ザクウォーリア/ザクファントム

登録日:2010/02/17 (水) 00:06:33
更新日:2025/02/05 Wed 02:36:10
所要時間:約 10 分で読めます






こんなところで、
君を死なせるわけにいくか!


機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するモビルスーツ(MS)。


目次




Zaft
Armored
Keeper of
Unity

「鎧に身を固めたザフトの統一の保護者」



ザクウォーリア


基礎データ

型式番号:ZGMF-1000
全高:17.19m
重量:73.09t
装甲材質:不明
動力:バッテリー
武装:
MMI-M663 ビーム突撃銃
MA-M8 ビームトマホーク
対ビームシールド
ZR20E 高性能炸裂弾×4

  • パイロット


機体解説

ユニウス条約締結後、ザク量産試作型を基に開発された「ニューミレニアムシリーズ」に属する機体。
ザフト量産機伝統のモノアイの他、右肩の湾曲した大型スパイク、左肩の大型シールドなどの特徴を持つ。
一般機は緑色に塗装されている。

前大戦でNジャマーキャンセラー(NJC)を実用化したザフトは、今後のMS開発でのNJC標準装備化などを検討していた。
しかし、ユニウス条約で『NJCの軍事利用禁止』、更に『MS運用数の制限』という条件を課されたことでこの方針を転換せざるを得なくなった。
特に「数」の制限は保有戦力の低下に直結する問題であり、その対策として、
ジンゲイツといった従来機以上の基本性能を持つ新型の主力量産機の開発が行われることとなった。
そうして提示された多数の新世代MS案の中から、次期主力機として実用化されたのがこのザクシリーズである。

基本的には量産性を念頭に置いた設計でありながらも、スラスター類や関節部の改良を重ねた結果、
本機はゲイツRなどを上回る運動性を獲得しており、装甲材などを除いた基本性能はなんとストライクガンダムを初めとする初期GAT-Xシリーズと同等以上
それ故に、エースパイロットが乗れば最新のワンオフMSとも渡り合えるほどのポテンシャルを誇る。

そして、最大の特徴は背部に装備された「ウィザードシステム」。
このシステムにより、本機は様々な戦況に対応できる高度な汎用性を獲得。
専用のウィザードに換装するだけで局地戦への対応もある程度可能となり、保有機体数の制限をクリアする一助となった。

一方、ウィザード用のコネクターを持つため、背面をはじめとした本体には大推力のスラスターは内蔵しておらず、大気圏内での単独飛行能力は無い。
同時期の地球軍の主力MSダガーLウィンダムは単独飛行を可能とするジェットストライカーが大量配備されていたのに対し、
こちらには単独飛行用ウィザードは量産化されておらず、空中戦にはジン・シグー・ゲイツから相変わらずグゥルが必要。
バビグフが採用されたのもこの辺りが一因である。


なお、装甲材はPS装甲やラミネート装甲ではないが、堅実な設計により理論上は単独での大気圏突入が可能となっている。
あくまで理論上の話であり、実際は一か八かの賭けに近いが、シャアとクラウンもきっと留飲を下げる事であろう。

バリエーション機も多く、中には同時期に開発されていた次世代実験機群「セカンドステージ」の技術検証用の改造機も存在するなど、新世代ザフトMSの基礎となっていたことが窺える。



武装

  • MMI-M633 ビーム突撃銃
ザクシリーズのメイン武装。見た目はザク・マシンガンオマージュ
ゲイツRのビームライフルなどと比べると短銃身なので精度は少々低いが扱いやすく、優れた速射性能を誇る。
エネルギーは本体電力ではなくパンマガジン型の弾倉で供給するという、世界観を考えると相当理に適った仕様なのが最大の特徴である。
ちなみに弾倉は着脱交換式となっている。

