大槻(カイジ)

登録日:2011/06/09(木) 14:07:51
更新日:2021/05/09 Sun 11:34:37
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1日外出録ハンチョウ Tボーンステーキ そば なめろう らめぇ~!! アヘ顔 イカサマ カイジ グルメ サイコロ スピンオフ主役 タヌキ チョー チンチロ チンチロイド チンチロリン ノーカウント ノーカン! ノーカン!ノーカン!ノーカン! ハンチョウ ペリカの亡者 レバニラ炒め 下衆野郎 中間管理録トネガワ 五ゾロ 今日頑張った者、今日をがんばり始めたものにのみ明日が来るんだよ! 卑劣漢 味覚亭 四五六賽 売店 大悪党 大槻 大槻ミク 大槻太郎 大槻班長 小悪党 小物 悪党 意外と厚い部下の信頼 抱き枕 暴利を貪るタヌキ 未確定 松尾スズキ 極悪非道 汚いわんわん 汚いアンパンマン 汚いワンワン 満寵 濃すぎるキャラクター性 班チョー 班長 細い金に取り付く蛭みたいな人間 言ってる事は正論 賭博破戒録カイジ 邪な只の男 酒場放浪記 顔芸 馬鹿もーん…!! 魔力っ! `∪´ ←Uは鼻


「明日からがんばるんじゃない。今日、今日だけがんばるんだ!」

「今日をがんばった者、今日をがんばり始めた者にのみ、明日が来るんだよ!」



大槻とは、賭博破戒録カイジに登場する人物。
作中本編では利根川に続く、カイジの前に立ちはだかる第二のボスキャラ。一部でカルト的な人気を誇る。


【概要…!】

カイジが地下強制労働施設(通称王国)にいた時に配属させられた25名の大所帯「E班」の班長。
25年前は貧乏なミュージシャン志望の若者で、その後北千住付近に住み会社員として働いていたが、髪型を除き外見は高校時代からほとんど変化していない
原作では苗字のみしか出てこなかったが、映画版でフルネームが「大槻太郎」と設定され、アニメ版『ハンチョウ』でも同名義でクレジットされた。

アニメのCVはチョー
通称、班チョー

実写版は松尾スズキ。

班に「沼川拓也」と「石和薫」という二人の部下がおり、売店での接客や地下チンチロリンの手伝いなどを担当する。

ちなみに「班長」でググると真っ先にコイツの情報が出てくる

【人物…!】

明るく温和で朗らかで周囲への思いやりがあり、そして常に笑顔を絶やさない。

また部下の良きまとめ役でもあり、地下の数少ない娯楽ではあるもののトラブルの原因となりかねないギャンブルを取り仕切ることが、帝愛から許されている人物。

ここだけ聞くと好漢であり、カイジら地下で労働を強いられている者達にとっては理想の上司とも言えるだろう。




ところがどっこい

これは彼の表の顔である



裏の顔、つまり彼の本性はというと目的の為なら他人を蹴落とす事もいとわないような冷酷非情で強欲、受けた恨み辛みは必ず仕返す執念・嫉妬深い人間(作中ではカイジに細い金に取り付く蛭みたいな人間」や「暴利を貪るタヌキ」などと表現されたほど。)である。

その上、温厚でお人好しな好漢を装う演技力や並外れた人心掌握術、それに加え地下チンチロリンでの必勝法とそれを盤石にするルール改正を行ったりする等、策略面も優れている。


【劇中での活躍…!】

帝愛グループの借金を返さなかったために、王国に強制的に送り込まれたカイジの前に登場。

カイジの初給料日、一日外出券を手に入れ外で借金返済の起死回生のチャンスを得るために50万ペリカという大金を貯蓄しなければならない彼の財布に巧みな話術と行動(缶ビール135ml1本プレゼント)で容易く風穴を開けるという鮮烈なデビューを飾った。
初給料のお祝いさ。金は取らねぇよ…

そして後日、誘惑に負けて売店で散財したカイジの財布からペリカの大半が消えたと同時に颯爽と現れ、またも巧みな話術で班長側必勝のイカサマが蔓延る地下チンチロ勝負にいざない、必勝戦術を用いその1夜で彼を45組に堕とす事に成功する。

(ビシッ)あんたっ、マイナス2まぁ~んっ!!








