クイナ・クゥエン

登録日:2011/02/18(金) 12:36:56
更新日:2020/09/14 Mon 03:30:58
所要時間:約 4 分で読めます





「好きなことやってて悪いアルか! だけど…たまには叱って欲しいアルよ…」






  • クイナ・クゥエン(Quina Quen)

種族:ク族
性別:?
年齢:70〜90歳?
利き腕:両利き

「クイナ・クゥエン」は『FINAL FANTASY Ⅸ』の主要登場人物の一人。
謎多き「ク族」の若者で、「ク族」の宿命たる「食」を極めるべく修行を重ねている。
……が、どうにもマイペースで、折角外の世界に修行に出たにも関わらず“食べ慣れたカエル”の棲む故郷の沼に舞い戻ってしまい、師匠のクエールを悩ませている。

そんな調子であったからか、「ク族」の沼をついでに訪れたジタンにクエールはクイナを同行させるよう依頼。クイナもまた「命」を守る戦いに加わる事になるのだった。

大義は無い様に見えるが「食」へのこだわりは強く、空気を読まない様でいてクイナの行動が突破口となる場面もある。
実際ムードメーカーとして厳しい戦いの中にあっても仲間達を支えた。

戦闘で使う武器はフォーク。威力にバラつきが出るのでやや使い難い。
「ぬすむ」でワンランク上の武器が手に入りやすいこともあって、序中盤は物理攻撃メインでも十分戦える。パーティの都合上肉壁が多いほうがいいという面もあるが。
狩猟祭のザグナルから盗める「ニードルフォーク」は石化の追加効果があり、「オークスタッフ」と並ぶ低Lv攻略の必需品。
なお、ゲーム中のヘルプでは"戦闘用"のフォークと説明されるが、農具あるいはその改良型といったものではなく、食器のフォークをそのまま大きくしたようなものを用いる。
もっとも、刺突系の槍にしてしまうとフライヤの得物と被るし……。

固有コマンドは「たべる」(「トランス」時は「調理」に変化)と「青魔法」。
トランス時の外見は、顔面が黒くなるほか、全体的に師匠のクエールと似た姿になる。



【出自】
「霧の大陸」の「ク族」の沼に師匠クエールと共に暮らす。
ゲーム中では仲間に入る以前にも序盤の「アレクサンドリア」城内の厨房でせっせと調理に励む姿が見られる。
他、「狩猟祭」に参加している「謎の食通」とはクイナの事で、これが修行に出ていた間の行動である。
余談だが、ジタンとフライヤの両者が倒れた場合はビビが優勝するため、「謎の食通」を優勝させることはできない。

そうして修行を重ねていたクイナだが、食べ慣れた故郷のカエルに優る物は無いと悟り結局は故郷に舞い戻った。

ジタンらと行動しつつもマイペースを貫くクイナだが、「食」の観点から真実を見抜き、また差別と云う概念も無い為に何気ない一言が深い印象を与える事も多い。

一方で珍味のチョコボの卵を狙ったり、モーグリを食べようとしたりと周囲を戦々恐々とさせる場面もやっぱり多い。

仲間になるキャラクターとしては、唯一プレイヤーの任意で加入時期を選ぶことができる。
DISC1で仲間にせずに進めた場合は、DISC2にて加入する。(強制)



【関連人物】

  • クエール
師匠。
「ク族」はどこぞの暗黒卿と同様、師弟一組で「教え」を伝えていくシステムの様である。
かつては自らにも「師匠」が居たが、その「師匠」がおかしくなったと思い彼の許を離れたと云う経緯がある。


パーティでは特に仲が良く、一緒の場面も多い。
選択肢次第では「コンデヤ・パタ」で……


  • ジタン・トライバル
パーティのリーダー格で保護者。
旅を通してクイナもジタンに懐いている。



【たべる・調理】
モンスター吸収で会得出来る特殊魔法である「青魔法」を修得する為の手段。
「たべる」は敵HP1/4で吸収。
「調理」は敵HP1/2で吸収。
トドメに使うのも有効だが、パーティの攻撃力が上がってくると今度はHP調整に手間取ることも。


【青魔法】
「青魔法」のアクションアビリティを使用する。
クセのある魔法が多いが、使い方がわかっていれば非常に便利なツールとなる。
初期状態では何も修得していないので、彼を使うつもりなら積極的にモンスターを食べさせる必要がある。

+主な青魔法の効果・性能(抜粋)
〇ゴブリンパンチ
 ゴブリン系の敵から修得。
 威力はあまり高くないが、なにげに魔法攻撃扱いで、「たたかう」のダメージのムラが気になるならこれで攻撃するのも手。
 ひそかにLv一致で性能が変化*1するなど、過去作のオマージュという意味合いが強め。


〇レベル5デス
 ゾンビ系の敵から修得。
 Lvが5の倍数の敵を即死させる。青魔法の中でもとりわけ実用性が高い技。
 「グランドドラゴン」狩りやデザートエンプレスでの戦闘でお世話になったプレイヤーも多いのではなかろうか。