  • MA-M8 ビームトマホーク
片刃の手斧状の本機の格闘ビーム兵装。
実体のグリップと扇型の刃部、ビームを発生器を内蔵したエッジ部から構成され、
ジンの重斬刀などに比べると、小型で取り回しが良い反面、リーチは短め。
手持ち武器(斧)として使用することはもちろん、「トマホーク」の名前通りに投斧としても使える。
なお、投擲時には対ビームコーティングシールドに突き刺さるほどと、地味にすごい威力を発揮する。
非使用時はシールドの内部に収納されており、使用時にはシールド上部のスリットからせり出したグリップを掴んで引き抜く。

  • 対ビームシールド
左肩アーマー側面に接続されたシールド
ゲイツ系の物より大型で連合のダガー系のシールドに近いサイズになっている。
在来の手持ちタイプと違い裏面のボールジョイント基によって半自動的に可動するため、
両手をフリーハンドにして行動できるほか、3本の衝角を使いショルダータックルの要領での突進攻撃も可能。
内部にビームトマホークが収納されているほか、裏面にはビーム突撃銃の弾倉を2個マウント可能なラッチを備える。
アスランのザクが大気圏突入を試みた際には断熱圧縮による熱を完璧に近いレベルで遮り、
本体とパイロットは見事に護るなど名称通りの耐熱性とかなりの堅牢性を見せた(流石に無謀過ぎたせいか盾自体は突入成功・完了後、空中分解した)。

  • 高性能炸裂弾
MSサイズの手榴弾
サイドアーマー左右に2発ずつ、計4発マウントしている。
弾頭は変更可能で、「ZR271テルミット焼夷弾」、「ZR30F通常榴散弾」、「ZR20E 高性能炸裂弾」、
「ZR11Q閃光弾」、「ZR13Q発煙弾」等など、様々な種類があるが、どれが標準装備なのかは不明。出番も少ないし

他にも、ジンなどの無反動砲・重突撃機銃を用いることもできる。


劇中の活躍

◇C.E.73(『SEED DESTINY』)

第一話から登場。
ファントムペインによるガンダム強奪作戦の余波で格納庫が崩壊し、パイロット不在のまま横倒しになっていた本機に、
偶然事件が起こったコロニーにおり、共に避難中だったカガリを護るべく、アスランが彼女と二人で搭乗。
本機で避難を試みるが、起動時の排気音等を聞きつけたガイアに目を付けられ、已む無く戦闘に突入することに。
ガイア一機ならなんとか対抗できていたが、カオスアビスがガイアの援護に入り、数的不利は覆せずに腕を切断される。
あわや撃墜のところで、シンインパルスが救援に入り、難を逃れた本機は臨時指揮所で聞いた伝令を頼りにミネルバに合流。
なお、この後に同じく格納庫の崩落で出撃が遅れたルナマリアの専用ザクも、ガンダムの強奪を阻止するべくインパルスの援護に入るが、
格納庫崩落の時に損傷していたのか、三機のガンダムを追撃中にスラスターに異常が発生し、戦線離脱してミネルバに戻っている。

ユニウスセブン破砕作業ではアスランのブレイズザク、ルナマリアのガナーザク、ディアッカのガナーザクが出撃。
ルナマリア機はガイアと交戦。
インファイトを得意とする相手に苦戦するが、ウィザードを捨てて蹴り飛ばし、更にビームブレイドを片方斬り飛ばすが右脚を損失した。
スペシャルエディションではこの経緯が短縮され、同時にダメージを負ったような新規作画になっていたが、後のHDリマスター版ではTV版準拠の展開に戻されている。
ディアッカ機は破砕作業護衛のためにテロリスト部隊のジンハイマニューバと交戦。
更にファントムペインとも交戦し、撃退している。HDリマスター版ではこの時点でディアッカの専用カラーに変更されている。
アスラン機は1話で使用したものを修理した機体で、議長特権による特例許可により出撃。
早々にカオスと交戦し無線誘導ポッドを撃破、さらなる追撃戦でアビスの左脚とカオスのビームライフルを叩き斬った。
しかし無理をして破砕作業を続けた結果、ミネルバに戻る事も叶わずインパルスの助力を得て大気圏を突破しボロボロの状態で帰還している。

