ケルベロスバクゥハウンド

登録日:2009/06/07 Sun 15:37:19
更新日:2024/11/20 Wed 23:17:26
所要時間:約 5 分で読めます





機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』に登場するモビルスーツ(MS)。

ゾイドではない




■機体説明

型式番号:TMF/A-802W2
全高:12.26m(ターレット部ウィザードアタッチメントまで)
重量:69.81t(ウィザードアタッチメント重量含む)
所属:ザフト
装甲材質:不明

武装:
  • ビームファングシステム×11(本体頭部×5、ウィザード頭部×6)
  • ケルベロスウィザード双頭部・リトラクタブルセクション内ビーム砲×2

搭乗者:
アイザック・マウ
アレック・ラッド
ザフト軍一般兵


ニューミレニアムシリーズのロードマップに合わせ、旧世代機となったMSの延命プログラムによって誕生したバクゥシリーズの一機。

従来のターレットシステムに対して新たにボルトオン装着されたアタッチメントは、ニューミレニアム規格のウィザードに適合しており、ザクシリーズ等に装備することが可能。*1

これにより、バクゥシリーズの機体は運用・火力選択の自由度が大幅に拡張され、同時に整備性・補給性も飛躍的に向上した。
なお本機では、新たに開発されたケルベロスウィザードに合わせて頭部ユニットの改修がおこなわれている。
ケルベロスとの組み合わせにより、バクゥは近接機動戦闘MSとして新たに蘇った。
黒主体のカラーリングが特徴で以下の要素が追加されている。

ケルベロスウィザード

機動近接戦闘のため新たに開発された装備。
双頭部のリトラクタブルセクションにビーム砲を内蔵し、さらに格闘戦で威力を発揮するビームファングを装備する。
本機頭部と同じくフレキシブル構造のブームによって保持された双頭部は、別個に標的を追尾・捕捉する能力を持ち、変幻自在の動きによってあらゆる方向から敵を切り刻む。
その三つ首のシルエットがケルベロスの由来である。

ニューミレニアムと同じウィザード規格準拠であるため、やろうと思えばバクゥシリーズ以外のMSにも装備可能。

だが他に類を見ないユニークな構造と運用プログラムのため、バクゥとの組み合わせにおいて最大の性能を発揮する。

ビームファングシステム

ケルベロスウィザード独特の戦闘装備。
全長の短いビームサーベルを展開する発振機を、バクゥ本体の頭部には側面と下顎部に5基、ウィザードの頭部前方に1基、機体両側側面に対してそれぞれ一基の計6基を装備する。
分離も可能で、ザクなどの手持ち武器としても使用できる。

ケルベロスウィザード双頭部・リトラクタブルセクション内ビーム砲

ケルベロスウィザード双頭部のリトラクタブルセクションに内蔵されたビーム砲。(簡単に言えば口の中)
頭部中央に設置された火線同軸のスポッティングセンサーによって照準される。有効射程を低く抑えた代わりに連射性能を上げ、近距離戦での制圧能力に重点を置いている。


■作中での活躍

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER

地球連合軍の兵器輸送を阻止するための強襲部隊の主力として登場。
ボナパルトの護衛に当たっていたファントムペインのMSと交戦。
3機でミューディー・ホルクロフトブルデュエルに襲い掛かり、見事なコンビネーションで行動不能にする。
更に3機掛かりで動けなくなったブルデュエルのコックピットをビームファングで何度も滅多刺しという、ガンダム史上1、2を争うグロテスクな攻撃を行い、美味しく頂いた。

その後、駆け付けたストライクノワールと交戦。
再び連携攻撃を仕掛けるが、その凄惨な所業にスウェン・カル・バヤンも珍しくぶちキレていたため、
内1機は進路上に突き立てられたビームブレイドを避けられず真っ二つ、残り2機もアンカーを撃ちこまれて自由を奪われそのまま衝突させられてしまい、3機仲良く撃破された。

ブルデュエルのコックピットを3機でレイプ…もとい攻撃するシーンはかなり恐くグロテスクであり、その絵面はまさに獲物を貪り喰らう猟犬そのもの。
さながらエヴァンゲリオン量産機である。
きっと中はミンチより酷いこととなっていただろう…

登場時間は数分程度であるが、その残虐戦法故に印象に残っている視聴者も多い。


『C.E.73 Δ ASTRAY』

ジュール隊のアイザック・マウが緑の機体に搭乗。
アキダリアを襲撃したダガー2機を撃破しているが、この時もビームファングでコクピットを潰すというエグい攻撃をかましている。
アイザックは後にザクウォーリアへと乗り換えるが本機のケルベロスウィザードは継続して使用していた。

『FRAME ASTRAYS』

ミスター・ジェントルの二つ名を持つアレック・ラッドが白い機体に搭乗した。
ちなみにこちらは叢雲劾が乗るハイペリオンG(通称ガイペリオン)と交戦で小破し、修復した際にはブレイズウィザードに変更した「ブレイズバクゥハウンド」となった。

また、傭兵会社所属の戦闘用コーディネイター「スー」もケルベロスウィザードを装備した黒いザクウォーリアを搭乗機としている。


■立体化

ガンプラでは元型機のバクゥを差し置いてHG GUNDAM SEEDで登場。
バクゥ系統の四足MS中では初出だが本体は勿論、ケルベロスウィザードの可動も良好。
原作再現として3体作ってブルデュエルを八つ裂きにしてみるのもいいかも……?

ゲーム

GジェネWORLDで登場。追加でどこからかもう2体が現れビームファングで敵機を食い散らかす。
デモでは何故かキリシマさんが搭乗。キリシマさんの中の人ミューディーの中の人から、美琴を喰う黒子というネタである説がほぼ確実視されている。

SDガンダムフルカラー劇場

ざふとの飼い犬として登場。
簡単にMS達を引っ張れるくらいデカイがまだ一歳にもなっていない子犬である。
そのため、非常にヤンチャで世話役のデュエルやガイア(橙)も手を焼いていた。
そして、ガイア(黒)に預けられたが*2、デストロイに変身できる彼女に初めて抱っこされたことで滅茶苦茶喜んでいた。


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最終更新:2024年11月20日 23:17

*1 ザクウォーリアに装備する場合は動きを阻害しないように左肩もスパイクに変更される。

*2 本作では黒のガイアは橙の妹という設定