青鬼(フリーゲーム)

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青鬼(フリーゲーム) - (2022/06/07 (火) 21:27:21) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/06(金) 01:19:26
更新日:2023/08/24 Thu 15:04:27
所要時間:約 4 分で読めます





noprops氏(Vectorでのネーム)によりRPGツクールXPで製作されたホラーゲーム。
最新版は青鬼X

各ver.によってキャラ名、設定等が微妙に異なり、エンディングも全て別である。


概要

ver1.0
ヒロシとカズヤは、いじめっ子のタクローらに半ば強制的に連れられ、化け物が出ると噂の館を訪れる。
その館の中で彼らは、世にも奇怪な怪物「青鬼」に襲われることとなる……。

ver3.0
住宅街からほんの15分程歩いた山の中にある空き家
いつからそこにあるのか誰が住んでいるのか分からないその館には
お化けが出るという噂があった。

ver5.2以降
町外れにある無人の館 そこにはお化けが出るという噂があった。

ゲームの基本的な趣旨は、各場所にある謎解き・仕掛けを解き明かし、閉じ込められた空間から脱出すること。
プレイ中には様々な鍵・アイテムが手に入り、それを使用したり組み合わせることにより物語を進め、館からの脱出を図る。
一定の歩数と時間が経過すると、青鬼が出現する。
青鬼に接触するとゲームオーバーになるので、青鬼が出現したら、
撒くまで逃げ続けるか、館内に配置されているクローゼットに(青鬼に目撃されないよう)隠れてやり過ごすようになる。
クロックタワーシリーズ(3を除く)を想像していたたげれば大体の感じはご理解いただけると思う。
別のマップに切り替えても執拗に追いかけてくる様子は、バイオハザード3に登場する追跡者(ネメシス)に似ている。

青鬼の出現は大抵がイベントで、しかし時にランダムなタイミングで、
予想外なタイミングでの登場により思わず叫んだプレイヤーは数知れず。
あの青くて全裸な巨人とその時かかるBGMの不気味さはトラウマものである。
設定はver.1.0、ver3.0以降の2種類。

2013年には作者監修の元、php研究所からノベライズ版が販売。
無印→復讐編→異形編→怨霊編→無終編の計5巻で完結。
また、公式ガイドブックの我畏怒(ガイド)編 ギャグ寄りのアンソロジーコミック闇蘇露(アンソロ)編も販売中。

また2016年には角川コミックス・エースから小説版青鬼の前日譚がコミックスとして1~3弾まで出ており次の4弾で完結の予定。

16年10月から『あおおに~じ・あにめぇしょん~』というタイトルでアニメが放送開始。3分アニメ。
17年には『青鬼 THE ANIMATION』という映画が公開予定。


―登場人物―

  • ひろし
CV:逢坂良太
主人公。初見ではまず主人公だと思われない。

ver1.0
黒髪の少年。ver3.0以降と違い裸眼。
友人のカズヤを庇い館を一人探索するなど友達想いで勇敢。
正確には「ひろし」ではなく「ヒロシ」である。

ver3.0
丸眼鏡をかけたストレートの白髪の少年。白いマフラーを巻いている。
非科学的なことは一切信用しない。
最初は敬語で喋っていたがすぐにタメ口に口調が変わる。
一人称は「俺」
たけしに脳味噌野郎呼ばわりされたり頭が良いという設定が追加された。
自分を置いて逃げようとした友人を
謝ることはないさ。そんなときは誰だってそうする。俺だってそうする。
とフォローしたり精神的に大人。

ver5.2
容姿はver3.0と同じ。
口調が敬語を用いる喋り方になった。
一人称は「私」
男子には「くん」、女子には「さん」付けで呼ぶ。
プレイヤーに対して攻略のヒントをこぼすこともしばしば。

ver6.23
四角眼鏡をかけた中分けの白髪の少年。マフラーが消失した。
口調はver5.2と同じだが友人の事は呼び捨てになった。
このverから名前を変更できるようになった。
名前を「ヒロシ」にするとver3.0やver5.2のものになる。

