イノコMAX

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イノコMAX - (2023/02/28 (火) 01:22:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/06/10(金) 20:08:31
更新日:2024/03/31 Sun 17:23:58
所要時間:約 7 分で読めます




イノコMAXとはゲームセンターCXにおいて有野晋哉課長をサポートする4代目AD井上侑也の渾名である。


【概要】

彼は学生時代、学生プロレスに入っておりそこでのリングネームが「イノコMAX」であった為、番組内ではよくこの名前で呼ばれている。


サポートADとしては、主に第5シーズン~第6シーズンに活躍。
AD卒業後は番組を卒業したが、第7シーズン途中からヘルプとしてサポートADに復帰。
第13シーズンから正式にADとして出戻り、第14シーズンからは仮免ディレクターに。
同シリーズ終了と共に若葉ディレクターに昇格し、第15シーズンから正式にディレクターへと昇格したが、相変わらずやらかしたり、今度は悪目立ちすることにツッコミや批判が寄せられる様にもなった。
D昇格後の第19シーズンと第21シーズンで有野がプロレスゲームに挑戦した時にはプロレスラーのコスプレ(ラッシャー木村、長州力)をノリノリで披露している。

初代AD東島、2代目AD笹野、3代目AD浦川に次いで4代目ADになったが登場当時のゲームの実力は有野と同程度であった。
モノマネが得意(?)で、得意のビートたけしの他、板東英二や勝俣州和のレパートリーを持つ。
有野がフったというのもあるが、後述の09年の生放送(第7シーズン)で「たけしの挑戦状」に挑んだ時はやり過ぎてしまい、菅Pと視聴者から「調子に乗ってんじゃねーぞコノヤロー」的な声が多数寄せられた。
AD当時は後述の様に負のオーラがあると評されていたのだが、このサポートADとしての復帰やDになってからはお調子者の面も目立つようになっている。

漫画「賭博黙示録カイジ」のファンらしく、携帯電話の待受画面には登場人物の「班長」をつかっている(彼曰く、班長のズル賢さがいい)。

博多出身ではあるが博多弁は苦手らしく、地元の方言を咬みそうなしゃべり方で話す。
初登場時に博多出身であることが明らかになった時には、紹介者が浦川だったこともあり、有野に「この会社“博多枠”があんの?」とツッコミをされた。
カメラ阿部、AD浦川に並んでの博多スリーカードである。

寝坊による遅刻癖があり、しかも原因は飲酒であるらしい。
一時期は反省も兼ねて禁酒していたが復活したとの噂もある。




【主な活躍】

  • 海腹川背
イノコMAXのお助けデビュー作品。
ゲームで苦戦する有野の前に浦川に連れられてやってきた。

有野の
「ゲーム好きなん?」
という質問に対して
「普通です」
と答えるという衝撃のデビューを飾る。カーリングも普通らしい。

ステージ36の巨大タツノオトシゴをどかすために、折角乗った足場から飛び降りるなど奇妙なプレイを見せ、
有野には「下着ドロみたい」と言われる様な目つきであった。
挑戦は引き分け(引き分けはこの回のみ)であり、EDは浦川と共に見せようとしたがうまくいかなかった。


  • 魂斗羅
ゲーム終盤の難易度に苦しむ有野に浦川が助けに入ったが上手くいかず、
彼は「実はコレ、井上のほうが上手いんですよ」と言い、自分に代わって有野のサポートに回した。

しかし結局先に進めず、苦肉の策として有野と二人同時プレイでいってみるもお互いが互いの足を引っ張りあうという最悪のプレイを展開。
悲壮感漂うBGMの中有野に最後のプレイと言われ、そこでもミスをし有野に御役御免を言い渡された。

その後有野は一人でプレイしたが二人プレイで腕を上げていたのかサクサクと進め、結局有野一人の力でクリアすることができた。

ゲーム終了時有野は
「井上を誘ったのが誤算でした」
と彼を過小評価した。

また、この回で初めてイノコMAXというリングネームが明らかになった。
尚、この時期は前任の三人(東島、笹野、浦川)がイケメンと呼べる部類であったこともあり、番組HPに腐ったお姉さま方から井上の冴えない見た目に対して批判が寄せられていという。。


  • 大魔界村
事前に浦川と共にクリアできるようロケハンしたらしいが、2週間かけて全5ステージ中ステージ2で力尽きるという醜態を有野に説明する羽目になった。
しかしエースADである浦川もステージ4で力尽きた為、以前「魔界村」で苦い思いをした有野にこのゲームの難易度が非常に高い事を示した。

