アストルフォ(Fate)

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アストルフォ(Fate) - (2018/01/04 (木) 14:03:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/01/16(月) 06:40:50
更新日:2024/04/15 Mon 15:51:20
所要時間:約 18 分で読めます




――だけどまあ、ボクはこの為に召喚されたんだし。しょうがないったらしょうがない、ようし、やってやるかっ!



Fate/Apocrypha』に登場するサーヴァントの一人。クラスはライダー。

キャラクターデザイン:近衛乙嗣
設定制作:近衛乙嗣・星空めてお
CV:大久保瑠美

真名:アストルフォ
マスター:セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア→ジーク
身長:ちっちゃくないよ!164cm
体重:秘密(はぁと)56kg
属性:混沌・善
スリーサイズ:B71/W59/H73
性別:――――le secret♪
血液型:不明
誕生日:不明
特技:火事場の馬鹿力
好きなもの:この世全て
苦手なもの:潤んだ瞳で訴えかける系の生物
イメージカラー:ローズピンク
天敵:なし



ステータス(企画段階)
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
D D B C A+ Ctriste(悲しい)……


クラス別スキル
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば、幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。

対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではアストルフォに傷をつけられない。
宝具である『本』によってランクが大きく向上しており、通常はDランクである。

保有スキル
理性蒸発:D
理性が蒸発しておりあらゆる秘密を堪えることができない。味方側の真名や弱点をうっかり喋る、大切な物を忘れるなど最早呪いの類い。
このスキルは「直感」も兼ねており、戦闘時は自身にとって最適な展開をある程度感じ取れることが可能。

怪力:C-
筋力を1ランクアップさせることが可能。ただし、このスキルが発動している場合は1ターンごとにダメージを負う。
魔物・野獣と言った特性を持つ者のみが保有出来るスキルという設定なのだが、Twitter企画彼の場合は理性蒸発によるリミッター解除との事。
ぶっちゃけ設定ミスのようだが作者によると突っ込まないで欲しいらしい。

単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。


《 人物 》
彼女?の真名はアストルフォ。
フランク国王に仕える武勇に秀でた12人の配下『シャルルマーニュ十二勇士』の騎士(パラディン)の一人。
設定ではイングランド王の子にしてリナルドの従弟となっていたので、恐らくオットーに嫁いだ母親がシャルルマーニュの親族であると云われている。

この世に並ぶもの無き美形ながら、「理性が蒸発している」と例えられるほどのお調子者。
冒険好きのトラブルメーカーで、どこにでも顔を出し、トラブルに巻き込まれ時には巻き起こす。
悪事を働くという概念がなく、好き放題暴れまわるが最悪の事態には踏み込まないというお得な性格。

一見するとピンク髪の三編みにスカートと外見は完璧に美少女だが、性別は男。いつもの女体化かと思ったらなんと男の娘
こんな可愛い子が男の子なわけがない。
もしかしたら男設定は誤植で本当は女の子かもしれない!

顔が美しい騎士という伝承はあるが、それだけでおにゃのこ顔にされてしまうのもアレだが可愛いからおk。

また王女と見紛らう頭飾りは、傷心の盟友・オルランドの狂乱を鎮める為の不可抗力の友情の証なんだからね、と本人は言う。

私服は女性のものを好んで着用し、平然とスカートを履きこなす。
男性のものでも着用に抵抗感は(当然)ないが、「地味なものが多いからイヤ」らしい。


《 伝承 》
伝承では金持ちでハンサム、だけどおっちょこちょいという憎めない人物。
功名心が強いのか好奇心旺盛なのか、本編を通じてほとんどどこかに冒険に出ている。
その度にトラブルに巻き込まれたり、起こしたり、解決したりと結構な活躍である。

また狂ったオルランドを正常な状態に戻したのも彼の活躍のお陰である。

アストルフォ「べ、別にアンタのために頑張ったわけじゃないんだからねっ!!」

オルランド「デュフフwwwアストルフォたん可愛いのぅwwwペロペロwww」

ライダー適性なだけあって様々な騎乗獣に乗ったエピソードがあり、有名なのはヒポグリフ(ただし月に行った時は乗ってないが)。

ただそのボケ役的なポジションのせいか、あまり話に緊張感がない。もちろんこういうキャラがいないと面白みに欠けるので必要不可欠な存在である。
あまり腕前はよくないが不思議アイテムで切り抜ける(並みの騎士よりは強いであろうが)。

