシャク出身
もと建設作業員 共和国との停戦時に身分証を偽造してエナに移動し、そのまま定住している
密航の理由は「共和国に反感があるため」
エナでもしばらく建築の仕事をしたのち、昨年のラクシャクの戦いの直後に入隊した
エナに知り合いはいない 近親者は全員ラクシャク在住で今のところ確認できず

出雲郷 槻(あだかえ つき)
人間/女性 31歳 パスタリア出身
もと大鐘堂騎士見習い パスタリアの戦いに従軍するが開戦から一年ほどでエレミア人勢力の捕虜になる
その時の負傷で片足が不自由になっていたため、ほどなく解放されて除隊し、エナに引っ越した
(大鐘堂側の記録は散逸しているため照合不可)
資金を貯めて足を動かすための補助具を買い、一年足らず前に大鐘堂軍に入隊した
本人も昔の記憶があいまいになっている パスタリア時代からの知り合いや近親者はエナにはいない




  [雑談] 記憶があいまいになっている
  [雑談] ぜんいんあやしい
  [雑談] まぁ怪しくないのはいないよねw
  [雑談] さーて 誰がはんにんかな
  [雑談] わしの予想としては3>2>1かなぁ 大きい接触があったと思われる順番で選出した
  [雑談] 直感だと1>2>3
  [雑談] 写真付きよね
  [雑談] です 立ち絵は今日は用意できてないけど
  [雑談] そっか 今回はこの三人全員顔つきか
  [雑談] ともあれ頑張れロバさん
  [雑談] この三人は実際にロバートさんと同じ組で戦います
  [雑談] 三人援軍確定
  [雑談] 本当に援軍か?
  [雑談] 援軍(スパイ含む)

ロバート:「まぁ此処に上がってる時点で怪しくないのは居ないよな……っと。
  必要なのは分かるんだが、燃やす書類に写真なぁ……
  スパイじゃなかった奴の写真まで燃やすのは不吉な連想して好きじゃないんだが」 
何のためらいも無く火をつけます

ロバート:「さて……これに関しては今できることも無いしな」
  
気持ちを切り替えて手のひらサイズの木片を短刀で少しずつ削りつつ……
  「痛っ……やっぱこれ自分で形作るんじゃなくて、仕様書として投げて向こうに任せた方がいいな」
  
血の滲む人差し指に酒精の強い酒を垂らしつつぼやくのだった

  [雑談] 何か作ってる……
  [雑談] 何か手作りしている
  [雑談] モックっぽいな
  [雑談] 巡り巡ってクーさんのところにたどり着きそう
  [雑談] せやで
  [雑談] そこで爆発する
  [雑談] ええw
  [雑談] 木が爆発してたまるか!
  [雑談] するよ。そうパラノイアならね!







(この節はセッション終了後のdiscord上 2019/06/09)



  [雑談] もし今夜人集まりそうだったら、配下抜きのメインPC同士で
  [雑談] 「随分と長い付き合いになりましたが?」みたいなフラグ乱舞やりたい
  [雑談] キャメラチャンが割と上手になったお菓子をご用意するので
  [雑談] フラグ祭り!
  [雑談] 普通のお菓子でいいんですよね
  [雑談] クッキーとかスコーンとかだよ お茶もあるよ
  [雑談] 場所は指定なければキャメラのお部屋ですしづめになりながらになります



作戦決行を翌日に控えたその日。大鐘堂軍兵舎は、揃って休養する兵士たちの喧騒で満たされている。
大きな戦いを前に怯える者、浮き足立つ者、逆に不自然なほどにいつも通りに振る舞う者……
キャメラは一番最後のグループに属していた。朝早いうちに厨房を借りて焼き上げたお菓子を、
自室の小さなテーブルの上に広げて、招いた客たちが訪れるのを待つ。



キャメラ:「まだかしら。先にちょっとだけ食べてしまいましょうか?」
ノルン:ドアから半分顔を出してます。なんか風呂敷持ってる
ノルン:「お招きいただきありがとうございます……」 そろー
キャメラ:ではノルンちゃんが来たのに気づいて、手招きします
キャメラ:「あら、いらしてくださってありがとうございます。こちらにどうぞ」 と椅子の一つを勧めますね
ノルン:「そいじゃお邪魔して、っと。ええとこれ、つまらないものですが……」 とおみやげを差し出す

  [雑談] 風呂敷の中身は…… Aおせんべい B漬物 Cロールケーキ
  [雑談] 草 じゃあAのおせんべいかな
  [雑談] はい

ノルン:風呂敷の中身はおせんべいアソートでした
キャメラ:「わぁ……わざわざありがとうございますね。早速いただいても?」
ノルン:「はい! どうぞどうぞー、そのために持ってきましたので!」
キャメラ:「では遠慮なく」 早速テーブルの上のお菓子群に加わりました
  「他にも人は呼んでいるのですが……まだ来ませんね。ふふ、先に頂き始めちゃいましょうか」
  
カップを2人分出して、アイスティーを注ぎます。
ノルン:「わあい! いっただーきまーす!!!」
キャメラ:「はい、いただきます。……今回の焼き菓子、実は私の手作りなのです。上手に出来ているといいのですが」
  
ちなみにお味は普通にいいです。素人の手作りとしてはかなり上等。
ノルン:「えっ、くッ……カナタさんに習うしかないですね……」 敗北感
キャメラ:「お気に召していただけましたか?」
ノルン:「ほっへもおいしいです……んく、この量を作るの大変そうですよね……」
キャメラ:「アイスボックスクッキーですから、見た目ほど大変ではありませんでしたよ。
  ふふふ、カムパネルラさんの指導の賜物ですね……よかった」


クーロンドアを二、三回ノックして 「キャメラ姉ちゃん。クーロンだけど」
キャメラ:「おや、来ましたね。どうぞ、鍵は開いておりますよ」
クーロン:「おう、邪魔するぜ」 部屋にイン。ちょっと疲れてる顔をしてる
ノルン:「こんにちはー?」 両手におせんべとクッキー持ちつつ
キャメラ:「ごきげんよう、クーロンくん。飲み物はアイスティーで良いですか?」
クーロン:「あぁ、それでいいよ。……ふぅ」 適当に座らせてもらう
キャメラ:「お疲れのようですね……無理もありません。好きなだけお菓子をどうぞ」 すすめすすめ
クーロン:「ありがとな」 クッキーを一口 「……結構いけるな」
ノルン:「キャメラさんのクッキーとってもおいしいですよー」 と勧める
キャメラ:「ふふ、お気に召していただけたようで何よりですわ」 自分もちょっとずつ食べてる



