リュート(ハーメルンのバイオリン弾き)

登録日:2011/04/22 Fri 02:52:39
更新日:2024/05/22 Wed 08:59:48
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近隣に魔族に襲われてる風があれば
己の命をかえりみず戦い
平和と幸福をもたらした人類の守護神


人はね…
自分の“力”を 愛しい人のために使うことができたら…
後悔など しないんだよ


ハーメルンのバイオリン弾きに登場するキャラクター。

声:宮田始典

概要

「人類の砦」スフォルツェンド王国の第1王子にして大神官。別名「スフォルツェンドの魔人」「人類の守護神」「人類の守護闘神」
スフォルツェンド第2王位継承者にして女王ホルンの息子でフルートの兄にあたるが、スフォルツェンド王国は女王が治める国であるため、第1王位継承権者は妹のフルートになる。

ビジュアルはどこか儚げな雰囲気の漂いながらも、明るい快活な笑顔の似合うかなり童顔の美青年。
また背中には強大な法力を持つ証として十字架の痣が大きく刻まれている。

名前の由来はヨーロッパの撥弦楽器「リュート」から。

人物

一人称は「ボク」
強く優しく賢く頼もしく、広く民に愛されている慈悲深さと高いカリスマ性の持ち主だが、フルートのことが大好きなシスコン。
大好き過ぎて、力一杯抱きしめて骨を粉砕したり、力一杯たかいたかーいして天井にぶつけたりしていた。そして、ブラッディ(ry
リュートのせいでフルートは通算17回死にかけ、その度にホルンが治療していた。
そんなんだから、フルートはなかなかリュートになつかなかった。
フルートにはなつかれなかったが、国民(他国も)には大変人気があり子どもたちにもなつかなかれている。
小さい頃のクラーリィ・ネットもその一人。後に彼を慕っていた子供たちも成長し、「スフォルツェンド聖十字軍王家親衛隊(クルセイダーズ)」と呼ばれる公国最強の精鋭部隊へと成長している。
魔法研究をひたむきに楽しむ無邪気な一面もあり、古い古文書を読み漁って古代魔法の探究もちょくちょく行っている。まあ魔法が好きすぎてギャグパートだとフルートや兵士を巻き込んでたりするが

一方でその優しさから人々の生活や幸せを踏み躙る魔族への怒りは強烈で、いざ戦いとなれば獅子奮迅の活躍で魔族を容赦なく滅殺する。
慈悲深く優しい性格であることは間違いなく彼の美徳ではあったが、その強すぎる力故にハーメル一行のように同じ場所に並び立ち支え合える仲間がいなかったのもまた事実。
優し過ぎるが故に己の身体の負担や疲労も顧みず、苦しみを笑顔で覆い隠して全てを気負っていたところもあり、魔族の侵略に抵抗できない弱い近隣国の救援に奔走し続けていた点を母ホルンには心配されていた。

また優し過ぎるが故にありとあらゆる動物にやたら好かれる。
大量のハトが懐いてリュートに近寄るのは序の口で、セイウチや象、鰐、虎、アナコンダすらもリュートを好きすぎてまとわりつくため、大量の動物達に纏わりつかれて圧殺されかかるというある種拷問じみた状態に陥ったこともある。


◆主な活躍

本編の20年以上前、トロンの生まれる5年前に、ダルセーニョ王国は重大な危機を迎えていた。
幻竜軍の第3大隊に完全に包囲され、ショーム王妃は幻竜王ドラムの副官スティックスに捕らえられていた。
その時リュートがどこからともなく現れ、包囲していた500はくだらない幻竜軍をたった1人で全滅させ、ショーム王妃をも救い出す。

VSスティックス。
魔法が効かないマントというチート装備のスティックスだったが、そんなことは最初っからわかってたリュートは、あらかじめ護符を鳥に変えて呼んであった。
その護符で動きを止めて、メガトンパンチ!
「コケにしやがってェ」
と、本当の姿、三ツ首の飛竜(ワイバーン)を見せたスティックス。

"本体"をさらせば、強力な耐魔法マントも使えない……終わりだよ…

一撃でバラバラにされてしまう。
最後の悪あがきで、国王と王妃を食い殺そうとするが地面に落ちた護符がつながり、魔法陳が完成。
餓哭喰嚙嚥魂(ブラッディ・デス・イーター)』で、逆に食い殺されてしまった。
こうして、ダルセーニョに平和が戻ったのでした。


◆第1次スフォルツェンド大戦


VS幻竜王ドラム。
当時幼かったクラーリィの目の前で母親を惨殺し、遺体を見せつけた挙げ句クラーリィもじわじわ嬲り殺しにしようとしていたドラムを怒りの表情で振り下ろした拳の一撃で無力化し、クラーリィに涙を流しながら避難を促す。
ハーメル達があんなに苦労したり、魔界一タフらしいけどパンチで一撃。
副官より早くやられた上に、後の展開でドラムはリュートにまた痛い目に遭わされる事になる。


VS法皇ピック。
魔法で一撃でした。
悪魔軍の長、悪魔王(エビルスマスター)。
耐魔力は魔族一らしいが、呪文を直接体に書き込まれ、噛ませ犬としての役目を全うしました。
リュートの一番の被害者かも…。


VS冥法王ベース
ドラムを一撃で倒し、山も吹き飛ばすリュートの法力を込めた拳。
だが、ベースにはまるで効かず両腕を折られてしまう。

脆いな…人間というのは…
少しなでただけで…砕けてしまう 脆弱なものだ…

騙し撃ちのような形だが、ありったけの法力を使いなんとかベースの体を吹き飛ばすことには成功…。
しかし、首だけでも全然平気なベース。
最後の手段として、自爆を試みるがギータに喉笛を刺され、阻止される。
さらに、足を刺され、両目を潰され、魂を抜かれるも、最後の最後はフルートを捕らえていたギータの顔面を殴り飛ばして救出を果たす。

うっ腕を折られ……
喉を突かれ…足を斬られ 目を潰され…魂を奪われ
とっくに死んでるはずだぞぉー!

