ダルシム(ストリートファイター)

登録日:2010/07/06 Tue 13:50:45
更新日:2024/01/31 Wed 19:05:35
所要時間:約 3 分で読めます





ヨガの究極奥義、思い知ったか!!


        ,..._
        l i
      √二フ  ,.-.,_,...--ー──::.,_
     / ̄_ヽ、┤/ ノ  ̄"''''::;;.,,_"''':;ヽ
     ト'""ヽヽノ y"'/    :;  ";:::;  ::"i
    l <ヽノ   /|i;::-、 .,.,;:: _,...,,_  :: |
    \   _,,.ノ | ,.: .,,,_  "''ヽ,,,> -/
     / 〉 7  /  >ニL::;;;, ヽ-''" ζ i
     〉L_,,.../ヽ_i"i'""''iヽ ;:" ,.__ヽ;,,._)
    i'"| |  __) i ヽヽ:::'ノ\  i-二ニ)
   人 i ヽ,_ ノノノ i ヽ _ i/>ー-...┴、
  /\ \....--'"ー-/ ̄  'yー--√""''ヽi
  ./\ ヽ--〈    | ○ ○ i iニi oi_,.  < i
 /  "'-ー7     ヽ,┴ /-、 ┴ヽ L_;;;;;i
      / ヽ -    "'''''"  "'--"    |




ダルシムとはストリートファイターシリーズのキャラクター

カプコンを代表する色物キャラ、そして間違ったインド観の開祖である。

【概要】

出身地:インド
格闘スタイル:ヨガの奥義
生年月日:1952年11月22日
身長:176cm(ある程度可変)
体重:48kg(ある程度可変)
スリーサイズ:107・46・85
血液型:O
好きなもの:カレー、瞑想
嫌いなもの:甘いもの、肉類
特技:説法、無我


インド出身の修行僧。既婚者。ペットにゾウも飼っている。
細い体と顔のペイントが特徴。首には小さな頭蓋骨を数珠つなぎにして下げている。
これは村で命を落とした子供のもの……と言われているが、実は本編では骸骨の出どころは何も語られていない。
公式媒体では漫画版で言及されただけだったり。

ヨーガを極めて手に入れた伸縮自在の体と、火の神『アグニ』から授かった炎を武器に戦う。
手足が伸び口からを吐く特徴的な戦い方から、ストリートファイターキャラの中でも比較的知名度の高いキャラクターである。

ヨーガの一環として「空腹を忘れる方法」を習得しており、妻ともども托鉢のみで生活できている。
だが息子は幼い為、この技を習得できず飢えに苦しんでしまった為、何とか食費を稼ぐ為に旅に出た。
本来は戦いで金を稼ぐなど御法度だが、貧しい民と家族のため、矛盾に苦悩しながらもストリートファイトで金を稼いでいる。
どこからどう見ても色物なのに実は全シリーズでも屈指の人格者。
息子がいない『ZERO』シリーズでは、村を襲った疫病の薬を手に入れる為に資金が必要だったため戦いに赴いた。
『Ⅳ』では村の水源を謎の武装集団に占拠されてしまったことから、水を取り戻す為に戦いの旅に出る。

『Ⅴ』では白ヒゲを生やしターバンを巻くなど、『Ⅱ』組の中では最も外見が変化したファイターとなった。
故郷を守りたいという地元警官のマヘシュに、炎の力の使い方を指導したりしている。
平和な日々の中、シャドルーが新兵器で世界を恐怖に貶める事を知り、阻止すべくかりん達と行動を共にする。

そんなダルシムは同期のブランカと並び格ゲー界における「色物キャラ」の開祖にして代名詞。
「伸びる手足」や「内面は屈指の人格者」といったダルシムを彷彿とさせる設定は現在でも色物の定番である。