クーロン:「わざわざ呼ばれたから何事かと思ったけど、どうやら面倒事とかではないみたいだな」
キャメラ:「そんなことしませんよ、こんな日に」
ノルン:そっと目をそらすぜ

  [雑談] ノルンにはクーさんに厄介ごとを押し付けた自覚がちょっとあるからね

キャメラ:「私だって、感傷に浸りたくなる時もあるのです。……皆さんとも、もう随分と長い付き合いですから」
ノルン:「なんか、時間がたつのって早いですよねえ……もうええと何年でしたっけ」
クーロン:「えーと……四年ぐらいか。そんな気がしないな」
キャメラ:「ですね。……実感が湧きませんよね。まだ、私はエナの暗い地下に居るような、そんな気分になることがあります」
クーロン:「そう言われると、いつの間にキャメラ姉ちゃんを見下ろすようになったかわかんなくなるな」
キャメラ:「本当に。クーロンくん、すっかり大きくなりましたねえ」
ノルン:「クーさんとしゃべると首痛くなっちゃいますね。頭一つ分減らしませんか?」
クーロン:「やめてくれよ。親父はもっとでかいんだぜ?」
ノルン:「ええ……タケノコかなんかなんですか……?」
キャメラ:「巨人一族ですよねえ……」
クーロン:「今の俺が前の定期健診で180ちょいだったけど、親父は多分200はあるな。
  兄貴は200はないだろうけど、俺よりちょっとでかいか」

キャメラ:「クーロンくんのお父上とカムパネルラさん、どっちが大きいのでしょうか……」

  [雑談] カムパネルラの方が小さいです

クーロン:「いやぁ、ほんと、色々あったなぁ」
キャメラ:「……ええ。兄さんが居なくなって、クーロンくんやノルンちゃんたちが来て……
  私たちの状況は、見違えるようになりましたね」

ノルン:「クーさんには頼みごとをしている記憶しかないような……?
  ……なにか困りごとがあったらいつでもいってくださいね。お使いにお手伝いに何でもさせていただきます」 
目が泳いでる
クーロン:「一度だけ荷物運び手伝ってもらったことあったろ? あの時は助かったよ。 ……でもそれぐらいか」
ノルン:視線が合わない
クーロン:「まぁ、ノルンはいるだけで大丈夫だろ。カナタもそんな節あるしさ」
ノルン:「お役に立ててたならいいんですが……うん、いいんですよきっと」

キャメラ:「ノルンちゃんの明るさにはいつも助けられましたわ。
  クーロンくんにも、何度も守って頂きましたし、義手のメンテでもお世話になっていますね。
  カナタくんは……彼は医務室の常連でした。それから、命を助けられて。
  ロバートさんには、本当に足を向けて眠れませんわ。沙華さんも、あの方の見識の深さには助けられました」
  
懐かしむように語る
クーロン:「よくよく考えたら、俺、ノルンとカナタに自作のブツを渡しつつキャメラ姉ちゃんの義手のメンテしてるのか……」
キャメラ:「クーロンくんはモテモテですねぇ」 半分からかうように
クーロン:「なんだよ、そんな言い方して……道理で最近忙しいなぁって思うわけだ」
キャメラ:「体には気をつけてくださいね? 過労で人は死ぬんですから」
クーロン:「ほどほどにしたいとこだけど、そうもいかなそうだなぁ」
ノルン:「責任の一端は私にもあるので遠慮せずに言ってくださいね?」 メグの改造案を片手に
クーロン:「まだあれに手を加えるのか……後学になるけどメグに手を入れるの、結構大変なんだぞ?」
ノルン:「こう、腕がばーんって飛ぶとかっこいいかなって思いましてですね……」



キャメラ:「この戦いが終わったら、たっくさんの有給休暇をとって、世界旅行とか如何です?
  メタ・ファルスは狭いですけれど……」

ノルン:「わあ、いいですね! 俄然やる気でてきました!」
クーロン:「いいな、それ。流石にもう一週間ぐらい俺がいなくても、裏方なんとかなるだろ」
キャメラ:「戦いが終われば、医務室も今より暇になるでしょうし。まだ先の話になるでしょうけれど……」 ふと、遠い目をする
ノルン:「でも終わりますよ。遠くないうちに。イリューシャ様が勝って大団円です。
  カナタさんにお弁当たのんでおきましょうか」

クーロン:「そうだな、今回は内容にも気合が入ってるし。勢いに乗ってきたい」
キャメラ:「カムパネルラさんもお誘いして良いです? 彼も世界旅行は喜んでくれるでしょうし」
ノルン:「やっぱり人数は多いほうがいいですよねー」
キャメラ:「パスタリアも……街並みは変わってしまっているでしょうけど、
  それでも知っている場所も残っているでしょうし。案内しますよ」

クーロン:「それいいな、そん時は頼む」

クーロン:「……戦争が終わったら、どうなるんだろうなぁ」
キャメラ:「……終わる、かもしれないんですよね。しかも、こっちが勝つかもしれない」
クーロン:「でも、俺は勝って終わりってわけにはいかなくてな。兄貴のこと、どうなるか……」
キャメラ:「……兄君の記憶は、まだ戻らないのでしたっけ」
クーロン:「全然だよ。いい感じならそんな話もできるけど、全く。
  勝っても負けても後が大変なんだ。落ち着きたいところだけど、まだ気が抜けなくて……」