そんな武勇と愛嬌のあるアストルフォも運命から逃れることは出来ず、
裏切りの騎士・ガヌロンの仕組んだ罠に飲まれ、異国の地ロンスヴァルで生涯を終わらせるのだった。


宝具

伝説では
  • 触ったものを転倒させる魔法の槍
  • あらゆる魔法を打ち破る攻略法が記された攻略本
  • 相手を吹き飛ばす角笛
  • 身体の前半身が鷲で後半身が馬の幻獣ヒッポグリフ
など装備に恵まれており、作中でもこれら全てを宝具として備えている。



【宝具】
『恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)』
ランク:C
種別:対軍宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:100人

音色を聞いた者が恐怖で逃げ出すという魔笛。
善の魔女・ロジェスティラがアストルフォに与え、ハルピュイアの大群を追い払うのに使用された。
企画段階では、魔術に抵抗力のある英霊なら留まることも出来るが、並の魔術師が耐えることは難しい、というそこまで大した宝具では無かった。

しかし小説版では、大きく吸い込んだ息を角笛に向けて吐き出す事で、龍の咆哮・巨鳥の雄叫び、神馬の嘶きに比肩するほどの魔音を発生させ、
レンジ内に存在するものに爆音の衝撃を叩きつける。
純粋な音波によって竜翼兵(竜牙兵と妖鳥を合わせた代物)100体を一瞬で消し飛ばすほどの破壊力がある、極めて剣呑な広域破壊兵器となり、
彼にとっての切り札となった。
対象のHPがダメージ以下だった場合、塵になって四散する。

通常時は腰に下げられるサイズだが、真名解放時はアストルフォを囲うほどの大きさになる。
おっきい笛を必死にぷーぷー吹いてるアストルフォタンハァハァ
アストルフォタンが吹いた後の笛ペロペロ


『触れれば転倒!(トラップ・オブ・アルガリア)』
ランク:D
種別:対人宝具
レンジ:2~4
最大捕捉:1人

「!」までが宝具名。
カタイの王子・アルガリアが愛用した馬上槍。アルガリアが落としていったものをパクった。
伝承では触れた者を転倒させる槍として伝えられており、この宝具は殺傷能力こそ低いものの、槍に触れた相手を転倒させ、立ち上がれなくする効果がある。
本来霊体であるサーヴァントに使用した場合は、膝から下を強制的に霊体化させて同様の効果を付与する。
この転倒から復帰するためにはLUC判定が必要なため、失敗すればバッドステータス「転倒」が残り続ける。
ただし1ターンごとにLUCの上方修正があるため、成功はしやすくなる。
概念による干渉を削減する輩はともかく、化け物染みたタフさが売りの輩にはこの上無くよく効く。
ちなみに生前のアストルフォは、この槍の効果を知らず、「ボクが無意識に封印していた力が“覚醒”したんだね!」とか思っていたそうな。…厨二病?


『魔術万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル)』本来の真名は『破却宣言(キャッサー・デ・ロジェスティラ)』
ランク:C
種別:対人(自身)宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人

こちらも魔女ロジェスティラから譲り受けた、全ての魔術を打ち破る手段が記載されている書物。
所有しているだけで、自動的にAランク以下の魔術をキャンセルすることが可能。
固有結界か、それにきわめて近い大魔術となるとその限りではないが、その場合も真名を解放して、書を読み解くことで打破する可能性を秘めている。

…………が、アストルフォはその真名を完璧に忘却している。
適当に『魔法万能攻略書(ルナ・ブレイクマニュアル)』って感じの名前だったような気がすると言っていたが、結果かすりもしていなかった。

狂気の道標である月が隠れ、アストルフォが理性を取り戻す新月の晩のみ、その真名をアストルフォが思い出し真名開放を行うことが出来る。



『この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)』
ランク:B+
種別:対軍宝具
レンジ:2~50
最大捕捉:100人

キミの真の力を見せてみろ!

アストルフォの愛馬。上半身がグリフォン、下半身が馬という本来「有り得ない」存在の幻獣。
物凄い速さで飛行し(当人曰く「びゅーん」)、ただ飛ぶ分には魔力消費も左程無い便利なペット。
神代の獣であるグリフォンよりランクは劣るものの、その突進による粉砕攻撃はAランクの物理攻撃に匹敵する。
本来有り得ない存在であるヒポグリフは、真名開放を行うことで非現実の存在としての属性を強調させ、幻想種達が消えた世界の裏側に戻るが、
仮とは言えこの世の側の存在であるアストルフォによって現実へと引き戻される。
そしてその一瞬の消失が次元跳躍として機能し、あらゆる干渉を無効化する。