ちなみにテレビアニメ『ストリートファイターⅡ V』では設定が大幅に違う。
アニメではリュウとケンは単なる格闘家であり、ゴウケンの修行を経ていないので波動を操る事ができない。
旅の道中で偶然知り合った老師から「波動」の存在を知り、サガットから「インドに波動の達人がいる」と教えられて会いに行く。
その波動の達人がダルシムなのである。人を傷つける格闘家を良く思っておらず、最初は2人を「獣」と呼び全く相手にしなかった。

劇場版アニメではゲーム準拠なのだが、何故か両目を光らせ謎の金縛りの術のような技を披露し、E.本田を苦しめた。

実写映画ではもっと意味不明で、なぜか黒髪に白衣の冴えないオッサン科学者。
シャドルーに協力させられ、ナッシュをブランカに改造してしまう。
それに後悔し最後に改造装置を爆破し、見慣れたハゲ姿になって出てくる。
爆発による負傷説と責任を取って自らを改造した説があったが、監督によるとどちらも違うらしい。
シャドルー軍基地の崩壊時、突き飛ばされた際に浴びた突然変異誘発剤のせいでああなった。
最終的には罪を悔いて、正気を取り戻したブランカと共に瓦礫の中へ消える。


【他キャラクターとの関係】


  • サリー
美人妻。流石にダルシムと比べると経験不足だが、それでも修行を積んだ尼。
ダルシムのおよそ20歳年下で幼な妻であり、ZEROの時点では17歳。
インドステージで観戦している女性が彼女。
ダルシムが攻撃を当てるたびに手を叩いて喜び、逆に攻撃を食らうと動揺する。
ダルシムが勝利すると飛び上がるほどはしゃぐが、負けると泣き崩れる。
これらのことからも察せられるように夫婦仲は非常に良好。
料理がとても上手らしく、ダルシムは彼女が作るマスール・ダールを絶賛している。

  • ダッタ
息子。
ダルシムやサリーと違い修行を積んでおらず、「空腹を忘れる方法」を会得していない。
彼の食費を手に入れる為、ダルシムがストリートファイトでお金を稼ぐきっかけとなった。
ガイルの娘とペンフレンド。
エンディングでは元気に育ったダッタとカレーを食べながらが楽しそうに語らっている。
『Ⅴ』ではインドステージの背景に母サリーと共に登場している。

ちなみにZERO2のEDではサリーが赤子のダッタを腕に抱いているのだが、ZERO3のサイドストーリーではサリーがダルシムに妊娠を告げるという、シリーズ前後の話が繋がらない会話となっている。
どういうことなの…(ZERO3のサイドストーリーがZERO2のEDより前という可能性はあるが)

地球侵略に来た宇宙人と勘違いされる。しかもこっちの話を全然聞いてくれない。
ダルシムも珍しく怒るが、ヨガシャングリラでKOしたりすると絵面的に宇宙人疑惑を否定しきれない…。
余談だが、ルーファスもまた美人の恋人持ちであり、ハカンもそう。
カプコンの格闘ゲームはイロモノキャラに美人の恋人(または妻)がいる傾向がある。

劇場版ストリートファイターⅡでは絡みは無いが、彼の強い気に興味を持っていた。
インドでの賭け試合でエドモンド本田と対戦、金縛りの術で本田を追い詰めるがリュウに気が取られて負けてしまった。
シリーズを重ねると人を越える者の先達として、「殺意の波動に呑みこまれてはいけない」と警告している。
他にも「自分の力をありのままに受け入れることが大切だ」と教えるなど、新たな師のような人物にもなっている。
彼に手合わせを頼まれる程信頼されており、リュウが殺意の波動に蝕まれた際は、背中で殺意の波動を受け止めている。