法力を振り絞りフルートを転移させることでなんとかフルートだけは助けることはできたが戦死。安らかな笑みと共に英雄は逝ってしまった。

これからの…君の運命は…
数々の苦難と…悲哀に満ちているかもしれない
でも…負けずに…精一杯生きて欲しい…
力強く 優しく
フルート…君に…

幸福と 勇気を

だが魔族の狙いは、箱でも鍵でもなくリュートだった。
古くなったベースの肉体の代わりにリュートを聖杯とするという目論見の元、その骸は魔族により滅多刺しにされて生き血は魔族の喉を潤す糧に使われ、死体は反魂の法によりベースに操られる人形と化し、死後その尊厳は徹底的に侮辱された。
いつもベースの首を持っている若い男こそ、反魂の法により操られているリュートである。
通称兄ベース。
これより、冥法王ベースとしてリュートは過ごすことになり、長きに渡り人類の殺戮に手を染めることになってしまう。


◆最終決戦


VS大神官クラーリィ
かつてリュートに救われた者達で構成された精鋭部隊やクラーリィ旗下の部隊を相手取り、クラーリィに同行していたフルートに見せつけるが如く彼らを圧搾するように聖杯にしつつ一方的に壊滅状態に追い込む。
更にホルンが回復魔法の酷使で寿命を使い果たし亡くなった事実をフルートにぶつけて動揺させ、嘗てのリュートと同じように喉を潰して無力化する。
クラーリィも両手足を吹き飛ばされながらも、霊体となったホルンの援護を受けてベースの眼帯にあるリュートの魂をなんとか奪還。
実に15年ぶりのリュートが復活する。



VS冥法王ベース。

強くなったね…君はもう…
立派な大神官だよ…

き…貴様!やはり死んでいるな!!
魂をなくして…わしの人形となって なぜだ!!なぜに!!きっ
貴様…動け………!!

それが"想い"ってヤツだよ…ベース…
魔族には…おまえたちには…わからない…
15年前の決着をつけよう…

奇跡など…ひっこれは…メギドの()!!!

これで君が蘇ることはもう…ない… 塵となって黄泉に帰れ…

「骸でありながら再復活し自身の支配も脱する」というベースの想像すらしなかった事態でもお構いなしに周囲を取り囲む冥法軍を一蹴。
リュートはベースが全く理解できない"想い"で動き、メキドの火でベースを塵に変え、ベースとの因縁に決着をつけた。

ようやく復活したリュートだったが、魔族に関わりすぎたために、体が石になり砕けてしまう。
魔族が寿命で石になるのと同じように。

最後は、ホルン様と一緒にフルートに別れを告げると、笑顔で消えていった。

フルート 君に…

"幸運"と "勇気"を


実力

その法力は人類史上最大と言われ、魔族からは"恐怖"を、人類からは"尊敬"を込めて「スフォルツェンドの魔人」と呼ばれていた。
優し気な童顔に反して、戦闘スタイルは強大無比な法力を駆使した超人的な身体能力によるステゴロという超肉体派。
加えて知恵や魔法の才にも優れ、得物として身の丈以上のサイズを誇る十字架型の鈍器のような刀身の大剣を自在に振り回し法力の触媒としても併用する。

幻竜軍の大隊1つを1人で容易く全滅させ、幻竜王ドラムをワンパンでKO、悪魔王ピックを1人で滅ぼしたほどであり、純粋な人間としては間違いなく劇中最強の漢あったが、冥法王ベースには及ぶことはなかった。
ベースによれば「人間の域を超えてむしろ魔族に近い方」とベースにしてはかなり高評価を下しているが、その上で人間の肉体では巨大な法力に耐えきれていないとも評している。

ちなみに占いも得意でかなり当たる。
  • 「フルートの薔薇色の人生は?」…死神(DEATH)。
  • 「フルートはどんな素敵な恋をするのかな?」…悪魔(DEVIL)。
  • 「どんな幸運をつかむのかな?」…愚かもの(FOOL)。
頑張れフルート。

主な使用法力

  • 聖魔炎滅(ジャスティス)
“破”…“邪” “滅” “殺”
聖魔炎滅(ジャスティス)!!

ヨハネの黙示録にもある、この世の終わりにすべての邪悪を焼き尽くすとある「メキドの()を召喚し焼き尽くす魔法。
大剣の切っ先に埋め込まれたレンズ型の円法陣を介することで、広範囲に炎の矢を飛ばし爆撃を行うこともできる。
おそらくリュート最大最強の法力。ベースもこれで倒された。

  • 餓哭喰嚙嚥魂(ブラッディ・デス・イーター)
3世紀も昔の古文書を解読して編み出した、巨大な魔物の口を地面に呼び出し対象を食い殺す魔法。
リュートのお気に入りなのか、登場回数は多い。
シュリンクス王は、皮肉にもこの法力に助けられ、この法力で命を奪われている。
ちなみにフルートも食われました。

  • 氷縛結界
対象を氷漬けや氷の刃で突き刺し、相手を動けなくする。
かなりの高等呪文らしく、クラーリィには使えない。
ドラムは、これのせいで負けたようなもの。
ちなみにフルートも(ry







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最終更新:2024年05月22日 08:59