〇死のルーレット
 「ゴースト」や「ヘクトアイズ」などから修得。
 敵味方のうち1体をランダムで即死させる。
 FF9はメモリの容量的に敵の数が少なめで、闇雲に使うと味方に当たる可能性が高く、損な結果になりがち。
 この技の意義は一部ボスの即死耐性を無視できる点にあり、運さえよければこれ一発でボスが沈む。
 こうした特性を持つため、低Lv攻略や「エクスカリバーII」を狙うチャートで採用されることがある。
 運ゲーを余儀なくされる以上、(リセット&ロードが利用できる)タイムアタックには使えるものの、実時間で競うRTAには不向き。


〇マイティーガード
 「ムシュフシュ」などから修得。
 味方全体を「シェル」+「プロテス」状態にする。
 消費MPはかなり多いのが難点だが、使いどころを見極めれば役に立つ。
 今作の防御魔法は時間経過で解除されてしまうため、ATBの設定を「ウェイト」にしたうえでのコマンドの開閉は半ば必須。


〇くさい息
 シリーズでおなじみ「モルボル」から修得する。
 敵単体を「混乱」+「毒」+「スロウ」+「ミニマム」+「暗闇」にする。
 スロウ効果はボス戦でもそれなりに通るため、開幕でとりあえず使っておくのもあり。
 余談だが、裏ボスである「オズマ」が使用する全体物理攻撃「カーズ」は、追加効果・演出ともにこれの全体版といった性能。


〇リミットグローヴ
 「マンドラゴラ」や「アックスビーク」等から修得。
 普通に使うと大概missになるのがオチだが、クイナの残りHPが1のときに使うと9999の固定ダメージを与えるという公式チート
 自身および対象の能力値の影響を受けないため、低Lv攻略やタイムアタックでは多用される。
 HPの調整には、「フェニックスの尾」では乱数が絡むため、後述の「リレイズ」やサポートアビリティ「おまじない」を利用するのが手っ取り早い。
 発動条件を整えるのが若干手間なので、そもそも修得していなかったり、効果に気づかなかったりと、制限プレイ以外ではあまり日の目を見ない技かもしれない。


〇夜
 「ニンフ」などから修得。
 敵味方全体を「睡眠」状態にする。基本命中率100%
 効果が味方にも及ぶため扱いづらい印象があるが、今作ではサポートアビリティで簡単に無効化できるため、実用性はかなり高い。
 DISC1で「グランドドラゴン」狩りに挑戦する際にも要となる技。


〇ツイスター
 主に「赤竜」から修得。
 敵全体に風属性のダメージを与える。防御力無視。
 計算式上は属性のある「メテオ」といった性能で、ダメージのバラつきは多いが対象の防御力を無視するため、青魔法の攻撃魔法の中では強力な部類。
 飛行型の敵の弱点を突けるため有効な場面も多い。
 DISC3のイベント戦(赤竜)を逃すと、DISC4に入るまで修得できなくなってしまう点に注意。


〇アースシェイク
 主に「アダマンタイマイ」から修得。
 なにげにボス敵である「土のガーディアン」を「たべる」or「調理」することでも修得可能。
 青魔法の中では素直な性能で、全体攻撃でありながらパワーはガ系黒魔法と同等以上と、コスパが良く使いやすい魔法。
 しかしながら、飛んでいる敵には無効で、土属性で弱点を突ける敵がいない*2ため、そういった部分では見劣りする。


〇天使のおやつ
 主に「アイロネート」から修得。なぜか「霧の魔獣」や「ベヒーモス」にもこの技が設定されている。
 味方全体に「万能薬」を使用する。
 一見、"万能薬と同等の効果を味方全体にかける技"と解釈しがちだが、手持ちの万能薬は実際に消費する。
 とはいえ、複数人かつ多数のステータス異常を一気に解除できるため、実用性は高い。
 裏ボスの使ってくる特殊攻撃への対策としても有用。


〇カエルおとし
 ク族の沼に出現する「ギガントード」から修得。
 「『カエルとり』で取ったカエルの数xクイナのLv」の固定ダメージを与える。
 ヘルプテキストでは"物理ダメージ"としか表記されていないが、魔法攻撃扱いで対象の睡眠状態を解除しない。


〇ホワイトウィンド
 「ズー」「グリフォン」などから修得。
 味方全体のHPを回復する。回復量は魔力依存ではなく、使用者の最大HP1/3を回復する。
 DISC1中盤からDISC2序盤にかけて、白魔法の使い手が長期離脱(別行動)するため、クイナにこれを覚えさせておくと戦闘がいくぶんラクになる。
 クイナのLvが低いとたいして回復せずあまり役に立たないことも。
 「パワーベルト」や「ダークマター」を持たせてクイナの力を伸ばし、最大HPを高くしておくと性能が上がる。