  • オロ
『Ⅴ』でダルシムのストーリーに登場。
ダルシムは「仙術を極めた仙人」として尊敬しており、今度会ったらカレーを奢る約束をした。

  • ルドラ
『6』のワールドツアー専用NPC。ナイシャールの格闘大会にメトロシティ代表として出場する予定であったカラス団のボスを務める。
成り行きでマッドギアのメッセンジャーとなっていたプレイヤーキャラクター(下記の『弟子』)を巻き込んで
格闘大会への出場権を賭けてカラス団とマッドギアの4対4のチーム戦を持ちかけ、現在のマッドギアを率いるダムドがそれを了承した事で対峙する流れとなる。
ベースモデルがダルシムスタイルかつ風貌もⅣ以前のダルシムを踏襲しており、使用技の内ヨガブラストに至ってはダルシムのそれを遥かに上回る攻撃範囲を誇る。

チーム戦勝利後に子分のチャンディから『おやびんはもともとインドの有名な格闘家の下で修業していた』という話を聞ける。
ナイシャールで再開した時は、その人物についてルドラ本人が『ジジイ』と呼んでいた事からも彼が師事していた人物がダルシムである事が予測できる。
ただ、本人同士がワールドツアーモードで同じ場面を共にする展開が無いのであくまで『限りなく確定に近いが公式に回答されたわけではない』扱いだが…

  • 弟子
『6』のワールドツアーモードにおけるプレイヤーキャラクター。(いわゆる自分の分身となるキャラクター)
メトロシティで詐欺行為を行っていた兄弟子をとっちめた後に寺院で接触し、弟子入りする。
旅行先でダルシムが野球した話など面白エピソードを引き出す名相方。
ダルシムも口調は厳しいもののよく可愛がっている。
ただし、(好感度上げのために)嫌いなもの:甘いものであるダルシムに極甘のレトルトカレーを贈り続けるという奇行に出ることがあり、贈り物だからと無理して食べたダルシムをよく悶絶させている。


【ゲーム上の性能】

伸びる手足を生かした遠距離からの攻撃を得意とする。
他キャラクターと違い相手との距離で通常技が変化せず、レバー入力で遠近を使い分ける。
基本的に離れてから手足や炎でけん制して戦う。逆に近寄られると相当キツイ。
とにかく全ての動作が全体的に鈍く癖が強いため上級者向けのキャラクター。
因みにスパⅡ時代は最強クラスのキャラクターで特に祖国は詰んでいた。
同時に、ガイルの戦術の一つである「待ちガイル」に対して優位を主張できる数少ないキャラ。

『ダッシュ』以降では徐々に弱体化が進んでいった。特に無敵技が少なく火力も低い傾向。
しかし最大の弱点である機動力をカバーする「ヨガテレポート」も登場。
…が、初期の頃はやたら入力がシビアかつ隙が大きく、本当に緊急脱出の時か相手のぶっぱ反撃ぐらいしか使えなかった。
その性能が徐々に使い易くなっていき、更に新作でのシステム面の恩恵を大きく受ける事が多い。
飛び道具を避けながら前進できる「ヨガスイープ」や前ダッシュなど機動力へのテコ入れも入っている。


【主な必殺技】


・ヨガファイヤー

ダルシムの代名詞で口から炎の弾を吐き出す飛び道具。火炎弾は真っ直ぐ横に飛んでいく。
「ヨガファイヤー」のこともあれば「ヨガファイア」のこともある。
ストZERO公式ストーリーでは「相手を必要以上に傷つけない偽りの炎」と言って
自ら火だるまになって検証している姿が描写されている。

『スーパーストⅡ』以降、弱版はダウンしなくなり相打ち&魅せコンボとしての活用が可能に。

『SVC CHAOS SNKvsCAPCOM(エスカプ)』では技後の硬直が非常に短く連発するだけでも非常に強力。
弱強共に地上仰け反り性能でダウンしないのもあって、画面端であれば1強P~ヨガファイヤー~スライディングといったコンボも可能。
同作のリュウ・ケンの波動拳の硬直の長さを考えると異常とも言える使い勝手を誇る。

EX版は2ヒット技になり、弾速がわずかに速くなる。
『Ⅴ』では斜め上に放物線を描くように炎の球を飛ばす。EX版は真正面に向かって低速の炎の球を放つ。
『Ⅵ』ではⅤの放物線版が「ヨガアーチ」という派生技になり採用。
ヨガファイヤーは従来の横方向発射に戻った。ヨガアーチはOD版だと火の玉がバウンドするようになる。

