餓狼伝説 -宿命の闘い-

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餓狼伝説 -宿命の闘い- - (2022/01/27 (木) 17:13:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/08/13(木) 18:07:47
更新日:2024/04/30 Tue 21:26:56
所要時間:約 3 分で読めます




稼働時期:1991.11
開発/発売元:SNK
ジャンル/対戦格闘アクション
システムボード:NEO・GEO MVS

SNK初の格闘ゲームで、全8ステージ。
カプコンの「ストリートファイターⅡ」(以下ストⅡ)のブームに乗っかって登場した対戦格闘ゲーム。
必殺技の出し方まで同じであるなど、あきらかにストⅡを真似た作りであるが独特の雰囲気があり、これはこれでいい味を出している。

だが発売時期と開発期間を考えると、真似た元はストIIではなくストIではないかと思われる。
というか、元々の企画開発者が元祖『ストリートファイター』と同じ人であり、より主人公の雰囲気が似ている『龍虎の拳』と共に、企画的な意味では姉妹、兄弟作と言える。

ストⅡと異なる点はシングルプレイ時に乱入すると2人同時プレイでCPUを相手できる(勝利後に対人戦に移り、その試合に勝った方が次のCPU戦に進める)。

後述のラインシステムも考えるとストIのゲーム性を基本に当初ストIの続編として作られたファイナルファイトの新機軸を取り入れたかったのかもしれない。

格ゲーとしての完成度は高くなく、直接対人戦ができない、特定の必殺技でラストまでいける、コマンド判定がシビアすぎて必殺技が出にくい、操作可能プレイヤーが3人のみなど、対戦格闘というよりはCPU戦が主体のアクションゲームになってしまった。(初代だし、元祖「ストリートファイター」にゲーム性が近いので仕方ないが)

だが、コマンド判定がシビアでも威力はまさに必殺である。(コマンドはゆっくり入力するのがコツ)

◎ラインシステムの登場


従来の格ゲーとは違い画面の奥にもう一本のラインを作ることでより立体感のある戦いが可能になる しかし、初代では任意で別ラインに移動することが出来ず、敵CPUが別ラインにいくか別ラインに吹き飛ばす攻撃でのみ移動が可能であり、任意で移動できるようになるのは続編の『2』からである。

◎家庭用移植版

いろんなハードに移植もされている。

  • NEO-GEO(ROM)
  • NEO-GEO CD
  • X68000
  • メガドライブ
  • スーパーファミコン

NEO-GEO(ROM)はMVS(業務用)とデータ連動が可能。
SFC版ではCPU専用キャラクターも使用可能になってるが、2Pのみ使用可能など良移植とは言えない。
MD版はCPU専用キャラクターが1p・2pとも使用可能かつプレイヤーキャラクターと同じく同キャラ戦が可能になってるが、一部のキャラクターとステージが削除されている。
68k版は全キャラ使用かつ同キャラ対戦可能。

◎ストーリー


10年前、ギース・ハワードに養父ジェフ・ボガードを殺されたテリーとアンディ。彼らは厳しい修行を積み、復讐のためサウスタウンに帰ってきた。
しかし、影で街を操るギースに近づくのは容易ではなく2人は苛立ちの日々を過ごしていた。
そんな時、2人の前に1人の男が現れた、彼の名は東丈。
彼は近々ギースが開催する最強武道会「キング・オブ・ファイターズ」に参加するためこの街に来たという。ギースに近づく絶好のチャンスに2人は武道会に出場する事を決意する。
そして、いよいよ大会当日・・・ ボガード兄弟の宿命の闘いが今、始まる。

◎登場キャラクター

【使用可能】

テリー・ボガード
ジェフの仇を討つべく大会に参加する。
格闘スタイルはマーシャルアーツ。

アンディ・ボガード
ジェフの仇を(ry
骨法の使い手。
開発当初は彼が兄の予定であった。

ジョー東
ムエタイを得意とする日本人。

【CPU専用】

ダック・キング
モヒカン頭の青年ダンサー。
昔、テリーに負けてから彼を追いかけるようにいろんな武道大会に出ている。
後のシリーズで強キャラになろうとは誰が思ったか・・・。

リチャード・マイヤー
パオパオカフェの店長でカポエラ使い。
彼のキャラクターより、ステージBGMの方が印象に残る。

マイケル・マックス
遠くまで届く飛び道具が使えるが、ジャンプは出来ない。それゆえジャンプキックだけで勝てる。
初期設定では力士だったらしいが、某本田と被るためボクサーに変更された。
なお、本作のキャラで後の作品に一切登場していないのは彼だけだったりする。

タン・フー・ルー
ジェフとギースの師匠。テリーとアンディの師匠でもある。
一定量のダメージを受けるとマッスルな巨漢になってパワーアップするが、巨漢状態で一定量のダメージを与えると元の小柄な老人に戻る。

ホア・ジャイ
準々決勝に登場するギ-ス配下のムエタイ使い。
かつてジョー東にムエタイの試合で敗れた事が原因で転落した上に暴力事件を起こしてムエタイ界を追放され、ギースに拾われる。
一定量のダメージを受けると酒を飲み、スピードとパワーがアップする。

ライデン
準決勝に登場するギース配下の悪役レスラー。
通常攻撃の性能が高く、特に投げの威力は驚異的。口から吹く毒霧のリーチも以外にある。
しかし、体が大きいので当たり判定もデカい。
彼の真下で空破弾を打つと・・・。

ビリー・カーン
決勝戦の対戦相手で、棒術を得意とするギースの側近。
棒を無くすと仲間が次の棒を投げてくれるまでガクブルして固まり、代わりの棒をキャッチする時もジャンプして隙だらけなため、ガクブル→棒キャッチ→投げる→棒無くす→ガク(ry のループが可能である。
後のシリーズで強k(ry

ギース・ハワード
サウスタウンの影の支配者であり、今回の大会の主催者。
アメリカ国旗の刺繍入り着物に時計装備とふざけた格好をしてると思ってしまいそうだが、相手の攻撃を受けて投げる当て身投げや高スピード、高威力の烈風拳を使うため、まともに戦うと勝てない。
しかし、すかし投げに弱くコツさえつかめば簡単に勝てる。
大会中のデモで彼がイライラした時に言った「許るさーん!!」は名言である。







「んんんんんー、許るさーん!!私の追記・修正の邪魔をしおって!!」

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