赤木しげる(アカギ〜闇に降り立った天才〜)

登録日:2011/10/10(月) 05:36:17
更新日:2025/03/08 Sat 19:39:25
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面白い…

狂気の沙汰ほど面白い…!


赤木(あかぎ)しげる」とは福本伸行のマンガ『天~天和通りの快男児~』の登場人物、およびそのスピンオフ『アカギ~闇に降り立った天才~』の主人公である。
アニメ版の声優はカイジと同じ俳優の萩原聖人。ゲーム版では草尾毅

劇中では13〜53歳まで描かれているが、常に冷静で死にたがりにすら見える死生観や、狂気の沙汰としか思えない打ち筋から根本的なキャラはブレていない様子。
また一貫して白髪であり、先天的なものか後天的なものによるかはまだ描かれていない。

本人曰く「生きている実感が薄い」らしく、常に冷静かつ達観した態度でギャンブルで負けることによる破滅や死のリスクに対する恐怖心も薄い(というか、ない?)。
度胸・洞察力共に一流で、顔色一つ変えず命がけのブラフや相手の心理を計算した罠を仕掛けることから「狂人」「悪魔」と言われたりもする。

しかし実際の所、アカギが求めているのは熱い勝負そのもの。
大金や腕一本、時には命さえかけるのもそのための手段でしかない。
アカギが対戦相手から見て異常に思えるのは、勝負が「手段」ではなく「目的」という価値観を理解しがたいためという面もあるのかもしれない。

また非情というわけではなく、凡人でも覚悟を決めて勝負に臨む者や自分の責任において行動できる者には情けをかけ、助け舟を出してやることもある。


ここでは『アカギ』における赤木しげるを、年齢の若い順に説明していこう。

神域の男はこっち


【アカギの遍歴】

《13歳》

とある雨の日の夜。雀荘「みどり」にて。
莫大な借金を背負った男・南郷は貸主のヤクザ・竜崎と借金棒引きを賭けた麻雀対決に臨んでいた。
ここで負けたら借金は竜崎の娼婦を受取人とする生命保険料で精算、つまり奴らに殺されることになる。
そんな最後の勝負でも連敗し、この半荘でラスを食ったら死ぬという瀕死の状態に追い込まれた南郷。
そこに現れたのが、白い髪をした全身ずぶ濡れの少年……当時13歳の「アカギ」こと赤木しげるであった。

南郷は勝負の流れを変えるべく、ヤクザに追い出されようとするアカギを自分の使いだと偽り、中に招き入れた。
一方麻雀の方はオーラスにしてついに逆転のチャンスが訪れた。チャンタ・三色同順・中・ドラ1のハネ満をテンパイしたのである。
しかしそのために切らなければならない5筒がリーチに対して通せそうにない。
ここで負けたら一巻の終わり、ここは中のみになってしまうが現物2筒を切って凌ごうとしていたが、そんな南郷の弱気を見透かしたようにアカギは呟く。


死ねば助かるのに…


要所でのアカギの指摘に「お前は麻雀が分かるのか」とアカギに問うが、彼は麻雀を全く知らない。
ただ、南郷の雰囲気が死んでいたという。
勝とうとしていない。ただ助かろうとしているだけで、負けが込んだ人間が陥る思考の典型的パターンだとアカギは語った。
アカギの言葉で思い直した南郷は5筒を強打し、結果5筒は通ってハネ満を上がりきり逆転。南郷の首は繋がった。
アカギのただならぬ胆力、そして雨だけでなく塩水と砂にまみれたその姿に直面した南郷は、この少年が今まさに死線を越えてきた人物、
そして自分に迫る死線を越えられる男だと確信。彼に自分の代打ちを委ねることにした。
これが後に裏の麻雀界を震撼せしめる伝説の存在・アカギの、初めの麻雀であった。

アカギの有名な台詞「死ねば助かるのに」の流れは以上の通りである。
巷では「もうダメなんだから死んでしまえば楽になる」と言ったような意味合いで用いられている事が多々あるが、実際は全く異なり、「死ぬつもりで開き直ってこそ開ける活路がある」というもの。
上記の状況でも、現物切りの安手でテンパイしたとしてもただ「その時助かるだけ」で勝ちに繋がる保証が全くない。
それどころか、結果的に実行しなかったので南郷は知る由もなかったが、現物切りをしていたら下家のダマテンに振り込んでおり逆に負けが確定していた。
振り込んでそこで死ぬ事も覚悟の上で危険牌の5筒を押したからこそ逆転手を上がって「勝ち」を手にする事ができたのである。



