赤ワイン

登録日:2012/01/07(土) 16:26:44
更新日:2024/01/09 Tue 16:50:36
所要時間:約 4 分で読めます






当記事は飲酒を勧める物ではありません!!
また、20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。


もしも酔っ払いが有罪なら、
ワインは無罪だ。

フランスのことわざ


概要

赤ワインとは、皮が黒いブドウから造られるアルコール飲料である。
単に「ワイン」と呼ばれる場合、他の果汁を主原料とするものは含まない。
日本の酒税法では「果実酒」に分類されている。

基本的には濃厚さと渋味が特徴で、ワインの中では概ね好き嫌いが分かれる部類にある。
ワイン初心者はまずは渋味の少ない赤ワインを選んだり、他のワインを選ぶ方が良いだろう。


ちなみに高級ワインの多くは長年寝かせていることが多いことで有名だが、
長年熟成できるのは、本当に高級なごく一部のワインに限られる。
ちなみに高級ワインだからと言って必ずしも美味しいとは限らない模様。
また、熟成したワインがどれも同じように高くなるというわけではなく、生産年、地域、作り手の知名度などにより価格は大きく異なる。

作られてから間もないワインは渋味がきつかったりするので、しっかり栓をして一晩~数日寝かせた方が良い…とされることもあるが、
特注ならともかく、日本の小売店に並ぶ品物については陳列開始時点でそういった時期は大体過ぎていると見た方が良いだろう。
更に日本は気候から基本的にワインの保存には向いておらず(専用の施設などなら話は変わるが)、
時間が経つと酸味が強くなったり風味が劣化しがちである。

要は一般人はむしろ早めに飲むことをお勧めする。
一応未開封の状態ならばそれなりに長保ちする。



お供は肉料理などと合わせるが、料理の味付けやワインの種類によっては魚料理と合う場合もある
チーズと赤ワインは王道の組み合わせのように見えるが、むしろ白ワインのほうが合う場合が多い

冷やしすぎると苦みが増すので、常温で飲むのが基本。冷蔵庫に突っ込んじゃダメよ。
…と解説している場合も多いのだが、これは概ねフランスでの飲み方によるもので日本の気候に適しているとは全くもって言い難い。
何故ならこの(フランスでの)常温とは14~17℃くらいと言われており、更に軽いタイプのものだと10~12℃が適温だと言われている。
湿度も日本とフランスとでは大きく異なる。

要はある程度冷えていないと基本的に飲みづらい。
『赤ワインは常温で』と挑戦した場合、最悪赤ワインどころか、「ワインは金輪際飲まない」ということになったりする。


ボトル一本=0.75リットル
(メーカーによって差異はあるが)


基本的に白よりアルコール度数が高い。
抗酸化物質であるポリフェノールは、白より圧倒的に多く含まれる。美容や健康を意識する人は、赤を選ぶ人が多いとか。
しかし、抗がん作用に必要な、赤ワインのポリフェノール成分であるレスベラトロールは、赤ワインを毎日1リットル以上飲まないといけない。

赤ワインよりチョコやココアのほうが多く含まれているけどね!
というか毎食後緑茶を湯呑みで一杯飲むほうが(ry



他、アルツハイマー等の認知症に効くという結果が出ている。こちらは毎日250㏄以上飲むのが前提。


もっとも、ワインの飲み過ぎで健康を害したなんて話は珍しい話ではない。
健康飲料などとは思わず、飲み過ぎには注意しよう。




<代表的な品種>
カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、ピノ・ノワール、ガメイ


秋口に話題にあがるボージョレ・ヌヴォーは、品評用にめちゃくちゃ早く出来るというだけで、ぶっちゃけゲキマズなワインである。
本来は試飲して業者がその年のワインの出来を知るためのものでしかなかったため、現地民はそもそも飲まない代物。
そういった経緯を知ってなお飲もうとするのは止めないが、有名だからってワイン初心者がいきなりこれに挑戦するのはお勧めしない。

ただ、製法が洗練されたのか、古い通常のワインを混ぜているのか、実は古いワインそのものなのか、何なのかは知らないが、
昨今のはそこまで激マズではないとされる(美味しいと言われることもあまりないが)。
繰り返しになるが、話題になりはじめた当初のボージョレ・ヌヴォーはそれはもう本当の本当に凄かった。渋みや酸味が本当に。

ちなみに村名を名乗るボージョレもあったり、『普通の』ボージョレワインもあるので、
「ボージョレ」とついているからと言って一概に「企業の策略にかかってる馬鹿共めw」とは言えない。


年代物の高級ワインには、底に澱が溜まっている場合がある。
この澱は無害だがおいしくないので、一緒に飲むのはおすすめしない。

澱を簡単に避けるには、一度濡らして乾燥させたコーヒーフィルターでこせばいい。


時間に余裕があるなら

1.ボトルを一週間以上立てる
2.澱が底に沈んだら、コルクを抜き、空ボトルに移し替える。このとき、懐中電灯を置いて澱が少しでも見えたら移し替えを止める。
  移し替えは一旦始めたら途中でやめない。
3.ボトルの底にちょっとワインが残るが気にしない。

以上の行為をデカンタージュといい、日本語訳は「上澄みを移し替えること」という意味。



余談

イギリス人が、
「飲み残したワインは空気に触れるから酸化する。だったら、ワインの表面にシールド張ればいいんじゃね?!」
と、炭素と窒素を混ぜたガスを噴射するスプレーを作ったが、はっきりした効果は不明らしい。
フィクション作品では、相棒亀山薫がこのガスの有無を味覚で直感的に察知したことがある。


追記・修正は渋味の角がとれてからお願いしますぞ。

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最終更新:2024年01月09日 16:50