ミネルバが地球に降下しての戦いでは、艦の上に乗り、事実上の固定砲台のような形で戦闘に参加。
ミネルバもグゥルを搭載しているため、インパルス等と一緒に前線に出る事も可能ではある筈だが、
味方の援護が望み薄の戦況を考慮して、母艦の守りを優先した配置であろう。

一回だけジンのM68キャットゥス500mm無反動砲を装備して、ビーム兵器の使えない水中戦闘でアビスと水中戦を繰り広げた事もある。
しかし機動性の差は覆せず、手玉に取られたうえに損傷している。
最終的にクレタ沖の戦闘でルナマリア機はムラサメの集中爆撃を受け大破。
損傷が激しかった上に、ルナマリアもインパルスに乗り換えたため、そのまま廃棄されたものと思われる。

戦闘以外ではライブ仕様のショッキングピンクカラーのザクも登場。
慰問のためにディオキアのザフト軍基地に訪れた際にはミーアが掌に乗って歌い踊った。
メサイア攻防戦では数合わせのためなのか、そのままの塗装で出撃しているシーンがある。
HDリマスターやスペシャルエディションでは一般機カラーに戻されているが…。
実は他の機体と違ってモノアイが 青白く光る(プラモゲームでも同様なのでスタッフのミスなどではない様子)。

この他、ハイネ隊カラー(通称 オレンジショルダー)や、ファイアーパターン模様の機体が登場。

終盤には対空掃射砲で焼かれたり、ドムに斬られたり、
アカツキにビームを跳ね返されたり、キラに瞬殺されるなど専らやられ役になる。
まぁ、ザクだから仕方ない。

また、作画を使い回しているのか、毎回同じ挙動が見られる。
背景などには存在するものの、演出上のものとしてスラッシュザクウォーリアが目立った登場をしないなど弊害がある。



ザクファントム


基礎データ

型式番号:ZGMF-1001
全高:19.37m
重量:74.7t
装甲材質:不明
動力:バッテリー
武装:
MMI-M663 ビーム突撃銃
MA-M8 ビームトマホーク×2
対ビームシールド×2
ZR20E 高性能炸裂弾×4

パイロット:
レイ・ザ・バレル
イザーク・ジュール
ディアッカ・エルスマン
ハイネ・ヴェステンフルス
イライジャ・キール
カイト・マディガン


機体解説

ザクタイプの部隊指揮官仕様。
基本はウォーリアと同じだが、頭部にブレードアンテナを持ち、右肩はスパイクから左肩と同型のシールドに変更。
外観からは判らないが装甲材や内部機構も1ランク上の物を使用しており総合的性能は若干向上している。
武装はウォーリアと共通で、各種ウィザードも装備可能。

ウォーリアが一般兵用とされたのに対し、ファントムは主に部隊指揮官やエースパイロットへ優先的に配備された。
そのためほとんどはパイロット毎のパーソナルカラーで塗装されており、ノーマルカラーと呼ぶべき緑色の機体はほとんど登場しない。


劇中の活躍

C.E.73(『SEED DESTINY』)

初登場は第2話のレイ機。インパルスと共にカオス、ガイア、アビスと戦う。
レイのパーソナルカラーが白であるため、ネオには「白いボウズ君」と呼ばれていた。

ユニウスセブン破砕作業にはレイのブレイズザク、イザークのスラッシュザクが出撃。
アスランとイザーク、ディアッカの連携でカオスとアビスに圧倒的な力の差を見せつけたが、これは一重に彼らの実力によるものだろう。

え?後半?ただの的ですがなにか?