こうやって彼はチンチロの利益、45組からピンハネした給料、法外な値段の売店の利益を蓄え、
いつかまとまったら数日分の外出券に替えてバカンスを楽しむ予定だった。

そして数日後、三好のメモで班長のチンチロ必勝法に気づいたカイジは同じく45組の5人と結束し、班長殺りのため全員で45組脱却を誓っていた。

そんなカイジらを目障りに思った大槻は、カイジにいつかの日のように夕食時にビールを振る舞うのだが、この厚意は彼に顔にビールをかけられるという形で断固として拒否される。
顔がアンパンマンに似てるので「顔がぬれて力が出ない状態にまで追い込まれてしまった」とネタにされる事も…


だが大槻はこの仕打ちを「寛容な精神」で許す事にした。
その代わり、これを境に45組に対する陰湿で執拗なイジメを日に日にエスカレートさせていく事にしたのだった。
きつくて危険な仕事を割り当て、病人の手当てやごみ捨てなどの時間外労働をさせ、角砂糖などカイジら45組の蓄えを汚水で水浸し、着替えの入った籠に生ゴミ投入、長靴の中に泥づめ、しまいには作業中のカイジに放水し、バランスを崩した隙にパワーショベルのショベルをカイジにぶつける*1までやってのけた。

…彼の策にまんまと嵌まっているとも知らずに。


カイジ『許そうじゃないかっ…、寛容な精神でっ…!』


そして運命の日まで話は進み、大槻の奮闘(?)虚しくカイジらの45組脱却を許してしまっていた*2
この時ばかりは、大槻も彼らを皮肉まじりにも賞賛した。
…そして、彼らの反抗的な態度に益々憎しみを募らせていた。


その夜のチンチロ、カイジらをもう一度45組に落とすべく彼らの挑戦を受ける。
…が、親・大槻の番にカイジらは45組全額の50万7千ペリカMAX張り大勝負を仕掛けてくる。
この瞬間、大槻は彼らがイカサマ必勝法のタネを嗅ぎつけて来た事を濃く感じていた。
カイジの出方を見るためでもあり、仮にイカサマを使えばバレてしまう恐れがあるために、慎重な大槻はチンチロの第1投、2投を勝算なしの無策で投げる事にしたのだ。
だがその2投でのカイジらに何ら不思議な動きが無いために、

「カイジらはイカサマの真相には気づいていない、そう考えるのが自然」

と思い込んでしまう。実際はカイジに警戒がバレてたと知らずに。
そして今までの恨みを晴らしたい一心で、3投目に禁断のイカサマ必勝法を使わされてしまう事になった。

もちろんカイジがその動きを見逃す訳もなく、ついにイカサマの現場を押さえられてしまう。
なんとか言いくるめて立場を盛り返したかった大槻だったが、彼の言動はヒートアップした空気に燃料を投下するだけであり、効果は薄い所か逆効果であった。

この勝負は未確定ー! 成立していないっ!! だからイカサマもクソもないっ!! 不成立っ!!ノーカウントッ!ノーカウントッ!!ノーカウントなんだぁー!!

カイジが役が出る前にサイコロを掴んだことを指摘してノーカンを主張するが、なんとカイジはその悪あがきを聞き入れ、とんでもない条件を提示した。

  • そのイカサマの最低値4に対して勝負。
  • カイジもあらかじめ用意した特殊賽を使う。
  • それを45組全員にも適用させる。

この瞬間、大槻は内心ほくそ笑んでいた。
普通イカサマがばれたなら50万ペリカの2~3倍の100~150万ペリカ支払いが相場の所を、一番高く付いても120万前後で許してもらえると考えたからだ。

だが、大槻の試算の斜め上を行く事態が目の前に広がっていた…


【因果応報……!】

カイジが用意していたイカサマサイコロは全ての面が1(つまり常に最高の役『ピンゾロ』が出る状態)。
このサイコロは大槻らが食していたフルコースディナー(洋食)のTボーンステーキの骨をトイレで少しずつサイコロ状に削ったもので、ピンの朱の塗料はなんとカイジの血液。

カイジは特殊賽を使うとは言ったが、456賽を使うとは一言も言っていなかったのだ。

カイジ達が更に上のイカサマサイコロを使うとは予想してなかった為、大槻は勝負を無効にしようとするが、何度も念押しされたうえで上述の条件を呑んだという言質をC班の班長「小田切」を始めとする他の班員にも取られているので聞き入れられず。
というか、そもそも自分たちもイカサマサイコロを使っているので、人のことを言えた義理ではない。

後続の45組もそのピンゾロサイコロを使ったため、5倍付けになり、総出費が253万5千に。
次番は最初の掛け金も加え、304万2千ペリカ全額を張られる。

体調が悪いから休ませてもらうと言って逃げようとするも、まだ親番が残っていた。
本来であれば六の目以上であればその場で親の勝ちになるのだが、大槻はイカサマを露見させない為に改訂した「親がどんな目でも子も振れる」というルールを逆手に取られたのだ。

トドメにその様子を見ていた帝愛No.2の「黒崎義裕」が登場。
大槻がしてきたイカサマを見逃さず、「保険としてカイジと同様のピンゾロサイコロを用意しなかったお前が迂闊なのだ」とカイジの「理」を全面的に支持し、審判役になったため逃げ場が完全に無くなった。
456賽だとピンゾロに勝てないため、普通のサイコロで勝負せざるを得なくなる。