《 本編での活躍 》

Apocrypha本編では黒のライダーとして参戦。
お調子者ではあるものの、黒の陣営ではケイローン先生と並ぶ人格者であり、英雄らしい人格の持ち主。
自分がやりたくないと思ったことは絶対にやらないが、助けたいと思えば無償で人を助けることも厭わない。

ぶっちゃけ聖杯にかけるような願いはなく、単に二度目の生を楽しむために召喚に応じただけで、
他に深刻な願いを持つ者がいるようなら喜んで聖杯を譲ろうとさえ思っている。

そして現世をエンジョイしつつ呑気に過ごしていたのだが、ある時脱走してきたホムンクルスと出会う。
ユグドミレニア一族はゴルドが実現したパスの分割によってホムンクルスからサーヴァント維持のために必要な魔力を抽出しており、
彼もまたそんなホムンクルスの一体だった。
元々そのやり方に嫌気がさしていたアストルフォは彼を助けることを決め、ケイローン先生と共に彼を匿い、
スパルタクスの襲撃の混乱のどさくさに紛れて彼を城外に逃がす。

そしてそれを追ってきたゴルドによって彼は致命傷を負ってしまうが、
それを嘆くアストルフォの必死の訴えに心を動かされたジークフリートは自らの心臓を彼に与え、消滅した。


その後、彼を一人で逃がしミレニア城塞に戻ったアストルフォは、ケイローン先生が関わっていたこと以外のすべてを洗いざらい正直に話し、
ヴラド三世の怒りを買って投獄されてしまったが、
それでも彼を助けられたことに満足していた。

そして、セミラミスの宝具『虚栄の空中庭園』で直接乗り込んできた赤の陣営との総力戦において解放され、ヒポグリフで空中庭園に乗り込もうとするが、
ホムンクルスたちを死なせることを嫌ったアストルフォは真名解放を行わず、撃ち落とされてヒポグリフを使用不能にしてしまう。

そしてその直後にモードレッドに出くわし、追い詰められてしまう。
そこにホムンクルス改めジークが救援に現れるが、彼もまた敗れ殺されてしまう。

しかしその直後にフランケンシュタインが発動させた『磔刑の雷樹』の影響によってジークが復活。
『竜告令呪』によってジークフリートの力を再現したジークはモードレッドと互角に渡り合うが、
それを見たアストルフォは自分の弱さが彼に平穏を選ばせてあげることができなかったと激しく後悔し、
「彼を助ける」という願いを持つに至るのだった。


…うん、もう完全にヒロインだよねこれ。
あまりにもヒロインオーラを出しているため、誰かさんはまだ見ぬ読者に媚を売るべく魔法少女と化したのであった。
ちなみにジークは一応『彼』とアストルフォを男性だと認識しているが、
ジークをめぐる恋のライバル(?)からは『貴女』と、完全に女性だと勘違いされていた。*1
ジークに対する態度も完全に恋する乙女そのものであり、一緒に出かけたいと駄々をこねたり、布団に潜り込んで彼の下半身にしがみついたりもする。
だが男だ。
ちなみに本人としては性差などどうでもいいらしい。まず好きになる事が大前提で、好きになったなら相手がどっちだろうと構わないのだとか。
ジークに性欲(というか生殖機能自体あるかどうか分からない)がなかったため、アッー!な展開にはならなかったが、
好きな相手から求められたのであれば、当人が同性であっても関係なく、喜んで相手を務めるという。


だが、それが逆に彼のマスターの逆鱗に触れた!

魔力供給用の電池扱いしていたホムンクルスに自分のサーヴァントをNTRたとブチ切れたセレニケは、その加虐心をむき出しにして令呪を発動。
内容は、アストルフォの手でジークを殺せ、という完全にいやがらせ以外の何物でもないが、その効果は抜群であり、
涙目になりながら対魔力全開でその命令に逆らうアストルフォの表情に、サディストのセレニケは大歓喜。
サディスティックな笑みを浮かべて更なる令呪をもってジーク殺害を命じようとした瞬間、
たまたま近くに来ていたモーさんによって背後から首チョンパされ、セレニケは何が起きたかも分からずに脱落するのであった。


その後マスターを失いはぐれサーヴァントとなったアストルフォだったが、普通の令呪としても機能する竜告令呪を持つジークと再契約。
まさかの主人公のパートナーサーヴァントとなり、
続くアヴィケブロンの裏切りによるゴーレムとの戦いにて、ケイローン先生、モーさん、ジークとの連携によりこれを撃破。


