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しんかのきせき(ポケモン)

登録日:2010/10/17 Sun 21:53:00
更新日:2026/10/04 Sun 19:46:47
所要時間:約 7 分で読めます




しんかのきせき とは『ポケットモンスター』シリーズに登場するアイテムの一つ。
英語圏での表記は “Eviolite"。




◆概要



進化の不思議な かたまり。
持たせると 進化前ポケモンの
防御と 特防が あがる。




効果は『「まだ進化を残している」ポケモンに所持させると、防御と特防の実数値を1.5倍に上昇させる』というもの。


進化前でさえあれば、第1形態だけでなく第2形態にも作用する。
但し「リージョンフォームには進化先があるが原種には進化先がない」ポケモン(カモネギなど)や、「進化を超えた進化」であるメガシンカ(ゲンシカイキ)のあるポケモンに対してはバランス調整なのか作用しない。


◇解説

このアイテムによる恐ろしい効果により、進化後と全く違う運用ができるようになったり、むしろ進化後と遜色ない強さを手にしたポケモンも現れた。


「このポケモン、好きなんだけど進化するとルックスがちょっと……」

「ストーリー上で使いたいポケモンがいるが、進化前の期間が長いのが気になる……」

「進化前に、進化後にはない魅力があるが、それを引き出すには耐久力が足りない!」

「スペシャルバトルやランクバトル等のレギュレーションで弾かれたので、仕方ないから進化前で代用しよう」


そんな時こそこのアイテム『しんかのきせき』。


実際第五世代以降の本編全般において、このアイテムの入手時点ではまだ進化していないポケモンも多いため、役に立つ。
紙耐久のあの子やこの子に持たせて、お世話になった人も多いだろう。
旅パでは単純に進化するまでの繋ぎとして持たせておくだけでも役立つ。


一方、レートで活躍する『しんかのきせき』持ちポケモンの大半は、世代を跨いで進化形が追加されたポケモンである。
元々最終進化形として設定された能力がさらに強化されるため、初登場時から進化前扱いのポケモンよりも強力なことが多い。

それ以外では、進化すると特性が変わる、または素早さ等一部の能力が下がるポケモンも『しんかのきせき』型で使われることがある。
最大HPの低さを逆手に取り、「やどりぎのタネ」による回復量を増やせるくさタイプとの相性も良い。


弱点は道具を強制交換される「トリック」「すりかえ」や、道具消失と追加ダメージを受ける「はたきおとす」。
進化後の完全下位互換のポケモンだったりするとほぼ機能停止しかねない。

また耐久力しか上がらず、現在これの攻撃&特攻版や素早さ版は出ていないため耐久型ではなく火力重視のアタッカー気質だったり、鈍足だったり、低火力かつ変化技のレパートリーも貧弱だったり、元々の耐久力が紙〜半端だったりすると持たせていてもあまりきせきの効果を受けられない。


第六世代のリトルマッチでは主にポリゴンやゴンベ、ナックラー辺りが強すぎるため使用を禁止されていた。

第八世代ではメタの一つである「はたきおとす」の習得ポケモンが大幅に減ったことで、対抗策が少なくなり相対的に強化されている。

第九世代では技「トリック」を持ったヒートロトムやオーロンゲが流行。
『しんかのきせき』持ちポケモンがこだわり系アイテムを持たされ、機能停止に陥ることがある。



ただ、後述の通り環境レベルの未進化ポケモンを輩出してしまっているのは事実。

この辺りが懸念されたのか『Pokémon LEGENDS アルセウス』以降の追加進化は耐久(特にHP)をガッツリと引き上げたポケモンが多く、その他にもリキキリン・ブリジュラスに代表されるように、
など、安易に『しんかのきせき』に頼らない調整が為されている。


なお、全ての進化前ポケモンが恩恵を受けられるというわけでもなく、
これらのポケモンは『しんかのきせき』の対象外となる。


逆に、進化できないポケモンに対しても一部例外があり、
  • ミツハニー ♂、ヤトウモリ ♂
  • おきがえピカチュウ
これらのポケモンは『しんかのきせき』の対象となっている。



