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ジャン・キルシュタイン

登録日:2011/06/14 Tue 20:52:13
更新日:2026/06/18 Thu 20:17:01
所要時間:オレは正直者なんでね…この記事は約7分で読めると思うがな





オレは…! オレには今 何をすべきかがわかるんだよ!

そしてこれがオレ達の選んだ仕事だ!! 力を貸せ!!




※ネタバレ注意






進撃の巨人」の登場人物で、原作13巻限定版の特典DVD、「突然の来訪者 -苛まれる青春の呪い-」では主人公を務める。
CV:谷山紀章

概要

ウォール・ローゼ南部のトロスト区出身の第104期訓練兵であり、6番目の成績で卒業した成績上位10名の中の一人。
ツーブロックの髪型と鋭い三白眼、そしてエレンから度々馬鹿にされる馬面が特徴的。

巨人の脅威から遠く離れた安全な内地(ウォール・シーナ)で憲兵団として特権階級の暮らしを送ることだけを目標にしていた。
自己中心的で現実主義者であり、理想を語るエレンとは度々衝突を繰り返していた。

性格

良くも悪くも自分に正直で、思ったことを率直に口にして時には周囲の反感を買っていた。

「巨人に勝てるわけがない」という冷酷な現実を誰よりも早く受け入れており、だからこそ安全な内地へ行くために上位10名に入ることに執念を燃やしていた。
その為、巨人に対する考え方の違う人間(主にエレン)との余計な口論が増え、殴り合いに発展する事も多々ある。
しかし、少数の犠牲で他の大勢の訓練兵を生かそうと試みたり、マルコの惨事を目にして自らの信念を変えたり、
ライナーが女型の巨人に襲撃されて動揺しかけたりするなど、仲間の事は大切に思っているのが窺える。
あと彼は思春期真っ只中でもある。

原作者の諫山創氏も「一番好きなキャラクターの一人」と公言しており、人間の嫌な部分を隠さず正直に言う(しかも余りに潔いせいか言っていて嫌味も無い)ため、描いていて気持ちがいいと語っている。

対人関係

エレン・イェーガー

恋敵。エレンがミカサをどのような対象として捉えているのかは定かではないが、ジャンからはそう見えている。
それ以外にも前述した見解の相違、彼に対する嫉妬や巨人化への不信感など、仲が良いのかと問われたら素直には頷けない。
だが、マルコの死をエレンに告げ、皮肉を言った後、自分達の命がエレンの働きに見合うのかどうかと尋ね、

「だから…エレン お前… 本当に…」

「頼むぞ?」

と、彼にプレッシャーを与えつつ、ある程度の信頼は(エレン自身に)寄せているのを見せた。
まあ、嫌いあっててもそこは仲間といったところ。


ミカサ・アッカーマン

一目惚れ&片想い中の相手。とても綺麗な黒髪をしている、肉を削ぎ落とすのが特技の主席。
エレンとの関係が悪いのは、ミカサに対してジャンが持つ感情によるもの。
発端はエレンと小規模な口論をした少し後に一度和解したものの、ジャンが誉めたミカサの髪をエレンが気兼ねなく触っていたのを意図せずに見てしまった事である。
(さらにエレンが「装置に絡まったら危ないから髪を切れよ」と言い、ミカサがあっさり従ったのもある)
エレンと握手した手にあった「人との信頼」をコニーで拭った彼は、以来エレンに対して攻撃的になる。
それに呆れたミカサはこんな顔をした↓

「(´く_` )< フゥ……」

それを見たジャンは、

「ふざけんなよてめぇ…!!」
「服なんかどうでもいいだろうが!うらやましい!」
と、涙しながらエレンに激昂した。

険悪な雰囲気の中で「服が破けちゃうだろうが」と反論するエレンもエレンである。

ミカサを調査兵団に行かせる事に反感を抱いている描写があったり、
巨人達を目の前にして八方塞がりの時に、「いっそ…言っておけば……」と、彼女に告白していないことを悔いているのが見受けられるセリフがあったりと、
ミカサへの思いは未だ燻っている。
ただ調査兵団入団後にエレンに「自分たちはエレンのために死ななければならないことがある」という事を伝えた時に、
それをミカサが「エレンにプレッシャーがかかる」と止めようとすると、
「誰もがお前のようにエレンのために無償で死ねるわけじゃない」と言い返す場面もある。


