セラフィモン

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セラフィモン - (2022/03/21 (月) 22:12:16) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/31(日) 00:24:58
更新日:2024/02/05 Mon 16:36:27
所要時間:約 4 分で読めます




『セラフィモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。


【基本データ】

世代 究極体
タイプ 熾天使型
属性 ワクチン種
必殺技 ・セブンズヘブンズ
七つの超高温光球を放つ技。
・テスタメント
自らの命と引き替えにビッグバンを起こし、相手を消滅させる技。
得意技 ・アセンションハーロー
敵の頭上から激しい雷を落とす。
・ディバインブレーカー
腕から光球を発射して闇を浄化する。
・ヘブンズキック
オーラを纏ったローキック。
・エクスキャリバー
“聖剣エクスキャリバー”で斬りつける。
・ファイナルヒール
自身と仲間達の傷を完全に癒す。

【概要】

全ての天使型デジモンを束ねる最高位の熾天使型デジモン。三大天使デジモンのうちの一体である。
育成ゲームでは『D-3』を除けば『ペンデュラムプログレスVer.2』にて初登場した。

白銀に輝く聖なる鎧に身を包み、五対十枚の黄金色の翼を持つ。が、よく作画ミスで羽が減っている
鎧の腹部には“希望の紋章”が刻まれ、デジ文字で『スベテハ ワレトトモニ(全ては我と共に)』と書かれた褌を身につけている。
“デジタルワールドの神”の『正義』と『秩序』の側面を分け与えられた最も神に近い存在であり、邪悪な存在との最後の戦いに出現し、世界を浄化すると伝えられている。

後述するブラックセラフィモン共々、未だにX抗体が確認されていない。
同僚二人は堕天状態も含めてX進化を果たしているというのに…

【派生種】

ブラックセラフィモン

世代 究極体
タイプ 熾天使型
属性 ウイルス種
必殺技 ・セブンズヘル
七つの暗黒の光弾を相手に向けて放つ。
・テスタメント
自らの命と引き替えに地獄の業火で敵を焼き尽くす最大奥義。

セラフィモンが内に秘めていた憤りが大きく膨れ上がることで悪に染まってしまった姿。
ブラックウォーグレイモン等とは違い、本家のセラフィモンとは色以外にもデザインが異なる。
  • 顔の十字模様が90°傾き、X状に
  • 翼が悪魔や蝙蝠のような形状になる
  • 鎧の腹部の希望の紋章が無くなる(それ以外の細かい模様も変わる)
  • トサカが真っ赤に染まり、パンクな感じに
…等々

また、七大悪魔の一体「デーモン」は、元々セラフィモンであったと言われているが、この形態を経てかは不明。




※以下、ネタバレ










デジタルモンスターには……


登場するだけでその後の展開がほぼ確定する“フラグデジモン”が二体いる




一体は“歩く死亡フラグ”
レオモン




そして、もう一体は……





“歩く敗北フラグ”

セラフィモンである――









レオモンがアニメに登場すれば100%死ぬという“歩く死亡フラグ”であるのに対し、セラフィモンは登場すれば負け決定という“歩く敗北フラグ”として有名であった。

以下、その輝かしい経歴。

【メディア等でのセラフィモン】

アニメ『デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸!!/後編・超絶進化!! 黄金のデジメンタル

アニメシリーズ初登場。
何の前振りもなく、タケルのパタモンが究極体として進化することでアニメ初登場を果たしたが、進化した次の瞬間に敗北して(悪い意味で)ちびっ子たちの度肝を抜いた。


あ、ありのまま起こったことを話すぜ……。

パタモンとテイルモンが究極体に進化したと思ったら倒されてた。
なに言って(ry


本気でこんな感じである。ちょっとよそ見すれば登場したことに気付かないレベル。
黄金のデジメンタルを出現させる布石なのだが、それにしたってわざわざ初の究極体進化で瞬殺する必要があっただろうか……。
ついでに、そんな短い尺なのにホーリードラモン共々、作画ミスで羽が足りていないシーンがある


漫画『デジモンアドベンチャー Vテイマー01

漫画にも登場。

アルカディモン成長期を倒すため、ホーリーエンジェル城の主であるホーリーエンジェモンが進化した姿として登場した。
……が、アルカディモンの返り討ちに合いエネルギーをごちそうさまされた。
Vテイマーはデジモン作品で数少ないレオモンが生存している作品だが、さすがに二大フラグを両方叩き折ることは出来なかったようだ……。