キャメラ:「……生きてさえいれば、取り返すことが出来るのです。
  無責任なことしか言えませんが……応援していますからね」

クーロン:「そう言ってくれるだけで気が休まるよ」 アイスティーを一口

キャメラ:「……私、20歳を超えた自分が想像出来なかったのですよ」 ふと、静かな声音で切り出す
クーロン:「黙って聞いてます
ノルン:クッキーをほおばって真顔です
キャメラ:「兄が居なくなってしまった時、本当は、私も死のうと思ったのでしょう。
  ……それでも死ななかったのは、大鐘堂が残っていたから。御子さまに、心を預けられたから。
  それでも、戦場に身を投じるうちに、どこかで死ぬのだと思っておりました。
  私のような力の無い、庇護も無い子供に、戦時下を生き延びる術なぞございませんから。
  けど……結局、今の私は20を超えて、生きて家に帰る希望すら見えている。
  いつか兄さんよりも年上になってしまうのかもしれませんね。……奇妙な感覚です」

クーロン:「……それだけ頑張ったってことなんじゃないか? 何にせよ、生きてるだけで儲けもんだろ。
  姉ちゃんに兄貴の話をした時、そんなこと言われた気がする」

キャメラ:「ふふ、そうでしたっけ。……自分のこととなると、うまい落とし所は見つからなくなるものですね」
  
微笑み、おせんべいに手を伸ばしました
クーロン:「自分だけじゃな、他の人がいてこそだろ。俺も主任とかノーラさんにしごかれてわかったこと、たくさんあるよ」
キャメラ:「……そう、ですね。一人で生きてゆくには、この世界は寒すぎるのでしょうね……」
クーロン:「……生きて帰ろうぜ。そしたら、またこういう話をするんだ。
  お菓子でも食べながら懐かしい話してさ。全部終わらせた後も、ずっと」

キャメラ:「ええ。……今回ばかりは、私も絶対に生きて帰らなくてはなりませんし」 力こぶを作るジェスチャー








作戦決行前日。イリューシャはアレクセイに呼び出された。
翌日早朝の出撃に備え、この日は本来なら休養日。
それにも関わらずどうしても伝えなければならない用件があるということは、すなわち緊急事態を意味する。

何が起こったのか分からず不安なまま会議室に入るイリューシャ。
先に入って待っていたアレクセイの表情もいつにもまして硬い。
やや躊躇うような間が僅かに入り、アレクセイは単刀直入に話を切り出した。


アレクセイ:「申し上げます。……レギーナが予定時刻を過ぎても帰還いたしません」

  BGM:疑念
    from アルトネリコ2(パンプレスト/ガスト, 2007)
    Composed by 阿知波大輔


イリューシャ:「!!」

声にならない悲鳴のような呼吸が一度。すぐに質問が溢れて出てくる。


  [雑談] オウノウ
  [雑談] おっと……
  [雑談] おやあ
  [雑談] 何だって!? フラグ回収が早すぎる!!

イリューシャ:「だって、デクスが迎えに行ってるんじゃないの?」
アレクセイ:「デクス殿は昨日夕方にラクシャクに到着、レギーナと接触できたとの報せが入っております。
  予定では、今朝再びレギーナと落ち合い、昼前にはこちらに戻るはずでしたが……」

イリューシャ:「連絡は? 通信機、レギーナに持たせていたのでしょう?」
アレクセイ:「出発前の最後の報告を済ませたのち、通信機を破壊して雲海に捨てろと指示を出していたのですが、
  ……少なくともその連絡は来ておらず、こちらの呼びかけに対する応答もありません」

イリューシャ:「こっちの通信機、持ってきてるんでしょ?」
アレクセイ:「ここにございますが……」
イリューシャ:「ちょっと、いいから、貸しなさい。私が――」

アレクセイは机の上に小型の端末を置いた。
それをすぐ拾い上げようとするイリューシャを制止するように、言葉を遮って続ける。


アレクセイ:「無闇に発信するのは避けるべきかと思われます」
イリューシャ:「どういうこと?」
アレクセイ:「落ち着いて聞いてください。考えられる可能性は大きく三つです。
  昨日から今日の間に通信機が故障し、さらにラクシャク出発直前か出発後に問題が発生して
  帰還できないか大幅な遅れが生じている」

イリューシャ:「トラブルの二乗ね。確率は高くなさそうだけど」
アレクセイ:「あるいは、最後の報告を忘れたまま通信機を破棄してしまい、かつラクシャク出発前後に問題が発生」
イリューシャ:「だいたい同じじゃない。……もう言いたいことは分かる。
  三つめは『レギーナとデクスは敵の手に落ちた』でしょ?」

アレクセイ:「……その通りです」

少しの停滞の後、イリューシャは頭を抱えて机に伏した。
アレクセイも次に言うべき言葉に逡巡しているようだ。


イリューシャ:「……まだそうだと確定したわけではない、のよね?」
アレクセイ:「はい。ですが、確認する時間はもう」
イリューシャ:「物資も調達して準備がほぼ終わっているこの期に及んで攻撃を延期しろとはとても言えないけど、
  仮に二人が敵に捕まっているとして、救出することは可能なの?」

アレクセイ:「まず場所を突き止めるのが困難です。特に、パスタリアに移送されていた場合、すぐの救出は不可能です。
  そもそも今回の作戦では人員・時間の両面で余裕はありません。さらに、最悪の場合――」

イリューシャ:「……人質として使われる?」
アレクセイ:「レギーナの身元が明らかになってしまった場合は十分考えられます。
  ですので、……万が一その事態になった時のための覚悟を前もってお願いいたします。
  戦いが始まってしまうと、迷っている猶予はございませんので」

イリューシャ:「覚悟……つまり」
アレクセイ:「二人の命と我々の命運を天秤にかける覚悟です」
イリューシャ:「……」

五分、十分、考え込むイリューシャをひたすら辛抱強く待つアレクセイ。
長い長い沈黙の時の果て、ようやく返事があった。


アレクセイ:「――そうですか」
イリューシャ:「用件はこれで終わり? もしそうなら、ちょっと一人にしてほしいんだけど」
アレクセイ:「他にはございません。承知しました」