・ヨガフレイム

一定時間、口から大きな炎を吹く。威力と攻撃範囲の広さに優れる削り・置き用技。
『ZERO2』で登場した時にはコマンドが左右反転して(いわゆる逆ヨガ)当時のプレイヤーを困惑させた。
射程は短いが発生時間が長く、コンボへの組み込みや地上牽制に使える。
一応飛び道具扱いなので、相手の飛び道具を相殺する事が出来る。
『Ⅳ』ではアーマーブレイクがつき、EX版は2ヒットする。
『ウルⅣ』ではEX版がヒットすると相手を浮かせるようになった。
『ウルⅣオメガ』ではEX版が空中乱舞技「ヨガレジェンド」になる。
『Ⅴ』ではEX版が真下から真上に吹き上げ多段ヒットする簡易ヨガインフェルノに。
『Ⅵ』でもⅤ準拠の性能で搭載されて、OD版は5ヒットする。

・ヨガブラスト

斜め上に向かってヨガフレイムを吹く置き対空技。
名称自体の初出は『Ⅱ』から。なぜかポップの技表に「ヨガフレイム」の名称として記載されていた。
正式な技としては『スパⅡX』から登場。無敵判定もなく、持続時間が短い。
初出のスパⅡXでは弱版の持続の短さを利用してスパコンゲージを容易に溜める事ができた。
地上の相手にはごく一部の背が高いキャラにしか当たらない。
EX版は発生が早く無敵時間があり、対空技として優秀。

『ZERO2』ではオリジナルコンボとしてしゃがみ強Kで浮かせた相手に強ヨガフレイムを連発するだけで簡単に大ダメージを与えらえる低難易度レシピが有名。

・ヨガテレポート

『ターボ』から登場。空中で座禅を組み、瞬間移動をする。
端に追いこまれた時の脱出手段で、入力時のコマンドにより出現位置を任意に変えることができる。
発動時は無敵だが移動後の再出現の際に硬直が長く、非常に隙が大きく使い勝手は悪かった。
『ZERO2』以降は空中でも使用可能になり、機動力に難のあるダルシムの攻守の要になる。
『6』では623/421コマンドすら必要とせず、6or4+PPPだけで発動できる様になった。ザンギに更なる向かい風が…
EX版は地上でのみ発動できて、相手の前方空中か背後空中にテレポートでき、完全な無防備からの強襲が可能。

・ドリルキック

空中で体を絡ませ棒のようになり、きりもみ回転しながらゆっくりと落下する。足に攻撃判定がある。
ボタンによって落下する角度が変わり、回避や奇襲として使用する。
待ちガイル対策としてはかなり有効。

・ドリル頭突き

空中で体を絡ませ棒のようになり、回転しながらゆっくりと落下する。頭に攻撃判定がある。
使い道としては移動手段、バックジャンプから出して飛んできた相手を迎撃するなど。

・スライディング

これで波動拳を避けられるリュウケン涙目。
弱~強になるに従い移動距離と威力、そして隙が増大。強はダウンを奪える。
弱は前後の隙も少なくキャンセルも可能。ダルシムの近距離戦のかなめ。

・ズームパンチ

腕を伸ばしてパンチする、炎と並ぶダルシムの代名詞的な特殊技。
「ダブルズームパンチ」などの派生技も豊富。
隠すまでもなく、名前の元ネタは『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する同名の波紋技。

・ヨガスマッシュ

相手の首根っこを片手でひっつかみ、空いた方の手をグーにして頭を連続で殴りつける打撃技。ボタン連打で回数を増やせる。
無印『Ⅱ』では無言だったが、続編以降は「ヨガ!」と連呼しながら殴りつける。シュールすぎる。
3D化した『Ⅳ』以降は一撃がかなり重くなり、最後の一発は相手を地べたに叩きつける勢いで殴っている。
本当に争い嫌いなんかあんた。