地球に降りてからは特に目立った活躍は無し。ひたすらにミネルバの甲板で対空迎撃に徹していた。
ムラサメミサイル斉射に左腕を取られつつも戦闘終局まで持ちこたえていたが、
オーブ軍空母タケミカヅチを攻撃している最中にフリーダムから狙撃を受け遂に退場。

終盤にはディアッカ機も登場。設定的にはイザークのものを譲り受けたそうだ。
作画が間に合わなかったのでまさかのブレイズ装備。
レクイエムの第一ステーション破壊作業をするストライクフリーダムガンダムを護衛するなど地味な活躍をする。
ちなみに幻のガナー装備は漫画版で拝める。また、FPやSEにも一瞬だけ映ってたりする。まさかの新規映像で被弾する事になるが。

ハイネ機は本編に一瞬だけ登場。SEやHDリマスター版では、戦艦を撃沈させるシーンもある。



バリエーション


当該項目を参照。



デザイン・名称について


言うまでもないがデザイン・名称共に元ネタはザクⅡ
ザクウォーリア、というかニューミレニアムシリーズは宇宙世紀シリーズのジオン系MSをモデルとしている。
こうなったのは監督が「ガンダムが何種類もいるんだから、アナザーザクがいてもいいのでは?」と極めて必然的な発想に思い至ったからである。

トータルデザインではザクⅡをイメージさせつつもボディは箱型、脚部周辺はどちらかというとジンに近いデザインになっているなど、
キチンとしたザフト系の、単なる宇宙世紀ザクの模倣ではない独自色の強いデザインとなっている。
また、頭部はフェイス部分と頭頂部が独立したヘルメットタイプで、ノーマルザクよりザクⅡ改のフリッツヘルムに似ている。



ゲームでの活躍


VSシリーズ

連ザⅠの家庭用から参戦。
コスト420の生ザクとガナーザク、コスト450のレイ機とルナ機、イザーク機が登場した。
どれもパッとしない性能だったが、Ⅱからはだいぶ改善された。
Ⅱではライブ仕様(コスト200)、さらに家庭機ではハイネ機とディアッカ機が隠し機体として登場。

同じコストでも多くはガンダムの方が強いが、それらとは違った面白みを味わえる機体ばかり。
万能機や高コスト機ばかり使って飽きが来たなら、是非ともザクシリーズを使ってみては如何だろうか?

ブレイズはミサイル弾幕、スラッシュは高火力格闘、ガナーは長距離砲撃と使い勝手は良い。
ただし、スラッシュは格闘が大振りでBR弾数が少なく、ガナーは武装切替が遅い。ブレイズは低耐久で火力不足(手数は多いが決定打に欠ける)。
つまりどの機体にも独特の癖が存在する。
特に数が多いブレイズザクファントムだが、レイ機はミサイル弾幕と格闘に優れ、
ディアッカ機はビームライフルがカートリッジ性だが連射に優れ格闘は二刀流だが基本単発、
ハイネ機はトマホークブーメランやキャンセルで出せる広範囲シールドなど個性がある。

ライブザクは生ザクの半分以下という超低コスト機体で、常に女の子を思わせる独特な動きをする。
「どうせあれだろ? プロトジンとかと同じなんだろ? 雑魚雑魚w」等と馬鹿にする輩もいるだろうが、腐ってもザク。
特に超コストの相方として現れると何気に厄介。
彼女(?)の主武装はハンドグレネード。
単発、横に広がる4発、縦に広がる4発と3種類の投げ方を持ち、その巻き込み率はハンパない。
格闘はビームトマホーク……ではなく素手。
ビンタ、ボディアタック(通称おっぱいアタック)、旋風脚といった女の子らしい(?)攻撃をする。

そして彼女の真の能力は“踊る事”である。
突然ミーアを手に乗せて舞い降りたかと思えば、踊り始める。ザクが踊り始める。
しかもその際にはBGMが強制的に『Quiet Night C.E.73(歌入り)』に変わる。完全に『あたしの歌を聞けぇぇぇっ!!』状態である。

踊りは何の意味もないように見えるが、踊っている間は自分の覚醒ゲージを味方に分け与える事ができる。
しかし、その間は完全に無防備になるので相方はこれを全力で死守すべし。
なお、対戦でいきなり飛び上がり手を振ったり、踊ったりするが、これは一種の儀式みたいなものなので攻撃は終わるまで我慢しよう。

まぁ、撃っても構わないが………紳士なら待とう!