最後になにか声を掛けようとも考えたが、結局何も言わずにアレクセイは部屋を出ていった。
それからしばらくの間、イリューシャは会議室から出てくることはなかった。


  [雑談] 割り切っていい話じゃないんだよなぁ
  [雑談] これを割り切れるのはサイコだよ
  [雑談] どうしようねぇ

  [雑談] 最後に一つ相談 イリューシャでカナタさんのところに相談に行っていい?
  [雑談] 行って、というか来てもらう形だけど
  [雑談] おぉお
  [雑談] おっと
  [雑談] フラグがここにも一つ……
  [雑談] いいですぜ やりましょ
  [雑談] よし
  [雑談] さすが主人公
  [雑談] 美味しい役目だ







(この節はセッション終了後のdiscord上 2019/06/27)



  [雑談] 状況としては 以前やったお茶会のねー 朝早いうちかなって思います
  [雑談] カムパネルラとキャメラがクッキー焼いた後
  [雑談] はいさーっ
  [雑談] 厨房からいい匂いさせてるので来てくれてもいいし、あるいはキャメラチャンのお部屋にご招待でもいいし
  [雑談] どっちにする?
  [雑談] どちらがやりやすいかな……
  [雑談] 厨房だと他にも使ってる人いるかもしれないのでアレかもしんない
  [雑談] じゃあお部屋でー



カムパネルラ:「……よし、十分に火も通ってる。完成だ。先輩は本当に上達が早いな」

兵舎の厨房を早朝から間借りして、前日から仕込んでおいたアイスボックスクッキーを焼き上げたキャメラとカムパネルラ。
それぞれの取り分を容器に入れて、二人は片付けを始める。


キャメラ:「そう、でしょうか?」
カムパネルラ:「ああ。最初と比べれば見違えるようさ。……さて、このまま二人でティータイムにでもしようか?」
キャメラ:「ティータイムには賛成です。ですが、今日は……
  今日みたいな日ですから、知り合いを招きたいと思うのです。構いませんか?」

カムパネルラ:「先輩の招く相手なら構うも何もないが……誰を呼ぶつもりかな」
キャメラ:「とりあえず、古い付き合いの方から──」







兵舎のキャメラの部屋には、一年前とは比べ物にならないくらい家具が増えている。
折りたたみ椅子を4つ広げた机の上には、先ほど焼き上げたクッキーと、カムパネルラこだわりの紅茶が並んでいた。


キャメラ:「朝から捕まえられたのは一人──いえ、一人と一冊?で良いのかしら……とにかく、それだけでしたね」

用意を調えた部屋の扉を、やがてノックする音がする──

カナタ:「キャメラさーん?  来たぜー」

ぱたぱたと足音がして、扉が開けられます。

キャメラ:「いらっしゃい、カナタくん。突然の招待にも関わらずおいでくださって、ありがとうございますわ」
  
笑顔のキャメラと、その背後に控えるカムパネルラが出迎えました
カナタ:「おっす、キャメラさんにカムパさん。こちらこそありがとな!」
メテオライト:「おはようございます。クッキーが食べられると聞いてきた」
  いつも通りの奏多と後ろからひょっこり人に変わったメテオライトが顔を出します。
カムパネルラ:「おはよう、メテオライトにカナタ。クッキーはたくさん用意したからね」
メテオライト:「クッキー……!」
キャメラ:「こんな日ですが、どうぞごゆっくりなさっていってくださいまし」
  二人を部屋に通して椅子を勧めます
カナタ:「サンキュー。お邪魔しまーす」

二人とも席に着きます。カナタは普段よりも軽装です。そして普段より溌剌とした雰囲気があります。
カムパネルラがカップにお茶を注いで、全員に配膳しました。こちらも席に着きます。



カムパネルラ:「さ、どうぞ。おかわりもあるからね」
キャメラ:「ありがとうございます、カムパネルラさん」
メテオライト:「いただきます。さすがの腕?」 一口飲んで口の端で笑います
カムパネルラ:「ふふ、喜んでもらえると嬉しいね」 隻眼を細めて笑いました
キャメラ:「……あら、カナタくん、何か良いことでもありました?」
カナタ:「おう!  いや、良いことではないんだけど、頼まれごとがあったから……こう、やる気が凄いんだ!」
  
気合い満々の雰囲気を滾らせています
キャメラ:「……なんというか、頼まれごとをされて溌剌とするのは、流石の人助け体質ですわね……」
メテオライト:「表情も豊か。素敵だね」 クッキーむしゃむしゃ
カナタ:「まあ、頼み事してくれたのが初めての人だったからな!  絶対、頼み事をなんとかしてあげたいんだ」
  
メラメラ燃える炎を幻視できるほど気合い入ってます
キャメラ:「気合十分なのは良いですが、そのせいで前のめりになりすぎないようにしてくださいましね?
  ただでさえ貴方、生き急ぎがちですのに」

カナタ:「うぐっ……ぐうの音もでねぇ……」 肩を落とします。ちょっと弱々しい感じ

カナタ:「……少しだけ、弱音言ってもいいか?」
キャメラ:「私に言っても構わないことでしたら、いくらでも」 目は閉じたまま微笑みます
カナタ:「……こうでもしてないとさ、頼まれごとがうまく行くかわからなくて不安なんだ」 ぽつりと漏らします
  「ちっぽけなオレが、本気で向かって、もしその頼まれごとが出来なかったら。
  間に合わなかったらどうしようって、ずっと思ってて」

  普段のバカ明るさはなりを潜めて、ゆっくりと呟きました。
キャメラ:「……」 これはただごとではないなと内心思い、
  「……そう、ですね。委細はわかりませんが……叶うかもわからないのに手を伸ばす状況は、
  なんとも心を焦がすものですわ」 
静かにうなずきます。
カナタ:「……オレ、馬鹿野郎だからさ。相手を不安がらせないために『任せろ!』っていつも言うんだ。
  本当にそれができるかわからないのに……本当に、自分ができるかも全くわからないのに」
  
目は伏せられています。掌を見ている
キャメラ:「……そう、ですね。そう言わなくてはならない、やっていけない、そういう時もございますから」
  
思い当たる節がある人 助からない怪我人に『もう大丈夫』とか言ったことあるだろうし
カムパネルラ:「……話を聞く限りの推測、だがな。君に頼みごとをしたという人は、
  君の『任せろ』に不安を預けることが出来たのではないか、と思うよ」 
よこやり
カナタ:「不安を、預ける……?」
  