ゲームのサポートは2周目からだったが、二○加煎餅を差し入れした。


事前に特訓を積んできたのか最初から安定した操作を見せ、初めて有野のサポートに成功し、その時思わず涙ぐんでいた。

また、ゲーム途中に母親から励ましのメールが届き、待ち受けが「カイジ」の班長である事が発覚する。

このゲームのエンディングは、最終ステージのクリア状況によって5種類のパターンから選ばれるマルチエンディング方式だったが、
有野は下から2番目のバッドエンドだった為、視聴者にグッドエンドを見せるためイノコMAXは番組終了後も居残り、12時間掛けてグッドエンドを出した。

その際
「皆さん、僕ゲームが少し好きになりました」
とコメントし、成長を見せたことが視聴者の好感を誘った。


ゲーム攻略には関わらなかったが、ゲームクリア後に行われたスタッフ5番勝負の先鋒として登場。

操作キャラはザンギエフ。有野にはさすが学生プロレスと言われた。
接待ゲームなどする気はなく、圧倒的な力で有野の操るダルシムを打ち負かした。
有野のゲームの腕もあるが、ザンギ対ダルシムは9:1でダルシム有利であり、それを覆した事から案外ゲームのセンスがあるのではないだろうか。

戦いの前に有野とスタッフがストリートファイター風の対戦画面で表示されるという演出があったが、何故かイノコMAXは上半身裸で変なポーズ(ダルシムをイメージ?)をとっていた。


  • マイティボンジャック
番組史上最長の挑戦。
コンティニュー無しの本ソフトの攻略の為にワープと無限増殖を指南し、後半からは二人三脚で挑むもタイムオーバー。
2日目は挑戦開始前に4時間かけて残機を増やし、今回も二人三脚で挑むも26機を使い果たして3日目に持ち越し。
3日目は2日目を越える33機まで増殖させ、更にステージ12まで進めて有野を迎え、二人三脚で遂にラストステージまで進むが有野が力尽きてギブアップ。
尚、出口の無い最後のエリアを抜ける為のヒントを突然の「ポーーーズ!!」の大声で中断させてから出す等、疲れの見える有野に更にダメージを与えていた。
この後、有野はダブルヘッダーの「レッドアリーマーⅡ」に挑むことになるが、そちらでは笹野が久々に復帰してサポートした為に出番なし。
そして、ファン感謝デーでの公開収録にて「マイティボンジャック」の最後の挑戦をサポート
ここでも残機を増やしておく等の下準備をしていたが、イベント開始時に寝坊した時の電話でのやり取りを再現される弄りを受けるも、第一部での挑戦失敗をイベント進行している内に残機を殖やして第二部での挑戦成功の原動力となった。
尚、この時の様子は8年後の2014年に「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986マイティボンジャック」として劇場公開された。


  • アドベンチャークイズ ハテナ?の大冒険
クイズ系企画の常として、散々に有野が苦しんだ後にイノコ他、複数人でサポート。
何故か担当ジャンルが「とんち」で、しかも次々と正解を重ねていく様子から、有野にとんち小僧と呼ばれる。


  • セプテントリオン
沈没する豪華客船から脱出するという内容のゲームだったが、
有野は他の乗客を助けずに脱出し、バッドエンドをだしたのでグッドエンドを出すための詳細な攻略を教えるために登場した。
ちなみに船内マップを持って来た際、攻略サイトのを無断転載して使用すると言うミスをやらかす(実際に井上がやったかは不明だが)ものの、事なきを得ている。

他にも有野に言われゲーム中の登場人物『ハンクリー・クラフト』の吹き替えもやったが、
棒読みながらも味のあるしゃべり方をし、有野に「ハンクリー・クラフトやらせたら日本一ちゃうん?」と言われた。

結局有野の力ではグッドエンドは出せなかったので、その後井上一人でプレイし見事にグッドエンドを出した。


  • 悪魔城伝説
挑戦史上初の1つのステージで8時間停滞するという事態で意気消沈する有野に代わってプレイをした。
しかし異常な程の難易度の前にクリア出来ずに力尽きた。

因みにこの挑戦の時は浦川は別の番組の仕事に行っており、イノコMAXがその事を有野に報告すると、有野は「不安やわ~~!」と叫んでいた。
有野が浦川を信頼していると同時に、イノコMAXの実力を信用していないと言うことが分かる発言であった。

