登録日:2011/05/15 Sun 18:01:49
更新日:2025/04/06 Sun 13:42:03
所要時間:約 4 分で読めます
『妖怪道中記』は、1987年にナムコから発売されたアクションゲーム。
アーケードで出た後、
PCエンジンやファミコンにも移植された。しかも各機種毎にグラフィック等が違う。
◇ストーリー
イタズラ盛りの少年たろすけは、あまりにもイタズラが過ぎた為、寝ている間、閻魔様の手により、地獄へ落とされてしまう。
地獄から脱出する為、たろすけは地獄巡りの旅をする事にしたのだった。
◇主な登場キャラ
主人公。水色の半袖シャツと白の短パンに裸足に靴と、典型的なワンパクスタイルのイタズラ好きの小僧で、かなりのスケベ。
たろすけのご先祖様。
よろず屋の店主。様々なアイテムを売ってくれる。
地獄の支配者。
賭博場の親分。眼帯とキセルがトレードマークの大ガエル。
竜宮城に住んでるお姫様。PCエンジン版では何と!…脱ぐ…!
◇アイテム一覧
たろすけのスピードが上がる。
硫黄の香り漂うみそ汁。HPがちょこっと回復する。
たろすけが泳げる様になる。霊海では必需品。
回復アイテム。妖怪汁よりちょっぴり回復する。見た目は普通の
すき焼き丼。
携帯回復アイテム。たろすけのHPが零になった時、半分くらい自動で回復。輪廻界ステージでは必需品。
携帯回復アイテム。天女からもらえる。たろすけのHPが零になった時、自動でフル回復する。輪廻界ステージでは必需品。
PCエンジン版限定携帯回復アイテム。道中まんじゅうと同じ効果。
霊海では必需品。玉手箱で老人になってしまったたろすけを元の年齢に戻す。
裁きの谷にいる三人の妖怪を倒すと入手できる。火、石、葉の三種類。これを三途の川のババアに見せるとクリア。つまり、輪廻界への切符。
◇げえむ界ED(ファミコン版限定)に登場するゲストキャラクター。
ご存知ナムコの看板キャラ。
『メトロクロス』の主人公。
『バラデューク』の主人公ファイターをパワーアップする、お助けキャラ。
『ゼビウス』の自機。
『サンダーセプター』の自機。
◇妖怪達(の一部)
スキンヘッド、顔と手だけの奴、一つ目蛇、一休さん、和尚さん、カエル、
一つ目カエル、槍骸骨、ウ○コ、ニセ天女
◇エンディング(輪廻界での行動により、見れるEDが違う)
ファミコン版限定のグッドエンディング。たろすけがナムコキャラと記念撮影。
たろすけが天女とハーレム。PCエンジン版は女神と混浴。
葬式中にたろすけが蘇生。
アーケード版とファミコン版には、丸眼鏡とハゲ頭がチャームポイントのたろすけの父ちゃん及び、たろすけともんもたろーに顔つきがそっくりなたろすけの母ちゃんが登場し、両親の目の前で蘇生する。
PCエンジン版はたろすけの増殖。
なお、ファミコン版は火葬場に放り込まれた直後に蘇生して尻に火が付いた状態で煙突から飛び出てくる、というちょっと過激な演出になっている。
アーケード版…豚に転生。
PCエンジン版…未知の生物に転生。
ファミコン版…
ゴキブリに転生。なお、『ディグダグ』のプーカァがゲスト出演。
アーケード版…たろすけが他の亡者と食べ物の奪い合い。
PCエンジン版…断崖絶壁でたろすけが、左右の向こう岸の食べ物を取ろうとする。有野課長はここに堕ちた。
ファミコン版…
ドーナツ食べたいよ~!