カムパさんの顔をゆるゆると見ます。どこにでもいそうな、不安げな少年の顔です。
カムパネルラ:「こんな時だ、抱えきれない不安に押し潰されそうな者も居るだろう──丁度、今の君のように。
  だが依頼人は、君にその依頼とやらを『任せた』ことで、不安を一緒に預けることも出来たんだろう。
  結果がどうなるにせよ、今この時依頼人の荷を減らせているのは、既に君の功績さ。
  ……あくまで、これは全て僕の推測でしかないがね」

カナタ:「……じゃあ、こんなオレでも誰かの不安を持ってけるんだな」 手を握って瞳を閉じます。
  「誰かの心を、少しでも助けられるんだな……」
カムパネルラ:「恐らくは、ね。そして君の不安は、まぁ僕にでも預けていくといい。
  何をすることも出来ないが、話は聞いてやれたわけだし」

キャメラ:「カムパネルラさんに比べれば心もとないかもですけど、私も居ますからね」
カナタ:「心許ないなんてこと、あるもんか。ありがとな、二人とも……」
  パッチリ目を開きます。普段と変わらない元気な瞳。



カナタ:「不安モード終了! さぁ、別の話をしようか! なあメテオライト!」
メテオライト:「ふぁに?」 口いっぱいクッキー
カムパネルラ:「そんなに気に入ってくれたのなら、作った甲斐もあるね
メテオライト:「美味しいものは食べるのが礼儀。……カナタの不安は、みんなが解決してくれるから、
  こちらは力が必要な時に集中して詩の力を使える。つまり、こっちがすべきなのは心の栄養補給。おいふぃい」

カナタ:「……なぁ、キャメラさん!」
キャメラ:「は、はい、そうですね?」
カナタ:「……なんかこう、話題ないか。なんか、その……何か……」
キャメラ:「話題と言いましても……面白げなことはありませんし」
カナタ:「そうか……」 紅茶を飲む
カムパネルラ:(面白いことはあったじゃないかという言葉を飲み込むよく出来た後輩)

  [雑談] 師匠とのことを踏み込もうとして足踏みしてるマン
  [雑談]
  [雑談] あれだ トラのぬいぐるみね 飾ってありますよ
  [雑談] あ、じゃあそれを突っつくか
  [雑談] 他にぬいぐるみはないからそこそこ目立つ

メテオライト:「カナター、あれ、今度買って」 トラぬいぐるみ指差し
カナタ:「あー……あー? キャメラさん、あのぬいぐるみってどこで売ってる?」
キャメラ:「あっ、あれは……」 一瞬、不自然な間がある
  「あれはですね、エナのファンシーショップで売ってましたよ」
メテオライト:(マジで買ってくれるのかやったぜの顔)
キャメラ:「お店の住所、渡します?」
カナタ:「あ、いや、大丈夫……エナのそこなら搬入手伝いしたこともあるし……」
  
んん?の顔。もしやデートスポットなのでは?
  「……」 ふと思い当たってカムパさんの顔を見る
カムパネルラ:「……」 これに関しては目撃してないけどそれでは? という顔
キャメラ:これまたうっかりしたか?という青ざめ方
カナタ:「なんだこの紅茶めっちゃうめぇ!?」
メテオライト:誤魔化し下手か……?の顔
カムパネルラ:「あ、ああ、そうだな、良い紅茶をつかっているからな」 ごまかしに乗る
キャメラ:「カムパネルラさんはお茶にこだわっていますものね」 おぼつかない手つきでクッキーをムシャア

カナタ:「それで師匠とのデートどうだった?」
キャメラ:「wwAjLYAnIcI!?!?」 びっくりしすぎて母国語(母国語ではない)が出た

  [雑談] 単 刀 直 入
  [雑談] 一 刀 両 断
  [雑談] だってそっちの方が早いし…… カナタ談

メテオライト:(いや聞くのかよ)
カムパネルラ:「結局聞くのか……」 困惑顔
カナタ:「いやもしものことを考えたらさ……絶対聞かないと後悔すると思って……」
キャメラ:「もしものことを考えた上で、聞くのがこれですかっ!?」 真っ赤になってる頬を両手で覆い隠す
  「いや、ええと、まぁ……成功、といいますか……とにかく、嫌われたりはしなかったといいますか……」 歯切れが悪い
カナタ:「なんだよ、どっちつかずな感じだなぁ。デートの成功って一体なんなんだ……?」
キャメラ:「……私はあの人に告白しました。あの人は……それを、拒絶しなかった。
  互いに生きて帰ってくれば、次も有るかもしれない。……確かなのは、それだけです」
  
壊れ物を扱うかのように、静かに語ります。視線はあちこちに彷徨いながら。
カナタ:「……」 ぱちくり。おもむろに自分の頬を抓ります 「痛え!」
キャメラ:「なんで貴方が頬をつねるんですかっ」
カナタ:「あ、いや、こう、自分の都合のいい想像が生み出した夢かと思って……」 スマネのポーズ

カナタ:「でも、そうか……それなら、今回もしっかり生き残んなきゃな」
キャメラ:「……ええ。本当に、今回ばかりは死ぬわけにはいきません。
  ……私が上手くやった分だけ、将軍の負担も減るでしょうから」 
険しい目つき
カムパネルラ:「なるほどな……」
カナタ:「今回『も』にしようぜ、キャメラさん。死んでたまるか、まだオレは皆が幸せになるとこを見てないんだ」

  [雑談] カナタはこういう身内の幸せが一番気になってる人なんだなって今思った
  [雑談] ほんと良い子やなあ

メテオライト:「……死なないように生きないと、な」
キャメラ:「……ええ。こんなにも死にたくないと思えたのは、生まれて初めてかもしれませんもの。
  這ってでも帰ってきますわ」 
ふ、と笑って
  「メテオライトさんもノルンちゃんもついてますし、大丈夫だとは思いますが……
  カナタくんこそ、命を大事にするんですよ?」