こうして矢木を徹底的にカモるアカギだが、負け額が手に負えなくなると察した竜崎が理由を付けて勝負を断ろうとする。
アカギはさらに煽りを入れて勝負を止めさせまいと企むが、勝負を見学していた安岡の「このまま勝っても約束を守る保証がない、やるならきちんとした場で立会人を付けてやれ」*5という忠告により、日を改めて再戦するという約束を取り付けてその場は終わる。

竜崎・矢木との対決から2日後。安岡はアカギを場末のバーへ呼び出し、再戦の決定、およびその日時等を告げると「再会を祝して乾杯」とうそぶく。
そんな安岡にアカギは「調子いいことばっかり言ってないでもう一つの条件を言え」と切り出す。
それは3人の取り分の話。アカギは安岡がこの勝負に便乗して「セッティング料」という名の大金をノーリスクでせしめようという腹積もりを見抜いていたのだ。
自分だけ何も背負わず漁夫の利を得ようとする安岡の魂胆が気に入らないアカギは、先の勝ち金300万に新たな借入300万を足した600万に、さらに200万を追加した800万を賭け金とし、
不足の200万を安岡が負担することを要求。安岡をも後に退けない立場へと追い込んだ。

そして南郷はその安岡以上に震え上がっていた。最初の勝ち金300だけ賭ければいいじゃないかと。
だがアカギは「奴らが恐れているのはオレたちの狂気、ブレーキを踏まない心。あの夜もブレーキを踏まないから助かった」と退かず、先のチキンランの話をし始める。
恐らく車も何もかも不良グループ側が用意したものだったのか、車のブレーキに細工をされ、さらにはアカギが左側でお互いにぴったり並走=アカギだけ運転席ドアを開けて飛び降りる事ができない形、つまりは不良側に圧倒的有利な勝負。
そのままでは死は免れない勝負だったが、アカギはわざと「ブレーキを全くかけないで崖から飛び出す」と言う手で生き残る。
アカギは勝負場所となる崖はある程度沖に行くと水深が急激に深くなっており、なまじブレーキを踏むより助かる公算が高い事を知っていたからだ。
一方、不良グループの対戦相手はアカギのそんな常軌を逸した行動に惑わされ、負けを覚悟で落下前に止まる事もできず、それでいて半端にブレーキを踏んだため、がけ下に落下した。
アカギは自分のチキンランと同じようにブレーキの壊れた生き方をしてみろ、あの夜チャンタ三色を突っ張った南郷さんならできる、
あと一晩だけ狂気に魂を預ければ、あと30年働いても手にできない大金が手に入る……そう南郷を説き伏せて、800万、現在の8,000万以上の巨額を賭けた再戦に臨む。


そして再戦の日。
アカギは事前に対戦相手の川田組(竜崎の属している組)から呼び出しを受けており、店内にいる人間全てが川田組の若い者という敵地の真っただ中に一人で訪れる。


一方そのころ、麻雀勝負の場では既に勝負が始まっていた。
アカギが来ないため止むを得ず南郷が卓につくが、市川相手では全く歯が立たない。
あれこれ工夫を凝らしても市川に歯が立つ訳が無いと分かっている南郷・安岡は市川からの直撃など狙わずに両面テンパイしたら即リー・ツモ狙いという戦法で挑むが、雀力で劣るものが自分に勝つにはそうするしかないと分かっていた市川はそれを見越して余り牌を討ち取る戦法で難なく捌いていく。
そして次に振り込んだら負け確定…という瀬戸際になってようやくアカギ到着。
場況を一瞥したアカギは迷わず超危険牌の「白」を摘まんで場に打つ…と見せかけて、捨て牌の別の牌に打ち付けてズラし、既に捨てられている無関係の別の牌をたった今捨てたように見せるというイカサマで凌ぐ。



麻雀覚えたての素人のはずのアカギが裏プロの市川を打ち倒したこの戦いは伝説として語り継がれていく事になるが、アカギは6年間、一時的に姿をくらますことになる。


なお、上記にも書いたがこの時のアカギは13歳である。


13歳である。

大事なことなので(ry

とても1年前にはランドセルを背負っていたとは考えられないほどの肝の据わり様である。
上記のように初登場時から白髪であり、それまでの短い人生を嫌が応にも人に想像することを強いると描写されている。

