HBT-047ρ パニッシャー
スペック表
| 正式名称 | HBT-047ρ パニッシャー |
| 種別 | 超重量級二足歩行型特殊戦車（super-Heavy class Bipedal locomotion special-Tank） |
| 所属 | 『資本企業』 |
| 全高 | 25.8m |
| 全長 | 17.6m |
| 全幅 | 15.4m |
| 重量 | 899.1t |
| 動力系 | マグノリアファクトリー社製二基並列同期稼働型水素プラズマ式ジェネレーター×2、大型大容量バッテリー多数 |
| 最高速度 | 65km/h |
| 推進機関 | キャタピラ・フロート複合式推進システム+二足歩行型推進システム+姿勢補助スラスター |
| 装甲 | オニオン装甲0.5cm×100層、三種特殊合金複合装甲、メタマテリアル製対光学兵装偏光装甲 |
| 主武装 | 70cm電磁火薬複合加速式大型レールキャノン、対装甲兵器無力化用超大電流放射砲 |
| 副武装 | 大型ガトリングレールガン、対大型兵器用四連装ミサイルランチャー、対空レーザー、対人機銃、対戦車用グレネードランチャー、近接防御用指向性地雷、障害物切断用高出力レーザーカッター、情報収集処理用球体型センサーユニット |
| 乗員人数 | 1～2人 |
| その他 | メインカラーリング：藍 |
特徴
資本企業に属する軍需関係企業『マグノリアファクトリー社』が開発した超重量級二足歩行型特殊戦車の正式製品版第一号。
実に四十もの試作機が要求値に満たないスペックに終わるか、あるいは性能の代わりに兵器化するに当たり致命的な欠陥を抱えてしまったことで世に出ないままお蔵入りし続けたが、それらの犠牲を糧にしてついに完成させることができた二足歩行型の超重戦車。スペックにおいては現存するあらゆる戦車を過去にする代物であり、更にAIの高度化・最適化によって単独で操縦することを可能としている（ただし複雑な火器管制の問題面から二人で操縦するのが理想的）。
対通常兵器を想定しているにはあまりにも過剰と言える火力を持つが、そんな物はマグノリアファクトリー社は知ったことでは無い。単騎によるあらゆる敵戦力の殲滅が至高のロマンと信じる彼らは全火力を集中させればオブジェクトにもそれなりにダメージを与えられる超火力をどんな悪条件の地形であっても踏破してお届けするため試行錯誤を重ねた末、二足歩行という人類が持つ最も偉大なファクターの一つを使うという判断を下した。元々は四足歩行による多脚戦車を設計する予定であったものの、従来の多脚戦車の構造では接続された多数の武装を懸架する都合上コクピットがどうしても地面に近い低位置になってしまい、「跳躍」からの着地時に事後が発生する可能性が高いと判断されたため却下。高重心かつ重量物を支えるのに適した逆関節型二足歩行式を採用するに至る。
主な武装は電磁加速と火薬撃発による二重加速式のレールキャノン一門、そして大多数の通常兵器を一撃で制圧するために作られた大型の大電流放電銃を装備している。この機体の目玉の一つとも言えるこの兵装は指向性を持たせた超高出力EMPを大電流と共に放射することで射線上に存在する兵器を内外から焼き尽くしてしまう代物。当然ながら人間が生身で食らえば一瞬で炭と化し、EMP対策を施した兵器であっても重度の電波障害と大電流による電気回路のショート、内臓された爆発物の誘爆は免れない。ただしチャージに時間がかかる上に消費する電力量が半端じゃ無く多いのが難点。
装甲もオニオン装甲を用いつつ性質の違う装甲を三層ずつ重ねた特殊合金製装甲を採用。更に装甲内部にメタマテリアル製の偏光装甲を使用することで実弾・光学兵装どちらにも高い防御性を発揮することができる。並の対戦車兵器ではまず突破不可能。真正面から貫きたい場合はオブジェクトの副砲級の火力が必須になる。