・ヨガキャッチ

『EX』シリーズで使用する遠距離投げ。手首から先を巨大化させて両腕を前方に伸ばし、触れた相手を投げっぱなしジャーマンの要領で後方に放り投げる。
ボタンの強弱で腕を伸ばす距離が変わり、掴む位置が固定される。その性質上、入力したボタンの威力が上がるに連れて発生が極端に遅くなり、
加えて手が巨大化した状態で伸ばすので遠距離で出してもバレバレで余裕で避けられてしまう。出す時は近距離での連携やエクセル中に意表を突いて弱版を出すのが効果的。

・ヨガコンタクト

上記ヨガキャッチ発動時にボタンを押しっぱなしにする事で、投げに移行せずダルシム自身が腕を縮ませる勢いで相手に接近して密着状態になる派生移動技。
成立後は発生の早い一部の技が繋がるのでコンボ始動技として使用可能。

ダルシムの必殺技の中でも、『技名の響きの怪しさ』具合に関しては最上位に君臨する…気がする。正直この技名なら宇宙人と言われても仕方ない様な…

・ヨガフェイク

上記ヨガキャッチ発動時、もしくは発動直後にK3つ同時押しで繰り出すフェイント技。
ヨガキャッチの弱点である隙の大きさを理解している相手へのジャンプ回避を誘えるため、迎撃もワンセットで考えつつ中距離で出していくのが効果的。


・ヨガゲイル

『Ⅴ』で追加された空中版「ヨガフレイム」。
ジャンプ中に炎を地上に向けて放射する。後方ジャンプ中は使用できない。
EX版は攻撃判定が拡大し真横に吹きつける。

・ヨガコメット

『Ⅵ』で追加された空中版「ヨガファイヤー」。
空中から地上に向けて口から火の玉を吹いて飛ばす、いわばヨガ式斬空波動拳。
空中からの牽制バリエーションとして使いやすい。

・ヨガフロート

ダルシムのVスキルIおよび必殺技。座禅のポーズで一定時間、空中浮遊で移動できる。
この状態で空中からの攻撃やヨガテレポートも可能。空中必殺技も出せる。

・ヨガバーナー

VトリガーI。地面に炎を吹きかけて炎上させる技。
吹きかけで攻撃できる上、地面は暫く炎上し続ける。簡易式ヨガストリーム。
この炎上した範囲に相手を入れると更に体力を削る事ができる。

・ヨガサンサーラ

VトリガーⅡ。目の前に多段ヒットする火球を停滞させる。
「ヨガフレイム」や「ヨガゲイル」を当てることで球は大きくなり、特定の方向へまっすぐ進む。
発生している限り技を当てて軌道を変更する事が可能。床に触れるとVの字に反射する。

・ヨガインフェルノ(ヨガテンペスト)

ダルシム初のスーパーコンボ。多段ヒットするヨガフレイムとヨガブラストを放つ。
『ZERO』シリーズで同名の技があるが、そちらは数珠繋ぎで射程の短いヨガファイヤーを上下に蛇行させ放つ。
後に『ZERO』シリーズ版との区別のため、ヨガテンペストという別名が与えられた。
  • ヨガインフェルノ:上下に揺れる数珠繋ぎの強化版「ヨガファイヤー」
  • ヨガテンペスト:多段ヒットする巨大な強化版「ヨガフレイム」

『6』ではボタンの強弱で対地性能(ヨガストリームと同等の性質)、ZERO2性能、対空性能(ヨガボルケイノと同等の性質)として統一され、使い勝手が一気に上がった。
…そもそもの話、ストリームにしてもボルケイノにしても、その他ストライク含めた諸々の対地対空は
全て初出のスパⅡXのヨガインフェルノ(他シリーズのヨガテンペスト性能)で全て賄えたという本末転倒な事になっていたので
ZERO3のZイズムやカプエスでのダルシムは使い分けの意味を無くしてしまうヨガテンペストを使わせない様にしていたという見方もできる。
事実エスカプではヨガインフェルノ(テンペスト性能)/ヨガドリルアタック/ヨガレジェンドと明確にスーパーコンボの差別化がされていた。