◆入手方法


ヒウンシティの4番道路に向かうゲートの手前右側のビルの1Fで、研究員に30匹以上捕獲した後のポケモン図鑑を見せると貰える。

ヒウンシティの噴水の広場奥の通り右上のビルの1Fで、研究員に40匹以上捕獲した後のポケモン図鑑を見せると貰える。

シャラシティのポケモンセンター右隣の民家で貰えるほか、
エイセツシティ経由で行ける「ポケモンの村」のゴミ箱からランダムで入手できる。

122番水道の先にある 123番道路の北側の釣り堀で釣り人と会話し、彼の質問に「コイキング」と答えると貰える。

コニコシティの岬で拾える。
街の北西のピカチュウが3匹集まっているベンチの裏に落ちており、少し分かりにくいので注意。

アラベスクタウンの民家に居るポケモンブリーダーのエレナとのポケモン勝負に勝つと貰える。

更に DLC『鎧の孤島』ではウッウロボで4つのアイテムを合成して作る事も出来る。
これにより1つのソフトで複数の入手が容易となった。

「南5番エリア」にいるトレーナーに7人以上勝利した後、南5番エリアのポケモンセンターにいるポケモンリーグのスタッフに話しかけると貰えるほか、
エンディング後にテーブルシティのデリバードポーチにて50000円で買える。コイキング100匹分の値段。

メインミッション37 クリア後にラシーヌ工務店にて4980円で買える。
あるいは サイドミッション100 のクリア報酬に貰える。



◆『しんかのきせき』で強化される主なポケモン


【メジャー/元メジャー】

ラッキー

最高の特防を誇ったハピナスより硬くなったピンクの悪魔。
火力では進化後に劣るが耐久力、特に物理耐久では大きく勝る。

当初は同タイプで火力もあるポリゴン2の影に隠れがちだったが、受けループ出現以降かなり増えた。

低火力を補う「ちきゅうなげ」も使えるが、第六世代でタマゴ技になるまでは『エメラルド』の教え技限定だった。
そのため世代間格差が生じることに…

ダブルでは対象から防御を貰える「ガードシェア」を使うことで防御も異様に硬くなり、「せいなるつるぎ」や急所での望みも断たれてしまう。
その嵌め性能によりダブルレート上位もこいつのパーティが席巻。
一応こいつの攻撃の通りはつぶしやすく汎用的な意味でPP切れを狙うことはできるが、すさまじく時間がかかる。

第八世代では「カウンター」没収で覚えられるダメージソースがかなり限定されたため、PTによってはハピナスを選ぶ旨味も出てきた模様。

ポリゴン2

奇石ポケ最メジャーであり、対策必須の存在。
特攻と素早さが強化されたポリゴンZに対し、こちらは防御と特防で勝る。

種族値合計は進化後と同等であり、奇石を持つと実質種族値は600以上と強力。
弱点はかくとうのみ。「じこさいせい」も使える上に特攻もそれなり。
受け役に困ったら入れて損はない。レートのみならずランダムでも人気は高い。

H振りだけで一致弱点以外がまず受けが確定するのでHS「みがわり」で「どくどく」のシャットアウトも考案された。
特化すればバシャーモの『いのちのたま』+「とびひざげり」すら耐えて「トリックルーム」なり特性強化の攻撃で返り討ちにできてしまう。

この死角のなさから現在レート環境を席巻している。

第八世代でも新顔相手に強いトップメタだったが、シリーズ6の上位ポケモン使用禁止に含まれる結果に。そんだけ強かった。

サマヨール

火力ではヨノワールに劣るが、高い耐久力がさらに上昇。

ゴーストタイプの優秀な耐性に加え、変化技には事欠かない。
低い火力も固定ダメージ技の「ナイトヘッド」で補えるし、「トリックルーム」を覚えさせればヨノワールより鈍足な点もメリットとなる。特性『プレッシャー』も高耐久との相性が良い。
型次第で物理・特殊どちらも受け切れる耐久ポケの鑑。

普段使いに向いた回復技がないのが欠点。
第八世代ではヨノワールと違い「みちづれ」も出来ない。

ガラルサニーゴ

原種は対戦だとパッとせず、遺伝要員としての活躍が主だったが、
『ソード・シールド』にてリージョンフォームを獲得、これは進化系のサニゴーンが登場していることで『しんかのきせき』対象になった。

「じこさいせい」は原種と違って覚えないが、「おにび」「ちからをすいとる」で物理アタッカーに強い。
サマヨール同様「ナイトヘッド」が使用可能。
隠れ特性の『のろわれボディ』も物理耐久と相性がいい。