マルコ・ボット

親友。訓練中には立体機動のコツをジャンが教えていた事も。
他の訓練兵がマルコの指揮する班で訓練を行いたいと口を揃えて言う中で、「自分はジャンの方が指揮役に向いていると思う」と彼に話した。


「ジャンは強い人間ではないから、弱い人間の気持ちがよく理解できる」

「加えて、現状を正しく認識できるので、今何をするべきかが明確にわかる」

「大半の人間は弱いと言えるけれど、自分達と同じ目線に立つ人間から放たれた指示なら、どんなに困難であっても切実に届くはず」

と、彼の弱さとその本質、才能を語っていた。


経歴

トロスト区奪還作戦

訓練兵卒業直後に発生した超大型巨人の襲来により、突如として実戦に放り込まれた訓練兵たちは、次々と巨人の餌食となっていった。
立体機動装置のガスが切れ、補給所群に群がる巨人を前に多くの兵士が絶望し立ちすくむ中、ジャンは恐怖に震えながらも立ち上がる。

彼は仲間の死を囮にして自分たちが生き残るという残酷な決断を下し、部隊を補給所へと導いた。
この時、彼は「仲間の死を利用して…オレの合図で何人…死んだ?」と、仲間の死を利用した事実に対して強い自責の念に駆られる様子を見せていた。
しかし、この瞬間のジャンの行動がなければ、多くの兵士がガス欠で全滅していたことは間違いない。
そして、この絶望的な戦いの後、ジャンは最も親しかった同期であるマルコ・ボットの半身を喰われた無残な遺体を発見する。

マルコだけは、ジャンの臆病さや現実主義的な思考を弱さと認めつつ、それが「優れた指揮官の資質」であることを誰よりも理解していたのだった。
マルコ含む命を落とした兵士達を火葬する夜、燃え盛る炎を見つめながら、ジャンは自らの進路を決断する。
命を落とした兵士達を火葬する最中、彼は他の訓練兵に尋ねた。




「おい… お前ら…」
「所属兵科は何にするか 決めたか?」

「オレは決めたぞ」
「オレは…」
「……」
「オレは…」

「調査兵団になる」



安全な内地での暮らしという本来の目的を捨て、最も死亡率の高い調査兵団への入団を宣言したのだった。
誰かに説得されて自分の命を懸けてる訳ではない、自分で決めなければこの仕事を務めることは出来ないと答えた。
もし親友であるマルコの死がなければ、ジャンは当初の希望通りの憲兵団に入り、腐敗した体制の中で堕落していたかもしれない。
そうして、アニ以外の成績上位(ryと共にジャンは、第104期調査兵団として心臓を捧げる事になる。
エレンの生家に残された巨人の謎を求め、彼らは新兵として壁外調査に赴いた。

第57回壁外調査

調査兵団に入団したジャンは初の壁外調査においてエルヴィン・スミス団長が考案した「長距離索敵陣形」の中に組み込まれたジャンは、右翼側索敵部隊の伝達役というポジションを与えられる。

作戦開始直後、通常の無垢や奇行種とは全く異なる女型の巨人を前に先輩兵士たちが次々と惨殺されていき右翼側索敵陣形が壊滅する中、ジャンは合流したアルミン、ライナーと共に女型の巨人と交戦。
女型の巨人を相手にして自分達の撤退までの時間を稼ぐという、即座に死ぬかもしれない作戦を立てようとする。

そんな捨て身の考えを浮かべるジャンの行動に対して「俺の知るジャンは自分のことしか考えてない男のハズだ」というライナーの指摘に、ジャンは「誰の物とも知れねぇ骨の燃えカスにがっかりされたくないだけだ」と険しい顔で答えた。

そうしてジャンは恐怖を押し殺し、平地という圧倒的不利な地形でありながら自ら囮となって女型の巨人に立体機動のアンカーを撃ち込むが外れ、容赦なく叩きのめされそうになるが奇跡的に攻撃を回避。
結果的にアルミンが「死に急ぎ野郎の仇を取ってくれ!」と叫んで女型の巨人の気を引いたことでジャンは間一髪で死を免れた。

王政編

新たに結成された新リヴァイ班(エレン、ミカサ、アルミン、ヒストリア、コニー、サシャ)の一員に加わる。
腐敗した中央憲兵と真っ向から対立することとなり、これまでの巨人との戦いから一変し「人間と戦い、人間の命を奪う」という新たな壁にぶつかることになる。

