カオスヘッダー・イブリース

登録日:2010/06/29 Tue 16:25:37
更新日:2025/08/04 Mon 18:09:37
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カオスヘッダー・イブリースとは、特撮作品『ウルトラマンコスモス』第26話「カオスを倒す力」に登場した怪獣。


身長:66メートル
体重:6万1千トン

名前の由来はイスラム教の悪魔「イブリース」から。

概要

今まで様々な怪獣に憑依してきたカオスヘッダーだが、今度は人間が持つ感情に興味を抱き、拉致した人間の感情を分析。
その結果、カオスヘッダーそのものが実体化可能となった。

その最初の実体こそが、この「カオスヘッダー・イブリース」である。

攻撃手段として、両目や口から発射する強力な破壊光線や、両手から放つコスモスを吹き飛ばす程の超強力波動「クローキームーブ」を有する。
また敵を衝撃流に取り込み吹き飛ばすという応用も使用する。
コスモスのソーラーブレイブキックも防ぐ強力なバリア「クローギーバリアー」も展開したり、指をコスモスに突き刺してデータ(攻撃パターンなど)を解析するなど、豊富な特殊能力も身につけた。

東京各地で様々な人間に憑依して拉致し、感情を分析しては解放する行為を繰り返していたカオスヘッダーが、群馬県から東京へ出張していた狩野良一に憑依して感情を分析している間に、事件を調査していたムサシに遭遇。
ムサシから「カオスヘッダー」と呼ばれて「カオス、ヘッダー? それは、我々の事か?」と初めて言葉を喋り、自分がカオスヘッダーと呼ばれていた事を知る。
そしてムサシに人間に憑依する理由を問われ、「人の感情は、面白い」と答えてからムサシに襲い掛かる。
そこへ行方不明の良一を探していた息子・正太が現れ、カオスヘッダーは彼をも攻撃しようとするも、正太が良一に呼びかけるうちに、カオスヘッダーは苦しんで良一から抜け出し、イブリースとなった。

人間の「怒り」や「憎しみ」を知って強力になり、圧倒的な力でコスモスを追い詰め、とどめを刺そうとした……が、狩野親子が再会を喜ぶ様子を見ているうちに人間の「愛情」や「優しさ」という感情を理解できず混乱し身体のバランスを崩し始める。
その隙をつかれ、コスモス(コロナモード)の必殺技「ネイバスター光線」によって撃破された。


しかしこの戦いはほんの序章に過ぎず、実体化を得たカオスヘッダーの猛攻はやがて
メビュート」「カオスウルトラマン」「カオスウルトラマンカラミティ」「カオスダークネス」と進化し、コスモスを追い詰めていく。

だが同時に、この戦いでカオスヘッダーが感情に興味を抱き、また優しさの感情に負けたという事実が、最終的にカオスヘッダーとの決着の大きな鍵となるのであった。


追記・修正は愛情と優しさの感情を理解できる方がお願いします。


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最終更新:2025年08月04日 18:09