ピンゾロが出ることを願い投げ入れるが…
1/216の確率で出る目が簡単に出るはずもなく、出目は3。
45組6連続ピンゾロを決められ、合計1774万5千ペリカの出費を強要されることに。
当然隠し金庫のペリカが吹き飛び、残ったペリカはたった1800ペリカ。
これにより大槻は地下チンチロ史上最大にして、歴史的大敗を喫することになってしまった。

後にその金はカイジら45組の地上生還を賭けた勝負の種銭に成り代わってしまう。

こうして、金も、それを巻き上げる為の手段も、周りからの信頼も、何もかも一挙に失った大槻。
帝愛からも見放されたのか、カイジが自身から巻き上げた金を元手に自身と45組の地下脱出を賭けてパチンコ「沼」に挑戦した時には、班長としての地位をも剥奪された模様(その証拠に班長の証である腕章がなくなっていた)。
テレビで「沼」に挑戦するカイジに対して逆恨みを抱き、「失敗しろ」と呪詛の言葉を呟いていた。
しかし、成就はしなかった。


【実写映画版…!】

もちろん登場するが、例の大敗の場面はないので、印象は薄い。
……と思ったら映画カイジ2の地下チンチロで再び登場。
しかし、実写では地下帝国の部分は冒頭で終わった為、彼のノーカンコールは聞けず仕舞いに終わった。
……かと思いきや、映画カイジファイナルゲームで再び登場する。
しかし、もうすでに班長は地下から出ているため、結局実写版では彼のノーカンコールは聞けずじまいに終わった。
しかし今回カイジに儲け話を聞かせ、彼をギャンブルへと導いたのは彼である。


【スピンオフ…!】

公式スピンオフの『中間管理録トネガワ』では番外編として大槻班長の一日外出の様子が描かれている。
内容は一言で言うと「班長のグルメ」。
中国・四国地方の方言が混じった言葉遣いで会話をしている。
幾度もの1日外出券の利用により、限られた時間の中でも余裕をもって自由を楽しめるようになっており、その様は彼の一時解放に立ち会った黒服たちも感心するほど。
以前の1日外出時に目をつけていた小料理屋に来店。突き出しの「ほうれん草と蒸し鶏」と、注文した「なめろう」「シトウの焼き浸し」「ボウ揚げ」「焼酎のック」に舌鼓を打つ。

そして現在ヤングマガジン本誌で、彼を主人公としたスピンオフ作品『1日外出録ハンチョウ』が隔週連載中。
これによると、どうやら彼は敵もしくは搾取対象といった利害関係にある人間以外ではさほど悪辣な人間ではないことが分かる。
公園で暢気に8時間寝入っている間に、子供たちに葉っぱを大量に乗せられる悪戯をされても怒る気配すら見せていない。
誰だお前。
尤も見張り役である真面目な黒服の宮本を一気に堕落に引きずり落したので、そういう意味では悪魔的ではあるが。またイカサマギャンブルで地獄を見た参加者を回想し嘲笑うサディスティックな一面も見せた。
また、部下である沼川や石和とも金や特権的な繋がりではなく普通に慕われているらしい。
沼川の旧友が地下落ちした時は最初は45組に落とそうと提案したものの、沼川に落とさないよう懇願されると渋々ながらも諦めた。
また実は幕末ファンであり時たま名言をつぶやく、レバニラ炒めが好物、食べ歩きが高じて料理も趣味という一面も見せている。

一方で遊んでばかりいるわけではなく、カイジを引きずり下ろした例の地下売店の仕入れ(実は一日外出券を使ってドンキで買い込んでいることが発覚)に奔走したり、他所のC班が始めたホッピーセットの販売や映画上映に客を取られたりしている。

挙句、豪遊が過ぎてペリカが底をついたという斜め上の理由で休載している

【コラボ…!】

セガのアーケードゲーム「三国志大戦」にて、カイジシリーズとのコラボを果たし、大槻も武将として参戦した。
ちなみにCVは子安武人氏。別の武将の声にチョー氏が出ているのに、外されてしまった…。*3
大槻が演じる武将は満寵。利根川扮する荀彧、兵藤扮する曹操と共にカイジコラボは全部魏軍所属。
何のことはない、ただのマンチョウとハンチョウを組み合わせた名前ネタである。
ちなみにスペックはというと1コストで武力3知力6征圧0の伏兵持ち騎馬。
将器は征圧力上昇持ちとカードイラストのネタ度に反して実はかなりの高スペック。
計略「一日外出録満寵」もクセがあるが1コストの持つ計略にしては強力で、カイジコラボの中では実は一番使いやすい。
スピンオフ仲間の利根川とはそこそこ相性が良かったりする。



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最終更新:2021年05月09日 11:34

*1 幸いショベルの軌道がそれ、カイジは間一髪助かった

*2 別段大槻が手を緩めていた訳ではなく、単純にカイジらの「寛容な精神」の方が勝っていただけの話である

*3 実際の所は大槻だけでなく他のキャラもアニメとは別の声優が演じている。アニメ版ではなく原作漫画版とのコラボだから、という事だろう。