ちなみのこの後、井上が浦川にヘルプに来てほしいと電話し、実際に浦川が来てくれている。


風邪で番組を休んでいた5代目AD高橋に代わって呼ばれ、有野と二人同時プレイをしたがやはり上手くいかず、
有野には「心強い助っ人とはいえへんな」と言われた。評価は相変わらずである。

アクションステージを少しでも楽に進めるため賭博屋で有野と共に資金を稼ぎ、よろづ屋で装備を購入ししようとしたが、
先に有野が購入していた為商品全体が値上がりし、
イノコMAXは兜と鎧を購入したあと500両もする破格の梅おにぎりを購入したことで稼いだ資金を使いきって残金が80両になってしまい、
ナレーションには負のオーラは相変わらずと言われた。


  • 生放送スペシャル
「たけしの挑戦状」にリベンジ。
たった2時間での挑戦クリアを目指すが、「あめのしんかいち」をコブシを聞かせて歌う(傍から見れば完全にふざけている)。
得意のビートたけしのモノマネをしてスベるなど、いつになくヒドい出番であった。
後のディレクター時代に批判のタネともなった調子に乗りやすい性格はこの頃から発揮されており、たけしをやり過ぎ結果、多数の批判のご意見が寄せられている。


  • ゲームセンターCX in U.S.A. ~有野課長ロサンゼルスに行く~
GCCXの海外上陸の案内人として登場。アメリカについて早速解説しようとするものの、カメラ阿部に解説を取られる。
尺の事を気にして、向こうでのイベント前にコインランドリーに課長を連れて行っている。
この時「KOF」で負け、自分のシャツを洗濯される事に。この時、腹がヤバい事が発覚。
イベントでは、ファンからシャツに大量の落書きを貰っていた。



「衝撃映像MAX」
有野課長とイノコMAXが2ショットで送るミニコーナー。イノコMAXが、激選(?)した衝撃映像(大半が主人公死亡シーン)を課長に紹介していく。
コーナー最後に毎回、課長に衝撃映像MAXな映像を決めてもらう。正直ほとんどの死亡シーンが衝撃(ゲームにはよくあること)なのだが…。
何か投げやりなコーナーである。
因みに撮影場所はイノコMAXの部屋であり、山積みになった本(自己啓発的な物も含む)を見られたり、電気代未払いが発覚している。



【余談】

仮免ディレクターを経てディレクターに出世したものの、
「ハロー!パックマン」回では行き詰まったときのヒントの出し方が微妙かつ安直であったことを厳しく指摘された挙句にズルをされたり、
部下の新任ADに止められていない。
「探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件」回も演出がまたも微妙で、
有野にも『お前だけはディレクターとしてあんまり認めたくない』と言われたりと早くもその地位に若干の揺らぎが見え始めている。
何故かディレクションでは食べ物に拘りがあるようだが、その安直な演出や昼食の選択に対して先んじて有野から文句を言われることもあった。
元々腹はヤバかったが、ディレクターになった頃から見た目にも貫禄が付き、出しゃばりに眉をひそめる層からはデブ呼ばわりされることも増えてしまった。
割と出演当時の見た目を維持する面子が多い歴代ADでも番組に長く関わっているのにも関わらず大幅に見た目に変化が現れたのは井上ぐらいのものである。

尚、Dになってからも遅刻癖が治っておらず、担当予定だった収録に遅刻したり、番組恒例のスタンプラリーのイベントに遅刻し、カメラと参加した多数のファンの目がある中で巡回していた菅Pに遅れてやって来たところを見つかり、公開土下座謝罪を行っている。
番組15周年記念本では女性APと製作を担当していたのに遅刻癖が原因で多大な負担をかけたと告白しており、菅Pから相談された有野のアドバイスで禁酒させられ、更に謝罪文のプレート付きのケーキを贈らされて何とか収まったとか何とか。
酒飲みになったのは実家が酒屋だったからとも思われるが、その酒屋は第20シーズンで閉店したたことが明かされ、有野から「継いでやれよ~」とツッコまれた。
この時の挑戦ソフトは井上にとっても苦い思い出のある「魂斗羅」の続編の「SUPER魂斗羅」であったが故の昔語りからの見事な会話の流れであった。


そして第22シーズン終了後、番組を卒業し現在はガスコイン・カンパニーを退社しフリーのディレクターとして活躍している。




追記・修正はハンフリー・クラフトの声で日本一になってからお願いします。

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