赤木しげる(天〜天和通りの快男児〜)

登録日:2011/12/09 (金) 04:58:38
更新日:2020/03/24 Tue 01:49:13
所要時間:約 6 分で読めます




赤木(あかぎ)しげるとは『アカギ~闇に降り立った天才~』の主人公。また、『天~天和通りの快男児~』の登場人物である。

この項目では『天』での赤木しげるを紹介していく。

アカギはこちらへ。


2巻にて敵として初登場。この時点で42歳だった。
白髪と白地にストライプのあるスーツに虎柄シャツが特徴の中年。顔つき自体は若い頃と特に変わっておらず、『アカギ』時代の彼にシワを足した感じか。
髪型も特に変化はない。

ただ性格は若い頃と比べるとかなり丸くなっており、登場初期の頃は何故か少し江戸っ子口調が入っていた。
常に飄々として掴み所のないマイペースな性格をしており、そのマイペースさは深夜3時にふぐが食べたいと駄々をこねてふぐさしを作らせ、一口食べて残りは組員の正木君にあげてテロ…テロ…と泣かせてしまうほど。
「この世で一番美味いもんを知ってるか?」と聞いて望んだ答えが返ってこないと拗ねる赤木さんはかわいい。
酒はブランデーがお好きらしい。

天が必死に東西戦メンバーを探している時にちゃっかり金光&鷲尾と一緒にハワイに行っちゃったりしてる。
赤木さんはゴルフを楽しんだようです。

赤木「いやあ、スコア90は強敵でしたね」

海外旅行に行くにあたりパスポートは必要なので、一応家(というか戸籍)はちゃんとある模様。
ちなみにこの際、井川ひろゆきにハワイまでストーカーされた。


そんな彼だが勝負事に対しては非常に真摯であり、どんなに己に有利な条件を出されようとも常に勝負そのものや信念の貫徹を優先する。
東西戦でも裏ドラ次第で敗退という場面で、ひろが自分のミスでこうなったのでチョンボを犯し身代わりになろうとしたがそれを止めている。

また桁外れの才気・強運・直感を持ち、天衣無縫で大胆不敵な打ちまわしで他を圧倒し魅了する。

3年ほど裏社会の頂点に君臨していたが、地位や名誉は自分を縛るだけと早い段階で引退した。
「神域の男」「100年に1人の天才」「転ばずの赤木」といわれ、数えきれないほどの伝説を持つ。
だが、その長い不敗の歴史は天貴史により初めて敗北の2文字を刻むことになった。

確かに赤木は一度引退した身であり、全盛期と比べるとその運気にわずかながら翳りが見られる場面もある。
しかし負けてなお、人知を超えた悪魔的な脅威を跡に残していく男なのである。




俺は…たとえ秀逸な項目にしろ、クソ項目にしろ…Wiki篭りとして追記し、修正したいのだ…



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飛散しろっ
赤木しげる…!

-ネタバレ注意-













1999年9月26日


赤木しげる死去

享年53歳



東西戦を終えた9年後、彼は重度のアルツハイマーにかかっていた。

すでに麻雀を理解できなくなってしまうまでに症状は進行しており、知性を保っていること自体が奇跡的な状態だった。
生前葬を済ませた後に東側のメンバー全員と西側の原田、僧我を集め、本当に赤木が死ぬ葬式は今から行うと説明する。

方法はマーシトロンという自殺幇助装置による安楽死。
スイッチを入れることで静脈と繋いだ薬物が体内に侵入し、次第に眠るように絶命していく。
なお作者の間違いなのかは不明だが、この方式の装置は厳密にはタナトロンと言い、マーシトロンとは別物。