カナタ:「命を大事に。お互いに、また帰ってくるために……!」 うんうん、と頷いて
  「カムパさんもキャメラさんも、みんな、みんなで帰ってこような」
キャメラ:「ええ、必ず。……そうだ、帰ってこれたら、また皆でお祝いをしませんか? 他の皆にも声をかけて」
メテオライト:「死にたくないと思ったなら、必ず帰ってこれると思う。ご飯は楽しみ」
カナタ:「こないだみたいに、って感じだな! 店の手配は任せろー!
  ……カムパさん用に飲み物美味しいとこ、確保しとくな」

カムパネルラ:「僕のことまで気を遣ってもらって、悪いね。だが、いい提案だ、悪くない。
  楽しみは不安に対する特効薬にもなる」

キャメラ:「ふふ……帰ってこないといけない理由、また増えちゃいましたね」

カナタ:「へへ、そうと決まれば気合が入るってもんだ。
  帰ってきたら師匠との話、もっと詳しく聞くからな! 絶対だからな!」

キャメラ:「えっ、そ、そこを期待されても困るんですけど……!
  わ、私だって恥ずかしいと思う気持ちはあるんですし……!」

カナタ:「えぇー、でも師匠本人に聞いたらマジで死にそうだしなぁ……あ、じゃあ!」 にっかりわらって
  「帰ってきたらまたおすすめのお店教えるからさ、それとの交換条件! ……ダメ?」
キャメラ:「…………」 ながーいながーい沈黙の後、 「……考えておきます」 ぼそっと呟きました
カナタ:「やったぜ」
カムパネルラ:「僕は先輩がいつか変な騙され方をしないか心配だよ……」

カナタ:「キャメラさんも聞きたいこととか言いたいことあったらしっかり言ってくれよ?」
キャメラ:「今は、大丈夫ですよ。帰った後になれば、また言いたいことも増えるでしょうけど」
カムパネルラ:「今回は別々の部隊なんだったな。メテオライト、カナタ、どうか武運を」
カナタ:「二人もな。ついでにオレが頼まれごと、うまく行くようにも祈っといてくれ!」
メテオライト:「そちらも。あなたたちの未来に、詩が続くことを祈る」
キャメラ:「ええ。どうか実の有る結果を得られますよう。貴方なら、きっと大丈夫ですわ」
カナタ:「おう! ……へへ、『任せろ!』」
カムパネルラ:「ああ」 眩しげに目を細めてうなずきました。







カナタとメテオライトが去った後、一旦カトラリーを片付けながらキャメラは問う。

キャメラ:「カムパネルラさんは、この後はどうする予定ですか?」
カムパネルラ:「……さて、どうしようか。特に考えていなかったんだよな。
  クロシドライトにクッキーの残りを差し入れるか、他のβたちと話すか……
  このまま、先輩と戦術について検討してもいいかもな」

キャメラ:「……いえ、出来れば、この後はしばらく一人にして欲しいのです」
カムパネルラ:「ほう? わかった」
キャメラ:「……遺書を、目立つ場所に引っ張り出さないといけませんから」

一瞬の間がある。カムパネルラは、眼前の先輩を見定めるように目を細める。

カムパネルラ:「……また、後ろ向きな用意だな」
キャメラ:「さっき語ったことは本心ですわ。……ですが運命というものは、
  時に人の決意など愚弄するように襲いかかってくるものです。
  ……私が初めにパスタリアを離れた時、すぐに戻るのだと思っていましたわ。つかの間の留守だ、と。
  ……果たしてあれから何年経ったでしょう」

カムパネルラ:「……そうか。そうだな。愚問だった」

カムパネルラは自分の取り分のクッキーを抱えて、扉の方に歩き出した。

カムパネルラ:「遺書の用意が無駄に終わるよう、力を尽くそう。言うべきはこれだな」
キャメラ:「ええ。カムパネルラさんも、後悔の残らないように」
カムパネルラ:「僕は平気さ、寿命までは絶対に死なない。今日はありがとう、先輩。中々愉快な時間だった」
キャメラ:「こちらこそ」

立ち去る後輩を、キャメラは見送った。扉の閉じる音を最後に、部屋の中はすっと静かになる。

どうしようもない時でも、言葉によって拭い去れた苦しみがあったのなら。
死にゆく兵士に向けて微笑んで、最早痛みを遠ざける意味しかないナイチンゲールを手向けたことにも、
最後まで兄の苦痛に寄り添おうとしたことも、無意味ではなかったのかもしれない。




  [雑談] あの流れでは流石に遺書の話をカナタくんには出来ないというか
  [雑談] たしかに
  [雑談] デートの件……PLは……堪能しました……
  [雑談] だがこいつ(PC)が許すかな!?
  [雑談] むしろ一番許されないのは(ry
  [雑談] はい
  [雑談] かわいそうに
  [雑談] 強行黙秘しないキャメラにも落ち度はある







前日夜。多くの兵士は明日に備えてすでに床に就き始めるころ。カナタは宮殿に呼び出された。
メッセンジャーは御子付き女官のジャド。つまり、相手は御子イリューシャその人である。

場所も宮殿上階の御子の部屋。……当然ながら、普通なら兵が入れる場所ではない。


カナタ:「……」 ドアの前で数秒何やら考える。
  「やっぱアリョーシャ師匠呼びは怒られるのかなあ……」 そのまま扉をノックします。

  [雑談] そこかw
  [雑談]

カナタ:「到着遅れました、カナタです」

先ほど用件を伝えに来たジャドが出てきて、中に通された。




  BGM:遺された感情の中
    from シャリーのアトリエ(ガスト, 2014)
    Composed by 浅野隼人


テーブルにはイリューシャがすでに座っていて、一度立ち上がって迎える。
普段人前で見せる威厳も元気もない。憔悴したように見える。


イリューシャ:「来てくれてありがとう。明日は戦いだというのに」
カナタ:「気にすんなって! ……とと、お気になさらずとも結構でございます」 思わず言ったセリフを言い直す
イリューシャ:「座ってちょうだい。ジャド、お茶を」
ジャド:「はい」
カナタ:「あっと、ありがとうございます……」 席に着く

  [雑談] ジャドくん、超個人的な見解なんだけど丸メガネかけてそうじゃない?
  [雑談] ジャドさんは女官だから女性ですぜ 確かおばあちゃまという設定のはず
  [雑談]
  [雑談] 丸メガネかけてそうというのはわかる