まあ、矢木戦で山から見えてしまった牌を戻すときに違う牌を戻しているのを言い出せなかったり、
指一本(約100万)賭けろと言われそれなりに動揺するあたり子供らしさは感じるが。

悪いお友達とチキンレース等の命懸けのギャンブルをしてしまうのも恐らくはやんちゃをこじらせたからだろう。
人の口に銃を突っ込んで遊んでたら遅刻することだってあるのだ。

そしてヤクザから銃を貰ってチンピラをパァニと潰してたり小さい頃から虫をひり潰して遊ぶあたり厨二病の気がある。

それでいてこれだけのことをしでかしながら満足できないあたりタチが悪い。

《19歳》

裏プロ市川を倒した伝説の夜からアカギはぷっつりと姿を消してしまう。
そして6年後、安岡がとある青年を連れて川田組に売り込みをかける。これがあの「アカギ」だ、と。
しかしその打ち筋を見た、6年前の伝説の夜にその場にいた当時の平組員――今の若頭・石川は疑問を抱く。
凄いには凄いが、神ががってはいない。我々凡人でも努力すれば追いつける所にいる程度の天才ではないか。

そんなモヤモヤを抱いたまま街を歩いていると、喧嘩でヤンキーグループをフワ……と倒している青年を目撃する。
一瞬だけ見たその風体は、安岡が連れてきた青年よりは遥かに、当時のアカギを想起させる外見だった。
思わず追いかけるがすぐに見失ったため、組員を使って近辺を張らせ、その青年の正体を突き止める。
素人、筋者関係なく喧嘩をふっかけ、相手が多人数だろうと構わずボコボコに叩きのめす凶悪な「辻斬り」として名を馳せていた人物であった。

沼田玩具という工場でボナンザによく似たおもちゃを作っていることまで突き止めた石川は、
当時のアカギを自分よりもよく知るであろう南郷に接触、アカギと思われる人物を見極めて欲しいと依頼。
南郷と共にアカギの勤め先に訪れ、それがアカギ本人である事を確認した。南郷(と読者)「あのアカギがまじめに働いているなんて・・・!」

労働者としてのアカギ(赤木しげるも含む)が描かれたのは後にも先にもこの場面だけである


こうして200万を手に入れたアカギは、その夜に同じ工場の先輩・川島とその取り巻きに誘われていた麻雀の場に現れる。
(というか寮の自室なので帰ってきただけだが)
南郷がおもちゃ工場に会いに来たとき、アカギが誘いをかけられていたアレである。
アカギが工場に入って最初の給料日であったため、それまでは治を誘って麻雀を打っていたのをアカギを代わりに誘ったのだが、アカギは南郷が訪ねてきた事を口実にして断られたため、代わりに引き続き治を誘っていたのだ。


麻雀にまつわる実力、川島らを一蹴した腕っぷしにほれ込んだ治は、工場を辞めるアカギについていくと言い出す。
向かった先には川田組の迎えの車。
本物のアカギがここにいるという事は石川を通じて川田組の知る所になっており、川田組組長が2人のアカギの対決を見たいとしてアカギを呼びつけたのである。
川田組の迎えの車の前で「俺と来るととばっちりで火の粉が来ることもあるんだぜ」と言うが、それでもついてくる治を一緒に乗せてニセアカギこと平山幸雄との対戦のために料亭・広瀬へと向かう。



この日は他の対局が組まれている日でもあり、アカギが料亭に到着した時は平山は川田組の代打ちとして相手方の代打ち・浦部と対局の最中であった。
全4回戦の取り決めのうち2回戦まで平山がトップを取っており、続く3回戦目も平山のトップ目でのオーラスという場面で背後にアカギが来たのに気づいた平山は、「待っていろ、小一時間でこのザコを蹴散らす」と自信満々に吹く。
アカギはそれを聞いて控室に下がるが、平山の自信の通りに平山の圧勝だと思っていた川田組関係者および治とは異なり、
アカギは「浦部の方が1枚も2枚も格上。今まではわざと負けているだけであり、最終戦で何か仕掛けてくるか、レートアップを言い出すはずだ」と言い残した。