『EX2PLUS』ではメテオコンボとして搭載。逆エビ体勢で跳ねる様な軌道で浮遊しながら波打つ火炎を巻き散らすという、変に安定性に欠ける動作となっている。

エスカプではテンペスト性能で採用。性質上、やはり対地対空両方に使える万能ぶりが光る。
攻撃回数も本家より多く、削りダメージも多い。その分ガードキャンセルフロントステップの餌食にもなりやすいけど

・ヨガストライク

『ZERO2』からの技でほぼ垂直に飛び上がる対空投げ。
前転宙返りをしながら跳び上がり、相手の頭を足で挟んで宙返りの回転で振り回し地面に何度も叩きつける。
先読み対空専用技であるが、無敵判定が無いので潰されやすく基本的には魅せ技。
その代わり威力は非常に高い。

・ヨガドリルキック

『EX』シリーズで搭載された空中スパコン。多段のドリルキックを放つ、このキャラには珍しい空中打撃性能ゲージ消費攻撃。
動作中にレバー制御で降下角度を調整でき、入力方向次第で斜め上への軌道にする事も可能。
変態的な軌道ではあるが、ヨガレジェンドからのスーパーキャンセルでクリーンヒットさせるには重要なテク。
遠距離で地上迎撃を回避しつつ攻撃を仕掛けるといった事も出来なくはない。テレポートでいいとか言うな

エスカプでは『ヨガドリルアタック』として、新たにドリル頭突き版も踏まえて採用されている。

・ヨガレジェンド

『EX』シリーズで搭載されたスパコン。前方にスライディングしつつ相手を真上に蹴り上げ、浮かせた相手にテレポートで追い付き空中で連続打撃乱舞をお見舞いする。
発生の早さに加えてカス辺りしないロック技という安定した性能を持ち、コンボ/対空/割り込みと幅広い活用法が見込める主力スパコン。
発動時に前方移動する性質上、対空で使う場合は近距離より中距離の方が安定する。

エスカプでは全ラウンドで1度だけ、体力が半分を切った状態で使用可能になるエクシードとして採用。
こちらは初段の攻撃がリーチの短い手刀アッパーとなっており、対空で使う場合は至近距離を心掛ける必要がある。

・ヨガストリーム

『ZERO3』から登場した地面を這うような炎を吐く下段スパコン。
リーチが長く安定してフルヒットするので、連続技や割り込みや起き攻めなどに使える。
有効範囲は「ヨガインフェルノ」より広く、上段ガード不能。
『Ⅴ』のヨガバーナーとも似ているが、あちらは設置型の簡易式。

・ヨガボルケイノ

『CVS』シリーズおよび『ストクロ』で登場したスパコン。
「ヨガブラスト」の強化版で、上方向へ連続ヒットする炎を吐く。
発生が早く無敵時間が長いので迎撃しやすい強力な対空攻撃。

・ヨガカタストロフィー

ウルトラコンボ・I。多段ヒットする巨大な火球を吐き出す。
画面内に長時間停滞するため、ダウンした相手に重ねる起き攻めが強力。
発生は遅いがスキは小さく、必ず発生するので割り込みにも使える。
ただし火の球が消えるまで、ヨガファイアなど火を噴く技の使用ができなくなる。
ヨガファイアが画面上に残っている状態でも発動できるため、対空技としても役立つ。
無敵時間はほとんどなく発生が遅いが、発生保証がある。威力自体は低め。