対人立体機動部隊(ケニー隊)との戦闘において、ジャンは襲撃を受けた敵を取り押さえ、「動くな!!」と叫び銃(アニメではブレードの刃)を向けるも、敵の命を直接奪うことを躊躇してしまい隙を突かれて反撃され、逆に絶体絶命の危機に陥る。
その時、アルミンが敵に引き金を引いて銃殺される寸前であったジャンを救った。

戦闘後、リヴァイから「お前がぬるかったせいで俺達は危険な目に遭ったな」と自分の甘さを指摘する厳しい言葉を突きつけられる。
ジャンは自分たちはもう巨人だけじゃなく人を殺す側に回ったこと、自分がまだ善良な人間でいようとしていたこと、その甘さが仲間の命を危険に晒すことを痛感し、巨人のみならず人間を相手にする戦争の冷酷な現実を受け入れていく。

ウォール・マリア奪還作戦

獣の巨人の投石によって退路を断たれ、鎧の巨人と超大型巨人の爆風によってハンジら上官が負傷・行方不明となった絶望的な状況下で、一時的にアルミンの代わりに部隊の指揮権を掌握。

「僕には何もわからない」とパニックに陥るアルミンを励ましつつ、川へ退避して超大型巨人の熱風を避け、迫り来る鎧の巨人のターゲットがエレンに向かっていることを冷静に分析。
ライナーをエレンから引き離し、『雷槍』で仕留めるという即席の迎撃作戦を立案し、ミカサ、コニー、サシャ達に指示を飛ばす。

ジャン自らが囮となってライナーの意識を引きつけ、巨人の視界の死角から立体機動を展開。ミカサやコニーとタイミングを同期させ、雷槍を鎧の巨人の膝裏に撃ち込んで機動力を奪う。
さらに、うなじの装甲を剥がし、トドメの一撃を刺すまでのフォーメーションを指揮した。

激闘の末、大勢の仲間の命を代償にして調査兵団は勝利を収める。
そして作戦から数ヶ月後、エレン達と共についに壁の外の「海」へと辿り着いた。

嘘予告におけるジャン


「突然の来訪者」
 苛まれる思春期の呪い





 チ
  ャ




「ジャン! あんた!自分の部屋ちゃんと掃除したの!?」




ガバッ



「ババァ!! ノックしろよッ!!」



ジャンの壮絶な
過去が明らかに!!







単行本6巻にて。
わかりやすくまとめると、部屋の布団の上でエロ本読んでたジャンの所へ、カーチャンがノックせずに入ってくるという図。
慌てて毛布にくるまり、お母さんをババァ呼ばわりする辺り、思い当たる節がある人も居るのではないだろうか。
煽り文から察するに、ジャンも何か重たいものを抱えているのかもしれない。

ちなみに彼の出身地はローゼ・トロスト区なのだが、
そのトロスト区が巨人の襲撃に遭っても出身である街の住民の安否よりも自分の保身で頭がいっぱいなところ思い返すと、
本気で過去に何かあったのかもしれない。


アニメ

アニメスタッフにも人気があるらしく全般的に出番が増えており、初陣の話では彼の指揮官としての資質が見れる描写が増えている。
一方でトロスト区奪還作戦の下りでは立体機動装置が故障してピンチに陥ることもあった。

冒頭で述べた通り、外伝作品「突然の来訪者 -苛まれる青春の呪い-」では主人公となり、上の嘘予告のやり取りが冒頭でシチュエーションを少し変更した上で映像化された。(ついでにサシャの料理シーン、アルミンの膝打ち悶絶、ライナーの特に理由のない暴力などの他の嘘予告も映像化されている。)

そしてなんと紅蓮の弓矢の映像もエレンの部分をジャンに置き換えた特別仕様になっている。

ちなみに紅蓮の弓矢を歌っているRevoさんもジャンが好きで、あるコラボジャケットではジャンの隣に描かれていた。
また進撃とは関係ないサンホラ作品『ヴァニシング・スターライト』の予約限定版冊子内でも、なぜか唐突に「キルシュタイン」なる単語が出てきており
2019年に音楽番組『アニソン!プレミアム!夏の生放送SP!』にてLinked Horizonのミカサ曲『13の冬』が披露された際、Revo氏・石川由衣氏が曲前コメントを述べる時GRANRODEOとして出演していた谷山氏も少し加わるという嬉しい偶然があったりもした。


ジャン「追記・修正お願いしま……」
カーチャン「ジャン!あんた!自分の部屋(ry」
ジャン「ババァ!ノックしろよッ!!」


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最終更新:2026年06月18日 20:17