一方勝負の場ではアカギの予言通り、3回戦が終わった所で浦部がレートアップを申し出ていた。
ここまで負けていると雇い主に顔向けができないから、最終戦に限りレートを倍の100万にしてほしい。
ただし最終戦が2位と3位のようなしまらない終わり方では嫌だから、どちらかがトップを取るまで続き、掛け金も同等の条件を引き継ぐというのはどうか、と。
川田組長は100万ならいいかと思ったのか、この申し出を断る事も無く受け入れる。

しかしいざ勝負が始まってみると浦部は「平山にトップを取らせない」打ち回しで徹底的な延長狙いを始め、「掛け金はどんどん倍になっていく」と言い出す。
そんな事は聞いていないと憤慨する平山に対し浦部は「『同等の条件』っちゅーのは掛け金を倍にするという事。100万のままなら『同等の金額』と言う言い方をするはずや」という屁理屈を展開し、平山を無視してスポンサーたる川田組長へとねじ込んだ。
天下の川田組長が前言を翻すような真似はしないだろう、と煽られた事もあり、平山に「勝てばいい」と押し付けて浦部の言い分を認めてしまった。
これはアカギが竜崎をカモった時と同じ理屈でもある。

そうして始まった倍々ゲームと徹底的な延長狙いの戦略により、掛け金は当初の50万から1600万という未曽有の大金に膨れ上がってしまう。
ここに至り、勝ち切れない平山を見限ってアカギに助け舟を求めるのだが…。



ちなみに原作ではこの後に仲井戦があるのだが、アニメではカットされているので、作中唯一の女性キャラであるタバコ屋のおばあちゃんの出番も無くなってしまった。

仲井・おばあちゃん
「解せぬ」

金に興味が無いのも相変わらずで200万や400万を2、3日で使ってしまうとか。
仲井戦が終わった後、アカギは再び1年間姿を消すことになる。

そしてまさかの丁半博打で再登場。
千葉の片田舎にある、倉田組という組が取り仕切る賭場での丁半博打である。
ここでもその類い稀なギャンブルの才能を発揮し、次々と目を当てていく。
熟練の賽振りは客の心理を的確に把握し、客を生かさず殺さずの勝ち具合に抑えるものだが、
ことアカギに限っては大きく張られた時にはまるで逆に心を見透かされているかのように必ず当てられてしまう。

そして勝ち額が200万を超えたあたりで倉田組は暴挙に出た。
出た目が丁でアカギの張りも丁であったにもかかわらず、賽振りは出た目を「半」だと言い張った。
当然アカギは抵抗するが、ドスや刀を持ち出してアカギを脅し、賽の目を半だと認めろと迫る。
しかしそれでも丁だと言い張るアカギは、とうとう組員に右肩を切られてしまう。

捩じ曲げられねえんだっ……!
死ぬことと……バクチの出た目はよ……!

ある意味でアカギの本質が見える言葉だろう。

どいつもこいつも……
地獄に落ちやがれっ……!

彼が怒りを顕にしたのは、現在のところ後にも先にもこの時だけである。


その頃、安岡は猟奇殺人を繰り返していた日本を裏から支配する大物・鷲巣巌を「狩る」ためにその弾となるアカギを探し、自身の旧知でもあり鷲巣に「生贄」となる若者を紹介する役目を請け負っていた稲田組の若頭・仰木と接触していた。
仰木が組員から聞いた話では、どうやら千葉の片田舎の賭場で連戦連勝する若者がいるらしい。
それがアカギである可能性に賭けて2人は千葉へと向かった。

2人は賭場に着き、客を装って中に入ろうとするが、時間はまだ遅くないにもかかわらず、応対に出てきた組員は「早仕舞い」と言って中に入れてくれない。
訝しむも無理やり入る訳にもいかないか、と仰木が帰ろうとしたその時、安岡はその組員の衣服の裾に血がついていることに気づく。
嫌な予感がした安岡は組員を押しのけて中へと駆け込み、賭場が開かれていた部屋には肩を切り裂かれ、今にも殺害されようとしていたアカギを発見する。

