ウィザードシステム/シルエットシステム

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ウィザードシステム/シルエットシステム - (2019/05/06 (月) 11:18:13) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/24 (金) 23:24:08
更新日:2024/02/24 Sat 11:00:34
所要時間:約 5 分で読めます




機動戦士ガンダムSEED DESTINY」などに登場するMS用装備換装システム。

早い話が「ザフト版ストライカーパックシステム」で、テスタメントガンダムから得たデータを基にして開発された。

また、ユニウス条約におけるMS保有上限数の取り決めへの対策という側面も持ち合わせていて、単一の機体を装備換装で様々な戦局に対応させることで解決を図った。

どちらも背中に様々な機能を持つバックパックを装着し、あらゆる状況に対応することを可能としている。
しかし、ストライカーパックと違ってバッテリーは搭載されていないため、換装してエネルギーを補給するというような芸当は不可能。



■ウィザードシステム

主にニューミレニアムシリーズのMSに採用されている。
装備によっては肩や脚にもパーツを追加する物もある。


○対応機



○各ウィザード


◇ブレイズウィザード
スラスターを多数搭載した高機動戦用装備。ただしあくまで運動性能を上げるというレベルで、重力下での単独飛行までは出来ない。
二基の大型スラスターパックから成り、上部には「AGM138ファイヤビー 誘導ミサイル」も格納されている。
ウィザードの中でも比較的ポピュラーな装備で、機動性と火力をバランス良く向上できる。
そのためか多くのパイロットがこの装備を選択して出撃している。


◇ガナーウィザード
砲撃戦用装備。
折り畳み式の「M1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲」と大型エネルギータンクで構成されており、高い火力を持つ。
ザクウォーリアがよく装備していた。


◇スラッシュウィザード
近接戦用装備。
肩上に「MMI-M826ハイドラ ガトリングビーム砲」2門、下部のリアスカート辺りに「MA-MRファルクスG7 ビームアックス」を装備している。
ほぼ武装部分のみで構成されている分重量が軽い。
使用機体は少なめ。


◇ノクティルーカウィザード
強襲揚陸用装備で、水上をスキーのように滑って移動する。水中潜航も可能。「ノクティルーカ」は「夜光虫」を意味する。
頭部や肩、脚にも装備を取り付ける必要がありウォーリアでも使えるが、その場合は右肩アーマーも換装しなければならない。
武器は主に魚雷を装備する。


◇ブースターウィザード
イライジャのザク専用の装備。
ブレイズと用途が似ていて、機動力を高められる。
こちらは武器は搭載されていないが、代わりにスラスターを展開することで重力下での単独飛行が可能。


◇ホスピタルウィザード
その名の通り、病院である。
ウィザード部分のアームに医療施設となるコンテナユニット縦に重ねるようにして装着。ユニットは最大三基まで装着出来る。
同時に両肩のシールドとスパイクは大型ライトに、腰の炸裂弾は補助バッテリーに換装。
これらの装備により、車や飛行機では行けないような災害現場にMSの機動力で駆け付け簡易病院の設置、更にザク自体を他の設備の動力源や作業用重機に使ったりもできる。
なお、勘違いされやすいがコンテナユニットはあくまで「病院」であり、「救急車」のように患者を収用したまま走り回る前提の装備ではない。

ニューミレニアムシリーズ配備後のザフト軍地上基地には必ずこの装備のザクが配備されているらしい。

ちなみにこのウィザードを見た8は「バックホームのパクリだな。」と言っている。


◇ケルベロスウィザード
バクゥハウンド用に開発された装備だが、ザクなどでも運用可能。機動性と格闘戦能力を向上させる。
二つある頭部が特徴で、「ビームファングシステム」と「リトラクタブルセレクション内ビーム砲」を内蔵する。
バクゥハウンドが装備した姿はまさにケルベロス。
ザク等が使用する場合は頭部のアンテナ部を外してビームファングシステムを手持ち武器としても使える。


◇ナイトウィザード
ドムトルーパー(オリジナル仕様)専用の装備。
要はウェポンコンテナで、「JP536X ギガランチャーDR1マルチプレックス」の実弾と「ドリルランスMA-SX628フォーディオ」の予備ドリル部を搭載している。


◇イージーウィザード
ファクトリーが造ったウィザードの簡易版。ドムトルーパー(DESTINYに登場した方)が装備している。
小型のスラスターが装備され、「MA-X848HD 強化型ビームサーベル」をマウントしている。
クライン派が他のウィザードを確保できなかったため用意されたんだとか。





■シルエットシステム

ウィザードシステムの発展型。
ウィザードとは違い、「シルエットフライヤー」と呼ばれる無人機で各装備を運搬できるので戦闘中の換装もお手のもの。
ストライカーやウィザードに比べるとバックパックのみの変更であるため換装もスムーズに行える。
ただし母艦ミネルバとの連携を前提に機能しているなど実験的な側面が強く本編中ではまだ発展途上のシステムであった。


○対応機




○各シルエット


◇フォースシルエット
高推力スラスターと翼を持つ高機動装備で、単独飛行が可能。
「MA-M941 ヴァジュラビームサーベル」も2本マウントしている。
劇中では最もよく使われた。


◇ソードシルエット
格闘戦能力を向上させる近接戦用装備。
「MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀」や「RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン」を装備している。
ゲームなんかだとフォースインパルスから武器扱いされがちである。


◇ブラストシルエット
砲撃戦用装備。
「M2000F ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲」や「MMI-M16XE2 デリュージー超高初速レール砲」、「GMF39 四連装ミサイルランチャー」など多数の火砲を装備し、凄まじい火力を持つ。また、「MA-M80 デファイアントビームジャベリン」により接近戦にもある程度は対応可能。
重力下ではホバーで移動する。


デスティニーシルエット
上記のシルエット三種を一つに統合。チェストフライヤーも新たに用意されている。
デスティニーガンダムの前身である。


デスティニーRシルエット
上記のシルエットを改良。シルエット単独でも戦闘機として独立運用できシルエットフライヤーが不要になった。
ストライカーパック用の接続プラグに対応しておりリジェネレイト同様に敵機のコントロールを奪うことができる。
試験機ではあったものの相当数が生産されており、開発元の民間企業からデスティニーインパルスR及びDIアダガの標準装備として多数出撃した以外にも、
傭兵のエルザ・ヴァイスによってアストレイノワールやインパルスガンダムブランシュの装備として使用されている。


カオス・アビス・ガイアインパルス
「インパルスシステム」構想にて考案されていたと言われる。
局地対応に主眼を置き、背面のシルエットだけでなく専用のチェスト・レッグフライヤーへの換装も前提としている。
カオスインパルス・アビスインパルスはそれぞれ対応する機体のバックパックをそのままシルエットにしたような構成だが、
ガイアインパルスはシルエットというよりレッグフライヤーの一部というべきか、バックパックと脚部が一体となっている。
結局どれも実機は作られなかったが、各セカンドステージMSの原型となった。


◇マルチパック
コアスプレンダーの代わりにチェスト・レッグフライヤーと合体できるコアユニット。アウトフレームの物とはまた別物。
ストライカーパックを装着できるようになるが、逆にシルエットは装着できなくなる。



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