その後も街でジークとデートしたり、ジャンヌに裸を見られたりとフリーダムに活躍。
その一方で王に仕える臣下としての立場からモーさんが目指す王のあり方について切り込んだりと、
シリアスもギャグもこなす万能ヒロイン(?)ぶりを見せつける。


最終決戦では難攻不落の『虚栄の空中庭園』攻略のカギを握るキーパーソンとして、
新月によって取り戻した理性によって宝具『破却宣言』を使用し、空中庭園に突入。
愛馬のヒポグリフ共々傷だらけになりながらも迎撃システムである『十と一の黒棺』を全て破壊する事に成功。
その後はケイローン先生との約束によりジーク達への助力を請け負っていたアキレウスから託された宝具『蒼天囲みし小世界』を持って、
ジークとカルナの決闘へと乱入し、カルナの『日輪よ、死に随え』からマスターを守り抜き、ジークの勝利に貢献する。


エピローグでは、決戦を終えた後に竜となって聖杯と共に世界の裏側へと消えたジークとのラインがまだ残っているらしく、座に戻らずに現界し続けており、
赤と黒の両陣営のサーヴァントと2人のルーラーの所縁の地を巡ろうと考えており、その巡礼が終わった後はいつか自分のマスターと再会するつもりでいる。


ちなみに、『Fate/Apocrypha material』では当然のようにサーヴァント時と私服のイラストで4ページを獲得し、
女性サーヴァントのスタイル比べのラフ画でも当然のように混じっていた。



TYPE-MOON制作のスマホゲーム『Fate/Grand Order』にもガチャで手に入るサーヴァントとして登場。
レア度は☆4。狙って出すのは難しいが、幸い恒常枠なので思わぬところで引けるかもしれない。
クラスは原作通りライダーで、イラストも近衛先生のものが採用されている。
バトルモーションはというとやっぱり逐一あざと可愛いモーションが満載で、立ちポーズすらちょっと腰をかがめた可愛らしいもの。…腰痛めそう?言うな。
ちなみにCVはどこぞのエリちゃんさんと同じく大久保瑠美さんが担当している。やっぱり女性声優じゃないですかやだー!

宝具は『この世ならざる幻馬』が採用されており、効果は「敵全体に強力な防御無視攻撃+自身に回避状態を付与(3回)+スター獲得〈オーバーチャージで効果UP〉」と非常に高性能。
特に3回回避が強力で例え単騎になったとしても相手が強化解除や即死、必中(or無敵貫通)を使ってこない限りは確実に1ターンを凌げる。
例えNPが0に近くても令呪を使えば即宝具が使用可能なので緊急回避にも使える。

…なのだが、これだけ高性能な宝具を手にした反動かATKが低めに設定され、NP効率は非常に劣悪。味方の補助や令呪なしではまともに宝具が使えないのでNP増加礼装が必須。
ライダークラス初のQuick3枚持ちだが、攻撃は2hitしかしないので『騎乗:A+』(Quickカードの性能アップ)の補正があってもスター生産能力は低く、自力ではクリティカルを狙いにくいのも難点。
幸い、ライダークラスはスターが一番集まりやすいのでスター生産が得意なアサシンクラス等と組めば『単独行動:B』(クリティカル威力アップ)火力の低さはある程度補える。

さらに、『怪力:C-』(1ターン自身の攻撃アップ)と『触れれば転倒!:D』(敵単体を確率でスタン)は使いやすいのだが、『理性蒸発:D』が曲者。
これは「3ターンの間、確率でスター獲得・スター発生率アップ・クリティカル威力アップする」スキルなのだが、
3つそれぞれに判定があり全部発動する時もあれば1つも発動しない時もあると言うかなり不確定要素を孕んだスキル。
スキルレベルを上げても強化の上昇幅は上がるが成功率そのものは変わらず、「確率で自身を強化」するバフの『皇帝特権』とは違い、
「確率で自身を強化する状態」を付与するバフなのでオジマンディアスの『太陽神の加護』(味方のバフ成功率アップ)による補佐も出来ない仕様。
強化そのものを狙うよりも、成功すれば良いな、ぐらいの心持ちで使いたい。

なお、初登場時は「カルデアボーイズコレクション」ということで完全に男扱いだったが、ゲーム内では、彼?もシュヴァリエ・デオンと同じく「性別不明」な為、性別に関係する効果を受けないと言う特徴がある。
これは魅了等で妨害されにくいという大きなメリットである一方、タマモちゃんサマー等が持つ『ビーチフラワー』や中の人が同じランサーの『嗜虐のカリスマ』等の特定の性別に追加効果があるバフの効果を受けられないと言うデメリットにもなるので注意。
2人とも黒髭の『紳士的な愛』の追加効果は受けるだって? そりゃ黒髭だから当たり前…女性のみボーナスの魔法少女イベントでボーナス貰ってた? 男性限定クエストにも女性限定クエストにも出られた?バレンタインも両方に対応していた? …知らん(目そらし)