倉田組組員は予想外の乱入に驚くも、ひとまずは穏当な対応を試みるが…
「見ての通り出た目が丁なのに、このガキが半だと言って聞きやがらねえんです」とまるっと嘘をついてアカギに責任を押し付けようとした。
アカギを知る安岡からすればアカギがそんなセコイ真似をする訳が無いと分かっていたが、指摘しようにも証拠がある訳でもなく水掛け論にしかならない。
そう考えた安岡はサイコロがあった場そのものを物理的にひっくり返してしまい、「サイの目は消えた!丁も半も無い!」と言い出した。
これには倉田組も憤慨するが、遅れて追いついてきた仰木が「安岡に刃を向ける事はこの俺、ひいては稲田組に刃を向けること」とかばった事で、倉田組もそれ以上手を出す事を諦め、アカギは寸での所で病院に運ばれた。

病院で数々の若者を闇麻雀で殺した狂人・鷲巣と、殺された平山幸雄の事を安岡から知らされるが、アカギは平山幸雄の事を覚えておらず、「誰だ…そいつ…」と言っていた。
ただこれは名前を知らなかっただけのようで、写真を見てニセアカギであることを理解し、驚きの表情を浮かべていた。


刑事の安岡、ヤクザの仰木と鷲巣邸に向かう途中、アカギは大量に栄養ドリンクを買い、出されたものは茶であろうと口にしないと相手に対する警戒を見せた。
茶を出されるどころか牌を投げられたけどね!

鷲巣麻雀になってからは鷲巣の豪運もあり、一時は窮地に追いやられもしたが、一進一退の攻防を繰り広げる。
余談だが作中では1年たっているので20歳のはずだが、アカギ曰く19歳らしい。なので秋〜冬生まれという説も。

以前姿を消した時から相変わらずの様だが、鷲巣麻雀で血を抜かれ意識が朦朧とするなか、アカギは今までの鷲巣麻雀によって殺された人達の夢を見る。
死の世界、深海。何もない世界で虚ろにアカギを取り囲む若者の中にはニセアカギもいた。
そしてアカギはこの時初めて思ったのだ。
「まだ、あっちの方が面白そうだ」「生きたい」と。
これもまたアカギの人生における転機なのではないだろうか。

ちなみにこの時に目覚めた際に鷲巣にビンタされた上に首を絞められ(>□<)となっている。まさかアカギがこの表情をすることを想像出来た者がいただろうか。

そうして彼は鷲巣麻雀を再開し、始めてから約2時間(現在の時間に換算して約十数年)に及ぶ死闘の末、鷲巣はもはや自らと切り離すことのできぬ存在となったアカギを殺したくない…いや殺せないという深層心理による葛藤を越えた極限の心理状態となり、もはや動きも封じられた鷲巣の体は限界を迎える。鷲巣は意識を失い部下達が蘇生に入った事でルール違反によりアカギは鷲巣麻雀に勝利した。
だが、鷲巣からの勝利が、純粋な闘牌による結果とならなかった為か未練の表情を浮かべていた。



【アカギに関する商品について】

  • CD
マキシマム ザ ホルモンのシングル「ざわ…ざわ…ざ…ざわ…ざわ…」の2曲目に収録された「アカギ」という曲。
アニメ『闘牌伝説アカギ〜闇に舞い降りた天才』のEDを飾る、まさにアカギのために作られた曲である。

  • アカギアンソロジーざわ……ざわ……
(公式です)
色んなアカギが見れます。
鷲巣様もでるよ!
何気に裏設定が語られている。(安岡はバツイチ、その後治は居酒屋を開いてる等)

  • 赤木しげる抱きまくら
誰得とか言わない。実際売り切れる程の人気があった様子。ちなみに恥じらった顔ではないので注意が必要。残念。
大きさは原寸大ではなく、一般的な抱きまくらと同じ150㎝程なので悪しからず。(アカギは175㎝程)残念。
とりあえず靴を脱げ。
そして鷲巣様はまだですか。

CV:杉田智和
こちらは戦国大戦 1600~関ヶ原 序の布石、葵打つ~で竹書房の麻雀漫画複数とコラボしたときに追加されたカード。
ゲーム中ポリゴンモデルの再現度が異常に高い。槍を持ってポーズを決めるアカギはある意味必見。

2.5コスト武力8統率5の槍足軽として真田幸村名義で登場。コストに対してスペックがやや物足りないが攻城・魅力・寡烈と豊富な特技を持つ。
計略の「異端の策略」はアニメ版3話のサブタイトル
虎口攻め(負けているときに1試合に一回だけ出来る行える城門攻撃)での攻撃力が最大値に固定される。
しかもこの計略中は相手の城に与えたダメージ分の何割かを自分の城ゲージに変換してしまうため、
見た目以上の損害を与えることになる。要するに親マンの直撃と思えばいい。