青鬼2016
容姿はver6.23と同じ。
美香の事はさん付けで呼ぶようになった。(但し一部のイベントでは呼び捨て)
非科学的なことは一切信用しない彼が不思議な力を持つタリスマンの事を信用し、仲間を救った。
ver3.0の後日談のサダカヤ編では口調、容姿はver6.23のものになった。
一度生還している為か、化け物たちに対して非常に冷静な分析をしている。
どう見ても中学生じゃないだろ。

  • 卓郎
CV:水島大宙
顔グラが他のメンバーと比較にならないほどのイケメン。
小説版・コミック版では初期設定を受け継いでか他人を躊躇なく利用する残忍な性格。

ver1.0
カズヤを苛めているグループのリーダー。
正確には「卓郎」ではなく「タクロー」である。

ver3.0
設定が変わりひろし達の友人という設定になった。
赤茶色の髪の少年。
取り乱すたけしを静止し、励ますシーンが印象的だが…

ver5.2
容姿はver3.0と同様。
ひろしと手分けして館を探索するなど、勇敢な性格になった。
1階を見てくると言いつつ、別館を探索するなど行動力の高さを見せた。
彼のいる部屋に青鬼を連れて来ると…

ver6.23
濃い茶髪の三白眼の少年。
ver6.02では少し顔グラが違っていた。
ver5.2と同様、館を探索。
合流した際、何故か酢を所持していた。
とあるシーンでメニュー画面を開くと…

青鬼2016
容姿はver6.23と同じ。
タリスマンの力のせいか、壊れかけた手提げ金庫をさらに壊すなど大胆な面を見せた。
サダカヤ編では亡霊の姿ながらひろしを守ろうと尽くしていた。

  • たけし
CV:森嶋秀太
存在が死亡フラグ

ver1.0
彼は登場しないがクローゼット内でガタガタガタガタガタガタガタガタ(ry
と震えている少年がいる。名前は不明。
たけしの原型となった。

ver3.0
金髪の少年。顔グラが雑で特に卓郎との差が酷く、もはや顔面格差。
青鬼に対する恐怖心から、八つ当たりで友人に暴言を吐いたりと性格が悪い面が見られる。
脳味噌野郎の命名者。

ver5.2
容姿はver3.0と同じ。
館を見に行こうと提案したという設定が追加された。
そのことに罪悪感を感じ自分を責めるなど性格が改善された。

ver6.23
顔グラがましになった。
ver5.2と同様罪悪感を感じ自分を責め、逃げだした。
そして再開した時には…

青鬼2016
容姿はver6.23と同じ。
タリスマンの力と、ひろしが落ち着かせたため
ひろしが謎を調べているとき見張りをするなど勇敢な性格になった。
そのおかげでひろし達は命拾いした。
サダカヤ編では卓郎同様、亡霊の姿ながらひろしを守ろうと尽くしていた。
但しガタガタガタガタ(ryと震えていた。

  • 美香
CV:喜多村英梨
紅一点。

ver1.0
彼女は登場しないが「メグミ」というキャラが登場。
青鬼に怯え、部屋から出ようとしなかった。
美香の原型となった。

ver3.0
ブルーベリー(ryの命名者。
自分達が行方不明になったら家族や先生が探しに来てくれる、
牢屋の中で助けを待つのがベストと考えたりと冷静に助かる方法を提案している。
たけしに足が遅いと言われていたが実際はかなり速い。
卓郎に好意を寄せているような素振りが見える。
……意味は分かるな?

ver5.2
容姿はver5.2と同じ。
子供部屋に隠れている。
再会したときに選択肢が発生するがどんな選択をしても付いて来ない。
卓郎への依存が凄くひろしが出口を見つけたから脱出しましょうと言われても付いて来ないが
卓郎に報告されるとすぐに付いて来る。

ver6.23
黒いセーラー服になり、目つきが鋭くなっている。
ver6.02ではショートヘア―だった。
ver5.2同様子供部屋に隠れている。
どうも影が薄い。

青鬼2016
容姿はver6.23と同じ。
階段の妙な窪みに気付くなど目が良い。
タリスマンの力か青鬼が何度か子供部屋に来たが、あまり調べようともせずに出て行ったらしい。
サダカヤ編ではオバサンにはオバサンをぶつけるのよ!と例のセリフをパロディしていた。