これらの特徴から一見弱点の無い完璧な兵器に見えるが、別にそんなことは無い。まず巨大すぎて凄まじく目立つために静粛性やステルス性は皆無。次にセンサーユニットに多数の機能を盛り込み過ぎて小型化できず外付けすることになってしまい、これを破壊されると機体が収集できる情報が一気に絞られてしまい、機体に内臓された複数のカメラアイでしか標的を認識できなくなってしまう。更に高重心であるがために片方でも脚部に何らかの異常が生じた瞬間容易にバランスを崩してしまう等々、様々な問題を抱えている。しかしその点を考慮してもどのような地形であっても軽々と踏みつぶして突破でき、多少の起伏もこの超重量では想像もできないほど高く跳躍することで越えられるなど利点から非常に強力な兵器であることは間違いない。
なお、肝心のお値段は一機あたり24億4500万ドル。案の定一部の客以外からは「その金でオブジェクトを作れ」と言われている。ただし以外にもどこかの組織が一機だけ購入したという情報があるとかないとか……？
実に四十もの試作機が要求値に満たないスペックに終わるか、あるいは性能の代わりに兵器化するに当たり致命的な欠陥を抱えてしまったことで世に出ないままお蔵入りし続けたが、それらの犠牲を糧にしてついに完成させることができた二足歩行型の超重戦車。スペックにおいては現存するあらゆる戦車を過去にする代物であり、更にAIの高度化・最適化によって単独で操縦することを可能としている（ただし複雑な火器管制の問題面から二人で操縦するのが理想的）。
対通常兵器を想定しているにはあまりにも過剰と言える火力を持つが、そんな物はマグノリアファクトリー社は知ったことでは無い。単騎によるあらゆる敵戦力の殲滅が至高のロマンと信じる彼らは全火力を集中させればオブジェクトにもそれなりにダメージを与えられる超火力をどんな悪条件の地形であっても踏破してお届けするため試行錯誤を重ねた末、二足歩行という人類が持つ最も偉大なファクターの一つを使うという判断を下した。元々は四足歩行による多脚戦車を設計する予定であったものの、従来の多脚戦車の構造では接続された多数の武装を懸架する都合上コクピットがどうしても地面に近い低位置になってしまい、「跳躍」からの着地時に事後が発生する可能性が高いと判断されたため却下。高重心かつ重量物を支えるのに適した逆関節型二足歩行式を採用するに至る。
主な武装は電磁加速と火薬撃発による二重加速式のレールキャノン一門、そして大多数の通常兵器を一撃で制圧するために作られた大型の大電流放電銃を装備している。この機体の目玉の一つとも言えるこの兵装は指向性を持たせた超高出力EMPを大電流と共に放射することで射線上に存在する兵器を内外から焼き尽くしてしまう代物。当然ながら人間が生身で食らえば一瞬で炭と化し、EMP対策を施した兵器であっても重度の電波障害と大電流による電気回路のショート、内臓された爆発物の誘爆は免れない。ただしチャージに時間がかかる上に消費する電力量が半端じゃ無く多いのが難点。
装甲もオニオン装甲を用いつつ性質の違う装甲を三層ずつ重ねた特殊合金製装甲を採用。更に装甲内部にメタマテリアル製の偏光装甲を使用することで実弾・光学兵装どちらにも高い防御性を発揮することができる。並の対戦車兵器ではまず突破不可能。真正面から貫きたい場合はオブジェクトの副砲級の火力が必須になる。
これらの特徴から一見弱点の無い完璧な兵器に見えるが、別にそんなことは無い。まず巨大すぎて凄まじく目立つために静粛性やステルス性は皆無。次にセンサーユニットに多数の機能を盛り込み過ぎて小型化できず外付けすることになってしまい、これを破壊されると機体が収集できる情報が一気に絞られてしまい、機体に内臓された複数のカメラアイでしか標的を認識できなくなってしまう。更に高重心であるがために片方でも脚部に何らかの異常が生じた瞬間容易にバランスを崩してしまう等々、様々な問題を抱えている。しかしその点を考慮してもどのような地形であっても軽々と踏みつぶして突破でき、多少の起伏もこの超重量では想像もできないほど高く跳躍することで越えられるなど利点から非常に強力な兵器であることは間違いない。
なお、肝心のお値段は一機あたり24億4500万ドル。案の定一部の客以外からは「その金でオブジェクトを作れ」と言われている。ただし以外にもどこかの組織が一機だけ購入したという情報があるとかないとか……？
