ザナルド・ベイハート

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ザナルド・ベイハート - (2018/05/03 (木) 19:41:48) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/14 (土) 20:27:17
更新日:2024/02/04 Sun 08:41:46
所要時間:約 5 分で読めます




私の方が倒しやすいと思ったか



機動戦士ガンダムAGE』の登場人物。

CV:江川央生

第三部より登場したイゼルカント様の側近。
ゼハート・ガレットと共に地球圏へ派遣され、地球制圧の陣頭指揮を執る。

片目が義眼となっており、時々光る。体形は肥満体で、兜や軍服も相まって「デブシドー」と一部では呼ばれている。
捕獲したキオの尋問や追撃を進言するなどやや好戦的でタカ派な面も目立つ。
また一方で自身より若く(と言ってもコールドスリープがあるため2人の実年齢は不明だが)イゼルカント様に重用されているゼハートのことはあまりよくは思ってはおらず、ガンダムAGE-3の捕獲作戦の際にはギラーガを蹴り飛ばし敵の足止めに利用したり、監視として女性士官フラムゼハートの元へ送り込む。

パーソナルカラーは青系であり自身の専用MS「ザムドラーグ」や自分の戦闘艦である「ファ・アーク」も専用色に染めている。

タカ派思想を持ち好戦的な性格ではあるが、ロストロウランでのプラズマ爆弾を使った作戦が失敗とみるやすぐに撤退命令を出したり、イゼルカント様の指示におとなしく従うなど大局を見る目はあるらしい。
フラムをゼハートの下へ送ったのもゼハートの行動に疑問を持ち始めたからである(まぁフラム本人には別の思惑があったのだが)。
その本性は己の利益の為ならば上官の命令すら平然と無視し、味方すら利用する指揮官とは思えぬ卑劣漢である。


ガンダムAGE-3奪取後は火星のセカンドムーンに帰還し、捕獲したガンダムのデータを使い新型MSの開発指揮を執る。
机を叩き割るなど怪力の持ち主であり、パイロットスーツ姿の顔などどこか猿人に近い。

ゲーム及び小説に寄れば、孤児であったがそんな自分を軍に拾ってくれた上、側近にまで出世させてくれたためイゼルカントに対し大いな忠誠を誓っている。

だが、イゼルカント様の真意を図りかねている節があり、尋問など戦争に置ける定石を使わず、戦いに手ぬるさを見せるイゼルカント様に苛立ちを見せる場面もある。
十中八九、エデン計画の真相を知ったら離反したことだろう。



◆劇中の活躍

第三部の第一話にて初登場。ホログラム映像でヴェイガン本国セカンドムーンの本部へ地球侵攻開始の報告をしていた。
ロストロウラン攻防戦で本格的に登場、指揮をゼハートと共同行ったが明らかに不満そうだった。
この時はMSに乗らず艦で指揮をとっており、作戦失敗と判断して全軍に撤退命令を出している。

ディーヴァが宇宙に上がった後、イゼルカント様の指令によりガンダム捕獲の任に就く。
ゼハート隊との挟撃作戦を展開していたが、本来は後方にいるはずのザナルドはザムドラーグで出撃し、手柄を横取りすべくキオを襲撃。装甲やゼハートとの連携で終始優位にたちガンダム捕獲に成功する。


攻撃方法はビームや剣だけではないのだよ!

そのままパイロットのキオごとセカンドムーンに帰還してイゼルカント様にキオを引き渡した後、自身はガンダムレギルスの製作の指揮を執る。
途中、キオの尋問をイゼルカント様に進言するも受け入れられず結果的に内心苛立ちを覚え机を破壊してしまう。
キオが脱走後、ガンダムレギルスと戦闘をしている最中に増援を引き連れ参戦。

またも捕獲命令を出され、苛立ちを覚えながらもアセムと戦闘に入り、ダークハウンドをザムドラーグのパワーや重装甲で苦戦させる活躍を見せる。


その後はしばらく出てこなかったものの、ヴェイガンとの地球圏での最終決戦に参加。
その直前にイゼルカント様より直々にゼハートの右腕になるように懇願されるもその場は承服したが、ザナルトにとってはやはり面白くなかったようでヴェイガンと連邦の最終決戦中にガンダムAGE-FXとガンダムレギルスとの戦闘に艦砲射撃で介入し、ガンダムだけでなくゼハートをも葬ろうとした。

ゼハートを裏切った後に戦闘にも自身で参加。

戦場でディーンと再会したキオがディーンのジルスベインを無力化し説得した瞬間、目の前でディーンを惨殺するという暴挙に出た。

因みに戦場でやっとキオの思いが相手に通じた瞬間にこれだった。
あまりにもあんまりである…。


更にキオに対して「戦えないMSはゴミ」と吐き捨てた上、ディーンの機体ごと攻撃する事で「ゴミを有効活用してやった」と挑発を続けながらキオも殺害しようと攻撃を続ける。


しかしその言葉と行動によって怒り狂ったキオがFXバーストモードを起動し、その本気の殺意の攻撃によってアスノ家伝統の達磨にされたあと機体を貫かれ乗機を撃破される。
そのままトドメを刺されそうになるもXラウンダー能力の影響で血塗れのザナルドの姿が脳内に流れ込んだショックでキオが止まった事で機体が吹き飛ぶ寸前になんとか脱出。


憎々しげにガンダムを睨みながら逃げ去った。
その後、艦で指揮を執っていたが、二射目のディグマ・ゼノン砲に巻き込まれ、ゼハートへの憎しみを叫びながら乗艦のファ・アークごと消滅した。

ゼハートォ!貴様ぁ…(消滅)

グッドマンの二の舞である

先ほどゼハートを攻撃して散々怒られていたにも関わらず自分が撃たれるとは全く思っていなかったあたり軍事以外はてんで無能なのかもしれない、と言っても逆に言えばゼハートの性格を理解していたためにそう考えていたとも言える。


【小説版】
一人称が「私」から「オレ」に変更されており、過去に息子をコロニーの事故で喪ったという設定になっている。
暴将という者はいるが暴力に指向性があるため横暴とは言われておらず、作戦に疑問を抱いたり、
心中でキオと接するイゼルカント様に対し「稚児趣味」と罵るなど、原作とはかなり別人になっている。
謀反はせず、最後までヴェイガンのために奮戦した。そのためディーン撃墜にそれなりに正当性のあるものになっている(ディーン自身の理由はどうあれ、キオと行動する行為は、はたから見れば裏切り行為でしかなく、軍責任者のザナルドが見過ごさないのも当然だろう)。
ゼハートのことも多少は認めていたようで、最終巻終盤の小型シドとの戦いでそのことを述懐している。


スーパーロボット大戦シリーズ
スーパーロボット大戦BX
初登場作品。
ランカの歌を利用してバジュラを支配するなど原作以上に悪役らしいことをするが、
ヴェイガンの民のことを真剣に考えたり、同盟である木連の境遇に理解を示したりするなど、小説版を彷彿とさせる一面を見せる。
ヴェイガンギア・シドを利用してゼハートを謀殺しようとするが、最期は法術士ニュー(条件を満たせばアセムとゼハート)により引導を渡された。


【余談】
イゼルカント様演じる大友龍三郎とザナルト役の江川央生は『ガンダム00セカンドシーズン』にて
アロウズの総司令ホーマー・カタギリとその副官金髪メタボことアーサー・グッドマンで共演したことがある。
マリナママといい自重しなさすぎ


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