「敢えて負けておいて虎口攻めで逆転して勝つ」という戦略が一番このカードを生かしやすく、アカギ幸村の虎口責めは「あいこが出なきゃ負けのジャンケン」に等しく、
それによって勝敗を決することを相手に押し付けるというアカギらしいデザイン。

士気7も使う割に戦力は並み程度、しかもアカギを採用すると他の強力な真田幸村のカードは使用できなくなる、という制限のために
このカード・計略を軸として採用すると普通にリードを保って勝つ、という戦い方はよほどの実力差がないと出来ない。
基本的に安全策は捨てることになる、まさしく狂気の沙汰。


【名言】

「死ねば助かるのに………」

「倍プッシュだ……!」

「おれには聞こえる…捨て牌三種の声…」

「まだまだ終らせない…!地獄の淵が見えるまで」

「限度いっぱいまでいく…!どちらかが完全に倒れるまで……勝負の後は骨も残さない………!」

「面白い…狂気の沙汰ほど面白い…!」

「……きたぜぬるりと…」

「合理性はあくまであんたの世界でのルール
「大抵の人間にはそれが通用したんだろうが…残念ながら
その縄じゃオレは縛れねえよ……」

「不合理こそ博打…それが博打の本質
不合理に身をゆだねてこそギャンブル…」

「なんでもっとスカッと生きねぇのかな…」

「なるほど………凡夫だ…」

「面白い………渡ってみせよう。その綱………」

「奴の金庫のカギ穴は、偶によって満ちる…!」

「みてな……凍りつかせてやる…!」

「あのハダカ単騎には魔法がかけてある……」

「あの男には死ぬまで純粋な怒りなんて持てない…ゆえに本当の勝負も生涯できない。奴は、死ぬまで保留する…」

「どいつもこいつも…地獄へ落ちやがれっ………!」

「………仮に……この国…いや…そんなスケールでなく……ユーラシアからヨーロッパ北米・南米…それこそ…………この世界中の全ての国々を支配するような、
…………そんな怪物……権力者が現れたとしてもねじ曲げられねえんだっ………! 自分が死ぬことと………博打の出た目はよ……!」

「あそこで降りるくらいなら焼け死ぬ……! それで本望…!」

「死ぬ時が来たなら…ただ死ねばいい………」




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  • 赤木しげる
最終更新:2025年03月08日 19:39

*1 テンパイ時のアカギは445666という形から4を切ってリーチしたが、この時のアカギの手牌は4切りでもピンフが付く訳ではない形。であるならば5切りで6をツモった時にカンできるようにするのがセオリー

*2 矢木は勢いから言って自分が見逃せば間違いなくアカギが上がり流局しないと踏んでいての策だった

*3 清一色は鳴いても5飜=満貫

*4 カンの動作としてはカンする4枚のうち端の2枚を相手側に向けて見せ、そのまま伏せて副露する。つまり4枚中2枚は相手から見えないまま。今ではこの手のイカサマを防止するために異なるカンの動作をルールにしている雀荘が多い

*5 安岡自身は曲がりなりにも刑事なので、目の前の暴力行為を取り締まる事はできるが、賭博の証人になる事はできない

*6 岩場にぶつかった衝撃で右足を複雑骨折し、松葉杖が無ければ日常生活もままならない状態となった。

*7 「パァン」の事だが、原作漫画の描き文字では「パァニ」に見える

*8 原作漫画では残る2人にも1発ずつの計4発発砲しているが、アニメでは一人に2発撃ったのみ

*9 袋叩きだろうとなんだろうと拳銃使って膝撃ち抜いたら意味ないような気もするが…

*10 萬子・筒子・索子のうち一色を全て捨てて残りの2色だけで手牌を作ること

*11 麻雀牌は136枚

*12 この対局では『オープンリーチに放銃したら役満払い』という取り決めを採用していない。浦部も振り込む前にそれを確認している

*13 345等と続き数字の形になるのではなく、333とか777と言った同じ牌が重なる事の方が多い局。オカルトではなく「相手にある牌がたまたま集中したら自分のとこにはそれ以外が集中する」という実際にある普通の現象