ニセアカギ

登録日:2010/11/20 (土) 05:37:01
更新日:2025/03/26 Wed 23:27:38
所要時間:約 4 分で読めます




確率に疎い奴らを煙にまこうとしても、俺には効かねえよ?アカギさん…

ニセアカギとはアカギ~闇に降り立った天才~の登場人物。

CV:佐藤銀平
実写:毛利賢一

本名は平山幸雄
通称ニセアカギ、ダメギ

安岡がアカギの名を使い川田組の代打ちをさせていた偽物で、アカギの名を語るだけあって麻雀の実力は高い。

逆立てた白髪とサングラス、派手なスーツが特徴。
顔つき自体もアカギと似ており、年齢も近い。


凄まじい記憶力と計算能力を持ち合わせており、アカギとの初対面の時にはランダムに言われる役や向聴数を麻雀牌を伏せたまま捲り作りあげるという離れ技を披露した。

その打ち筋はその絶大なる記憶力や計算能力を駆使したデジタル麻雀。



ここからが本当の活躍

・黒服戦
料亭佐々川にて居合わせた石川の前で黒服相手に圧勝をする。
両面にできるものをシャンポンのままリーチして一発ツモ、純チャン確定形から純チャンを崩してただのピンフにするがそうでなければアガれなかった牌をツモなど、
素人目線では神懸かりにも見える実力を見せつけた数少ない勝利描写である。

ただし本物のアカギの活躍を目にした事がある石川からはこの様子から逆に「本物ではない」と疑念を抱かれ、後に本物のアカギと引き合わされてしまうことに。
この時、川田組長に言われて「伏せた状態でランダムに集めた13牌を一瞬だけ開いて見て、それが何シャンテンなのかを言い当てる」と言う曲芸をアカギの前で披露するが、
アカギからは一笑に付された上でさらに上回る芸当を見せつけられる。
何とか自身のデジタル思考によってその芸当の理屈の説明を付けてマウントを取り返そうとするが相手にされず、
そのアカギの自信を切り崩そうと仕掛けた無茶な勝負では「腕一本を賭けろ」と要求され臆してしまう*1
この勝負は川田組長の介入により腕でなく現金によって成立してしまったが、そこでもアカギに手玉に取られた上で圧倒的不利な条件を見事にクリアされ、完敗。
呆然としている所に安岡には「あの男には関わり合うな」と忠告され、以降絡んでくる事は無いだろうと思われたが…?

・浦部戦
最初は浦部相手にリードをしていたものの、徐々にレートを吊り上げられプレッシャーに潰され実力の違いをまざまざと見せ付けられ敗北する。
本来であれば浦部との対局をサクっと制した後に本物アカギとの対決が行われる予定だったらしいのだが*2
浦部に勝てずアカギが代わって貰ったため、アカギとの対決は実現せずにそのままフェードアウトする。

前回あれほど格の違いを見せつけられたにもかかわらず、アカギが到着した時点での平山は特に臆したところもなく、アカギと対等な勝負ができるかのような様子でいた。

後に川田組の組長からは偽物と判明しても確率を重んじる打ち筋を高く評価されていたが、上記の浦部戦で勝負師としての器を見抜かれ捨てられてしまう。
逆転トップでオーラス、配牌にも恵まれ、後は1000点でも和了れば勝利確定という状況でゴミ手の浦部にブラフに圧されただけでなく、
オリるのかツッパるのかはっきりしない素人のような右往左往をしてしまうというダメっぷりなのでさもありなん。
この時、石川とアカギから「凡夫」と評され、「ダメギ」と共に彼を象徴する言葉になっている。

浦部戦で潰れてから交代した治がレートを聞かされるまで善戦したこともあって場合によっては「治以下」の烙印を押されることもあるが、
これは治のときは普通に浦部が見に回ってロクに仕掛けなかったのに対し、平山が打っていた時は浦部が掛け金アップのために
意図的な引き延ばしを狙った打ち回しをしておりトップを徹底的に妨害されていたためで、実力的には治よりずっと上の人間である。




そして1965年8月1日。

山中にて平山幸雄の死体が発見される。



浦部に敗北した平山はその後昭和の怪物鷲巣厳と対戦。鷲巣麻雀という変則的な麻雀をするが、またもや平凡な打ち方をしてしまう。致死量の血を抜かれ視界は霞み意識は朦朧、息は絶え絶え、そんな状況のなかでなお麻雀を打とうとするもついに力尽きる。

平山は本来命がけのギャンブルをするタイプではないが、鷲巣麻雀は半荘6回で終了し本来は持ち点20万点からスタートしとなるため、それだけあれば無事に半荘を終えられると油断したのかもしれない。
鈴木の回想によれば鷲巣のミスを突くなど多少は善戦したが、結局は鷲巣の豪運によるツモ等で大敗を喫したようだ。

死に間際の、

「やめろー!死にたくない!死にたくなーい!死にたくなーい!!」


という彼の台詞は始めは棒読みなのにも関わらず徐々に迫真の声に変わっていく事から一番の人気があり、ネタキャラとしていじられる要因となっている。
この音声を様々に加工してMADが作られる様から「ヤーメロイド」なんて呼ばれる事も。

ちなみに鷲巣麻雀で致死量の血を抜かれ意識を保つことができたのは平山とアカギのみであり、アカギを生還させるきっかけにもなる。

この際にアカギが見た夢の中では白骨化した死体の隣にサングラスがおいてあるだけであり、アカギからしたら平山=サングラスなのである。石川さんだってかけてたのにね。
なお、なぜかこの時の平山の目はやたらとキレイだったりする。

平山の打ち手としての能力は決して低くなく、一時はアカギを名乗って世間で通用していたことからもそれが分かる。
しかしアカギや市川、浦部に鷲巣といった本作の他の強豪たちは頭脳や技術、運において秀でているだけでなく、命がけの勝負においても常人を圧倒する胆力や雀力を発揮できる。
確率では分が悪い勝負でも、絶対に勝たなければいけないなら何をして確率を捻じ曲げてでも勝とうという思考は平山には無かった。
平山はアカギが指摘する通り最初から彼らと同じ土俵に立てていなかったのだ。

後年浦部は「確率など愚か者の念仏、敗者の言い訳に過ぎぬ」とも述べており、平山は浦部にとって取るに足らない相手だったことがうかがえる。

因みに公式越境伝福本ALLSTARSにおいてはきっちり本名を呼ばれており、本編ではできなかったアカギとの対決も行っている。

…大体アカギに因縁をつけてはあっさり返り討ちにあってひどい目にあう三下役だが…
だがどう頑張っても死にはしない世界観なので救われてはいるかもしれない







余談だがこの度、一条とともに公式で萌えキャラとなった。
やったね!

  N〃 〃  〃  V
  /  〃 ゛ rヾ  
 / /ヾ  ゛ / |  
{=/  `ー―‾  
゛〃
 y_ `   〃´/‾ ル  /
〈_ `´し'_ /r- - 7
  :: ̄ 并k´ ::: に|‐|
  :_  ̄ヾ:::_-‾7 |
  | /   ̄゛ 几゛/
  | /  っ_-   |ト<
   k_∠二---  | ::
  _ハ }::::| / |::|
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最終更新:2025年03月26日 23:27

*1 そもそもこの時イチャモンを付けたのはアカギが先なので突っぱねても良かったはずの要求だが、平山は気圧されて「腕を賭けるなんてとんでもない」ことの力説に終始してしまった。

*2 アカギ自身もニセアカギとの対決を名目に呼ばれていた