ほんやくコンニャク

登録日:2011/01/05(水) 01:03:36
更新日:2025/03/24 Mon 17:44:18
所要時間:約 4 分で読めます




ほんやくコンニャク(翻訳蒟蒻)

ドラえもんのひみつ道具のひとつ。

【概要】

名前の通りコンニャクの形状をしている。
食べることによってあらゆる言語を理解することができるようになる。

のび太たちはもちろん日本語しか話せないので、登場機会は多い。
とりわけ大長編では宇宙人や地底人の類が度々出てくるのでことさら頻繁に登場する。

聞くことだけでなく、話す相手にも自分の言語が伝わるようになる。
また、解読できない文字も読むことができるようになる(魔界大冒険など)。

初出ではドラえもんが食べてドイツ人と会話したが、どうやらその会話を聞いている第三者からは、その言語の会話に聞こえるようだ(のび太はドラえもんがドイツ語をペラペラしゃべることに驚いている。ドラえもんは多言語に対応していないのだろうか)。

翻訳できる言語は外国語のような基本的な言語に限らず、考古学的に未だ解明されていないような言語から宇宙人語、動物の言葉、異世界語、果ては未知の電子頭脳の信号などでも解読可能である。
ムシーカ関係者との会話ではファーレを音楽と直訳しないなど*1、地球にはない言語の微妙な意味合いの違いも正確に翻訳してくれる様子である。

しかし、場合によっては翻訳できていない場合もあり(竜の騎士、人魚大海戦)、未来世界(少なくとも翻訳こんにゃくが発明される頃まで)においてその言語が発見・解明されていないのか、
それともこんにゃく一個で翻訳できる言語は一か国語のみなのかF先生やアニメスタッフによるうっかりミスなのかは不明である。

食べることによって脳に作用する『薬品』のような扱いであるが、なんと対象に乗せるだけでも翻訳が可能である(鉄人兵団。ただしこれは対象が脳と発信器官を兼ねた電子頭脳だった)。
また『のび太の大魔境』では1つが1人分として扱われていたが、『のび太の南海大冒険』では改良されたのか、食べかけのものでも効果を発揮していた。
このせいでこの道具に関する科学的考察はほぼ座礁してしまっている。

唯一の有力説は『ナノマシン説』である。

食べ物であることから様々な味のバリエーションがある。
確認されているだけで『お味噌味』(日本誕生)、『青海苔味』(ドラミちゃんの所有物)、『アイス味』(わさドラ版『雪男のアルバイト』)、『しょうゆ味』(ひみつ道具館での台詞、新・日本誕生*2)、『カレー味』(ひみつ道具館での台詞より)がある。
なお、ドラえもん曰くこれらは通常のものより高額であるらしい。

使用時には相手に食べさせる場合と、ドラえもん達が食べる場合とがある。
効率で言えば話者の少ない言語側が食べるほうが使用量が少なく済んで簡単だが、用意した食品を相手に食べてもらうにはある程度の信頼関係を築く必要がある。
そのための意思疎通がそもそもできない状態で出てくる道具のため、人数は関係なしに効果を知っているドラえもん達が食べる方が話が早い場合も多く、一概にどちらがよいとは言えない。
また突然事件等に巻き込まれたり、問題解決のために別の言語の場所に向かったりする場合もあり、そういう場合でもドラえもんたちが予め食べておいた方が後々都合がいい場合もある。

【余談】

名称はおそらく、「ほんやく」と「こんにゃく」をかけたもの。
おそらく。


のび太「ドラえも~んこれなんて書いてあるか解る?」

ドラえもん「どれどれ……」

Пожалуйста, добавьте / измените

ドラえもん「うーん……解らないな……でもこういう時は」

テッテレテッテテーテーテー

\翻訳こんにゃく/

ドラえもん「何々……追記・修正お願いしますって書いてあるみたいだよ。」

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最終更新:2025年03月24日 17:44

*1 作中、ほんやくコンニャク無しで地球の言語を話せるムシーカの関係者はチャペックのみ。

*2 串刺しの玉こんにゃくタイプ