【詳細】
発動すると暗転し、
ロックマンの1マス前に現れた
ゲートマンが胸のゲートから様々な物体を飛ばす。
何故かゲートマンの横や後方にも飛んでいき、一対多の戦闘もお手の物。
ウイルスも一網打尽にしてくれる。
攻撃力は飛ばした物体1つにつき100で、3発発射を3セット繰り返すため合計威力は
900と、
ナビチップを1枚消費するとはいえ、たった3枚でとんでもないダメージを叩き出すP.A。
シナリオで戦うボスでも
ナイトマンまでなら1回で撃破できてしまい、2回発動すればV3ナビも大半が撃破できる。
通信対戦でも、相手が
サイトスタイルなら最大でもHP500のため、このP.A一つで決着がつく。その上、このP.Aを1ターン目に発動するのに最適なのは、やはりサイトスタイルである。
そのため、『エグゼ2』の公式大会は、最終的に「お互いにサイトスタイルで、開始直後に相手より早くゲートマジックを当てる」というAボタンの早押し競争となってしまった。
目の前にナビを召喚するタイプのP.Aでありながら、不発になるのは敵と重なった場合くらいで、目の前のパネルが穴であろうと置物があろうと関係なく呼び出せる点も頼もしい。
数少ない弱点は、敵との射線上に障害物がある場合はそちらに攻撃を吸われてしまう点。
岩程度ならすぐに破壊できるが、総ダメージが減ってしまう事に変わりはない。
壊せない障害物がある場合は敵に1ダメージも与えることが出来なかったという展開もありうる。
ボス戦では、
ナイトマンのロイヤルレッキングボール、
ファラオマンの棺桶、
ナパームマンのバルカンアーム、
プラネットマンの惑星などが該当する。
また、攻撃を当てれば壊せる障害物であっても、暗転が終わるまでは場に残り続ける(暗転終了後に破壊される処理が入る)タイプの物も存在し、その場合も攻撃が全て防がれてしまう。
こちらは
チュートンの
ラットンミサイル、
シャドーマンの分身、
スネークマンのヘビなどが該当する。
非常に強力なP.Aではあるが、ビジュアルも「ゲートマンの背中をロックマンが全力で殴ると、様々な物が飛び出してくる」と非常に
ネタ色インパクトが強い。
出てくるものは本当に様々で、岩やソニックブーム、ゲートソルジャー、何故か
ナイトマンの鉄球やマグミサイル、カワリミの人形が出てくることもある。
ゲートマンのゲートは
四次元ポケットのごとくどこに通じてるか分からないという設定があるが、それを最大限に活かした演出ともいえる。
なお、これらは全て見た目上の演出のみで、
ソード性能や
ブレイク性能などの属性がない無属性攻撃である。
作中でこのP.Aのヒントは示されており、
ウラスクエアの
ヒミツの情報掲示板にてヒトミという人物が次の様に述べている。
「
名人とは表の住人だったころに相手をしてもらった、風を吹かせるチップとゲートマンを組み合わせたすごいプログラムアドバンスでトドメを刺された」
一般人を相手にゲートマジックは大人げないような気もするが、のちにウラの住人になったことを考えると当時から相当な実力者だったのかもしれれない…。
もし実際に
ゲートマンとのバトルでも使用されていたら恐ろしい事になっていたであろう。
【余談】
インティ・クリエイツの作品「
蒼き雷霆 ガンヴォルト」シリーズには、エグゼシリーズのみならずロックマンシリーズのネタが至る所に散りばめられており、シロンという人物が「
MAGICIAN’s GATE」というSPスキルを使用する。
発動時のセリフも「
アドバンスドプログラム」と述べるほか、その口上も
となっており、このP.Aが意識された演出がある。
最終更新:2024年12月27日 22:12