マグナモン

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マグナモン - (2022/03/21 (月) 01:00:41) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/05(金) 18:08:54
更新日:2023/12/29 Fri 21:44:22
所要時間:約 5 分で読めます






ブイモン、アーマー進化!!


奇跡の輝き

マグナモン!!



『マグナモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。

●目次
+ ...

【基本データ】

世代 アーマー体
タイプ 聖騎士型
属性 フリー/ワクチン種/データ種
必殺技 ・エクストリーム・ジハード
デジメンタルの力を極限まで引き出し、全身からエネルギー波を放つ。
・プラズマシュート
ボール状のプラズマ弾を放つ。02、セイバーズでは鎧から黄金のミサイルを発射した。
・シャイニングゴールドソーラーストーム
空間を急速圧縮、瞬間膨張させ、黄金のレーザー光で周辺の敵を一掃する。
得意技 ・マグナムパンチ
強力なパンチ。
・マグナムキック
強力な蹴り。
・ライトオーラバリア

【概要】

古代種であるブイモンが“奇跡のデジメンタル”を纏ってアーマー進化した聖騎士型デジモン。
クロンデジゾイドの鎧はどんな攻撃も受け付けず、攻撃力は究極体に迫るなど、成熟期相当の能力である他のアーマー体デジモンとは一線を画す存在である。

必殺技は『エクストリーム・ジハード』だが、その威力から自らのデータ損傷が速まるために封印された。
そのため、近年のゲーム作品等では代わりに『シャイニングゴールドソーラーストーム』と言う技が追加されている場合が多い。
……メタ的には、本来は「努力」「奮闘」程度の意味でしかない “ジハード” の持つ宗教上の意味合いが大きくなりすぎてきたからかもしれない。多分。


上記のように、究極体クラスの能力を持つ上、聖騎士型デジモン集団『ロイヤルナイツ』にも所属している。
危機に瀕した時には、“奇跡のデジメンタル”の奇跡の力で切り抜けることも可能な、ロイヤルナイツ随一の守りの要である。

……という事だが、究極体揃いのロイヤルナイツのなかで唯一アーマー体である事や、後述する派生作品での活躍から、弱い という印象を持たれがちな不遇なデジモンでもある。


派生種

マグナモン(X抗体)

世代 究極体/アーマー体
タイプ 聖騎士型
属性 ワクチン種
マグナモンがX抗体を取り込んだ姿。
X-進化によって体を覆うクロンデジゾイド(=奇跡のデジメンタル)の鎧と生物としての身体が一体化し、まるで筋肉のように成長するようになるという、奇跡的な進化を遂げた。
(つまり、鍛錬を怠れば衰えるようにもなったということ。)
その身体は戦う毎に硬度を高め、硬度が最高レベルに達した時には全身が黄金に輝く絶対防御の『ゴールドデジゾイド』状態へと変身を遂げる。
その状態では物理的防御だけでなく、データ分解系などの攻撃すら耐えうる絶対防御状態となる。
尚、『ゴールドデジゾイド』の状態は、「クロンデジゾイド」の元となった比類なき絶対硬度を誇る特殊な鉱石「ファンロン鉱」に近い性質で、絶対防御力と共に、デジモンには適さない比重の高さを持つが、マグナモンは自らの「クロンデジゾイド」を鍛え上げることで克服することが出来ている。

よく分からん人も多い気がするが、恐らく、マグナモンXは体の青い部分も含めて、有機物と金属のハイブリッド合金である「クロンデジゾイド」になっちまっており、筋肉鍛えると強くなるノリで硬度が上がるということらしい。
そして、ゴールド状態はめっちゃ重いけど、筋トレのノリで鍛えてるから重くても耐えられる…ということと思われる。

……戦う度にパワーアップして全身金ぴかになるとか凄く見たいが、後述のとおり『DIGITAL MONSTER X-evolution』では残念ながら登場しなかった。

扱いはともかく、鋭角的でガンダムっぽいデザインはとてもカッコいい。


【各媒体でのマグナモン】

アニメ『デジモンアドベンチャー02

テレビに先んじて、劇場版で登場。
運命のデジメンタルでアーマー進化したラピッドモンと共にケルビモン相手に戦った。

…と書けば聞こえはいいが、ラピッドモンと二体がかりでケルビモン相手に一度負けた(まぁ異空間に閉じ込められて無気力状態にされただけで、倒されたわけではないが)。

その後、テレビ本編でも序盤のボスであるキメラモン相手に切り札的存在として登場した。
…が、完全体であるキメラモンに苦戦し、結果的にワームモンの活躍で勝利。
また『防御の要』という設定の割に、キメラモン戦では手で締め付けられて絶叫している。(むしろ攻撃力と格闘能力が強調されていた)