しかし通常特性は物理技を受ける度に耐久力が下がる『くだけるよろい』と相性最悪なので妥協は一切できない。



【中堅/マイナー】

ゴルバット

クロバットを超える耐久力を得られるほか、固有タイプを活かした戦法が可能。

耐久型の弱点の一つであるどく/もうどくが無効かつ必中「どくどく」+「はねやすめ」で粘れる。
じめん・フェアリー・かくとうといった攻撃面でメジャーなタイプに耐性を持つのも魅力。

しかし、第八世代では「いかりのまえば」「どくどく」「はねやすめ」といった主要技をことごとく没収され戦術が崩壊してしまった。

クサイハナ

ラフレシアを上回る耐久力を得られる。

メガフシギバナほど硬くはないものの、「ちからをすいとる」の存在が大きな強み。
特性『あくしゅう』を「しびれごな」や「フラフラダンス」と組み合わせるのも手。

ポニータ

初代から進化前という位置付けながら410という高い合計種族値を誇る。

「おにび」「あさのひざし」「つのドリル」等耐久型向きの技も豊富。
ギャロップと違い激戦区の素早さ100を下回っているが、それでも90とここに載っているポケモンの中ではかなり素早い。

ゴースト

ゲンガーの特性が『ふゆう』から『のろわれボディ』になってから対戦で使う価値が出てきた。

同じく『ふゆう』のゴーストタイプであるムウマージとはどく複合であることや特攻の高さ、同じく『しんかのきせき』を使えるムウマとは素早さでも差別化が可能。

しかしその素早さ種族値が95と激戦区の100未満、耐性は良くても肝心の耐久種族値が低いこと等が難点。

モンジャラ

モジャンボはもとよりクレセリアをも超える物理耐久力を得られる。

特殊アタッカーにも状態異常や積み技、壁貼り等で対応でき、くさタイプの中でも特に戦術の幅が広い。
「こうごうせい」「やどりぎのタネ」に加えて特性『さいせいりょく』の存在もあり、回復力も高い。

ストライク

素早さ105に加え、ハッサムを超える持久力を得られる。

しかし、元々メジャー所を含め弱点が多いので、多少固くなった所で落とされてしまう。
とは言え、それでも等倍ダメージ相手にも繰り出せる可能性が出てきたのは嬉しい所。

このアイテムを持たせれば実質種族値ではハッサムを上回るが、火力・耐性・一致先制技の有無等の差から運用には工夫が必要。
メガシンカ枠を使うとは言え同タイプにはメガカイロスも存在し、ひこう技の威力で大きく劣る点にも注意。

『しんかのきせき』以外に『こだわりハチマキ』型や『きあいのタスキ』型も選択肢に上がる。

第八世代にてひこうタイプの威力40の2回攻撃技「ダブルウイング」を習得した事で注目された。

しかし同時に「はねやすめ」が没収されたのが痛く、受けると言うよりは無理矢理一発耐えるような使い方になりがち。
『きあいのタスキ』を他に回せると考えれば無意味ではないが。

ハクリュー

カイリューとはタイプが異なるほか、特性『だっぴ』『ふしぎなうろこ』も耐久型向き。

ねむねごテールや「でんじは」撒きが主な戦法だが、フェアリータイプの登場以降は運用が難しくなっている。

ムウマ

同タイプの『ふゆう』持ちであるムウマージやゴーストを超える耐久力を得られる。

変化技のレパートリーもサマヨールに見劣りせず、あちらにはない「マジックコート」「ほろびのうた」等も使える。
耐久力が上がる分「おにび」+「たたりめ」や「わるだくみ」積み等の猶予が増え、アタッカーとしても活躍が可能。

使いやすい回復技がないのは悩み。

イノムー

マンムーを超える耐久を得られる。

ドラゴンタイプをはじめとする物理アタッカーを対面から狩るほか、「ステルスロック」+「ほえる」等も可能。
特性は耐久を伸ばす『あついしぼう』と「ちょうはつ」対策の『どんかん』、どちらも一長一短。