◇ノベライズ版のみ
  • シュン
転校生、いじめられっ子で化物がでると噂の建物の前で
卓郎らと出会ってしまい・・・。
ノベライズ版における主人公。

  • 杏奈
学級委員、事故で両親を失っている。
シュンが密かに思いを寄せており、
事故の影響で霊感が強くなってしまっているらしい。


  • ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人
通称は本ゲームのタイトルである青鬼。謎の怪人。
全身青色の形容しがたい表情をした巨人で、ヒロシ達を執拗に追い続ける。
初期は元人間であったような描写もあったが、
話が変わるにつれてただの化物というような設定に変わりつつある……ような気がする。

なお、主人公が捕まったらどうなるのかはゲーム中ではあえて明言されておらず、捕まった瞬間にゲームオーバー画面に直行する。ただ、仲間達の運命を見れば明言はされずとも想像はつくだろう。

AIがとにかく賢く、最短ルートを障害物に引っかからない形で進んで追ってくるので
場合によっては回り込んでくる・・・などという事も。
初期版だと机に引っかかって動けなくなることがあったが、後のバージョンだとそういった事もない。
だが一部のオブジェクトに引っかかってしまうことも(館の外の木など)

最近ではひろしの仲間達そっくりに変身した個体が現れて、こちらを騙そうとする……が、
残念なイケメソと紅一点がこいつに殺られる場面や死亡フラグの塊が自ら命を絶った瞬間を、
こちらは普通に目撃してるので変身して出てきても普通にバレる。
というより明らかに仲間が青鬼化しているのだが…

因みにこの呼び名を考えたのはメグミおよび美香。凄いセンスである。


バージョンによってはノーマル以外にも様々な形の仲間がいる。
  • 虫のようなGのような海老のような個体
    • 常に出現エリアを彷徨っており、見つかると凄まじい勢いで追いかけてくる。
  • マッチョな青鬼
    • デカくてマッチョな青鬼、ある人物を殺害する動作がスクワットに見える。
  • フワッティー
    • 薄べったいドーモくんのような青鬼、時折直線方向に突進するかのように高速移動する。
    • 主人公の名前をフワッティーにするとイベント以外でもこいつが出てくるようになる。
  • 肉塊青鬼
    • 目が沢山付いた青い肉塊、追跡速度は遅いがジワジワ迫ってくるため非常に不気味。
  • HIKAKIN青鬼
    • 青鬼の顔がYouTuberのHIKAKINの変顔になっている青鬼。

その他、終盤のある場所(通称ブルーベリー農園)では、
クラゲのような個体・顔が歪んだ個体・鳥のような個体など様々な個体が確認できる。

最初は怖いが、慣れてくるとなんだか少し可愛く思えてくる。
……でもやっぱり怖い。

余談だが、本作のパロディで「阿部鬼」という作品が存在する。
ゲームの趣旨は殆ど変わらないが、名前の通り青鬼の代わりに、
阿部高和(別名"ブルーベリーみたいな色のツナギを着たいい男")が追ってくる、
青鬼とは別の意味で恐ろしい作品になっている。


よくある青鬼出現&死亡例。

  • 勝てると思って青鬼に突進(初見にありがち)
  • 開けられそうな扉をこじ開ける→「やあ」
  • 押し入れに近付く
  • 「早く扉を閉めて!」→閉めない
  • 廊下を歩いていると、普通に部屋から出てくる
  • ゴキブリみたいな奴がいる……なんだこれ?
  • 謎解き用の別画面から、探索画面に切り替えると……
  • クローゼットに逃げ込む直前、青鬼に見つかる→キィィィィ……バタン!
  • パリーン→皿が割れてる……→ニャー→なんだ猫か→サッ
  • 青鬼から逃げ切ったぞ→別の青鬼「やあ」


ザークリエイバルのボスキャラが出る。
  • 青鬼が美香を食っている所を見たリゾは完全激怒して青鬼を殺す。
  • アメラがフワッティーをぬいぐるみにする。


ツイキ
シュウセイ
ツイキ
シュウセイ……




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