とまあ、可愛いし宝具は強いが使いにくいサーヴァント扱いされ続けてきたアストルフォだったが、
実装された絆クエストクリアによって『理性蒸発』が強化され、ランダムなのは変わらないが効果ターンが増え、NPチャージ効果が追加(最大レベルで50%チャージ)。
アストルフォの欠点であったスター生産能力のなさやNP回収効率の劣悪さにフォローが入り、扱いやすさがグンと上がった。
さらに、強化クエストクリアで元々強力だった宝具もランクアップ…と、今では(育て上げ、強化も全て行うと)☆4相応の活躍を発揮するようになった。
絆クエストは第3段階(&絆レベル3以上)まで、強化クエストは第4段階まで霊基再臨しないと解放されないので、それまでは上述した通りの扱いにくいサーヴァントのままではあるが、
アストルフォが好きなマスター、もしくはライダーが足りないマスターは、是非とも根気良く育ててあげてほしい。




+ メインシナリオネタバレ
とまあFGOではこんな塩梅のアストルフォだが、肝心のメインシナリオではというと……




……まさかの出番なし。

そう、第一部終了時点の現在でメインシナリオに出番が設けられていないのである。
大量のサーヴァントが救援に駆けつけ、イベント限定サーヴァントすら集結した終章ですら出番を貰えていなかったのだ。
終章までアストルフォと同じく、マタ・ハリもまた出番がなかったのだが彼女はイベントサーヴァント(と一応二章にいたはずのタマモキャット
と一緒にⅩの座のストーリーにて登場している。

むろん、他にも終章に登場していないサーヴァントはいるのだが、
基本的にはヴラド三世(ランサー)や子ギルのように別側面のキャラクター、水着やサンタなどの衣装替えキャラであり、
それ以外ではアルトリアアンリマユのように伏線や謎が回収されていない冬木に特に縁深いサーヴァント
(特に明確に味方として縁を結んだクー・フーリン(キャスター)が登場していないのが特徴的)
と未登場である事そのものが伏線と思われるキャラクターばかりである。

アストルフォにそういった理由が見いだせるかといえばそうでなく、
というか同じ出展作品のジャンヌたち実装済Apocrypha勢はしっかり登場している。
イベントで実装のサーヴァントだからといえば別にそうでもなく、同じ境遇の天草はきちんとⅩの座に顔を見せた。

このためメインストーリーではなかなかに不遇な目に合っている事に。
現在セミラミス、ケイローン、アキレウスなど未実装のApocrypha勢がそれなりに残っている為に
彼らに合わせて断章や第二部で出番がある事を祈るとしよう。

…とかなんとか言ってたら1.5章「アガルタの女」でデオンと共に主人公の同行サーヴァントとして登場。
性別的にも言動的にもフリーダムであざと可愛いアストルフォが見られるよ!やったね!




《 主な人間関係 》
Fate/Apocrypha』におけるマスター。
本作発売前にネタでアストルフォペロペロと発言する読者がいたが、ホントにペロペロしちゃった人。
実体化し続けることを許可してくれたのには感謝しているが、彼女の偏執的な愛情表現にはうんざりしており、最終的に決別する。


セレニケの死後に契約を結んだ新たなマスター。
自らの命の恩人であるアストルフォに感謝と信頼を向けており、アストルフォもまた彼に最大級の親愛の情を寄せているという、相性抜群の関係を築く。
他のキャラ(特に女性陣達)がアストルフォの性別を女性と勘違いしている中で、最初から一貫して彼を男性として認識していた稀有な人物。


自分と同じくジークの身を案じる恋のライバル(?)。
ジークを巡って火花を散らすこともあるが、彼女本人に悪感情を抱いているわけではなく、
むしろジークの朴念仁っぷりに悩まされる者同士シンパシーを感じている場面もある。


  • ローラン(オルランド)
生前の親友。
『シャルルマーニュ十二勇士』筆頭にして最強の騎士。
聖剣「デュランダル」の担い手。
「ん? 珍しい奴からメール来てる。」
「「空港で」「興奮して」「全裸に」削除削除。身元引受人はノーサンキュー、ノーメルシー。」
「あいつは全裸にならなければいいやつなんだけどなあ……。」




追記・修正はオルランドを正気に戻すために月まで飛んでった方お願いします。

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