ほしにく

登録日:2011/11/14(月) 12:52:39
更新日:2023/06/19 Mon 11:23:37
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ほしにくとは

①生肉を乾燥させて作る保存食、干し肉。意外とそのままでも長持ちし、適切に管理すれば1年を越えて貯蔵できるため、当該製法の開発により、太古の人類の食糧事情は大きく改善されたと言われる。
作り方は、まず、肉を調味料等に漬け込み味を調える。その後、乾燥させる。当然、湿気の多い場所での乾燥工程は難しく、長時間にわたって風を当て続ける等手間が必要になってくる。
さらに、火で燻したり、冷凍したり、密封するなどして熟成させる。
これを繰り返し完全に干からびるまで行う。

食料の保存技術が未成熟な社会において、携帯食料としては貴重な動物性タンパク質の栄養源となるため、マンガやアニメの旅の途中の食事シーン等でも見かけることがあるだろう。

FINAL FANTASY Ⅵに登場する回復アイテム
150ギルでHP150回復と、買えるようになった時点ではコスパは悪くない。
ただ、フィガロ城でエドガーを先頭にすると、より回復量の多いハイポーションをより安い値段で買えてしまうので、このコスパの良さが生きるのはフィガロ城でハイポーションが買えるようになる前までなのだが。
説明文は「おなかがすいたときに どうぞ」
隠れた特徴として、アンデッド状態の敵味方に利用しても、ポーション等と違ってダメージを与えるのではなく、そのまま回復できる。「あばれる」でアンデッドになったガウや、死者の指輪を装備している味方を回復できる・・・のだが、それらが利用できる頃には150程度の回復では到底足りないので、有効活用の芽は無い。

世界崩壊前のモブリズの村でのみ販売している。どこでも作れそうなものだが、きっと獣ヶ原は乾燥により干し肉が大量生産しやすい環境なのだろう。
なお、魔石ラグナロックのアイテム変化のハズレとしてよく出るので、世界崩壊後も入手できなくなるわけではない。盗める敵もいる。

回復アイテムとしては微妙な立ち位置だが、クリアに必須のアイテムである。
ほしにくをガウに使用することで仲間にでき、これはモブリズの村に、ほしにくを奪われた、と発言するNPCがいるのがヒントになっている。

バグを利用したRTAや低歩数攻略等では、いかに無駄な回り道なしにほしにくを入手するか、が課題になることがたびたび起きる。


MOTHER23に登場する回復アイテムである。

MOTHERシリーズにおける初出はMOTHER2。食べるとHPを約150回復する。

その回復量はイーグルランド編最強の食べ物「ピザ」(スモール)をも上回る。(「ピザ(Lサイズ)」には劣る。)
ゲーム中最初に買えるタイミングは中盤、アンドーナッツ研究所(レイニーサークル攻略時)を訪れたとき。
少しシナリオを進めるとより回復量の多い「やぎバターがゆ」が購入可能になるが、それまでの繋ぎとして活躍するだろう。
キャラ(特にポーラとジェフ)の最大HP(レベル)次第ではシナリオ後半まで十分通用する。

相性の良いあじつけこものは「ケチャップ」。あえてもう一度言うが「ケチャップ」である。

上位種として、「スパイシーほしにく」(HP約250回復)や「ゼイタクほしにく」(HP約300回復)がある。
食べ合わせの相性は「ほしにく」と同じ。つまるところ「ケチャップ」である。
揚げ物とはまた違った濃ゆい味わいが約束されるだろう。…水ほしくなっちゃう?

続編のMOTHER3でも登場。序盤に出てくる代わりに、HP回復量が60になっている。
それでも序盤の回復アイテムとしては優秀な分類である。

上位種は「にどほしにく」。こちらはHP160回復。
犬のボニー専用の「イヌようほしにく」というのもある。ボニーが食べるとHP150回復。

…え?普通のアイテムなのに何故項目を建てたかって?


実はこの「ほしにく」の真骨頂は、MOTHER2のアイテムコマンド「せつめい」にある。

普段ならHPを○○回復~程度ですまされる説明文だが、「ほしにく」の場合はというと…


◆ほしにくの作り方。

◆まず

◆その辺にある肉を1ミリの薄さに切る。

◆そこら辺にある物干し竿にかけ、半年間お日様に当てる。

◆らしい。

◆食べると、HPを約150回復する。


と、ご丁寧にも作り方が書かれている。
「らしい」ので、実際に作る時は情報集めと環境の整備も始めよう。
…まぁ、MOTHER2の説明文は他にもぶっとんだ物が多いけど。

(例えば「サマーズ風パスタ」。

16世紀のサマーズ王、サマーズ3世が好んだと言われているパスタだ。当時のサマーズ宮殿には、腕に覚えのある料理人が多数出入りしていた。ある夏の日のこと、サマーズ王の妃アンナ・サマーズが「ああ、美味しいパスタが食べたい!」と…。…………。………説明が長くなりそうなので結論を言おう。食べるとHPが約110回復する。
と、ゲーム内の説明文としては最長を誇る。)

因みに「スパイシーほしにく」の場合、イヤになるほど辛い味付けをしてから干す。

「ゼイタクほしにく」の場合、ほしにく一筋60年の職人さんが作ったゼイタクな逸品であり、なんと干す時に物干し竿は使わないらしい。
まぁ、そもそも普通は使わないが。

なお、MOTHER3の「ほしにく」には、こういった説明文は無くなっている。残念。
FF6のほしにくには説明文はないが、PKスターストームのような魔法を唱える恐竜に召喚獣をぶつけると高確率で入手できる。効果量は相変わらずだが。

因みに、本来の干し肉は、肉をそのまま干すのではなく、塩や香辛料等を塗布することによって腐敗を防いでいる。
つまり、説明的には「スパイシーほしにく」の方が、作り方としては正解に近い。かもしれない。



追記・修正はほしにくにケチャップをつけて食べてからお願いします。

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最終更新:2023年06月19日 11:23