マンムーと比較してだいぶ素早さが低いのと、回復技が無いのが悩み。

ロゼリア

ロズレイドを超える耐久力を得られる。

さらにあちらにはない特性『リーフガード』を備え、耐久型と相性が良い。
モンジャラ同様、粉技や宿り木、回復技とくさタイプらしく変化技が豊富。

また、こちらは「どくびし」「まきびし」「みずあそび」等も使用できる。

ヤルキモノ

ケッキングの特性『なまけ』に対し、こちらは『やるき』と対照的。

平均的な種族値であり、アタッカーとしての性能ではケッキングはおろか、大半のノーマルポケモンにも見劣りする。

その分「なまける」を利用した耐久型や「カウンター」型、「きあいパンチ」を絡めたコンボ等、型が豊富な芸達者。
やる気を出しているのに怠けるのが基本というのは違和感があるかもしれないが。

ガマガル

ガマゲロゲの特性『どくしゅ』に対し、こちらは『うるおいボディ』。
みず/じめん複合でこの特性を持つ唯一の存在。

基本戦術は「ステルスロック」「どくどく」撒きや「ねっとう」によるやけど狙い等。

しかし、第六世代で天候変化にターン制限がついてからは運用が難しくなっている。

クルマユ

ハハコモリにはない特性『リーフガード』を持ち、耐久型と好相性。

素の状態でもハハコモリより防御が高く、変化技も豊富。
「やどりぎのタネ」は使えないが、貴重な「ねばねばネット」持ち。

ギギアル

ギギギアルを上回る耐久力を得られる。

「でんじは」「どくどく」撒きを主軸とし、「ちょうはつ」されても「ボルトチェンジ」で逃げられる。
ギギギアルと違い鈍足なため後攻「ボルトチェンジ」により後続を無傷で降臨させられるのもポイント。

しかし第八世代ではギギギアル同様技が枯渇してしまった。

シビビール

シビルドンより耐久が高く、素早さが低い。

進化系同様 弱点なしという安定した耐性を持つため、まひ撒きだけが目当てならこちらが適任。
後攻「ボルトチェンジ」での後続の無償降臨も狙える。

チョボマキ

『ソード・シールド』で突如注目された。
耐久力はアギルダーより上、というか未進化ではかなり高い方。

「じこさいせい」「どくびし」「とける」等、耐久型向きの技が豊富。
ウーラオスの両形態の技を受けられる。

ジヘッド

特殊アタッカー寄りのサザンドラに対し、こちらは物理アタッカー向き。

特性『はりきり』で禁止級とメガシンカを除けばドラゴンNo.1の物理攻撃力を得られる。
「じゅうりょく」パだと実質デメリットを相殺できるため、そちらで採用されることも。

『しんかのきせき』以外にも『こだわりハチマキ』型やZワザ型等で使われることもある。

ニダンギル

『バトルスイッチ』がないため、ギルガルドとは使用感が大きく異なる。

クレベースやメガボスゴドラを超える物理耐久力を得られ、火力も高め。
ギルガルドは第八世代で防御種族値が下がり、明確にこちらを選ぶ意義が出て来た。
鈍足も「ジャイロボール」と「かげうち」の存在によりあまり気にならない。

特殊攻撃にかなり弱いのと特性『ノーガード』が足を引っ張りがちなのが難点。
この時点で「もろはのずつき」が使えればまた違ったのだが。

ニャヒート

素早さ種族値がガオガエンの1.5倍。

ほのお単なのでフェアリー半減・かくとう等倍といった耐性面での差別化も可能。
「いかく」「おにび」等を撒いて「とんぼがえり」するのが主な仕事。

ただ、何も考えずに採用するとウインディの影がちらつく。

タイプ:ヌル

素早さ以外は進化後のシルヴァディと同等の種族値。
そのため奇石を持たせると種族値合計650相当という桁外れの数値になり、数値上はラッキーやポリ2以上の耐久力となる。

ただ、この2匹と違い回復技が「ねむる」しかない上、サブウェポン不足なのも気になる所。

とは言え特性『カブトアーマー』で急所攻撃を防げるため、上記2匹と違い事故死しないというこいつ独自の強みもある。

オドシシ

進化系のアヤシシが追加されたことで『しんかのきせき』の対象になった。
元最終進化だけあって両壁や「ふういん」など有用な技は一通り揃っている。

とはいえ、進化後と耐久は大差ないため積極的に採用されることはあまりない。
採用されるのは、アヤシシのあく弱点が気になるパーティに限られるだろう。

バスラオ(しろすじのすがた)