己を大きな生命のサイクルの一環として捉えており、なおかつただ己を失い生き続けるよりも赤木しげるとして生きているうちに死にたいと自殺を決意した理由を彼は語る。

彼のいる離れに登場人物が1人ずつ赴き、まるで順番に勝負をするように赤木と面談してゆく。

旧友であり、敵として鎬を削ってきた者たち。かつて敵であった者でさえ、赤木という天才の死を防ぎたいと願ったのだ。
だがある者は説得を諦め、ある者はその生き方を認め、そしてまたある者は逆に自分自身の人生の歪を指摘され退いてゆく。

そして最後の訪問者・天の言葉に心を揺さぶられるが、彼の決意は変わらず、静かにスイッチを押し、涙を流しながらも温かく死に逝くのだった。


赤木の最期の顔は、
笑っている様に見えた。


余談だが赤木の葬式は16~18巻(最終巻)までの通夜編となっている。
おい、麻雀しろよ

またなぜか沢田は通夜に呼ばれなかった。
あくまで裏方だったからだろうか。


《関連人物》

  • 天貴史
赤木が唯一敗北を許した相手であり、最後の面会人。
家族がいる、生きることに執着するなど良い意味で対称的だが、一方で成功を積むことに固執しないなど赤木と似た匂いを感じさせる。
そのためか主人公にもかかわらず、いつの間にか主人公の座がすり替わってしまった。

  • 井川ひろゆき
天を差し置いて師弟のような関係になる。
赤木の意思を継ぎ、自分の心に沿う生き方をすると決め、雀士として生きる。
恐らく最も後の人生に影響を与えた人間だろう。

  • 原田克美
「つまらんことで死ぬな」と自殺を止められるが、逆に成功を積みすぎ、動けなくなる不自由さを「『成功に縛られた死に体の人生』を過ごしている」と指摘する。

  • 僧我三威
天のライバルが原田ならば、赤木のライバルは彼だろう。引退していたが、その腕は今なお健在。
赤木に対しては憎悪にも近い感情を抱いているが、それと同時に実力を認めている。
余命僅かとされていたが、先に赤木が死ぬことになるのはなんとも皮肉な話である。

  • 沢田
後のスピンオフ『HERO』にて雀荘さわだを経営する。
上記の通り葬式に呼ばれないという謎待遇だが、ひろゆきのように『赤木を追う者』の背中を後押しする『赤木の意志を生かす者』になる。


ちなみに福本先生は赤木しげるを青年期→中年期の順で書いているわけではなく、中年期→青年期の順で書いている。
そう、あの飄々としたお茶目な不良中年を書いた後に勝負の後には骨も残さないような厨二青年を書いたのである。
アカギがギンギラギンな剥き出しのナイフなら、こちらの赤木は鞘に収まった日本刀といったところか。
服のセンスも大分変わったようで、アカギというよりはどっちかというと凡夫寄り。マジで何があった。

とはいえ根本的なところは相変わらずのようだが……。


そして赤木を語るに外せないのが、




であろう。

墓石は削られ、墓の元には夥しい程のお供え物。そして貼られる冷えピタ。

如何に赤木が好かれているかがわかるだろう。
かつてこれほどまでに次元を越えて愛されるキャラクターがいただろうか。
神域の男は歳をとっても別領域の刃だった。

赤木「あっちが抱き枕ならこっちは墓たててやんよ」(ザワッ


ちなみにこの赤木の墓は吉祥寺のSurpasSというバーの中に併設されている。
(以前はスカラベというバーにあった)
そして、墓石のかけらが入ったお守りが売られている。
福本先生のファンなら一度は行ってみるのもいいかもしれない。もしかしたら同好の士と会えるかも。
とはいえお店や他のお客さんの迷惑になってはいけないのでマナーを守り、ハメを外さないように気をつけよう。

※バーは大人の行くところです。



余談だが13回忌法要である2011年9月25日に行われた、「アカギ13年祭」での奉納麻雀で福本先生が植田佳奈から国士無双を和了った。



いいじゃないか…!クソ項目で…!熱いクソ項目なら、上等よ…!
まるで構わない…!構わない話だ…!
だから…恐れるなっ…!
繰り返す…!追記・修正を恐れるなっ…!

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