EXVSシリーズ

ルナマリアのガナーザクウォーリアが参戦。コストは2000。何気にデスティニーより先に参戦している。

射撃寄り万能機で原作の装備全てを使える。OPなどで見せるビームトマホーク投擲も可能。
更にアシスト技が豊富で、初代ではレイのブレイズザクファントムを呼び出せ、
EXVSMBではシンのインパルス、EXVSMBONではアスランのセイバーが追加。
一時はミネルバ隊が勢揃いし、勝利ポーズでもそれを意識したポーズがあった。
しかしEXVS2ではシンのインパルスのみとなり、続くEXVS2XBではハイネのグフイグナイテッドが追加された。

覚醒技ではシンのインパルスガンダムをそれぞれ召喚し、後者はエクスカリバーを構えて特攻する。
なお、覚醒技のシンによるインパルス特攻だが、実は命中したところにメインを撃ち込んで爆発させた方がダメージが高いということが発覚し、
突撃していった旦那ごと、メインで敵機を撃ち抜く鬼嫁の如き光景が急増。
インパルスの誘導も強いため、見られてなければまず当たる為によくみられる光景となった。
そして「旦那砲」というあんまりといえばあんまりな呼ばれ方をされるまでになった。
「ごめんねシン☆」

当初こそ太い射撃や後方から垂れ流せる照射ビームなどで中堅程度の射撃機体と評価されていたが、
全ての技で足が止まってしまうことと、ダメージが伸びないという欠点が徐々に浮き彫りになっていき、
更に良好とは呼べない機動力も相まってどん臭さが増し、ただ赤ロックギリギリから射撃を撃つようでは原作さながらに命中しない砲撃を繰り返すだけとなってしまう。
アシストや一部格闘でテコ入れこそ入っているが、当て勘すら望めないハンドグレネードなど、
基本的な武装構成は初代から引き継がれてるものばかりなのもあり、かなり環境に後れを取っているというのが現実。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ

PortableよりDESTINYが本格参戦したため、それに準じて参戦している。
当初は換装機能持ちでブレイズ・ガナー・スラッシュに換装できた。
しかしWARS以降は名有りパイロットが乗らないとウィザード無しでしか登録されておらず、換装機能は事実上形骸化している。
(OVERWORLDではザクウォーリアの換装機能はブレイズ限定だが可能)
CROSS RAYSでは換装機能こそ無いが、それぞれの形態ごとに機体登録がされている。
いちいち用意する手間こそあるが、これで原作以外のキャラクターでもウィザード装備のザクウォーリアを扱えるようになった。
なおザクファントムは相変わらず名有りパイロットが乗り込まないとウィザード無しのみである。

また別個の機体として、ライブザクウォーリアが存在する。
作品によってはミーアもしくは赤ハロを乗せないといけない。
なんといってもMAP兵器のラクス・クラインLIVEは強力。範囲内の味方MPを上昇させるため、クリティカルヒットを狙いたい状況では重宝するだろう。
CROSS RAYSでは効果範囲が『LIVE』の文字に沿ったもので若干扱いづらいが、元々がネタ機体のようなものなので甘受しよう。


スーパーロボット大戦シリーズ

Zではガナーザクウォーリア(ルナマリア機)とブレイズザクファントム(レイ機)が自軍運用可能。当然ながら、ザコ敵としても数多く登場。
レイ機はレジェンドに改造を引き継ぐため、あらかじめ改造しておいた方が得。
デスティニーとレジェンドを入手した後でも機体自体は残るが、わざわざ使う意味はあまりないだろう。