サニーゴと同様 リージョンフォーム(?)を獲得し、イダイトウが進化先になったことで『しんかのきせき』の対象に。
ASアタッカーとして使われがちな他のバスラオと違い殴り合いでも使えるようになった。

「ウェーブタックル」と「アクアジェット」が特性『てきおうりょく』補正付きで使えるので意外と馬鹿にならない。



その他レアコイルやグライガー等で使われることも。


【ダブルバトル向き】

ピッピ/プリン/ピンプク

耐久力は『オボンのみ』持ちのピクシーやプクリン、ハピナスに劣るが、それらにない特性『フレンドガード』を活かせる。

技自体も「てだすけ」ピッピとプリンのみ「いやしのはどう」等、サポート向きのものが揃っている。

その他ピッピは「アンコール」「このゆびとまれ」、プリンは「ほろびのうた」「サイドチェンジ」、ピンプクは「ちきゅうなげ」等を使える。

特にピッピはその「このゆびとまれ」と「フレンドガード」のかみ合いもあり、レート上位には大抵入るほど。

サイドン

変化技がないと特性『ハードロック』で『とつげきチョッキ』装備ドサイドンのほぼ劣化なので、シングルではマイナー。

しかし、ダブルでは『しんかのきせき』による耐久力と『ひらいしん』、ダブルの重要技「まもる」等を同時に併せ持つ点が強み。

エレブー/ブーバー

エレキブルとブーバーンの進化前であり、素早さでは10上回る。
しかし進化系より全体的に種族値が低く、趣味の領域のポケモンだった。

ところが第九世代では大きな転機が発生。
限定技だった「このゆびとまれ」を久しぶりに習得できるようになり、ダブルではどちらも使用率Top150に躍り出た。

特性はどちらも実用的で接触技を咎める『せいでんき』/『ほのおのからだ』に、催眠戦法を咎める『やるき』とどちらでも相手からしてみれば鬱陶しいことこの上ない。他の技も欲しい所が揃っている。

なお、進化系2種はSV環境においてシングル・ダブル問わずにずっと圏外である。今になって犠牲者が…。

ヤミカラス

アタッカー気質のドンカラスに対し、こちらは豊富な変化技を活かせる『いたずらごころ』を持つ。

『いたずらごころ』使いの中では「おいかぜ」「ほろびのうた」「くろいきり」等を覚えるのが特徴で、ダブルのサポーターとして優秀。あくタイプなので『いたずらごころ』ポケモン同士のミラーにも強い。

逆にシングルではメジャーでなく、第7世代では『しんかのきせき』型よりも『ヒコウZ』を持たせて、攻撃を1段階上げつつ相手の技をZワザとして返す「Zオウムがえし」型が主流だったり。

第九世代では唯一の先制「おいかぜ」の使い手となったことやシャリタツ+ヘイラッシャのしれいとうコンビに対し、先制「くろいきり」が刺さることから大きく評価を上げた。
ダブルでは使用率トップ10に食い込むことも。

デンヂムシ

クワガノンには無い特性『バッテリー』は味方の特殊技の威力を1.3倍にするというダブル向きのもの。

進化前としては耐久力が高く、「ひかりのかべ」や相手全体が対象の「エレキネット」「いとをはく」等を使える。

「ほうでん」は味方も巻き込む全体攻撃であり、『ひらいしん』『でんきエンジン』持ちのサポートとしても有用。

ズルッグ

ズルズキンと比べて差別化できる点は素早さ種族値が 48 ということ(ズルズキンは 58)。

これの何が重要かというと「トリックルーム」の使い手として有名なバドレックス(はくばじょうのすがた)や、「トリックルーム」で大化けするテツノカイナ・原種ガチグマの素早さ種族値50よりも低く、「トリックルーム」下ではこれらよりも先に動くことができる。

ズルッグは隠れ特性の『いかく』で敵の火力を下げつつ、「ねこだまし」で白馬バトレックスの「トリックルーム」を確実に通し、通した後は「コーチング」で白馬バトレックス達が動く前に攻防両面を鍛えて「ブリザードランス」の破壊力を倍増させたり、
「がむしゃら」「イカサマ」といったステータスを使用しない大技で敵の白馬バトレックスの不意を突いて大ダメージを与え、動く前に消耗させるという独自の動きを活用できるため、伝説ポケモンの選出枠のあいたGSルール(レギュレーションI)では使用率が増加。

海外大会でも結果を残すに至った。おいそこ、『いかく』と「イカサマ」の嚙み合いが悪いとか言わない。『クリアチャーム』持ちの白馬バトレックスは山ほどいるぞ!


