いたずらごころ(ポケモン)

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いたずらごころ(ポケモン) - (2016/11/20 (日) 10:03:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/29(木) 19:13:38
更新日:2023/09/28 Thu 17:59:39
所要時間:約 8 分で読めます




いたずらごころとは、ポケットモンスターBWから登場した特性である。

その効果は変化技を優先度+1で出す事ができるというもの。ようするに素早さに関係なく先手で変化技を撃てる。
先制で出せるといっても、同じ優先度であった場合は自分より速い方が先制する。

先制技を持たない相手や鈍足相手には、確実に何かしらの仕事ができる。
また、優先度が+1されることから、本来ふきとばしやほえるには先制できないトリックルームを先手で出すことが出来る可能性も出てくる。
(ほえる・ふきとばしは優先度-6 トリックルームは優先度-7)
とはいえよほど上手くかち合ったときしか起きない現象ではあるが。

この壊れ効果により、いたずらごころを持つポケモンはかなりやっかい。


◆利点


昔から言われていた「速さは堅さ」という言葉通り、先手をとって「めいそう」なり再生回復なりができるのは確実にアドバンテージとなる。
先手でリフレクター等を貼り耐久を補うポケモンもいる。

そしてそれを実現するには、相手より高い「すばやさ」を持たなければならない。
その為、「すばやさ」に努力値を振ることとなり、数値上の耐久力は落ちる。


しかしいたずらごころの場合

  • 変化技そのものに優先度が付加されるので、努力値を耐久に気がねなく回せる。

  • 耐久型や変化技主体のポケモンは「ちょうはつ」に弱いが、いたずらごころを持つポケモンも「ちょうはつ」を習得できるものが多い為、妨害されにくい。
  • 自分より速い先制技持ちには抜かれるが、先制技は基本的に低威力で、耐久に振ればそこまで脅威ではない。
    そもそも大抵の先制技持ちは鈍足の傾向があるため、Sを振っていない状態でも先手を取ることがある。

などの利点がある。

この特性ありきで強さを保っているポケモンもいるほどで、いかに強力な特性かおわかりだろうか。

◆短所


上記のように強力な効果だが、考え無しに扱えるほど簡単なものではない。

  • いたずらごころを活かす為には、必然的に補助技中心となる。
    上に「相手のちょうはつより先にちょうはつできる」と書いたが、それはあくまで読めればの話。
    特に初見で型の読めない相手には、「攻撃される」か「ちょうはつされる」かの二択である為、場合によっちゃ読み外して死ねる。

  • こだわり系のトリックを受ければ機能停止。

  • 技によっては「マジックミラー」・「マジックガード」等で詰む。

  • 「なかまづくり」・「スキルスワップ」等で特性を変えられる。

  • トレース持ちに鉢合わせすると、この厄介な特性を相手に渡してしまう。

  • そもそもバランス調整の為かこの特性を持つポケモンは種族値が低い者が多い。

等。

しかし型の豊富さが売りな事もあり、全ての型を防ぐことが不可能に近く、使いこなせば非常に強力な戦力となることは間違いない。


◆いたずらごころ持ち一覧


ご存知いたずらごころの代名詞。
脅威のやどみがや追い風、アンコール、置き土産、壁張り等、豊富すぎる補助技を駆使して立ち回る可愛さ余ってなんとやらなもふもふ。

悪戯好きの風神雷神。
アタッカーとしても強力で、最速の少ないエルフーンに先手でちょうはつを撃てる貴重な存在。
他にも電磁波や追い風もある。
他のいたずらごころ組と違って素のスペックも高水準であり、全ルール通して活躍しているポケモン。
耐久ボルトロスの電磁波威張る運ゲーはうざったいの一言。
ダブルでラムメタグロスと組んでいばラムしてくることも。クレセグロスと趣旨は似ているがこちらはほぼ確定で撃てるためタチが悪い。
あまりのウザさに別名すけべだましい。

メタルバースト、しっぺがえしくらいにしか活かせなかった「あとだし」と決別し、夢特性として習得。
先制鬼火が撃てるのはコイツだけ。外れた時は泣くしかない。

同じく夢特性として習得。
バルビートは特攻3段階うpする「ほたるび」を覚え、さらにバトンも可能。
イルミーゼはせいちょうやあまえる、うそなきといったダブル向けの技を多く覚える。
アンコールや電磁波も優秀だが、素の能力が低すぎるのが痛い。

いばる→みがわり→イカサマのコンボが強力かつ、うっとうしい。
優秀な再生回復技の「はねやすめ」も完備。
しんかのきせきで耐久もなかなか。下手したら進化後のドンカラスより強い。
滅びの歌でフィニッシュブローも可能。プリンやソーナンスなどと共に滅びパーティのパーツに組み込まれていることも。

解禁待ち→されました→鬼畜どころかキチガイコンボが……

  • リオル
こちらもARサーチャーで解禁。先制まねっこで、優先度の低いほえるを先制で打てたりする…が、けっこう手間がかかる。

X・Yで登場した悪戯心ネコ2号。にゃんぱすー。
補助技の数は少なめだが、リフレクター・光の壁の両壁を貼ることが可能。その他電磁波・あくびなど。
♀なんていなかった。
アニメではゴジカが使用し、視聴者を驚愕させた。

X・Yで登場の鍵束。
エルフーン・トルネロス・ボルトロスが不在だった発売当初にいばみがイカサマで大流行した。
はがね・フェアリーという珍しいタイプを持ち耐性が優秀だが、種族値は低め。
こちらも電磁波やリフレクター・光の壁など使い勝手の良い補助技はひと通り覚える。

「補助技だけは優秀」と言われ続けてきたジュペッタがメガシンカによりついにいたずらごころを会得。
鬼火や金縛りなどのトリッキーな技に加え、先制みちづれという凶悪な一発芸を持つ。
ただ、「メガシンカしたターンの行動順はメガシンカ前の素早さ・特性に従う」というプログラムにより、メガシンカしたターンはいたずらごころの恩恵を得られない。
まもるを入れるか?生き残りに賭けるか?それが問題だ。


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