釜ゆでにされる。PCエンジンはザコ妖怪の一人に頭を踏みつけられる。
…あれ、修羅界を忘れてるよ…;
【コイツには注意!】
一定時間経つと現れる、車輪の妖怪。触れると一発アウト!耐久力も通常弾28発分とかなり高い。
なお、PCエンジン版の炎妖怪はこの地獄火のグラフィックの使い回しで有る。
【ステージ一覧】
難易度は低め。ボスは赤鬼。尚、ガマ親分のいる賭博場へ行く事ができ、サイコロ博打に挑戦できる。
ボスは青鬼。よろず屋は此処で初登場。
イタズラトリオに捕まっている亀を助けよう!但し、30000両必要。助けると竜宮城でダンスのおもてなし。
アーケード版では人魚達がダンスを披露。お土産に玉手箱をもらえる。60%で大金、40%でたろすけが老人になる。(天女のフンを持っていると大丈夫。)
炎妖怪、岩妖怪、木妖怪。三体の妖怪を倒し、神器を手にいれ、三途の川のババアに見せればクリア。
倒した敵と拾ったお金の数でエンディングが決まる。当然、一度もお金を拾ってはいけない、敵を倒してもいけない。
【外部出演】
たろすけがナムコサイドのキャラの一人として登場し、『源平討魔伝』の平景清とタッグを組む。CVは瀧本富士子。
本作では魍魎界の住人と言う設定であり(他は『
源平討魔伝』『ソウルキャリバー』)、閻魔大王や乙姫のテリトリーの解説役として出番は割と多め。
その他、乙姫や閻魔大王、ガマ親分がNPCとして登場する他、雑魚敵も敵エネミーとしてちょくちょく出番がある。
上記ナムカプの流れをくむシリーズの完結作。
本作ではたろすけはNPCとして登場する。CVは
折笠愛。
【おまけ要素】
タイトル画面でI・II・セレクトボタンを押しながらRUNボタンを押すと、「スタッフインフォメーションボード」に移行。
ここで開発スタッフの名前を入力すると、そのスタッフからのメッセージを読むことが出来る。
この当時の
ゲームに散見されたスタッフからの
隠しメッセージ……なのだが、このボードには隠しコマンドが存在。
スタッフの名前以外にも特定の数列や言葉を入力することで、対応した隠しメッセージが表示される他、画面4分割+ゲームスピード2倍、3面・4面・5面からスタートできるパスワードも存在している。
ただし、この隠しコマンドのうち、2面から開始できるパスワード、電話応対用のメッセージ、無敵モードに対応するパスワードが不明であり、これらが判明したのはなんと発売から34年が経過した2021年である。
当時のカセットの仕様の関係で内部にパスワードが保存されておらず、入力内容を判定するチェックデジットしかないため、解析はかなり難航したらしい。
なおプログラマーを担当した宇田川氏曰く「判明するまで当時のパソコンで30年くらいかかるようにした」とのこと。
ついき・しゅうせいじゃ。
- このゲームEDの地獄に「修羅界」が無いのだけど「げぇむ界」が変わりなのか?死ぬまで戦い続けるなんて所は似ているし。 -- 名無しさん (2014-03-26 20:58:01)
- カールルイス… -- 名無しさん (2014-03-26 23:13:00)
- FC版にはパイアス値というシステムがあるのだがこれが足りないと竜宮城で乙姫様が踊ってくれずタロスケが・・・オイコラ。 -- 名無しさん (2014-03-30 09:36:38)
- イタズラしてただけで、子供が地獄行きって今までどんな悪ふざけしてきたんだよ -- 名無しさん (2017-05-12 14:00:12)
- 永パ防止キャラの名前が輪入道ってなってるけどこいつ地獄火って名前じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2017-05-12 15:10:24)
- ↑2おじぞうさんに小便かけるとか墓あらし系だろな -- 名無しさん (2021-07-03 07:27:59)
- 永パ防止キャラは「地獄火」という名前のほうが通説のようですね。ゲーメストでもその表記でしたし、電波新聞社 マイコンBASICマガジンの『妖怪道中記 徹底解析と楽しみかた』でもそう紹介されています。なので、修正しました。 -- 名無しさん (2023-08-15 13:59:34)
- ナムカプのこと考えるとFC版の人間界エンドが正史? -- 名無しさん (2023-09-10 08:50:54)
最終更新:2025年04月06日 13:42