【番外編】

ミツハニー♂・ヤトウモリ♂

ビークイン・エンニュートは♀のみが進化できるポケモン。

♂はどう頑張っても進化できないのだが、解説部分に記した通り『しんかのきせき』だけは適用される。
実用性は推して知るべし。

カミッチュ

『碧の仮面』で登場したカジッチュの進化系の一つ。
『藍の円盤』までは進化系のカミツオロチが未登場だったが、『しんかのきせき』が適用されていた。

『しんかのきせき』によって防御種族値165・特防種族値120になる耐久力を手に入れることができ、さらに「ギガドレイン」や「じこさいせい」による回復もこなせる点が注目された*1。

進化系のカミツオロチは防御・特防種族値はカミッチュの時から変わっていないものの、HPが高くなっていることや、進化して初めて覚えられる技*2が多いこと、火力で勝っていること*3、隠れ特性『さいせいりょく』がサイクル戦に強く、『しんかのきせき』による耐久力を求めてまでカミッチュで運用するメリットは思い入れのない限り薄くなっている。

リングマ(+オドシシ)

オドシシについては前述のとおり。ヒスイ地方と違って『スカーレット・バイオレット』では両方とも進化することができないが、進化系が『スカーレット・バイオレット』に内定しているのでいずれもしんかのきせきが適用される。

…が、前者に関しては『しんかのきせき』込みでも原種ガチグマの方が堅いので話題に上がらない。
せいぜいガチグマより速いスピードでハピナスレイド要員にするのが本作では無難である。



◆ポケモンカードゲームでの『しんかのきせき』


ポケモンのどうぐ
効果:このカードがついているたねポケモンが受けるダメージは-20される。

ポケモンカードゲームBW 第2弾「レッドコレクション」でも登場。

なんとこのカード、ゲームの『しんかのきせき』とは違い 進化しないポケモンでも、たねポケモンであれば効果が働く。
要するに常時ディフェンダー状態と言う鬼畜カード。

レシラムやゼクロムに付けて暴れさせるのが強力。特にゼクロムのワザ「らいげき」の反動ダメージ40が20になるのは大きい。



◆余談


実は漢字表記は「輝石」なのか「奇石」なのかが第九世代現在もはっきりしていない。
これは、国によって「きせき」の表現が違うから*4。
ちなみに「輝石」はケイ酸塩鉱物の名称で、「奇石」は色や形が珍しい石という意味である。
「奇跡」または「軌跡」とかけたネーミングともとれる。


対戦に特化した『Pokémon Champions』では、リリース直後は『しんかのきせき』どころか進化前ポケモンそのものが一切未登場(ピカチュウを除く)。

ただし、各世代のシステムなどなど今後のアップデートで順次拡張されていくと発表されているため、『しんかのきせき』前提の進化前ポケモンも今後実装される可能性は十分にある。続報に期待しよ。

また、今後キョダイマックスが実装された場合、上述した「進化前だがキョダイマックス可能な個体は『しんかのきせき』適用外」の仕様がジュラルドンにも反映されるかどうかも地味に注目である。まぁ持たせてもブリジュラスに耐久力で負けるから意味ないけど

ポケモンと同様に仲間を進化させるシステムを持つ妖怪ウォッチでも似たようなもちもの(そうび)が存在する。
「逆転のかがみ」というもちもので、これを持たせたDランク以下の妖怪(ランクは妖怪の種類によって固定で、進化することでランクは上がる)はまもり+30、すばやさ+30という破格の能力アップを得ることができ、ある程度なら上位ランクの戦いにも参加できるようになる。
しんかのきせきとの違いは、Dランク以下であれば進化しない妖怪でもOKという点。


追記・修正は進化前の方にお願いします。

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最終更新:2026年10月04日 19:46

*1 加えて、隠れ特性『ねんちゃく』できせきを奪われない。

*2 あくび・ハイドロポンプ・じしんなど

*3 カミッチュ攻撃80特攻95・カミツオロチ攻撃80特攻120

*4 中国版は「奇石」になるが、韓国語版を漢字表記すると「輝石」になる