Kでもおおむねマリューの事ではないZと同様の扱いで、ブレイズ(イザーク機)も登場した。

Lではレイ機に加えハイネ機のブレイズザクファントムも登場し、セイバーが登場しないためアスランもブレイズザクウォーリアで加入する。
ただし、同作ではセイバーの代わりと言わんばかりに、序盤にガイアガンダムがパイロット無しで入手できるため、
特に思い入れがなければ、序盤のアスランはザクからガイアガンダムに乗り換えている場合が多いだろう。
一方ルナマリア機のガナーザクウォーリアは機体ボーナスが獲得資金ボーナスとENボーナスとそこそこ優秀でEN消費メインの砲撃機の相方としてやっていけるスペックなので、下手するとルナマリアは最初から最後までザクに乗っている可能性がある。

UXでは原作終了後だが、序盤はデスティニーがオーバーホール中であるため、シンがインパルス、ルナマリアがガナーザクウォーリアで加入する。
性能が追いついていないためか、遂にガナーザクに修理装置が付いてしまった
UXでは特筆すべき点としてシン、キラ、アスランが乗り換えられる点がある。特に実用性は無い。
だが、アスランはブレイズザクに搭乗したことがあるものの、シンもキラも本編ではガンダム系以外のMSには搭乗していないため新鮮。
別参戦作品の隠しフラグを満たした状態でシン、キラ、アスランをガナーザクに乗せ換えさせておくとザクで転送フィールドを消滅させようとする展開になるためシュール。

以降の作品では大体いるだけ参戦になり、ルナはインパルス、イザークとディアッカはお留守番という事で半ばリストラ状態に。
3Z天獄篇にて自軍への協力に駆けつけたガランシェールのMS部隊に何故かザクウォーリアのアイコンが混じってる程度。
宇宙世紀とコズミック・イラの境界を超えて協力したのだろうか。


BATTLE DESTINY

ウォーリアはC.E73のザフトルート初期機体として登場。
GAT-Xシリーズと同等とされるスペックがほぼそのまま再現されており、その性能は初期機体にしてはかなり高い。
初期時点で強化前のストライクや限界近くまで強化した105ダガーと同等の性能であり、
アクションのガンダムゲーにしては珍しい高性能な量産MSと言える。73年連合ルートの初期機体となるダガーLと比べると一目瞭然。

換装機能を持っており、いつでもブレイズ・スラッシュ・ガナーの三種に切り替えが可能。ケルベロスウィザード装備機も別で登場している。
やはりストライクと同様、ガナーのオルトロスとSP攻撃はかなり強力で、エース機やボス機を相手に活躍する。
またストライクやダガーなどと異なり、全ウィザードでビーム突撃銃が使用可能なため、使い勝手ではこれらに勝るとも言える。
なお解説ではビームマシンガン的な装備とされるビーム突撃銃だが、普通に他のビームライフルと同様の仕様となっている。
劇中ではあまり使われなかったグレネードもしっかり再現されている。
意外にもパワーがあり、劇中でもよくエターナルなどに投げつけられていたように対艦装備として優秀。またウィザード毎に仕様が微妙に異なっている。

ストーリー中盤ではファントムも入手可能。
原作同様大差は無いが基本性能が底上げされており、相変わらず量産機にしては高性能で使いやすい。
劇中では一部専用機以外は専らブレイズウィザードでの登場であったが、本機も問題なくウィザード交換が可能。

また中盤以降でルナマリア・レイ・イザーク・ディアッカ・ハイネなどの専用機も登場している。
これらも、劇中では一種類のウィザードしか使用していなかったがウィザード換装が可能。
劇中では見られなかったルナマリア専用ブレイズザクウォーリアや、ディアッカ専用ガナーザクファントムなども使用できる。
また一部機体は武装の仕様が微妙に変更されており、例えばブレイズハイネザクのミサイルはマルチロック仕様になっている。
強化限界も高くなっているため、各専用機は概ね元機体より高性能である。


