登録日:2010/04/30(金) 18:56:39
更新日:2024/07/17 Wed 14:17:01
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概要
『DIGITAL MONSTER X-evolution』は2005年1月3日にテレビ放送されたデジモンアニメ作品。
元々は劇場公開予定だったが、諸事情によりテレビ放送になった。
諸事情が何だったのかは不明であるが、当時のデジモン人気はフロンティアの放送後を境に完全に冷え切っており、
集客が見込めないと判断されたのではないか、という説が有力。
物語の基本設定は『
デジモンペンデュラムX』のバックグラウンドストーリー『デジモンクロニクル』が元になっている。
なんと嬉しい事に過去の『
デジモンアドベンチャー』を始めとしたデジモンアニメ作品に登場したデジモンの声は、当時の担当声優が当てている。
ただしパートナーとしての個体ではなく、あくまで本作独自のキャラクターとして描かれているため、性格や口調は必ずしも一致しない。
ちなみに、従来のシリーズと違ってデジモンの殺し方がけっこうムゴい(頭踏み潰しとか捕食とか)。
【あらすじ】
ホストコンピュータ〈イグドラシル〉が管理する〈デジタルワールド〉は、デジタル生命体こと〈デジモン〉の増加によって容量オーバー寸前に追い込まれていた。
イグドラシルは、少数の選ばれたデジモンのみを現行のデジタルワールドから新たなデジタルワールドに移送し、旧世界に残ったデジモン全てを消去する〈プロジェクトアーク〉実行を決定。デジモンを抹殺する〈Xプログラム〉を発動させる。
プログラムにより旧世界に残されたデジモンのうち98%が死滅した。しかし、その中にXプログラムに対抗できる〈
X抗体〉を持ったモンスター〈Xデジモン〉が現れ、新世界に逃げ延びた。
イグドラシルはそれを良しとせず、新世界でもプロジェクトアークを続行する。
【主な登場デジモン】
登場キャラクターはデジモンだけで、人間は一切登場しない。
◆
ドルモン
成長期 獣型 Da種
他のデジモンが既存モンスターの
X抗体版なのとは違い、デフォルトで
X抗体を持っているデジモン。
Xデジモンなので、他のデジモンに狙われたり迫害を受けたりと辛い日々を送っている。
声は
バーローもとい
タイキ。
◆トコモン
幼年期 レッサー型 属性ナシ
ウォーグレイモンが
オメガモンとの戦いの折り助けた幼年期デジモン。
無邪気な性格でドルモンになついている。
声は
タケルのパタモン。
◆
レオモン
成熟期 獣人型 Va種
物語開始時にドルモンの
X抗体を狙って追い回すが、手に入れる前に力尽きた。
さすが
死亡フラグデジモン。のっけから絶好調である。
声はアドベンチャーの
レオモン。
【用語】
《イグドラシル》
デジタルワールドのホストコンピュータ。
容量が限界に近づいた今のデジタルワールドを放棄し、
新デジタルワールドを作るが……。
《プロジェクトアーク》
旧世界から選ばれた少数のデジモンのみを新世界に移送し、旧世界を消去する計画。
だがXデジモンが新世界に逃げ延びたため新世界のデジモンを全て消去する事態に。
《Xプログラム》
デジモンを殺す魔のプログラム。いわゆる感染ウイルスであり、抗体を持たないデジモンが感染すると死ぬしかない。
旧世界のデジモンを消去するために実行されたが、新世界にまで流出してしまう。
《
X抗体》
Xプログラムに対する抗体。
プロジェクトアークの妨げとして
ロイヤルナイツのターゲットになっている。抗体を持たないデジモンからは唯一の生き延びる手段として狙われたり、逆に世界崩壊の原因のように扱われ迫害される。
X抗体を手に入れたデジモンは見た目がより先進的なデザインに変化し、能力も向上する。
ちなみにタイトルの『X-evolution(ゼヴォリューション)』は
X抗体を手に入れたことによる、或いは
X抗体を持つデジモンの進化を指す。
《
ロイヤルナイツ》
デジタルワールドの秩序を守る12体の聖騎士型デジモン。
イグドラシルの指示で動き、プロジェクトアークのためデジモンを虐殺しているが、それに疑問を持つ者もいる。
実は13体目が存在する。
追記・修正よろしく
- 蛇足感強かったX抗体だけどこの作品のおかげで評価改めさせられたわ 後BGMがかなり良曲揃い -- 名無しさん (2014-07-14 23:03:27)
- 劇場予定をTVSPに変更したせいでカットしたのか色々と違和感ある箇所があるよな、一番分かり易いのは王竜剣だけどデュークモンとドルモンの仲の良さとか明らかに本編で共演してる時間から考えて違和感あるし -- 名無しさん (2014-08-22 12:17:00)
- 実は生きてました展開が2回もあったのには笑った -- 名無しさん (2015-03-25 14:12:11)
- トコモンが王竜剣になる過程を省いたんじゃないか?パタモンはウェポン製造マシーンだからな。カットがあっても結構なボリュームで、BGMと相まって見応えがあったわ。映画で放映したら確実に人気が出ただろうに。声優の厚みも相当なものだったし。この時点でロイヤルナイツ全員揃ってたら、確実に2クールのアニメ放送だったな。あとドルモン萌え。 -- 名無しさん (2015-04-02 16:32:15)
- 今また本郷あきよしの中で何度目かのデジモンブームだから、この流れでBlu-ray化しないかな。青い円盤欲しい。 -- 連レス (2015-04-02 17:15:37)
- もともと映画として制作されてただけに映画のBDBOXに収録されなかったのは痛かったなぁ。おかげでレンタル落ちのDVD買わされた -- 名無しさん (2015-09-21 01:02:15)
- ↑3 -- 名無しさん (2015-11-26 10:28:31)
- ミスった当時は完全にデジモン冷え込んでたからそれは無理だったと思うわ、ぶっちゃけこの冷え込んでた時期のデザインは傑作多いけどね -- 名無しさん (2015-11-26 10:30:09)
- 冷え込んでねーよ -- 名無しさん (2015-11-26 12:21:24)
- ↑アニメやってなかった時期だからVジャンプでも買わないとデジモンの広告は入ってこない環境だったよ・・・ -- 名無しさん (2016-03-20 04:05:05)
- 野沢デュークモンの演技がすげえかっこいい -- 名無しさん (2018-06-08 20:58:08)
- コンシューマーゲームに出てくるドルモンは本作の進化ルートがよく採用されるものの、ペンデュラムX時代にいたドルゴラモンや元のアルファモンルートは省かれやすい。 -- 名無しさん (2019-10-06 18:14:47)
- ↑因みにその完全体であるグレイドモンはXWに登場。最初は敵として登場したがコードクラウンの力で善良な心を取り戻しタイキ達に味方をする。 -- 名無しさん (2021-08-13 16:27:13)
- これ以降アニメでX抗体出たっけ? -- 名無しさん (2024-07-17 14:17:01)
最終更新:2024年07月17日 14:17