ちなみに、ホーリーエンジェモン様は敗北後「ドミニモン」という新たな進化形態を獲得したのでセラフィモン姿はお払い箱になった。
セラフィモン「リベンジしたかった……orz」


アニメ『デジモンフロンティア

CV:檜山修之
敵側十闘士、メルキューレモンと戦って敗北。デジタマに戻ってしまった(後にパタモンに転生)。
因みにこの時のやられ方が、

必殺技を放つ→反射→敗北

というなんとも言えないものだった。
登場した時点で封印されていたのだが、復活してすぐにこのザマである。
その後メルキューレモンは残ったコードを使いブラックセラフィモンになり、神原拓也を敗北寸前まで追い詰める。


PSP版『デジモンアドベンチャー

隠し要素としてパタモンのワープ進化先がセラフィモンになった。条件はタケルと全ての仲間のキズナ値が4以上であること。
解禁されるのは終盤であり、ぶっちゃけ二周目のお楽しみ扱いにされてるとか…。


アニメ『デジモンアドベンチャー tri.

そしてついに、2017年に公開されたtri第4章にて念願の初勝利を挙げた。もっとも3対1のリンチではあったが・・・
ただ、どの様な勝利にせよ、セラフィモンの無勝伝説にここで幕が引かれたのは確かであり、当時のファンの心境としてはこれが不遇脱出の第一歩となることを祈るのみであった・・・


アニメ『デジモンアドベンチャー:

待望のテレビアニメシリーズ。
本作では、過去に起きた光と闇の大戦の回想において、オファニモン、ケルビモンと共にセラフィモンと思わしき姿も含めたシルエットが登場した。
が……大戦の結果、彼らの肉体は滅んだと語られるのみであった・・・。
ちなみに、太一たちが訪れた神殿にあった石像…左にオファニモン、右にケルビモン。
そして中央に… ヴァロドゥルモン
…なぜだ。


番組中盤に明らかになった事実。
大戦後、セラフィモン(ともう一体)は闇の勢力のデジモンの手に落ちており、セラフィモンは半身が堕天した結果、ブラックセラフィモンを経てエンジェモンにまで退化し、堕天した部位はデビモンとして分離。
そのエンジェモンは幽閉され、デビモンの手によって長い時間をかけて闇に落とされかけていた。

そんな時に出会った高石タケルを助けることで力を使い果たし、デジタマにまで退化しパタモンとして転生。

その後、様々な戦いを経て、自身の分身でもあったデビモンの残滓と再融合を果たすなどしていく中、闇の勢力をも利用し力を蓄えた”巨大な破滅”の先兵であるデスモンが子供らを襲撃する。
それに対して、ホーリーエンジェモンとエンジェウーモンは「光ある所必ず影は生まれる。光と闇。あるべきは秩序と調和」「破滅よ。闇さえも欺く邪悪なる者よ」と結論を出し、かつての姿であるセラフィモンとオファニモンへの究極進化を果たし、デスモンを撃破。
(※ミレニアモンとの戦いの際はゴッドドラモンへと進化していた)

『すべての破滅をもたらす者』ことアバドモンが迫った時には、他の究極体デジモンと共に攻撃。アバドモン内部に進むオメガモンをサポートした。
また、彼らの内部にいたデビモンやスカルナイトモンの残滓は「破滅を前になお、眩く輝く希望の光。それが今生み出す奇跡。ならば、我ら影なる者の“気まぐれ”もまた…」として闇のデジモンだがすべての破滅は望まないというツンデレ的理由から、セラフィモンやオファニモンを守るサポートを行った。



……等々、ある時期までは『設定だけ見ればえらく強そうだが、その実、負け続けている。数回登場するのに驚異の勝率0%を誇った究極体』というイメージが付きまとっていた。

タケルのパタモンなどは、成熟期エンジェモンでは序盤のボスであるデビモンを倒し、完全体ホーリーエンジェモンではラスボス手前のボスであり、ウォーグレイモンやメタルガルルモンといった究極体クラスの主力を含む選ばれし子供達を人形に変えてしまったピエモンに対して反撃のきっかけを作るなど大活躍だったのに、究極体では瞬殺というギャップも大きかったであろう。
ホーリーエンジェモンの方が強いんじゃね?は禁句

ただ、近年では、(レオモンの死亡フラグも合わせて叩き折った)『デジモンアドベンチャー:』の影響もあり、徐々にそのイメージはなくなっていく・・・と思われる。






セラフィモン「設定上は強いんです!!」

イグドラシル「うん。でも設定は設定だから」

セラフィモン「私の力はこんなものじゃないんだぁあああああ!!」




こんな熾天使様を救いたい方、追記・修正願います。

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