アーセナルベース

LINXTAGE04からDESTINY参戦により、通常のザクウォーリアとガナーウィザードを装備したルナマリア機、ブレイズウィザードを装備したレイ機、
SEEDブースターとプロモーションカードで登場したライブ専用仕様のザク、
UNITRIBE01では、ガナーウィザードを装備したディアッカ機が参戦している。
ゲームのザクの共通点として地形適正が砂漠Cを除けば他はAと優秀。 ブレイズザクファントムのみ宇宙Sと繰り上げられている。
特に水中では数少ない水中適正が高い機体として需要がある。

よく使われる機体として、主武装が射程4のガナーウィザード装備のものは防衛機として優秀。
ライブ専用仕様のザクはアビリティが「〇〇ライブ」と範囲内の味方に回復やバフを付与するバッファー的運用ができ、
戦術技も範囲攻撃で当たった相手の強化効果を打ち消せれるという唯一無二な性能をしている。 ただしダメージそのものは低い。
内容としては、上述のGジェネのラクス・クラインLIVEとほぼ同じ。

なお現在ディアッカ機は参戦しているのに、イザーク機は参戦していないが、
これはディアッカ機はルナマリア機の色を変えればそのまま流用が可能な線が濃厚と思われる。





立体化


ガンプラ

1/144コレクションシリーズ、HG SEED DESTINYと1/100、MGで発売された。

HGはザクウォーリアが通常量産機、ガナーザク、ルナ機、ライブ仕様で、ザクファントムはレイ機とディアッカ機が発売した。
MGはルナマリア機が2019年9月に発売。
プレバンでイザーク機のスラッシュザクファントムと、一般量産機でブレイズ&ガナーザクウォーリア、ブレイズザクファンタムでレイ機、ミーアザクが発売。
1/144コレクションシリーズは通常期、ルナ機、レイ機、イザーク機が発売。
1/100ではザクウォーリアが通常/ブレイズ&ガナー(アスランとディアッカ)とルナマリア機、ザクファントムはレイ機とハイネ機が販売した。

HGはさすがのプレイバリューだがスラッシュ形態が存在せず、1/144コレクションシリーズから改造してくる他に無い。
全体的なプロポーションは悪くなく、色分けも当時のものとしては上等な部分に位置する。

1/100はHG同様スラッシュ形態のみ存在しないうえに、代替商品も無いので再現は絶望的。
さすがに当時のMGと比べると劣る部分も多いが、HGをスケールアップしたような体格なのでそれほど悪い商品ではない。

MGはかなりメリハリの効いた外見に屈強そうな体格になっている。
可動域や色分けは当然ほぼ完璧だが、モノアイレールは相変わらずシール再現。ビーム・トマホークに関しても、シールド内への収納再現はされていない。
カラーリングやウィザード変更のみで多数のバリエーション展開が可能なせいか、プレミアムバンダイで商品展開が進んでいる。
先んじて1/144コレクションシリーズ以来久しく姿が無かったスラッシュザクがイザーク専用カラーで登場
。ビームガトリングはメリハリの効いたもので後部のエネルギータンク部分が大きく肥大化し、ビームアックスは刃の部分がRGシナンジュのものが流用されている。
次いでガナー/ブレイズが選択可能な一般量産機も登場。一般カラーながらに新規造形のブレイズウィザードを装備している。
新規造形されたバズーカを持ったレイ機が発売決定。パッケージ絵はバズーカを優先してか、一度しか行わなかった水中戦のシーンだった。
更にガンダムベース限定商品でミーアザクが発売。さすがに星マークはマーキングシールだったが、それでも大きな人気を誇った。
更に2022年12月には、ガナー/スラッシュ/ブレイズのウィザード単体セットが発売。
同タイミングで一般量産機が再販され、本体を無理に揃えずとも様々なウィザードを差し替えて遊ぶ事ができるようになった。


ROBOT魂

ルナマリア機が発売。
プロポーション、可動共に良好で突撃銃とトマホーク、ガナーウィザードが付属。
また、専用のジョイントを付ければストライカーやウィザードなども装着できる。




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最終更新:2025年02月05日 02:36