このように、初登場した劇場版・テレビ版ともに描写では“成熟期相当がほとんどのアーマー体にしてはかなり強いが、究極体には遠く及ばない”という印象を受けてしまう。
まぁ、当時はロイヤルナイツなんて組織はなかったし、仕方ないんだけどね(というか『ロイヤルナイツの一員』という設定がなければ「強いアーマー体」で済むんだし)。


漫画『デジモンアドベンチャー Vテイマー01

コラボで登場した大輔のブイモンが、パラレルモンに捕らわれたテイマーたちの思いが詰まった奇跡のデジメンタルによりアーマー進化。
ここでは究極体のパラレルモンにエクストリーム・ジハードで止めを刺した。


アニメ『DIGITAL MONSTER X-evolution

Ω「……お前は自分の戦いに“迷い”を持ったことはないか?」

「無い!」

Ω「…その自信の拠り所は?」

「この世界を守るという使命感……そして、ロイヤルナイツの“誇り”だ」

Ω「………フッ…つまらぬ事を聞いたな…忘れてくれ…」



ロイヤルナイツの一員として登場。
イグドラシルの正義とイグドラシルが秩序をもたらすことを信じ、それに準ずる忠臣。

……が、オメガモンやデュークモンといった旧作で主役デジモンを務めたロイヤルナイツは序盤から戦闘に参加して敵や味方として活躍し、最終的にX進化を果たす一方で、
マグナモンは同じく旧主役デジモンなのに戦闘シーンはなく*1、またX進化もしなかった。

デジタルワールドのホストコンピュータ『イグドラシル』に忠誠を誓い、自身が主にとっての手駒であることも受け入れ、そのうえでデジタルワールドの秩序のために動く愚直な性格……と、キャラクターとしては決して悪くない。
ただ、いかんせん『最後まで頑なに敵側』『イグドラシルにチクる』『戦闘なし』『X進化なし』と見せ場がない。
ある意味、反逆同然の行為をしたナイツメンバーにも直接戦闘を仕掛けないというのは仲間思いともいえるか…。
目立った活躍がないうえに声が大輔のブイモンなので余計に悲しい……。

最後までイグドラシルに忠実だった彼だが、イグドラシルの計画が阻止された後にどうなったかは不明。


…一応、他のデジモンとのやり取り自体はカッコいいのが救いか。


「違う!…危機だからこそ…秩序が必要なのだ……!!」


アニメ『デジモンセイバーズ

ロイヤルナイツとして登場。
声優は鈴木達央。悲しい事に基本的にモブキャラ……。


アニメ『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち

78話で、大輔のブイモンがいきなりマグナモンの姿で登場。
ヴェノムヴァンデモンのヴェノムインフューズをエクストリーム・ジハードで押し切りぶっ飛ばすという活躍を果たした。……声無しだけど。
また、マグナモンは強力だが、この姿には長時間なれないと大輔に語られている。
そのため、その後すぐにジョグレス進化してインペリアルドラモンになった。


漫画『デジモンクロスウォーズ』

出 番 な し

最終巻のオマケ漫画で他にハブられたロイヤルナイツ共々作者に愚痴っていた。
もはや公式で不遇。


ゲーム『デジモンストーリー サイバースルゥース

ロイヤルナイツとして登場。声優は高塚正也。

一人称は「僕」で、敬語で話す。
渋谷のデジタルシフトの奥で、イグドラシルの命の通り人間を滅ぼすべきかどうか悩んでいた。
人間世界に来る際に連れのデジモン達とはぐれており、そのデジモン達の置かれた状況を人間を測る指針としようとする。
そこにノキアとオメガモンが現れ、連れのデジモンはかつて助けたロップモンとトコモンである事が判明。
オメガモンの言もあり善良な人間を信じる事を決意し、以降は、主人公達に協力する事になる。
ジエスモンを除き他メディアで味方キャラだった事のある者は結果的に主人公達の味方になる方針だったといはいえ、
何気にロイヤルナイツとしては初の高待遇と言える。デュークモンが割りを食ったが





「身体は輝いてるけど、活躍的には輝いてないよね」

マグナモン「……」

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