〇リレイズ
 「キャリオンワーム」「いただきキャット」「ヤーン」等から修得。
 味方単体に自動復活の効果を与え戦闘不能を予防する。
 効果は言うまでもなく有用で、全滅から立て直せる可能性すらある。
 強敵との戦いではとりあえずかけておいてもいいくらい。
 なお、復活時のHPは必ず1になるため、「リミットグローヴ」の発動条件を満たすうえでも好都合。



【カエルとり】
クイナがパーティに居る時に各地の「ク族」の沼に行くと「カエルとり」に挑める。
「ク族」の沼の位置と特徴は以下の4つ。

「霧の大陸」
●難易度:ふつう
●繁殖率:ふつう
●成長スピード:ふつう

「外側の大陸」
●難易度:難しい
●繁殖率:高い
●成長スピード:速い

「ラナール島」
●難易度:ふつう
●繁殖率:高い
●成長スピード:速い

「忘れ去られた大陸」
●難易度:簡単
●繁殖率:低い
●成長スピード:遅い

カエルをつかまえた数により様々なアイテムをクエールから貰える(最強武器もこの方法で入手)。
また青魔法「カエル落とし」のダメージ量にも関わり、通常攻撃(フォーク)の威力がバラつくクイナにとっては重要なダメージ源となっている。

繁殖率は、大人のカエルをつがいで残しておくとより高まる(更に繁殖を早める金のカエルなんてのも居る)。
ちなみに、子供のカエルや黄金のカエルにも性別はちゃんと存在するが、直接確認する方法はない。


※以下ネタバレ































【本編での活躍・動向】
DISC2でのクレイラ崩壊時には、直後にスタイナーが加入する都合で黒魔道士のテレポットに乗り遅れてパーティから離脱してしまう。
……が、一行が外側の大陸への抜け道を探す過程でク族の沼を訪れた際に再会*3を果たす。
召喚魔法の直撃に巻き込まれたにもかかわらず無事に生還している。ギャグキャラ補正のような気がしないでもないが。
一応、クイナのほかにもクレイラの街にいた人物のうち、パック、フラットレイ、スティルツキン、杜の神官キルデア*4など生存者は何人かいる。
こいつらもこいつらでどうやって助かったんだか。

外側の大陸ではコンデヤ・パタ山道に入るまで同行し、エーコと入れ替わる形で離脱する。
ただ、パーティを離脱してからもイベントシーンでの出番はしばらくある。
エーコの料理イベントでは釣り上げた彼に協力を仰ぐ展開があり、プロの料理人としての一面が見られる。

イーファの樹での戦いの間はマダイン・サリでモーグリ達をこき使って釣りに明け暮れている。
戦いが終わるとジタン達はアレクサンドリアに戻ることになるが、置いて行かれたと思ったクイナは海に飛び込む。
そして長い漂流の末、トレノに流れつくが、そこではジタンとの合流は叶わず、空腹のあまり水路に身投げして落ちてしまう。
最終的にはリンドブルムの船着き場に流れつき、ピクルスの無銭飲食でお叱りを受けていたところでようやくジタンと合流*5する。

ブルーナルシス(船)入手後はそのままラストまで同行する。
エンディングではオープニングと同様に厨房で腕を振るっている。


【クワン洞イベント】
クエールの「師匠」とはビビの「おじいちゃん」クワンの事であった(ぶっちゃけバレバレだが)。

かつて「究極の食」を求め、これまでの「ク族」とは別の方法を模索するクワンの姿にクエールは師を見限り、一人立ちをしていた。
クエール自身は自分が「食」の道を極めつつあるとの自負を持っていたが、弟子と別れた後のクワンはビビとの出会いにより、遂に『(クエールも想像だにしない)究極の食』へと至る道を見つけ、満足の内にこの世を去っていたのである。

クワンとクエールは道を違え、クエールはかたくなにクワンを否定するが、そのクエールの弟子であるクイナは「命」を守る戦いの中で、クワンの説く究極の食を悟るまでに成長していた……。

この三代に渡る「ク族」の物語の結末は、ゲーム終盤の「クワン洞」にて見られる。


他にも、DISC3の序盤、トレノでの散策時(カードゲーム大会中)にとあるATEを発生させ特定の選択肢を選んだ後、街の外に出てここを訪れるとちょっとしたイベントがある。
洞窟内にはビビがいて、ここでおじいちゃん(クワン)に釣られた拾われたというエピソードが聞ける。

「クワン洞」にはDISC2のダガー(ガーネット)でも訪れることができ、落ちているアイテムを回収したり、壁の文字や壊れた時計を調べたりすることはこの時点でも可能。
このときは操作キャラがダガーなので、壁や時計を調べた際のテキストは彼女の感想を交えたものになる。





追記、修正……この項目はそうでもしないと食べられないアルよ。

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最終更新:2020年09月14日 03:30

*1 防御力無視かつ威力上昇。

*2 サラマンダーの奥義「呪い」の効果で土弱点になった場合は除く。

*3 DISC1で仲間にしていなかった場合はこれが初対面になる。

*4 シナリオ後半にてダゲレオという街で再会できる。

*5 このとき所持金が100ギル未満だとクイナは自力で逃走したのち合流する。