しばらく沈黙が続く。お茶が用意され、ようやくイリューシャは話を始めた。


イリューシャ:「レギーナのことは、もちろん知ってるわよね。貴方を連れてきたのが彼女だから」
カナタ:「おう。じゃなくて、はい。今はラクシャクにいることも知ってます」
  (なんだ? 仲直りは多分終わってるだろうけど、なんかあったのか?の顔)
イリューシャ:「貴方にはノルンちゃんというパートナーがいるのは前に聞いた。でも……
  もう、貴方くらいにしか頼めそうになくて」

カナタ:「わかった、任せろ!」
イリューシャ:「……まだ何も言ってないじゃない。実は――」 と説明を始める
カナタ:「……」 静かに説明を聞く

  [雑談] 即断即決のカナタ
  [雑談] 何も聞かずに返事w
  [雑談] ずっとこういう場面が来たら、って悩んでたんですが
  [雑談] 多分ぐちゃぐちゃいうより、このほうが彼らしいって結論に至りました

イリューシャ:「……で、結局今まで帰ってこなかった。
  アリョーシャも、おそらく、レギーナとデクスが敵に捕まった可能性を考えている」

カナタ:「じゃあ、オレに頼みたいってのは……」
イリューシャ:「残念だけど、もう、彼女のために軍を動かすことはできない。だから、これは私の個人的なお願い。
  もし、彼女たちを見かけたら…… それすら確率としては絶望的かもしれないけど、
  それでも頼まずにはいられなかった。どうか、助けてあげてほしいの」

カナタ:「わかった、任せろ!」
イリューシャ:「……」 返事を聞いて 「説明を聞いても、言うことは変わらないのね」

  [雑談] 多分相当悩んだんだろうなあ
  [雑談] カナ太郎のこういうとこほんとすき
  [雑談] 心折りたくなる
  [雑談] わかる
  [雑談] 「もっと輝け……!」って言いながら精神と肉体を極限まで行使させたい

カナタ:「だってさ、イリューシャさん。きっとすっげー悩んだんだろうなって思ってさ」 薄く笑いながら
イリューシャ:「……」 何かを言うかどうか迷っている様子
カナタ:「人ってさ。どうしてもなくしたくないものがあった時、きっと心の底からそれを願うんだ。
  『どうか、どうか、なくならないで』って。そういう願い事って、よく星に願われることが多いけど、大抵うまくいかなくて。
  だから『奇跡なんて起こらない』って皆言うんだ。……つまり、何が言いたいかというと……」


  [雑談] 失礼なこと言いそう すげえ主人公回路がささやいている
  [雑談] いいんじゃない? そして怒られろ

カナタ:「絶望的? なら、大丈夫だ。『奇跡は絶対起こして見せる』。なんたって、オレは願いが叶う本だって持ってるんだ。
  だからイリューシャさんの願いはわかった、オレに任せろ!ってな!」


  [雑談] なお本の使い道
  [雑談] 奇跡おこせる人が実在するからなぁ……
  [雑談] さすが異世界転生者は格が違った ぼくにはとてもできない
  [雑談] 願いを聞き届けるタイプの星ならいるぞ ここに1人
  [雑談] 流星になるんだよなあ……
  [雑談] そうですね
  [雑談] まあ、これは自分に対しての気合い入れでもあるはず
  [雑談] 「自分は願いを叶えるようになるために努力する」とか「ここまで言ったからには引けない」っていう
  [雑談] 自分自身の鼓舞みたいなところがある
  [雑談] それをフラットな目線で直接言うから主人公なんだよなぁ……

イリューシャ:「ありがとう。でも……」 表情がさらに悲しさを帯びる
  「私には、その『なくならないで』という願いすら許されなかった。……私は」 一度言葉が切れてから、顔を伏せ


  BGM:見えない壁
    from アルトネリコ3(バンダイナムコ/ガスト, 2010)
    Composed by 中河健


イリューシャ:「もし状況に迫られたら、彼女を、見捨てる選択を、してしまった」
カナタ:「……」 少し考えこむ

  [雑談] 人質として盾に取られたときの話ですよね?(さっき師匠に言われてたやつ)
  [雑談] はい 具体的にそういう状況での話だとはまだ言ってないけど
  [雑談] 毎回思うけど、一人のイリューシャさんは抱え込みすぎてるように感じるんだよなあ……
  [雑談] それな
  [雑談] 仕方ないんじゃないかなー 立場とかで人間関係を隔離されてるから分散できない
  [雑談] 分散先のレギーナさんがな、おりゃんのだ
  [雑談] 分散先のレギーナがってのはその通りで 3話の離脱で彼女の役どころが大きく変わった
  [雑談] 最も身近な理解者ではなくなってしまいましたね

イリューシャ:「これは私の懺悔。私は……もし彼女と世界を天秤にかけるなら、世界を取らなくてはならなかった。
  もちろん私の本心はそこにはない。でも……」 言葉に詰まる


  [雑談] やりたい、これを、やりたい……でもこれやると絶対師匠に怒られる……
  [雑談] やって怒られて
  [雑談] 怒られろ
  [雑談] まあいっか! あとで怒られよう!
  [雑談] 鼻と頬だったらどっちがいいと思う?
  [雑談] wwwwww
  [雑談] 好きにして殴られろ
  [雑談] 本人から殴られる強度としては 鼻:めちゃ痛い 頬:めちゃ痛い って感じ
  [雑談] 暴力はやめないか(真顔)
  [雑談] 変わんないじゃん!!???
  [雑談] やり方はたくさんある 本当にそれが最善か? よく考えるんだ
  [雑談] 摘まむならどっちの選択を考えたけどほかの選択肢も考えようか……
  [雑談] (触れる選択肢しかなかったのか……)
  [雑談] いや、声掛けも考えてたんですよ?
  [雑談] 例えばだけど猫騙しとかあるやん?
  [雑談] 意識を現実に向けさせたいなら「こっちを見て」的な声かけでもいい 視線を合わせる、とか
  [雑談] 話には加わってないけどジャドもここにいるからね?
  [雑談] そういやそうだった(ジャド)死ぬところであった
  [雑談] うううーん
  [雑談] カナタ君? 一旦逆立ちするのやめて?
  [雑談] w
  [雑談] こういうこと言ってる人がいたらなんていう?
  [雑談] 「だからカナタさんに相談せずにいられなかったんでしょ」
  [雑談] 「まぁカナタだからな、そりゃこうなるか」

