ダッチワイフ

登録日:2012/01/02 Mon 21:31:02
更新日:2025/03/26 Wed 00:41:11
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ダッチワイフとは、主に男性の性的欲求を発散する目的で開発される、女性型の人形である。
ちなみにダッチとはオランダのこと。
かつて植民地競争のおり、仲が険悪だったイギリス人が侮蔑対象を何でもかんでも「オランダ人の〇〇」と呼んだことが由来と言われる。

なお、「ダッチ」という表現がオランダ人に対する差別的表現とされるからか、近年においては「ラブドール」と呼ばれる事が多い。
風船型のものは「エアドール」とも呼ばれる。

多くが等身大の女性を象っており、実際の人間のようなリアルな顔つきのものが多い。
近年は、アニメキャラクターを模した顔つきのものなども存在する。

法律により、日本では女性器を直接造形したものは製造出来ないため、股間にはオナホールなどを収納出来るスペースがある。
また、肛門などにも挿入出来るようになっている場合も多い。

それと、少数ながら、男性型のダッチワイフ(ダッチハズバンド?)も存在する。ウホ…!じゃなく、女性向きの。

等身大の着せ替え人形としても楽しむことができ、そちらを目当てに愛好するユーザーも少なくない。


■主な種類


◆風船型

人形型の巨大ビニール風船。世に言う空気嫁。
造形は簡素だが、安価さが魅力。
トルソータイプのシンプルなものから、特定の体位を取れるようにしたもの、ウィッグなどのオプションパーツでカスタマイズできるものなど様々。


◆ぬいぐるみ型

抱き枕やぬいぐるみ状のもの。
近年はアニメキャラクターの抱き枕を改造して使用する人もいるらしい。


◆ラブドール

上記とは一線を画す高級品で、数十万円と非常に高価。
だが、シリコン製のその肉体は芸術の域にまで達していると言っても過言では無いほどの造形美。
造形を第一にしているため、口は開かない場合が多い。

デリバリーや風俗店などでレンタル出来たりもするが、損傷したらかなり高額な支払いを要求されるので、無茶はしないように。

某城ヶ崎氏の愛妻はこれに該当する。


■余談


使用済みのダッチワイフをゴミ捨て場に遺棄したり、山中などに不法投棄したものが死体だと誤解され、大騒ぎになった事がある。

このような不届き者の持ち主もいれば、あまりにも愛情を込めすぎて、ラブドールと結婚してしまった方も海外にはいる。日本の技術はすごい…。

また、彼女らに別れを告げる場合には、神社による人形供養が最も最適である。 製造元によっては不要となったダッチワイフの供養と処分を受け付けている場合もあるので、廃棄する際はよく調べよう。
創作ものでは、持ち主の愛情により、意思を持って動き出したダッチワイフなどもいたりする。

ある漫画では、ダッチワイフ本人の希望により、ヘリウムガスを詰められ、大空に飛びたったと言うものもある。
遥か上空にはたくさんの仲間がいて、男性型のダッチワイフと結ばれたそうだ。

ヨシヒコというダッチワイフのプロレスラーがいる。
興行内などで人間として扱われ、自らの意思で動いているものとして扱われるのがお約束となっている。

ダッチワイフとは、孤独な心の隙間を埋めてくれるものである。
過剰に愛するのは考えものだが、せめてひとときは本当に愛してあげよう。


追記・修正は、ひとときの恋人に思いを寄せながらお願いします。

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