・ヨガシャングリラ

「私と共にいこう…」

ウルトラコンボ・II。
空中から地上の相手を投げるという珍しい投げ技。空中の相手は投げられない。
伸ばした両手を相手の両肩に置き、にょろーんと腕を伸ばして相手の頭上に高々と陣取る。
そして真下の相手の頭に向かって腕を伸縮させ何度も頭突きを叩き込む。
最後に腕をねじって全身を回転させながら強烈な「ドリル頭突き」を見舞う。
喰らった相手の顔芸が見れるシュール且つ奇怪な見た目の技。

「ヨガッ!ヨガッ!ヨガッ! ヨガシャングリラッ!!」

投げ技のため相手はガードすることができず、技の威力も「ヨガカタストロフィー」よりも上。
ただし暗転後ジャンプされるだけで回避されてしまう。しかも腕に自動サーチ機能はない。
一応無敵はあるのだが、使いにくさは否めない。低空時に狙う必要があるので見切られ易い。
相手のジャンプの着地や、飛び道具に合わせて狙おう。ガード崩しや反撃にも使える。
空中ヨガテレポートで奇襲すると当て易い。
『Ⅴ』でトドメの頭突きが前方投げ「ヨガロケット」として登場している。

・ヨガサンバースト

「アグニの神よ… 力を」

クリティカルアーツ。
腹を大きく膨らませ、放物線を描く軌道で巨大な火球を発射する強化版「ヨガカタストロフィー」。
ボタンホールドでタイミングをずらせ、弱中強で落下する位置を調整できる。
空中でも使用可能…だが、CAとしての威力や完全無敵時間は全キャラ最低クラス。
出始めから無敵時間があり発生が早いので、連続技や対空技には使えるが…。
空中版は火球が緩やかに落下していく。
またボタンホールドで溜める事で、威力と飛距離を強化できる。
溜めている間も火炎を吹き続ける為、対空迎撃や連続技に組み込める利点がある。
『Ⅵ』ではSA2になった。対空や浮かせてからのコンボとして使える。

・ヨガマーシレス

「覚悟は良いか…」

ダルシムのレベル3スーパーアーツ。
両手に炎を纏わせ、斜め上に向けて炎を伴ったハンマーパンチを放って吹っ飛ばす。
そして無数の炎の拳を超高速で相手の身体へ縦横無尽に叩き込む。

「受け入れるのだ…」

トドメにヨガテレポートで相手の背後に回り込み、「ドリル頭突き」で地面に叩きつける。

「報いをッ!!おおおおおーッ!!」

その様は完全にどこぞのゴムゴムのゴム人間
残り体力が25%を切ると最後の頭突きも炎を纏う。
出掛かりに無敵判定があり連続技に組み込みやすいが、横への当たり判定はあまり広くない。


・ヨガリセット

初代ストIIのバグ技。
波動拳コマンドを入力して強キックと強パンチをほぼ同時に押すと、基板にリセットがかかる。
ガイルのバグ技『真空投げ』に対抗できる唯一の手段。まさに神の領域。
完全に反則技なうえに基板に深刻なダメージを与えるので絶対にしないように!


【余談】

1997年のフジテレビの新春かくし芸大会で『そのまんまダルシム』が登場した。
でもソドム(アニマル浜口)に負ける。何してんだ東国原元知事。




追記・修正はヨガを極めて手足を伸ばせるようになったらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ストリートファイター
  • ヨガは格闘技ではありません
  • 二代目ゴムゴム ←初代は闘将拉麺男の跳竜
  • 強キャラ
  • ズームパンチ
  • インド人を右に
  • なんやて!?
  • ヨガフラダンス
  • 色物キャラの開祖
  • そのまんま東
  • 有野ダルシム課長
  • インド人
  • ヨガ
  • 褐色
  • 白目
  • 軟体
  • 瞬間移動
  • 紙耐久
  • 妻子持ち
  • スキンヘッド
  • 半裸
  • 裸足
  • CoCo壱番屋
  • ダルシム
  • 修行僧
  • 人間
  • 地球人
  • インド
  • 父親
  • 空中浮遊
  • ターバン
  • 人格者
  • 色物
  • ※人間です

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月31日 19:05