カナタ:「そう、だから、オレが今ここにいる、だろ?」 いつもの調子で声を掛けます
イリューシャ:「……」
カナタ:「前向けよ、イリューシャさん。一人で抱え込みすぎるから、天秤の片方だけになっちまうんだ。
  イリューシャさんが世界をとるなら、レギーナをオレが……オレ達が、イリューシャさんのとこまで連れていけばいい。
  ……だからオレを呼んだと思ってんだけど、オレの勘違いだったか?」


  [雑談] 本当に採用されるとは思わなかった
  [雑談] 打ち込んでる半ばぐらいでたかゆきさんがコメントくれてシンクロゲージアップ
  [雑談] カナタくんって名言製造機だよね 詩人力ある うらやましい
  [雑談] 格好いいセリフって難しい
  [雑談] 何を言われるか胃がいたいよ 一人で抱え込みすぎてるとか言っちゃったよ
  [雑談] まったく誰のことでしょうねー本当に
  [雑談] 自分から周囲の重みを抱えて潰れる人間が言うんだから間違いないんじゃないか?
  [雑談] 一番一人で何もかも背負ってるのはお前じゃい
  [雑談] キャメラさんも希望の未来へレディー・ゴー!してほしい
  [雑談] クーロンもな!!!
  [雑談] 兄貴の件にケリつけないとなー



  BGM:遺された感情の中

イリューシャ:「……一人で抱え込みすぎ、なのかもね。私は、やっぱり、彼女がいないとだめかもしれない。
  だから、改めてお願いしたい。私がどうしてもできないこと、任せたいの。
  どうか、彼女を無事に連れて帰ってほしい」

カナタ:「その願い、確かに聞き遂げた!」 騎士風に胸に手を当てて宣誓したのち
  「わかった、任せろ! なんたってめったにない友人からの頼み、聞かねーわけにはいかねーからな!」
イリューシャ:「それ、もう三回目よ」 わずかに表情に明るさが戻る
カナタ:「あれ、そうだっけ……?」
イリューシャ:「……敵わないわね」

イリューシャ:「少しでも希望を見せてくれるなら、遠慮なくそれに縋りたい。今はそういう気分。
  ……それだけ前を向いて生きられる秘訣、教えてほしいものだわ」 多少の自嘲と皮肉を込めて

カナタ:「ああ、それならすぐにでも、誰にでも使える魔法があるんだ」
イリューシャ:「魔法?」
カナタ:「おう! それはな……」 少し懐かしそうな顔をしたのち
  「笑顔の魔法! 苦しい時ほど、笑顔でいろ、そうすりゃいいことがやってくる!」 そこまで言って太陽のように笑います

  [雑談] ぺかー
  [雑談] 表面温度6000℃の笑顔
  [雑談] 溶ける

イリューシャ:「……やっぱり、あなた、性格がレギーナと似てる。
  似た者は自然に集まっちゃうものなのかしらねえ」 半分呆れを込めた感想を述べる


  [雑談] レギーナと、似てる……?
  [雑談] ・世話焼き ・基本明るい 物怖じしない
  [雑談] 御子様視点はそう見えるのか
  [雑談] なるほどですね。
  [雑談] 意外と似ている……?

カナタ:「似て、似てるかなあ……こんなにアホじゃない!って殴られそうなもんだけど」
イリューシャ:「そうかもね」
カナタ:「よっし、いい笑顔だ!」
イリューシャ:「……!?」 自分でもちょっとびっくりしている

  [雑談] では最後になにかかっこいいこと言って去りましょう お願いします
  [雑談] 無茶ぶりで草

カナタ:「それじゃ、また後でな! レジィと一緒に会いに来るから待っとけよ!」
イリューシャ:「……」 見送ります

  [雑談] シンプルでいいですねー
  [雑談] エモい
  [雑談] ひい、かっこういいせりふわかんない
  [雑談] とてもかっこいいと思います
  [雑談] かなたの秘密 いつも笑顔
  [雑談] 希望に満ちている
  [雑談] 普通に友人呼ばわりしたりしたけどとりあえず怒られなかったから友人!



ジャド:「失礼ながら、少しは心が落ち着きましたでしょうか?」
イリューシャ:「ええ。わざわざありがとう」
ジャド:「どういたしまして」
イリューシャ:「正直言って、これも彼女への言い訳にしかならないかもしれない。
  思いに反した選択をしなきゃならなかったことへの。でも、そうでもしないと、もう気が狂いそうだったから」

ジャド:「……」 そこには答えず 「落ち着いたところで、お休みにしましょう。明日が正念場なのですから」
イリューシャ:「そうしましょう」



  [雑談] えらびとれなかった選択肢を弔いながら生きる
  [雑談] ではこれで第5話「この身、狂気に染まろうとも」オープニング終了です おつかれさまでした
  [雑談] いやあ全編通していい地獄でしたね
  [雑談] まぁカナタくん呼ぼうとした時点で察したよね
  [雑談] いい出汁出てますね
  [雑談] ここまでいろいろ張ったあれこれが本編中で回収され……るのか?(疑問形)



  [雑談] まずは組分け発表

[G-5-A] クーロン/メイラン 沙華/零姫 キャメラ/カムパネルラ ロバート/ラスニール ノーラ/モーリス 槻/ポーレット
[G-5-B] ノルン/メグ カナタ/メテオライト ゼフ/(配下なし) クロシドライト/ガストン

  [雑談] 演習の組み分けってかんじ
  [雑談] ということは裏切り者の処断を見ることになるのかもしれないのか
  [雑談] 第5話の戦闘はターン終了時に時々イベントが挟まる形を予定しています
  [雑談] リアルタイムでいろんなことが同時発生する感じ お楽しみに






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